2016年・参議院選1
- 2016/06/25
- 00:11
2016年・参議院選1

2016年参議院選挙が公示された。
参議院の存在意義については、前コラムで論述した通り、専門性及び良識に基づく審議をする「良識の府」として存在することにある。
良識の府・参議院に専門性及び良識を具備する人物を送り込むのは国民の責務である。
そして、それは見識なき参議院議員を落選させることでもある。
我々日本国民が持つ主権である投票権を行使することは、権利であると同時に義務の側面が存在していることを頭の片隅に留め置くことを推奨する。
今回2016年の第24回参議院選挙の公示を受け、考えていることを少々論述する。
今回選挙で非改選となるのは、3年前の2013年第23回参議院選挙で改選された121議席であるが、その時の勢力は粗々以下の通りである。その後、民主党、みんなの党、維新の党は野合して「民進党」となったが、以下は3年前の改選時データである。
<今回非改選121議席内訳>
自民党:65
公明党:11(与党合計:76)
民主党:17
維 新:8
みんな:8(民進党合計:30(維新のうち次世代3議席を除く))
共産党:8
社民党:1
諸・無:3(非改選合計121)
注:諸・無3=諸派1、沖縄社会大衆党の糸数慶子、無所属2、山本太郎と元民主党の平野達男。
非改選内訳データを概観すると、自民党シェア53.7%、与党シェア62.8%と過半数であること。一方、野党側シェアは37.1%である。
尚、ネットで人気の旧次世代の党は維新8議席のうちの3議席である。
一方、今回改選対象の6年前の2010年第22回参議院選挙で改選された121議席は粗々以下の通りである。こちらは最近のネットデータを使用している。
<今回改選対象121議席内訳>
自民党:50(欠員1)
公明党:9(与党合計:59)
民進党:45
共産党:3
社民党:2
お維新:2
生 活:2
日ころ:0
改 革:2
諸・無:6(改選対象合計120+欠員1)
今回改選対象の内訳データを概観すると、民進党が45議席シェア37.5%となっているとの特徴がみられる。これは、6年前の第22回参議院選挙が実施されたのが2010年7月であり、「政権交代」と称しただけの偽マニフェストに騙された「おQ層」が民主党に大量投票した2009年8月の、あの選挙からまだ1年程度しか経過しておらず、民主党の無知無能ぶりがまだ「おQ層」にまでは認識されていない時期だったからであろう。
この時点では、ルーピー鳩山の間抜けぶりが既に露になっており、辞任していたのにも関わらず、それでも「おQ層」は民進党45議席のうちの民主党に42もの議席を与える投票をしてしまっている。
鳩山は、何等の根拠もなくCO2削減25%とか、普天間移転は「最低でも県外」とか言っていたのに、オバマにはTrust meとか言ってしまい、「腹案がある」と称しながら、本当は何等の代替案もなく、窮すると辞任をして逃げてしまう憲政史上最狂の総理であった。
そんな人物を代表にする民主党に投票してしまう異常さは、国民自身が気付くべきことである。
幸いにして、身に降りかかる火の粉は払わなければ火傷するとばかりに、野合した民進党の議席推移は漸減中である。民主党政権の3年3ヶ月の日本国民を無視して韓国を優先した政策実績からは、むしろまだ多いと感じている。
議席数総数の話を、もう少し分解してみよう。
先ずは選挙区選挙である。
今回から、47都道府県のうち、島根と鳥取、徳島と高知が合区となり、従来の1県1選挙区原則が崩れ、全部で45選挙区になった。
一方、大都市部都道府県の定員が増え、議席総数は不変である。
定員1名の選挙区は32選挙区、2名以上の複数定員選挙区は13選挙区である。
与党自民党は、45選挙区の総てに立候補者を立てている。
また、13選挙区ある複数定員選挙区のうち、3人区の北海道と千葉、4人区の神奈川、6人区の東京では2名の立候補者を立てている。(神奈川は公認1、推薦1。他は公認2)
一方、複数定員区であっても自民党が1名しか候補者を立てていないのが次の選挙区である。
2人区の総て:茨城、静岡、京都、広島
3人区のうち:埼玉、兵庫、福岡
4人区のうち:大阪、愛知
このうち、埼玉、愛知、兵庫、大阪、福岡の5選挙区には公明党候補がいるからだと推察される。公明党が選挙区に候補を立てているのは、埼玉、愛知、大阪、福岡の他は6人区東京、4人区神奈川の7選挙区だけである。
そて、ここでちょっと分析をしてみよう。
仮に、複数定員選挙区で自民・公明の立候補者が全員当選したとしても、その残りには民進党等の野党側が確実に議席を確保することになる。
選挙なので、結果はどうなるかは不明なのだが、例えば東京選挙区は6人区であり、自民2、公明1の立候補者が全員当選したとしても、残り3議席は、何処かの野党が必ず議席を獲得するとの理論値について考えてみよう。
選挙区で「野党が100%議席を獲得する理論値」は、以下の通りとなる。
01北海道3人区:自2公0:野党1
02茨 城2人区:自1公0:野党1
03埼 玉3人区:自1公1:野党1
04千 葉3人区:自2公0:野党1
05東 京6人区:自2公1:野党3*
06神奈川4人区:自2公1:野党1
07静 岡2人区:自1公0:野党1
08愛 知4人区:自1公1:野党2*
09京 都2人区:自1公0:野党1
10大 阪4人区:自1公1:野党2*
11兵 庫3人区:自1公1:野党1
12広 島2人区:自1公0:野党1
13福 岡3人区:自1公1:野党1
(以上、理論値合計17議席)
このデータを見てわかることは、先ず、公明党が選挙区で候補を立てている7選挙区は総て3人区以上であること、次に、今回、0.5人区と引き換えに定員増となった7選挙区(北海道、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡)は、総て上記13選挙区に含まれている大都市部であること等である。
今回参議院選挙の選挙区では、1人区に関しては、野党のうち、所謂「ドサヨク政党」の民進党、共産党、社民党での野合で候補者を一本化している。
一方、2人区以上では、一本化はされず、各党候補が乱立的に立候補している。これは、この理論値17を狙ってのものと推察される。
さて、ここでネットでは人気の「日本のこころを大切にする党」(以降、日ころ)について言及する。日ころ(総選挙時は次世代)は2014年12月衆議院総選挙で惨敗した。
ドント方式の比例併用制の衆議院選挙では、比例票が分散すると、意に添わず、逆に民主党に議席が流れるとのマジックがあるのだが、その様な心配の必要がない程の少数得票でしかなかった為に問題が顕在化しなかったとの経緯がある。
今回の参議院通常選挙には全国区の比例区があるので、得票数によってはマジック発動との同様の懸念がある。
憲法改正には安倍自民党を圧勝させる必要性があるのだが、その為には、比例区では安倍自民党に票を集中することが望まれる。
一方、選挙区選挙については、複数人区中選挙区制では安倍自民の候補が当選確実かつ上記の様に、残り議席を「ドサヨク」野党間で争う複数人区に於いては、日ころ候補に投票することは、安倍自民の大勢に悪い影響はないと解される。
日ころの選挙癖立候補者10人は以下の通り、総て「野党が100%議席を獲得する理論値」が1以上の選挙区での立候補である。
<日ころが立候補者を立てている10選挙区>
北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡
当方は、憲法改正を望んでおり、神奈川在住なので、選挙区は4人区であるが、自民からは公認1、推薦1の計2候補が、公明からは1候補が出ており「安倍自民の候補が当選確実」との条件をクリアしていないので、安倍自民の公認候補か推薦候補に投票することになろうと考えているが、他の選挙区で「安倍自民の候補が当選確実」な場合は、日ころに投票することもあり得ると考えている。
ポイントは「安倍自民の候補が当選確実」であるか否かである。
一方、比例区に関しては、ドント方式のマジックが存在する。
有力第1党に集中させないで、弱小な他政党に投票が分散されると、対抗第2党の候補が当選するとのマジックである。安倍自民に票を集中しないと、逆に民進党候補に議席をプレゼントしてしまうとのマジックである。
幸いにして、今回の自民党比例区には、元次世代の山田宏候補、拉致問題に尽力している山谷えり子候補、水曜アンカー等でお馴染みの青山繁晴候補等々の日ころ支持者の言動と合致する候補が何人もいるので、今回選挙では、そちらへの投票を推奨する。
参議院の比例区の投票方式は、衆議院比例区とは違い、非拘束名簿方式であり、個人名での投票が可能なので、上記例示した候補者名を書けば良いだろう。
何れにしろ、自身が持つ貴重な1票である。良く考えて、有効に使うことをお勧めする。
ネットやマスコミ他で聞こえてくる、非論理的な話に惑わされることなく、良く考えて、有効に使うことをお勧めする。
<今回はここまでとする>
2016/06/26ミスタイプ訂正に伴い一部更生
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2016年参議院選挙が公示された。
参議院の存在意義については、前コラムで論述した通り、専門性及び良識に基づく審議をする「良識の府」として存在することにある。
良識の府・参議院に専門性及び良識を具備する人物を送り込むのは国民の責務である。
そして、それは見識なき参議院議員を落選させることでもある。
我々日本国民が持つ主権である投票権を行使することは、権利であると同時に義務の側面が存在していることを頭の片隅に留め置くことを推奨する。
今回2016年の第24回参議院選挙の公示を受け、考えていることを少々論述する。
今回選挙で非改選となるのは、3年前の2013年第23回参議院選挙で改選された121議席であるが、その時の勢力は粗々以下の通りである。その後、民主党、みんなの党、維新の党は野合して「民進党」となったが、以下は3年前の改選時データである。
<今回非改選121議席内訳>
自民党:65
公明党:11(与党合計:76)
民主党:17
維 新:8
みんな:8(民進党合計:30(維新のうち次世代3議席を除く))
共産党:8
社民党:1
諸・無:3(非改選合計121)
注:諸・無3=諸派1、沖縄社会大衆党の糸数慶子、無所属2、山本太郎と元民主党の平野達男。
非改選内訳データを概観すると、自民党シェア53.7%、与党シェア62.8%と過半数であること。一方、野党側シェアは37.1%である。
尚、ネットで人気の旧次世代の党は維新8議席のうちの3議席である。
一方、今回改選対象の6年前の2010年第22回参議院選挙で改選された121議席は粗々以下の通りである。こちらは最近のネットデータを使用している。
<今回改選対象121議席内訳>
自民党:50(欠員1)
公明党:9(与党合計:59)
民進党:45
共産党:3
社民党:2
お維新:2
生 活:2
日ころ:0
改 革:2
諸・無:6(改選対象合計120+欠員1)
今回改選対象の内訳データを概観すると、民進党が45議席シェア37.5%となっているとの特徴がみられる。これは、6年前の第22回参議院選挙が実施されたのが2010年7月であり、「政権交代」と称しただけの偽マニフェストに騙された「おQ層」が民主党に大量投票した2009年8月の、あの選挙からまだ1年程度しか経過しておらず、民主党の無知無能ぶりがまだ「おQ層」にまでは認識されていない時期だったからであろう。
この時点では、ルーピー鳩山の間抜けぶりが既に露になっており、辞任していたのにも関わらず、それでも「おQ層」は民進党45議席のうちの民主党に42もの議席を与える投票をしてしまっている。
鳩山は、何等の根拠もなくCO2削減25%とか、普天間移転は「最低でも県外」とか言っていたのに、オバマにはTrust meとか言ってしまい、「腹案がある」と称しながら、本当は何等の代替案もなく、窮すると辞任をして逃げてしまう憲政史上最狂の総理であった。
そんな人物を代表にする民主党に投票してしまう異常さは、国民自身が気付くべきことである。
幸いにして、身に降りかかる火の粉は払わなければ火傷するとばかりに、野合した民進党の議席推移は漸減中である。民主党政権の3年3ヶ月の日本国民を無視して韓国を優先した政策実績からは、むしろまだ多いと感じている。
議席数総数の話を、もう少し分解してみよう。
先ずは選挙区選挙である。
今回から、47都道府県のうち、島根と鳥取、徳島と高知が合区となり、従来の1県1選挙区原則が崩れ、全部で45選挙区になった。
一方、大都市部都道府県の定員が増え、議席総数は不変である。
定員1名の選挙区は32選挙区、2名以上の複数定員選挙区は13選挙区である。
与党自民党は、45選挙区の総てに立候補者を立てている。
また、13選挙区ある複数定員選挙区のうち、3人区の北海道と千葉、4人区の神奈川、6人区の東京では2名の立候補者を立てている。(神奈川は公認1、推薦1。他は公認2)
一方、複数定員区であっても自民党が1名しか候補者を立てていないのが次の選挙区である。
2人区の総て:茨城、静岡、京都、広島
3人区のうち:埼玉、兵庫、福岡
4人区のうち:大阪、愛知
このうち、埼玉、愛知、兵庫、大阪、福岡の5選挙区には公明党候補がいるからだと推察される。公明党が選挙区に候補を立てているのは、埼玉、愛知、大阪、福岡の他は6人区東京、4人区神奈川の7選挙区だけである。
そて、ここでちょっと分析をしてみよう。
仮に、複数定員選挙区で自民・公明の立候補者が全員当選したとしても、その残りには民進党等の野党側が確実に議席を確保することになる。
選挙なので、結果はどうなるかは不明なのだが、例えば東京選挙区は6人区であり、自民2、公明1の立候補者が全員当選したとしても、残り3議席は、何処かの野党が必ず議席を獲得するとの理論値について考えてみよう。
選挙区で「野党が100%議席を獲得する理論値」は、以下の通りとなる。
01北海道3人区:自2公0:野党1
02茨 城2人区:自1公0:野党1
03埼 玉3人区:自1公1:野党1
04千 葉3人区:自2公0:野党1
05東 京6人区:自2公1:野党3*
06神奈川4人区:自2公1:野党1
07静 岡2人区:自1公0:野党1
08愛 知4人区:自1公1:野党2*
09京 都2人区:自1公0:野党1
10大 阪4人区:自1公1:野党2*
11兵 庫3人区:自1公1:野党1
12広 島2人区:自1公0:野党1
13福 岡3人区:自1公1:野党1
(以上、理論値合計17議席)
このデータを見てわかることは、先ず、公明党が選挙区で候補を立てている7選挙区は総て3人区以上であること、次に、今回、0.5人区と引き換えに定員増となった7選挙区(北海道、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡)は、総て上記13選挙区に含まれている大都市部であること等である。
今回参議院選挙の選挙区では、1人区に関しては、野党のうち、所謂「ドサヨク政党」の民進党、共産党、社民党での野合で候補者を一本化している。
一方、2人区以上では、一本化はされず、各党候補が乱立的に立候補している。これは、この理論値17を狙ってのものと推察される。
さて、ここでネットでは人気の「日本のこころを大切にする党」(以降、日ころ)について言及する。日ころ(総選挙時は次世代)は2014年12月衆議院総選挙で惨敗した。
ドント方式の比例併用制の衆議院選挙では、比例票が分散すると、意に添わず、逆に民主党に議席が流れるとのマジックがあるのだが、その様な心配の必要がない程の少数得票でしかなかった為に問題が顕在化しなかったとの経緯がある。
今回の参議院通常選挙には全国区の比例区があるので、得票数によってはマジック発動との同様の懸念がある。
憲法改正には安倍自民党を圧勝させる必要性があるのだが、その為には、比例区では安倍自民党に票を集中することが望まれる。
一方、選挙区選挙については、複数人区中選挙区制では安倍自民の候補が当選確実かつ上記の様に、残り議席を「ドサヨク」野党間で争う複数人区に於いては、日ころ候補に投票することは、安倍自民の大勢に悪い影響はないと解される。
日ころの選挙癖立候補者10人は以下の通り、総て「野党が100%議席を獲得する理論値」が1以上の選挙区での立候補である。
<日ころが立候補者を立てている10選挙区>
北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、広島、福岡
当方は、憲法改正を望んでおり、神奈川在住なので、選挙区は4人区であるが、自民からは公認1、推薦1の計2候補が、公明からは1候補が出ており「安倍自民の候補が当選確実」との条件をクリアしていないので、安倍自民の公認候補か推薦候補に投票することになろうと考えているが、他の選挙区で「安倍自民の候補が当選確実」な場合は、日ころに投票することもあり得ると考えている。
ポイントは「安倍自民の候補が当選確実」であるか否かである。
一方、比例区に関しては、ドント方式のマジックが存在する。
有力第1党に集中させないで、弱小な他政党に投票が分散されると、対抗第2党の候補が当選するとのマジックである。安倍自民に票を集中しないと、逆に民進党候補に議席をプレゼントしてしまうとのマジックである。
幸いにして、今回の自民党比例区には、元次世代の山田宏候補、拉致問題に尽力している山谷えり子候補、水曜アンカー等でお馴染みの青山繁晴候補等々の日ころ支持者の言動と合致する候補が何人もいるので、今回選挙では、そちらへの投票を推奨する。
参議院の比例区の投票方式は、衆議院比例区とは違い、非拘束名簿方式であり、個人名での投票が可能なので、上記例示した候補者名を書けば良いだろう。
何れにしろ、自身が持つ貴重な1票である。良く考えて、有効に使うことをお勧めする。
ネットやマスコミ他で聞こえてくる、非論理的な話に惑わされることなく、良く考えて、有効に使うことをお勧めする。
<今回はここまでとする>
2016/06/26ミスタイプ訂正に伴い一部更生



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