コメント欄へのURL貼り付けへのご回答
- 2017/06/19
- 18:37
コメント欄へのURL貼り付けへのご回答

副題:自分の頭で考えよう。
以前の論考「憲法議論4・憲法議論を進めよう」(*1)のコメント欄にコメントが付いたので読んでみたのだが、ガッカリした(笑)。
上記論考の論旨は、先ず、同論考内で大文字を用いて説明している様に、安倍メッセージは「「国民的な議論の出発点」として例示しており、「これでやる」とは一言も言っていない」のである点を明示している。更に、憲法の中身に踏み込まない知的不誠実さを指摘し、それに続き、「例示された「加憲論」」がダメダメなものであることを論証している。そういう認知の下に、ならば、どの様な憲法条文にするのかの憲法の中身に踏み込んでの憲法議論を進めることが重要だ、とするものだ。
そういう論旨の論考に対して付いたコメントは、ただ単にに、ゴー宣ネット道場のURLを貼り付けたものだった。
そのコメントは公開しているので、誰でもご覧いただける。
「URL貼り付けコメント」への第一印象としては、それをURLの文書を書いた本人以外の人物がやっている場合は、貼り付けた人物は「自分の頭で考えてない人物である場合が多い」ので、そういう方による「ネット上の雑音」であろうというものだ。
一方、まさかではあるが「書いた本人」である可能性を100%排除できないのも匿名コメントの宿命なので、一応はURLの記事(*2)を読んでみた。
読んでみて、ガッカリした(笑)
そこに書かれていることは、「「憲法議論4・憲法議論を進めよう」で明示した「「これでやる」とは一言も言っていない」という実際の発言とは全然異なる、真逆の、あたかも「あのダメダメ「加憲論」が改正草案であるかの様な「前提」」で書かれているものだった。
そういう「理解」をしているのなら、それは、安倍メッセージを色眼鏡で見ているだけの言説でしかなく、先の論考で指摘した「ポジショントーク」そのものである。
誠に残念である。
文末脚注(*2)で紹介した、ゴー宣ネット道場の当該記事は、小林よしのり氏によるものではない。
尚、当方は、小林よしのり氏に対して、1990年代初期という時代に於いて「ゴーマニズム宣言」により多くの方々を覚醒させ、気付かれていない視点の拡散に大いに貢献した人物として高く評価している。一方、最近は残念なことも多い。
このことは一昨年の8月に明示(*3)している。
当該記事を書いた方の名前からは、ただ単にURLを貼り付けるだけのコメントを残す様な知的不誠実なことをする様な方とは思えないので、多分、記事を書いた方とは別人だと思われるので、そういう「前提」で、以降を進める。
コメント欄にURLを貼り付け方に申し上げたい。
コメント欄にゴー宣ネット道場の当該記事のURLを貼り付けても、当方当該記事に対して、何等の意味ある話にはなっていないことに気が付かないのであろうか?
是非とも、論の内容をご自身で咀嚼し内容を理解した上で、共感・反感の意見を表明していただきたい。コメント欄にURLを貼り付けただけの行為は、コメント者の「意見」も「立場表明」もないものである。
そういうことなので、コメント欄に、ただ単にURLを貼り付けるだけでは、所謂「ネット上の雑音」だと認定されることをご理解いただきたい。
当方は、当方記事へのコメントを基本的には歓迎している。その旨を以前から表明している(*4)ので、その基本姿勢を再記する。
<コメントに対する基本姿勢>
【望ましいコメントの要件】
1.意見・考え方の理由・根拠が書いてあるコメント
2.「α版第○○条」「○○章」との具体的箇所が明示されているコメント
3.対案が出され、その理由が明示されているコメント
4.疑問点が聞きたい場合は何処が疑問なのか何故疑問なのかが書いてあるコメント
【取り上げない可能性が高いコメントの事例】
1.考え方の理由・根拠の提示がないコメント
2.既に当方が提示済の理由・根拠を無視しているコメント
3.単なる感想コメント(当方は「ほ~そう感じてるんだね」と読むだけになる)
4.理由・根拠の提示がコメント者の咀嚼なく単なる引用や孫引きの場合
5.途中から前提を動かし変更する様な連続コメント
6.その他、憲法研究に資するとの目的に外れるコメント
(中略)ブログコメント欄または以下のメールアドレスでご意見をいただき度くお願いする。
< Samrai308w@gmail.com >
<再記載終わり>
以上である。
【文末脚注】
(*1):コメントをいただいた「以前の論考」はこれ↓
2017/06/03投稿:
憲法議論4・憲法議論を進めよう
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-685.html
(*2):コメントのURLの記事引用<改行位置は省スペースの為に変更した>
ゴー宣ネット道場 2017/06/07記事 高森明勅の『今昔モノ語り』
安倍「加憲」、悪夢の未来図
https://www.gosen-dojo.com/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=9590&comment_flag=1&block_id=14#_14
○安倍首相が憲法9条死守を主張。
○ただ3項を加えて、今ある自衛隊を“明記”するとか。前にも言ったが、これぞ究極の護憲。改憲を潰す為の“改憲”。
○もしこの提案が、衆参3分の2以上の支持を得て、国民投票でも過半数の票を集めたら、どうなるか。憲法9条(1・2項)は、日本国民自身によって改めて“選び直された”ことになる。
○「押し付け憲法」という批判は100%葬り去られる。9条改正論も同じ。
○結局、今ある9条2項に縛られた「戦力」未満の、アメリカの軍事力の補完物に過ぎない自衛隊が、永遠に固定化される。最悪だ。
○一方、この提案が国会又は国民投票で否定されたら、どうなるか。
○自衛隊を「合憲化(!)」する加憲案が斥けられた以上、自衛隊「違憲」論がかつてない勢いを持つことになるのは当然。
○自衛隊はこれまで経験したことがない逆境に置かれる。さすがに自衛隊「解体」までは行くまい。しかし楽観的に見ても、その“一歩手前”まで追い詰められる。
○9条2項の解釈はより“厳格”化が避けられない。
○これまでは「戦力」未満の“自衛の為の実力”レベルに抑え付けられていた。しかし、その“実力”にも届かない「災害救助隊に毛が生えた程度」への転落を余儀なくされる。最低最悪より、もう一段下のドン底。
○安倍「加憲」案は、首尾よく成功すれば「最悪」。失敗すれば「ドン底」。どっちに転んでも悪夢以外の何ものでもない。
<引用終わり>
(*3):一昨年(2015年)8月の論考
2015/08/12投稿:
【コラム】小林よしのり氏が陥った誤謬「立憲主義」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-182.html
(*4):コメントへの当方の基本姿勢
2015/08/20投稿:
【日本国憲法改正私案α版】の検証1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-192.html
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副題:自分の頭で考えよう。
以前の論考「憲法議論4・憲法議論を進めよう」(*1)のコメント欄にコメントが付いたので読んでみたのだが、ガッカリした(笑)。
上記論考の論旨は、先ず、同論考内で大文字を用いて説明している様に、安倍メッセージは「「国民的な議論の出発点」として例示しており、「これでやる」とは一言も言っていない」のである点を明示している。更に、憲法の中身に踏み込まない知的不誠実さを指摘し、それに続き、「例示された「加憲論」」がダメダメなものであることを論証している。そういう認知の下に、ならば、どの様な憲法条文にするのかの憲法の中身に踏み込んでの憲法議論を進めることが重要だ、とするものだ。
そういう論旨の論考に対して付いたコメントは、ただ単にに、ゴー宣ネット道場のURLを貼り付けたものだった。
そのコメントは公開しているので、誰でもご覧いただける。
「URL貼り付けコメント」への第一印象としては、それをURLの文書を書いた本人以外の人物がやっている場合は、貼り付けた人物は「自分の頭で考えてない人物である場合が多い」ので、そういう方による「ネット上の雑音」であろうというものだ。
一方、まさかではあるが「書いた本人」である可能性を100%排除できないのも匿名コメントの宿命なので、一応はURLの記事(*2)を読んでみた。
読んでみて、ガッカリした(笑)
そこに書かれていることは、「「憲法議論4・憲法議論を進めよう」で明示した「「これでやる」とは一言も言っていない」という実際の発言とは全然異なる、真逆の、あたかも「あのダメダメ「加憲論」が改正草案であるかの様な「前提」」で書かれているものだった。
そういう「理解」をしているのなら、それは、安倍メッセージを色眼鏡で見ているだけの言説でしかなく、先の論考で指摘した「ポジショントーク」そのものである。
誠に残念である。
文末脚注(*2)で紹介した、ゴー宣ネット道場の当該記事は、小林よしのり氏によるものではない。
尚、当方は、小林よしのり氏に対して、1990年代初期という時代に於いて「ゴーマニズム宣言」により多くの方々を覚醒させ、気付かれていない視点の拡散に大いに貢献した人物として高く評価している。一方、最近は残念なことも多い。
このことは一昨年の8月に明示(*3)している。
当該記事を書いた方の名前からは、ただ単にURLを貼り付けるだけのコメントを残す様な知的不誠実なことをする様な方とは思えないので、多分、記事を書いた方とは別人だと思われるので、そういう「前提」で、以降を進める。
コメント欄にURLを貼り付け方に申し上げたい。
コメント欄にゴー宣ネット道場の当該記事のURLを貼り付けても、当方当該記事に対して、何等の意味ある話にはなっていないことに気が付かないのであろうか?
是非とも、論の内容をご自身で咀嚼し内容を理解した上で、共感・反感の意見を表明していただきたい。コメント欄にURLを貼り付けただけの行為は、コメント者の「意見」も「立場表明」もないものである。
そういうことなので、コメント欄に、ただ単にURLを貼り付けるだけでは、所謂「ネット上の雑音」だと認定されることをご理解いただきたい。
当方は、当方記事へのコメントを基本的には歓迎している。その旨を以前から表明している(*4)ので、その基本姿勢を再記する。
<コメントに対する基本姿勢>
【望ましいコメントの要件】
1.意見・考え方の理由・根拠が書いてあるコメント
2.「α版第○○条」「○○章」との具体的箇所が明示されているコメント
3.対案が出され、その理由が明示されているコメント
4.疑問点が聞きたい場合は何処が疑問なのか何故疑問なのかが書いてあるコメント
【取り上げない可能性が高いコメントの事例】
1.考え方の理由・根拠の提示がないコメント
2.既に当方が提示済の理由・根拠を無視しているコメント
3.単なる感想コメント(当方は「ほ~そう感じてるんだね」と読むだけになる)
4.理由・根拠の提示がコメント者の咀嚼なく単なる引用や孫引きの場合
5.途中から前提を動かし変更する様な連続コメント
6.その他、憲法研究に資するとの目的に外れるコメント
(中略)ブログコメント欄または以下のメールアドレスでご意見をいただき度くお願いする。
< Samrai308w@gmail.com >
<再記載終わり>
以上である。
【文末脚注】
(*1):コメントをいただいた「以前の論考」はこれ↓
2017/06/03投稿:
憲法議論4・憲法議論を進めよう
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-685.html
(*2):コメントのURLの記事引用<改行位置は省スペースの為に変更した>
ゴー宣ネット道場 2017/06/07記事 高森明勅の『今昔モノ語り』
安倍「加憲」、悪夢の未来図
https://www.gosen-dojo.com/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=9590&comment_flag=1&block_id=14#_14
○安倍首相が憲法9条死守を主張。
○ただ3項を加えて、今ある自衛隊を“明記”するとか。前にも言ったが、これぞ究極の護憲。改憲を潰す為の“改憲”。
○もしこの提案が、衆参3分の2以上の支持を得て、国民投票でも過半数の票を集めたら、どうなるか。憲法9条(1・2項)は、日本国民自身によって改めて“選び直された”ことになる。
○「押し付け憲法」という批判は100%葬り去られる。9条改正論も同じ。
○結局、今ある9条2項に縛られた「戦力」未満の、アメリカの軍事力の補完物に過ぎない自衛隊が、永遠に固定化される。最悪だ。
○一方、この提案が国会又は国民投票で否定されたら、どうなるか。
○自衛隊を「合憲化(!)」する加憲案が斥けられた以上、自衛隊「違憲」論がかつてない勢いを持つことになるのは当然。
○自衛隊はこれまで経験したことがない逆境に置かれる。さすがに自衛隊「解体」までは行くまい。しかし楽観的に見ても、その“一歩手前”まで追い詰められる。
○9条2項の解釈はより“厳格”化が避けられない。
○これまでは「戦力」未満の“自衛の為の実力”レベルに抑え付けられていた。しかし、その“実力”にも届かない「災害救助隊に毛が生えた程度」への転落を余儀なくされる。最低最悪より、もう一段下のドン底。
○安倍「加憲」案は、首尾よく成功すれば「最悪」。失敗すれば「ドン底」。どっちに転んでも悪夢以外の何ものでもない。
<引用終わり>
(*3):一昨年(2015年)8月の論考
2015/08/12投稿:
【コラム】小林よしのり氏が陥った誤謬「立憲主義」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-182.html
(*4):コメントへの当方の基本姿勢
2015/08/20投稿:
【日本国憲法改正私案α版】の検証1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-192.html



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