「先ず謝れ」との韓国人の台詞
- 2017/06/20
- 00:48
「先ず謝れ」との韓国人の台詞

副題:事実確認さえもしない知的怠惰。その場だけで「優位な立ち位置」を確保するとの短絡な目的で発せられる「先ず謝れ」との台詞。そういう台詞を発する側が「謝った側を許したこと」などない。
韓国新大統領・文在寅は、選挙公約で「日韓慰安婦合意」の破棄・再交渉を掲げていたが、現状迄は、その事を直接的に我が国に要求していない。
当たり前である。国家間の約束事を反故にする行為は、他国から「韓国は国家間合意を守れない国家」と認定され、「韓国と合意しても反故にされるので合意を目的とする事項を協議しても無駄」となり、その様な認識を持たれたら、韓国は、エネルギー、情報、金融、生産用素材等での海外とのやり取り・取引が滞り、現在の経済的豊かさ(GDP総額世界約200か国中15位圏)を失うことになるからだ。
ところが、そういう国際的常識を理解していない韓国人は、内部事情だけで「再交渉」をスローガンにした妄言を繰り返している。
自分で自分の首を絞めている状態を認識出来ていない状態で押し進み、実際に息が出来ない状態になってから気が付いても遅いのだが、拗らせてしまっていると、それに気が付かないのであろう。
「岡目八目」という言葉が昔からあり、第三者の目には、当事者よりも、かえって物事の真相や得失が分かる状態とは、当事者の方が、物事が見えていない事の裏返しだ。
そんな状態なのだが、それは自業自得でしかない。
その原因は、近代合理主義に裏打ちされた論理性を無視することが許容される韓国社会にある。彼等韓国人が陥っている反論理の事例の1つとして、韓国人が常用する「交渉方法」がある。
朴槿恵が大統領になったのは2013年2月である。
我が国総理大臣はその時点で、既に安倍晋三であった。安倍政権は2012年12月から現在の2017年6月に至る迄継続中である。
過去の事例では、日韓何れかの首脳が交代した場合、就任後早い時期に日韓首脳会談を行っていたのだが、朴槿恵大統領の場合は、就任後ずっと日韓首脳会談を拒否し続け、初めて安倍総理との会談を行ったのは、2014年3月26日であり、それは就任後約1年が経過した後のことであった。
しかも、これはアメリカ・オバマ大統領を含めた三者会談であり、日韓二国間首脳会談ではない。
日韓首脳会談が行われなかった理由は、韓国側の無茶な言い草が原因である。
朴槿恵大統領就任後、日本側は「常に対話のドアは開いている」として、会談を拒否しない姿勢を表明していたのだが、韓国側は「慰安婦問題解決が会談の前提」と称して、「慰安婦問題が解決していないのだから首脳会談をしない」との態度をとっていたのであった。
日本側は、「問題があるからこそ、解決に向けた話し合いが必要だが、前提条件をつけた会談には応じない」という常識的対応をした結果、従来慣行とは違い、長い間、日韓首脳会談は行われなかったのである。
「問題を解決する為の話し合い」の開催条件が、「問題が解決されなければ会談をしない」では、パラドクスにしかならない。そんなことは常識的に明らかである。
特に、韓国側が言う「慰安婦問題の解決」とは、韓国側が言う虚偽・捏造話を日本側が総て認めて、謝罪と賠償をすることを言うのであり、まったく認容できるものではなかったのである。
韓国側が頑なに拒否していた「慰安婦問題の解決の為の話し合い」は、アメリカの介入で口火が切られ、その後、2015年12月27日の「日韓慰安婦合意」となったのである。
日韓慰安婦合意に関しては、その内容を理解出来ていない一部の方々が流布する誤認情報による誤解が存在しているが、その件については、既に指摘済(*1)なので、繰り返さないが、その手の誤認情報を流布する側は、韓国側が盛んに「日韓慰安婦合意は無効」とか「最交渉」と騒いでいる状況、即ち、我が国の外交的成果が効果を発揮している事実には目を向けないのである。
日韓慰安婦合意の外交的成果とは、一言で言えば「韓国政府を慰安婦問題解決の当事者にした」点にある。
従前の「慰安婦問題」の構造は、韓国側の官民両者が、虚偽・捏造であるとの事実に目を瞑り、一方的な「理屈」を振りかざし、もっぱら日本に解決を迫るものであったが、日韓慰安婦合意にて韓国政府は、問題解決の当事者となったことで、韓国側の民間と対峙する立場となったことで、韓国政府が合意前にやっていた所謂「告げ口外交」や国連等の国際会議でのデマ演説は姿を潜めた。
逆に言えば、そういう「ポピュリズム」政策をやらなくなったことも、朴槿恵の弾劾・罷免につながったのかもしれない。
その様に考える理由の1つが、日韓慰安婦合意後約1年半が経過した現在に於いても、韓国人は相変わらずであるからだ。
何が「相変わらず」なのかと言うと、事実検証をしようとしない事は勿論なのだが、朴大統領の日韓首脳会談拒否と同じ「パラドクス論法」反論理を繰り返している所が相変わらずだと感じるところだ。
論理的思考ではあり得ない「問題解決の為の話し合いは、先ず韓国側が言っている解決方法を認めた後でないと話し合わない」という、あの「パラドクス」である。
その事例の1つとして紹介したいのが、以下の見出しの記事である。
その記事の冒頭部分は、韓国日報の記事であり、その部分を文末脚注(*2)では引用している。尚、それに対する韓国人の書き込みについては、同ブログ「みずきの女子知韓宣言」をご覧いただきたい。
<同ブログの見出し>
【韓国の反応】韓国人の67%「韓日友好のために必要なのは、まず慰安婦問題を解決すること」
<引用終わり>
見出しをご覧いただければ、それが、朴槿恵が用いたパラドクス論法と同じ構造であることがわかるであろう。
韓国人を炊き付けた元凶である朝日新聞は、「慰安婦記事」が「誤報」(と称しているが、実態は虚報である)であると認めているのだが、韓国人達は、未だに、それらが虚偽・捏造であるとの認識はない。
証拠もないのに、そうだと決め付けている。
そういう合理性を欠いた相手との友好関係をどうやって築くのであろう?との素朴な疑問があるのだが、彼等韓国人は「まず慰安婦問題を解決すること」だという。
近代合理主義に裏打ちされた論理的帰結としては、客観的証拠に基づく事実確認をした上で「何が問題なのか」「どうすれば「解決」するのか」を考えるアプローチとなる。
要するに「慰安婦問題の解決」の原初は、事実確認である。
慰安婦問題の「事実確認」に関しては、朝日新聞の自称「誤報」での謝罪に見られる様に、韓国人が言っている様な事は存在していないことが確定しており、「解決」には、韓国人側の認知が変わる必要がある。
しかし、韓国人には近代合理主義・論理学は通用せず、現状の認知が自律的に改められる可能性は極めて少ない。
そういう状態で、韓国人が言い出しているのが、パラドクス論法であるのだから、まったくに「解決」する兆しはない。
このパラドクス論法の「まず慰安婦問題を解決すること」とは、一言で言うと「先ず謝れ」というものである。
しかし、我々は、過去、韓国人が「謝罪」の次に何をしてきたのかを知っている。
「先ず謝れ」という台詞を発する側が「謝った側を許した」ことなどない。
支那文明圏の韓国は、我々とは、基本的な世界観が違うのである。
我々日本人の場合の基本的対応姿勢は「寛容の心」と「和解の力」である。
そのことは、昨年の暮れ、真珠湾で示されている。(*5)
そういう日本文明の視点からは、最初から許す気などさらさらないのに「先ず謝れ」と言ってくることは、貧困なる精神だと我々は認識する。
我々にとって異文化である韓国の物言いには強烈なる違和感を持つのであるが、そういう場合に適用すべきなのは、相手の支那文明の土俵に乗ることでもなく、日本文明での違和感を相手に納得させることでもなく、世界標準の国際慣例に準拠することである。
国際慣例に則り、国家間の約束事を反故にする行為は許されないことだと、淡々と韓国に対して示し続けることが一番効果的なのである。
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【文末脚注】
(*1):日韓慰安婦合意に対する誤解。下記の文末資料を参照されたい。
2017/01/16投稿:
日韓慰安婦合意に関するネット言論
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-583.html
(*2):「まず慰安婦問題を解決」と2015年12月の合意を無視
【韓国の反応】みずきの女子知韓宣言(´∀`*)
2017年06月14日12:16
見出し:【韓国の反応】韓国人の67%「韓日友好のために必要なのは、まず慰安婦問題を解決すること」
http://oboega-01.blog.jp/archives/1066430395.html
本文:「慰安婦問題を優先解決」韓国世論67%に急増
○韓国日報-読売新聞共同世論調査の結果
日韓関係の改善のためには、日本軍慰安婦問題を優先解決しなければならないという韓国人が大幅に増えたことが分かった。
○「韓日関係をより良くするために、まず解決すべき問題は何か」についての質問に韓国人回答者のうち67.3%(複数回答)が日本軍慰安婦問題を挙げた。
昨年の54.9%から12.4%ポイントも増加した数値だ。
日本人回答者も57%が慰安婦問題を選択結果に挙げるなど、高い関心を見せた。
ただし、昨年(62%)よりわずかに減少した。
これは、最近少女像のインストールをめぐる日韓関係の悪化が影響を与えたものと思われる。
○去る1月、日本政府は、釜山日本領事館前の少女像設置に反発し、長嶺安政駐韓日本大使と森本康敬釜山総領事を帰国させるなど強硬対応して葛藤を増幅させた。
○独島問題は昨年に続き両国国民の一番目の問題に選ばれた。
韓国人回答者の74.8%と日本人回答者68%が両国関係の改善に独島問題を最大の障害であると考えた。
○両国の国民はまだ独島問題が最も重要だと思っているが、昨年(韓国88.4%、日本73%)と比較すると比重はやや減少した。
○独島や慰安婦問題以外の議題については意見の相違があった。
韓国人回答者の半分以上61.6%が独島と慰安婦問題に続き、日本の政治家の歴史問題に対する発言を問題視した。
一方、韓国の政治家の歴史問題に対する発言が問題になると選択した日本人回答者は40%にとどまった。
岸田文雄日本外相が年初に国会外交演説で独島が日本の領土だと発言して、去る4月には与党の自民党所属の山田宏参院が、4月の慰安婦の韓日合意の韓国の対応にについて「正気ではない」と言うなど、日本の政治家たちが続ける妄言が韓国人を刺激したとみられる。
○逆に日本の水産物の輸入規制の韓国と日本の関心が交錯した。
日本人回答者の54%が水産物輸入規制の問題を独島と慰安婦問題に続いて解決すべき課題であると考えたが、韓国人は29.5%だけがこの問題を重要であると認識した。
○引用ソース(みずきの女子知韓宣言が引用した記事のソース)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=104&oid=469&aid=0000208294
<引用終わり>
(*3):2015年12月28日の日韓両外相共同記者発表「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」
外務省HP 平成27年12月28日
日韓両外相共同記者発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001664.html
◆YouTube動画(当日の記録)
(全録)「従軍慰安婦問題」で日韓合意 両外相が共同会見
https://www.youtube.com/watch?v=IToUmfg0elU
(*4):両外相記者発表当時の日韓首脳電話会談
外務省HP 平成27年12月28日
日韓首脳電話会談
http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001668.html
(*5):「寛容の心」と「和解の力」
2016/12/30投稿:
真珠湾・安倍演説1「和解の力」2016/12/28
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-574.html
2016/12/31投稿:
真珠湾・安倍演説2「和解の力」2016/12/28
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-575.html
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副題:事実確認さえもしない知的怠惰。その場だけで「優位な立ち位置」を確保するとの短絡な目的で発せられる「先ず謝れ」との台詞。そういう台詞を発する側が「謝った側を許したこと」などない。
韓国新大統領・文在寅は、選挙公約で「日韓慰安婦合意」の破棄・再交渉を掲げていたが、現状迄は、その事を直接的に我が国に要求していない。
当たり前である。国家間の約束事を反故にする行為は、他国から「韓国は国家間合意を守れない国家」と認定され、「韓国と合意しても反故にされるので合意を目的とする事項を協議しても無駄」となり、その様な認識を持たれたら、韓国は、エネルギー、情報、金融、生産用素材等での海外とのやり取り・取引が滞り、現在の経済的豊かさ(GDP総額世界約200か国中15位圏)を失うことになるからだ。
ところが、そういう国際的常識を理解していない韓国人は、内部事情だけで「再交渉」をスローガンにした妄言を繰り返している。
自分で自分の首を絞めている状態を認識出来ていない状態で押し進み、実際に息が出来ない状態になってから気が付いても遅いのだが、拗らせてしまっていると、それに気が付かないのであろう。
「岡目八目」という言葉が昔からあり、第三者の目には、当事者よりも、かえって物事の真相や得失が分かる状態とは、当事者の方が、物事が見えていない事の裏返しだ。
そんな状態なのだが、それは自業自得でしかない。
その原因は、近代合理主義に裏打ちされた論理性を無視することが許容される韓国社会にある。彼等韓国人が陥っている反論理の事例の1つとして、韓国人が常用する「交渉方法」がある。
朴槿恵が大統領になったのは2013年2月である。
我が国総理大臣はその時点で、既に安倍晋三であった。安倍政権は2012年12月から現在の2017年6月に至る迄継続中である。
過去の事例では、日韓何れかの首脳が交代した場合、就任後早い時期に日韓首脳会談を行っていたのだが、朴槿恵大統領の場合は、就任後ずっと日韓首脳会談を拒否し続け、初めて安倍総理との会談を行ったのは、2014年3月26日であり、それは就任後約1年が経過した後のことであった。
しかも、これはアメリカ・オバマ大統領を含めた三者会談であり、日韓二国間首脳会談ではない。
日韓首脳会談が行われなかった理由は、韓国側の無茶な言い草が原因である。
朴槿恵大統領就任後、日本側は「常に対話のドアは開いている」として、会談を拒否しない姿勢を表明していたのだが、韓国側は「慰安婦問題解決が会談の前提」と称して、「慰安婦問題が解決していないのだから首脳会談をしない」との態度をとっていたのであった。
日本側は、「問題があるからこそ、解決に向けた話し合いが必要だが、前提条件をつけた会談には応じない」という常識的対応をした結果、従来慣行とは違い、長い間、日韓首脳会談は行われなかったのである。
「問題を解決する為の話し合い」の開催条件が、「問題が解決されなければ会談をしない」では、パラドクスにしかならない。そんなことは常識的に明らかである。
特に、韓国側が言う「慰安婦問題の解決」とは、韓国側が言う虚偽・捏造話を日本側が総て認めて、謝罪と賠償をすることを言うのであり、まったく認容できるものではなかったのである。
韓国側が頑なに拒否していた「慰安婦問題の解決の為の話し合い」は、アメリカの介入で口火が切られ、その後、2015年12月27日の「日韓慰安婦合意」となったのである。
日韓慰安婦合意に関しては、その内容を理解出来ていない一部の方々が流布する誤認情報による誤解が存在しているが、その件については、既に指摘済(*1)なので、繰り返さないが、その手の誤認情報を流布する側は、韓国側が盛んに「日韓慰安婦合意は無効」とか「最交渉」と騒いでいる状況、即ち、我が国の外交的成果が効果を発揮している事実には目を向けないのである。
日韓慰安婦合意の外交的成果とは、一言で言えば「韓国政府を慰安婦問題解決の当事者にした」点にある。
従前の「慰安婦問題」の構造は、韓国側の官民両者が、虚偽・捏造であるとの事実に目を瞑り、一方的な「理屈」を振りかざし、もっぱら日本に解決を迫るものであったが、日韓慰安婦合意にて韓国政府は、問題解決の当事者となったことで、韓国側の民間と対峙する立場となったことで、韓国政府が合意前にやっていた所謂「告げ口外交」や国連等の国際会議でのデマ演説は姿を潜めた。
逆に言えば、そういう「ポピュリズム」政策をやらなくなったことも、朴槿恵の弾劾・罷免につながったのかもしれない。
その様に考える理由の1つが、日韓慰安婦合意後約1年半が経過した現在に於いても、韓国人は相変わらずであるからだ。
何が「相変わらず」なのかと言うと、事実検証をしようとしない事は勿論なのだが、朴大統領の日韓首脳会談拒否と同じ「パラドクス論法」反論理を繰り返している所が相変わらずだと感じるところだ。
論理的思考ではあり得ない「問題解決の為の話し合いは、先ず韓国側が言っている解決方法を認めた後でないと話し合わない」という、あの「パラドクス」である。
その事例の1つとして紹介したいのが、以下の見出しの記事である。
その記事の冒頭部分は、韓国日報の記事であり、その部分を文末脚注(*2)では引用している。尚、それに対する韓国人の書き込みについては、同ブログ「みずきの女子知韓宣言」をご覧いただきたい。
<同ブログの見出し>
【韓国の反応】韓国人の67%「韓日友好のために必要なのは、まず慰安婦問題を解決すること」
<引用終わり>
見出しをご覧いただければ、それが、朴槿恵が用いたパラドクス論法と同じ構造であることがわかるであろう。
韓国人を炊き付けた元凶である朝日新聞は、「慰安婦記事」が「誤報」(と称しているが、実態は虚報である)であると認めているのだが、韓国人達は、未だに、それらが虚偽・捏造であるとの認識はない。
証拠もないのに、そうだと決め付けている。
そういう合理性を欠いた相手との友好関係をどうやって築くのであろう?との素朴な疑問があるのだが、彼等韓国人は「まず慰安婦問題を解決すること」だという。
近代合理主義に裏打ちされた論理的帰結としては、客観的証拠に基づく事実確認をした上で「何が問題なのか」「どうすれば「解決」するのか」を考えるアプローチとなる。
要するに「慰安婦問題の解決」の原初は、事実確認である。
慰安婦問題の「事実確認」に関しては、朝日新聞の自称「誤報」での謝罪に見られる様に、韓国人が言っている様な事は存在していないことが確定しており、「解決」には、韓国人側の認知が変わる必要がある。
しかし、韓国人には近代合理主義・論理学は通用せず、現状の認知が自律的に改められる可能性は極めて少ない。
そういう状態で、韓国人が言い出しているのが、パラドクス論法であるのだから、まったくに「解決」する兆しはない。
このパラドクス論法の「まず慰安婦問題を解決すること」とは、一言で言うと「先ず謝れ」というものである。
しかし、我々は、過去、韓国人が「謝罪」の次に何をしてきたのかを知っている。
「先ず謝れ」という台詞を発する側が「謝った側を許した」ことなどない。
支那文明圏の韓国は、我々とは、基本的な世界観が違うのである。
我々日本人の場合の基本的対応姿勢は「寛容の心」と「和解の力」である。
そのことは、昨年の暮れ、真珠湾で示されている。(*5)
そういう日本文明の視点からは、最初から許す気などさらさらないのに「先ず謝れ」と言ってくることは、貧困なる精神だと我々は認識する。
我々にとって異文化である韓国の物言いには強烈なる違和感を持つのであるが、そういう場合に適用すべきなのは、相手の支那文明の土俵に乗ることでもなく、日本文明での違和感を相手に納得させることでもなく、世界標準の国際慣例に準拠することである。
国際慣例に則り、国家間の約束事を反故にする行為は許されないことだと、淡々と韓国に対して示し続けることが一番効果的なのである。
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【文末脚注】
(*1):日韓慰安婦合意に対する誤解。下記の文末資料を参照されたい。
2017/01/16投稿:
日韓慰安婦合意に関するネット言論
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-583.html
(*2):「まず慰安婦問題を解決」と2015年12月の合意を無視
【韓国の反応】みずきの女子知韓宣言(´∀`*)
2017年06月14日12:16
見出し:【韓国の反応】韓国人の67%「韓日友好のために必要なのは、まず慰安婦問題を解決すること」
http://oboega-01.blog.jp/archives/1066430395.html
本文:「慰安婦問題を優先解決」韓国世論67%に急増
○韓国日報-読売新聞共同世論調査の結果
日韓関係の改善のためには、日本軍慰安婦問題を優先解決しなければならないという韓国人が大幅に増えたことが分かった。
○「韓日関係をより良くするために、まず解決すべき問題は何か」についての質問に韓国人回答者のうち67.3%(複数回答)が日本軍慰安婦問題を挙げた。
昨年の54.9%から12.4%ポイントも増加した数値だ。
日本人回答者も57%が慰安婦問題を選択結果に挙げるなど、高い関心を見せた。
ただし、昨年(62%)よりわずかに減少した。
これは、最近少女像のインストールをめぐる日韓関係の悪化が影響を与えたものと思われる。
○去る1月、日本政府は、釜山日本領事館前の少女像設置に反発し、長嶺安政駐韓日本大使と森本康敬釜山総領事を帰国させるなど強硬対応して葛藤を増幅させた。
○独島問題は昨年に続き両国国民の一番目の問題に選ばれた。
韓国人回答者の74.8%と日本人回答者68%が両国関係の改善に独島問題を最大の障害であると考えた。
○両国の国民はまだ独島問題が最も重要だと思っているが、昨年(韓国88.4%、日本73%)と比較すると比重はやや減少した。
○独島や慰安婦問題以外の議題については意見の相違があった。
韓国人回答者の半分以上61.6%が独島と慰安婦問題に続き、日本の政治家の歴史問題に対する発言を問題視した。
一方、韓国の政治家の歴史問題に対する発言が問題になると選択した日本人回答者は40%にとどまった。
岸田文雄日本外相が年初に国会外交演説で独島が日本の領土だと発言して、去る4月には与党の自民党所属の山田宏参院が、4月の慰安婦の韓日合意の韓国の対応にについて「正気ではない」と言うなど、日本の政治家たちが続ける妄言が韓国人を刺激したとみられる。
○逆に日本の水産物の輸入規制の韓国と日本の関心が交錯した。
日本人回答者の54%が水産物輸入規制の問題を独島と慰安婦問題に続いて解決すべき課題であると考えたが、韓国人は29.5%だけがこの問題を重要であると認識した。
○引用ソース(みずきの女子知韓宣言が引用した記事のソース)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=104&oid=469&aid=0000208294
<引用終わり>
(*3):2015年12月28日の日韓両外相共同記者発表「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」
外務省HP 平成27年12月28日
日韓両外相共同記者発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001664.html
◆YouTube動画(当日の記録)
(全録)「従軍慰安婦問題」で日韓合意 両外相が共同会見
https://www.youtube.com/watch?v=IToUmfg0elU
(*4):両外相記者発表当時の日韓首脳電話会談
外務省HP 平成27年12月28日
日韓首脳電話会談
http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001668.html
(*5):「寛容の心」と「和解の力」
2016/12/30投稿:
真珠湾・安倍演説1「和解の力」2016/12/28
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-574.html
2016/12/31投稿:
真珠湾・安倍演説2「和解の力」2016/12/28
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-575.html



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