憲法議論をしているふりでの遷延・衆院憲法審査会
- 2023/03/19
- 20:13
憲法議論をしているふりでの遷延・衆院憲法審査会
副題:「憲法議論をさせないことでの改憲阻止」を継続中の特定野党。憲法審査会で「憲法の中身の議論に入らない」為の遷延策として入口論で寝転がり中。
今回の題材は、2023年3月16日に開催された衆議院・憲法審査会に関するNHKニュースである。(*1)
以前から指摘している様に、立憲民主党や共産党の様な反日・反日本人を党是としている特定野党は「憲法議論をさせないことでの改憲阻止」との議会制民主主義を愚弄する戦法を採用し継続中である。(*2)
特定野党は、最近までは「憲法審査会の開催を認めない」という方法で憲法議論の進展を阻止(邪魔)してきた(*3)のだが、その事を指摘する声が大きくなると、さすがに憲法審査会開催阻止一辺倒では通用しないと分かった様で、今は「憲法審議会で憲法の中身の議論をしない」という「議論しているフリ戦法」へと阻止手法を転換している。
以下に、今回の題材であるNHKニュースから、特定野党が憲法の中身の議論に入らない為に何を言っているのかを抜粋して紹介する。
↓
1):立憲民主党:「現行の国民投票法はCMの量的な規制がなく、資金力によって世論が誘導されかねないという欠陥がある。インターネット広告には全く規制がなく、国民投票法の抜本的改正がなければ憲法改正の発議はできない」
2):共産党:国民投票に関する議論の前に、言論の自由を確保するための議論が必要だ
ご覧の通り、立憲民主党は「広告規制」(*4)の話を持ち出し憲法の中身の話から逃げているものである。
共産党は、委員長選定方法を党員選挙にすべきではとの意見を言った党員を除名した(*5)のだが、恥ずかしげもなく「言論の自由の確保」などと言い、「大きなテーマ」「一般論」を持ちだしての入口議論への誘導を試みており、それを以て憲法の中身の議論から逃げているものである。
一方、憲法議論をすることを忌避していない維新の会は、特定野党とは対照的に以下の様に憲法の中身の議論をすべきだと言っている。
↓
3):日本維新の会:「大規模災害など緊急事態の対応について憲法への規定を急ぐべきだとして速やかな意見集約を求めました。」
現行憲法への「改憲」をマッカーサーに強要された際に削除された緊急事態条項は、有事の際に於いても法治主義を維持する為のは必須の条項であり、それが存在しないという法的未整備状態の改善は東アジアの地域情勢が不穏化している現状では急務であるのだから、少なくとも「議論を開始すること」は必要な状態だ。
緊急事態条項は、平時を基準に立法されている各種下位法の各規定が緊急時に於いては逆に国民の生命の安全の確保を阻害してしまうケースがあり、そういう本末転倒を防止する為の人類の知恵なのである。
以前の論考で既に論じているが、緊急事態に陥った際に、緊急事態条項がないと、何等の法的規定がない「超法規」との法治主義の放棄状態になってしまうのであるから、緊急時・有事の際の法規定を事前に準備しておき、法治主義を維持することが肝要なのである。
今回は緊急事態条項自体を取り上げるものではないので、同条項の必要性に関しては文末脚注の「(*6)」にリンクを貼っておくのでご一読いたであければ幸である。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1):今回の題材は、2023年3月16日に開催された衆議院の憲法審査会に関するNHKニュースである。
↓
NHK NEWS WEB 2023年3月16日 14時41分
見出し:◆国民投票でのCM規制の在り方など議論 衆院憲法審査会
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230316/k10014010041000.html
記事:○衆議院憲法審査会では、憲法改正の国民投票が行われる際の、テレビCMやインターネット広告の規制の在り方などをめぐって、議論が行われました。
○このなかで、自民党は「CMの規制については法的な規制は極力避け、自主的規制によって『投票の公平公正』を確保すると整理されている。一方で、ネット上の不正確な情報の氾濫などの問題も出ていて、さらに議論が必要だ」と述べました。
○これに対し、立憲民主党は「現行の国民投票法はCMの量的な規制がなく、資金力によって世論が誘導されかねないという欠陥がある。インターネット広告には全く規制がなく、国民投票法の抜本的改正がなければ憲法改正の発議はできない」と主張しました。
○また、公明党は、現代社会での情報の規制は容易ではないとして、事業者による自主規制が望ましいという考えを示し、国民民主党は、実効性のあるインターネット広告の規制のあり方を議論するよう求めました。
○共産党は、国民投票に関する議論の前に、言論の自由を確保するための議論が必要だと主張しました。
○一方、日本維新の会は、大規模災害など緊急事態の対応について憲法への規定を急ぐべきだとして速やかな意見集約を求めました。
<引用終わり>
(*2):以前から指摘している様に、立憲民主党や共産党の様な反日・反日本人を党是としている特定野党は「憲法議論をさせないことでの改憲阻止」との議会制民主主義を愚弄する戦法を継続中である。
↓
2015/03/28投稿:
【コラム】憲法審査会 神学論争・入口論争を野党は繰り返すのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-67.html
2018/07/02投稿:
「憲法議論をしないことでの改憲阻止」との愚劣
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-969.html
2018/02/27投稿:
相変わらずの寝転がり戦法・野党5党
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-871.html
2018/08/06投稿:
2018年通常国会・憲法議論から逃げ回った立憲民主党他野党
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-993.html
2018/09/23投稿:
「国会で憲法議論などするものか」と相変わらずの野党
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1020.html
2021/12/05投稿:
立憲民主党新代表も憲法議論から逃げている
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1597.html
etc.
(*3):特定野党は、最近までは「憲法審査会の開催を認めない」という方法で憲法議論の進展を阻止(邪魔)してきた。
↓
2023/02/09投稿:
国会での議論をしない立憲民主党
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1733.html
(*4):立憲民主党は「広告規制」の話を持ち出し憲法の中身の話から逃げている
↓
2023/02/25投稿:
玉木の策をパクって寝転がる立憲民主党・国民投票法審議
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1738.html
(*5):委員長選定方法を党員選挙にすべきではとの意見を言った党員を除名した共産党は恥ずかしげもなく「言論の自由の確保」などと言っている。
↓
2023/02/13投稿:
日本共産党は共産党であることを再確認
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1734.html
(*6):以前の論考で既に論じているが、緊急事態に陥った際に、緊急事態条項がないと、何等の法的規定がない「超法規」との法治主義の放棄状態になってしまうのであるから、緊急時・有事の際の法規定を事前に準備しておき、法治主義を維持することが肝要なのである。
↓
2016/07/22投稿:
緊急事態条項の必要性1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-462.html
2016/07/23投稿:
緊急事態条項の必要性2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-463.html
2016/07/25投稿:
緊急事態条項の必要性3
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-465.html
【ご参考】
2018/02/03投稿:
緊急事態条項・自民党改憲推進本部報告
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-858.html
2018/02/05投稿:
緊急事態条項・2012年自民党改憲草案の良い所悪い所
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-859.html
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副題:「憲法議論をさせないことでの改憲阻止」を継続中の特定野党。憲法審査会で「憲法の中身の議論に入らない」為の遷延策として入口論で寝転がり中。
今回の題材は、2023年3月16日に開催された衆議院・憲法審査会に関するNHKニュースである。(*1)
憲法議論をさせないことでの改憲阻止
以前から指摘している様に、立憲民主党や共産党の様な反日・反日本人を党是としている特定野党は「憲法議論をさせないことでの改憲阻止」との議会制民主主義を愚弄する戦法を採用し継続中である。(*2)
特定野党は、最近までは「憲法審査会の開催を認めない」という方法で憲法議論の進展を阻止(邪魔)してきた(*3)のだが、その事を指摘する声が大きくなると、さすがに憲法審査会開催阻止一辺倒では通用しないと分かった様で、今は「憲法審議会で憲法の中身の議論をしない」という「議論しているフリ戦法」へと阻止手法を転換している。
以下に、今回の題材であるNHKニュースから、特定野党が憲法の中身の議論に入らない為に何を言っているのかを抜粋して紹介する。
↓
1):立憲民主党:「現行の国民投票法はCMの量的な規制がなく、資金力によって世論が誘導されかねないという欠陥がある。インターネット広告には全く規制がなく、国民投票法の抜本的改正がなければ憲法改正の発議はできない」
2):共産党:国民投票に関する議論の前に、言論の自由を確保するための議論が必要だ
ご覧の通り、立憲民主党は「広告規制」(*4)の話を持ち出し憲法の中身の話から逃げているものである。
共産党は、委員長選定方法を党員選挙にすべきではとの意見を言った党員を除名した(*5)のだが、恥ずかしげもなく「言論の自由の確保」などと言い、「大きなテーマ」「一般論」を持ちだしての入口議論への誘導を試みており、それを以て憲法の中身の議論から逃げているものである。
緊急事態条項がないのは現行憲法の欠陥の1つ
一方、憲法議論をすることを忌避していない維新の会は、特定野党とは対照的に以下の様に憲法の中身の議論をすべきだと言っている。
↓
3):日本維新の会:「大規模災害など緊急事態の対応について憲法への規定を急ぐべきだとして速やかな意見集約を求めました。」
現行憲法への「改憲」をマッカーサーに強要された際に削除された緊急事態条項は、有事の際に於いても法治主義を維持する為のは必須の条項であり、それが存在しないという法的未整備状態の改善は東アジアの地域情勢が不穏化している現状では急務であるのだから、少なくとも「議論を開始すること」は必要な状態だ。
緊急事態条項は、平時を基準に立法されている各種下位法の各規定が緊急時に於いては逆に国民の生命の安全の確保を阻害してしまうケースがあり、そういう本末転倒を防止する為の人類の知恵なのである。
以前の論考で既に論じているが、緊急事態に陥った際に、緊急事態条項がないと、何等の法的規定がない「超法規」との法治主義の放棄状態になってしまうのであるから、緊急時・有事の際の法規定を事前に準備しておき、法治主義を維持することが肝要なのである。
今回は緊急事態条項自体を取り上げるものではないので、同条項の必要性に関しては文末脚注の「(*6)」にリンクを貼っておくのでご一読いたであければ幸である。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1):今回の題材は、2023年3月16日に開催された衆議院の憲法審査会に関するNHKニュースである。
↓
NHK NEWS WEB 2023年3月16日 14時41分
見出し:◆国民投票でのCM規制の在り方など議論 衆院憲法審査会
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230316/k10014010041000.html
記事:○衆議院憲法審査会では、憲法改正の国民投票が行われる際の、テレビCMやインターネット広告の規制の在り方などをめぐって、議論が行われました。
○このなかで、自民党は「CMの規制については法的な規制は極力避け、自主的規制によって『投票の公平公正』を確保すると整理されている。一方で、ネット上の不正確な情報の氾濫などの問題も出ていて、さらに議論が必要だ」と述べました。
○これに対し、立憲民主党は「現行の国民投票法はCMの量的な規制がなく、資金力によって世論が誘導されかねないという欠陥がある。インターネット広告には全く規制がなく、国民投票法の抜本的改正がなければ憲法改正の発議はできない」と主張しました。
○また、公明党は、現代社会での情報の規制は容易ではないとして、事業者による自主規制が望ましいという考えを示し、国民民主党は、実効性のあるインターネット広告の規制のあり方を議論するよう求めました。
○共産党は、国民投票に関する議論の前に、言論の自由を確保するための議論が必要だと主張しました。
○一方、日本維新の会は、大規模災害など緊急事態の対応について憲法への規定を急ぐべきだとして速やかな意見集約を求めました。
<引用終わり>
(*2):以前から指摘している様に、立憲民主党や共産党の様な反日・反日本人を党是としている特定野党は「憲法議論をさせないことでの改憲阻止」との議会制民主主義を愚弄する戦法を継続中である。
↓
2015/03/28投稿:
【コラム】憲法審査会 神学論争・入口論争を野党は繰り返すのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-67.html
2018/07/02投稿:
「憲法議論をしないことでの改憲阻止」との愚劣
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2018/02/27投稿:
相変わらずの寝転がり戦法・野党5党
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2018/08/06投稿:
2018年通常国会・憲法議論から逃げ回った立憲民主党他野党
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-993.html
2018/09/23投稿:
「国会で憲法議論などするものか」と相変わらずの野党
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1020.html
2021/12/05投稿:
立憲民主党新代表も憲法議論から逃げている
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1597.html
etc.
(*3):特定野党は、最近までは「憲法審査会の開催を認めない」という方法で憲法議論の進展を阻止(邪魔)してきた。
↓
2023/02/09投稿:
国会での議論をしない立憲民主党
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(*4):立憲民主党は「広告規制」の話を持ち出し憲法の中身の話から逃げている
↓
2023/02/25投稿:
玉木の策をパクって寝転がる立憲民主党・国民投票法審議
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(*5):委員長選定方法を党員選挙にすべきではとの意見を言った党員を除名した共産党は恥ずかしげもなく「言論の自由の確保」などと言っている。
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2023/02/13投稿:
日本共産党は共産党であることを再確認
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(*6):以前の論考で既に論じているが、緊急事態に陥った際に、緊急事態条項がないと、何等の法的規定がない「超法規」との法治主義の放棄状態になってしまうのであるから、緊急時・有事の際の法規定を事前に準備しておき、法治主義を維持することが肝要なのである。
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2016/07/22投稿:
緊急事態条項の必要性1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-462.html
2016/07/23投稿:
緊急事態条項の必要性2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-463.html
2016/07/25投稿:
緊急事態条項の必要性3
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-465.html
【ご参考】
2018/02/03投稿:
緊急事態条項・自民党改憲推進本部報告
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-858.html
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緊急事態条項・2012年自民党改憲草案の良い所悪い所
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