共感できぬ環境運動・人類の宝ゴッホ作品への汚損行為(前編)
- 2022/10/17
- 22:47
共感できぬ環境運動・人類の宝ゴッホ作品への汚損行為(前編)
副題:典型的な勘違い選民意識に凝り固まった独善による愚行である。エネルギー問題への言及は一切ない。こんな「化石燃料悪魔化教の信者」による1点判断の独善ではけして共感を得られない。
何故、人類の宝である名画を傷つけようとするのか?
この疑問を想起したのは、ゴッホの名画「ひまわり」に缶詰のトマトスープをぶちまける年若い女性、むしろ少女と言った方がしっくりくる2人の過激派女性の映像をニュースで見た時だった。(*1)
ナレーションでは「絵画の保護と地球や人類の保護と、どちらが重要なのか」との彼等の主張と思われるものが流れたので、多分、「環境活動家」と言われる様な人達なのだろうと想像できたのだが、同時に、彼女達は何を主張したがっているのか?その主張は名画を傷つける行為に相当する程の価値があるのか?との疑問が湧いたのである。
これらの疑問を解消する為に、もう少し詳しい情報はないのかと「ひまわり汚損事件」をネットで検索した。同時に、ルーブル美術館でモナリザにケーキを投げつけた事件が数か月前にあったことも思い出し、そちらも検索したところ、この2つの蛮行を行った人物達は同じ主張をしていることが確認できた。(*2)
ゴッホの「ひまわり」やダビンチの「モナリザ」は、数ある名画の中でも「有名どころ」に該当する。名画は人類の宝のうちの1つである。先人達から譲り受けた宝を現在の我々の世代が生半可な考え方で毀損してしまい、次の世代へと譲り渡せない事態となったならば、それは現在に生きる我々の世代の恥である。
はたしてひまわりとモナリザを汚損した人達の主張が後世の世代が納得するものなのかというと、まったくのお門違いな行動であると評価されるだけである。
2つの記事から、汚損行為をした人達の主張部分を以下に抜粋引用するので、お読みいただきたい。
↓
<今回のイギリス・国立美術館での「ひまわり」汚損事件での主張>
・「絵画の保護と地球や人類の保護と、どちらが重要なのか」
<2022年5月のフランス・ルーブル美術館での「モナリザ」汚損事件での主張>
・「地球のことを考えろ。地球を破壊している人間たちがいる」
お読みいただければ分かると思うが「地球環境」と「名画」との関係性が希薄なものを勝手にくっつけた話である。
自身の主張への注目を集める為にインパクトが大きい「名画への汚損行為」をしているだけである。名画への汚損行為はテロ行為である。
検索して出てきた海外ニュース日本語版記事には国内メディアのニュースだけでは分からなかった以下の様な事が書かれていた。
特に注目したのは「ひまわり」を汚損した女性2名が所属する団体名が明示されていたことである。その団体の名は「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」である。
↓
<CNN style記事・文末脚注「(*2)」から抜粋引用・要約>
・「環境活動団体「ジャスト・ストップ・オイル」に所属する女性2人が、ハインツのトマトスープ2缶の中身をゴッホの絵にぶちまけた。」
・「気候変動における化石燃料の役割に注意を促す目的で、有名な絵画を狙う抗議行動が相次いでいる。7月にはジャスト・ストップ・オイルのメンバーが、ロンドンの王立芸術院にあるレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」の複製画に体を接着させた。」(2022/07)
・「イタリアの気候活動団体のメンバーもフィレンツェで、ボッティチェリの「春」に体を接着させた。」(2022/07)
・「オーストラリア・メルボルンのビクトリア国立美術館で、「エクスティンクション・リベリオン」の気候活動家がピカソの絵「朝鮮の虐殺」に自分たちを接着させる事案も起きた。」(2022/10)
・「声明によると、ジャスト・ストップ・オイルは14日の行動について、英国で「予定されている石油・ガス開発許可の新ラウンド開始に合わせて」行ったものだとしている。」
<引用終わり>
「「名画への汚損」を利用して自分達の主張への注目度を上げる」との愚行は「ひまわり」と「モナリザ」だけではなく、上記した様に他に少なくとも3回はあり、今年だけで合計5回もの愚行を行っている。
また、これらの愚行をした人達は「ひまわり」「モナリザ」と同様の所謂「環境過激派」であることも分かる。
彼等の主張について、もう少し詳しく知りたいので記事中にあった「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」のHPにアクセスした。
同HPには「ひまわり」にトマトスープをぶちまけた人達の「主張」が書かれていたのだが、読んでみて、その薄っぺらさに呆れてしまった。
その「主張」は本文では紹介しない。
何故ならば、その「主張」には理論がなく、まとまりがなく、事象を適当にくっつけただけの論拠なき言い切りが続く薄っぺらなものだからである。文末脚注の「(*3)」にジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)の記事全文とその和訳をしてあるので、興味ある方には一読できる様にしてある。
一言で言えば、典型的な勘違い選民意識に凝り固まった独善でしかない。
文末脚注を含めると長くなったので、ここまでを「前編」として投稿するが、前編の最後にゴッホに関する個人的思いでを述べる。
10年ほど前に仕事でパリ郊外のオーヴェルに行ったことがある。ゴッホが最後の2ヵ月ちょっとを過ごした終焉の地である。
名画「オーヴェルの教会」の前に立ち、その右側に設置されたゴッホの絵と実物の教会を見てなんとも言えない気持ちになった。
ゴッホが位置したであろうポジションから教会を見て好きだった絵の場所に立てたことに感動したものである。
そこからゴッホが眠る墓地までは僅かな距離しかなく、墓地に向かう途中には麦畑の絵とその風景が広がっていた。ゴッホのお墓は緑で覆われ2つのツームストーンはゴッホとその弟テオのものが並んでいた。
生前のゴッホは絵が売れず、また病でかなり苦労していた様だが、ゴッホの絵画は人類の宝として燦然とそこに存在していると考えている。
そんなゴッホの絵を汚損する権利は誰にもない。
今回前編は以上とし、次回へと続ける。
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【文末脚注】
(*1):何故、人類の宝である名画を傷つけようとするのか?
この疑問を想起したのは、ゴッホの名画「ひまわり」に缶詰のトマトスープをぶちまける年若い女性、むしろ少女と言った方がしっくりくる2人の過激派女性の映像をニュースで見た時だった。
↓
讀賣新聞オンライン2022/10/15 22:25
見出し:◆ゴッホ「ひまわり」にトマトスープ投げつけ…英で若い女「絵と地球と、どちらが重要か」と叫ぶ
https://www.yomiuri.co.jp/world/20221015-OYT1T50204/
記事:○【ロンドン=池田慶太】ロンドン中心部の美術館「ナショナル・ギャラリー」で14日、展示中のオランダ人画家ゴッホの代表作「ひまわり」(1888年)に缶入りのトマトスープが投げつけられる騒動があり、警察当局は環境保護団体の活動家2人を逮捕した。
○英紙ガーディアン(電子版)によると、額縁に小さな傷がついたが、絵画はガラスで保護されており無事だった。逮捕されたのは20歳と21歳の女で、トマトスープを投げつけた後、強力な接着剤を使って壁に自分の手を固定させるなどした。
○2人が所属する団体は政府の化石燃料政策を批判しており、女の一人は「絵画の保護と地球や人類の保護と、どちらが重要なのか」と叫んだという。
<引用終わり>
(*2):「ひまわり汚損事件」をネットで検索した。同時に、ルーブル美術館でモナリザにケーキを投げつけた事件が数か月前にあったことも思い出し、そちらも検索したところ、この2つの蛮行を行った人物達は同じ主張をしていることが確認できた。
↓
●<今回の「ひまわり汚損事件」のニュース>
(その1)CNN style 2022.10.15 Sat posted at 12:40 JST
見出し:◆ゴッホの「ひまわり」にトマトスープかける、化石燃料に抗議 英美術館
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35194664.html
記事:○英ロンドンのナショナル・ギャラリーで14日、化石燃料に反対する抗議者がフィンセント・ファン・ゴッホの有名な絵画「ひまわり」(1888年)にスープをかける出来事があった。
○環境活動団体「ジャスト・ストップ・オイル」に所属する女性2人が、ハインツのトマトスープ2缶の中身をゴッホの絵にぶちまけた。同団体によると、この絵の推定価値は8420万ドル(約125億3000万円)に上る。
○その後、2人は絵の下の壁に自分たちの体を接着した。
○ナショナル・ギャラリーはツイッターに投稿した声明で、ひまわりが展示されている第43室で今回の事案が起きたことを確認。絵の状態についての最新情報を公表した。
○これによると、「額縁に軽微な損傷があったものの絵自体は無事」だという。続くツイートでは、絵はガラスに覆われて保護されていたとも説明した。
<汚損時の動画(ツイッター)>
https://twitter.com/damiengayle/status/1580864210741133312?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1580864210741133312%7Ctwgr%5E06d3dd1b29b6af926906478572f31442ee408031%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.cnn.co.jp%2Fstyle%2Farts%2F35194664.html
○ロンドン警視庁は本件に対応中であることを確認し、抗議者は「器物損壊と加重不法侵入」の疑いで逮捕されたと明らかにした。
○このところ、気候変動における化石燃料の役割に注意を促す目的で、有名な絵画を狙う抗議行動が相次いでいる。7月にはジャスト・ストップ・オイルのメンバーが、ロンドンの王立芸術院にあるレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐(ばんさん)」の複製画に体を接着させた。
○同じ7月には、同団体の活動家がナショナル・ギャラリー所蔵の名画に自分たちを接着させる事案が発生。イタリアの気候活動団体のメンバーもフィレンツェで、ボッティチェリの「春」に体を接着させた。
○今月9日には、オーストラリア・メルボルンのビクトリア国立美術館で、「エクスティンクション・リベリオン」の気候活動家がピカソの絵「朝鮮の虐殺」に自分たちを接着させる事案も起きた。
○声明によると、ジャスト・ストップ・オイルは14日の行動について、英国で「予定されている石油・ガス開発許可の新ラウンド開始に合わせて」行ったものだとしている。
●<数ヶ月前(2022/05)の「モナリザ汚損事件」のニュース>
CNN style 2022.05.31 Tue posted at 17:20 JST
見出し:◆「モナリザ」にケーキ投げ付け、汚損未遂騒ぎ
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35188195.html
記事:○ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」が汚損されかける騒ぎが29日あった。世界的に有名なパリ・ルーブル美術館の来館者1人が、同作の防護ガラスの広い範囲にケーキ用のクリームを塗りたくった。
○ルーブル美術館の声明によると、男(36)の来館者が車椅子で「モナリザ」に近づき、作品に向かってケーキを投げ付けたという。一連の出来事を捉えた動画がソーシャルメディア上で共有された。男はかつらを身に着けているように見える。その後の動画では、立ち上がって車椅子の近くにいる様子が映っている。
○「来館者の1人が体が不自由なふりをして車椅子を使い、作品に近づいた。作品は安全な展示ケースの中に収められていた。ルーブル美術館の対応は通常の手続きに従ったものだ。当該の手続きによって移動の不自由な来館者もこの重要な芸術作品を味わうことができる」と、声明は述べている。
○「作品に近づいたこの人物は、所持品の中に隠していたケーキをモナリザのガラスケースに投げ付けた。この行為は絵画に全く被害を及ぼさず、いかなる破損も生じなかった」
○広報担当者は車椅子を利用する来館者について、他の来館者の前へ出て作品をよりよく見ることが許可されていると説明した。
○ケーキを投げ付けた男は逮捕後、警察署内にある精神科の病院に収容された。パリの検察当局が明らかにした。検察が「文化財の破壊未遂」で捜査に着手している。ルーブル美術館はこれについて告訴している。
○来館者が撮影し、ツイッターに投稿した動画では、逮捕された男がフランス語で「地球のことを考えろ。地球を破壊している人間たちがいる」と話しているのが聞こえる。警備員に連れていかれる際には、バラの花びらが床にまかれていた。
○別の動画には、美術館職員がガラスについたクリームを拭き取る様子が映っている。
○世界で最も有名な絵画とも言われる「モナリザ」を見に訪れる来館者は年数百万人。作品の前にはそうした来館者が列をなしている。作品自体は縦約76センチ、横60センチ弱程度の小さなものだ。
○謎めいたこの肖像画は汚損行為や盗難と無縁ではない。1911年にはルーブル美術館の従業員によって盗まれ、国際的に注目を集めた。50年代にはキャンバスの下部に酸を浴びせられる被害があり、美術館側が作品周囲の防護策を強化。防弾ガラスのケースに入れるなどの措置を取った。2009年に女が怒りに任せて陶器のカップを投げ付けた際には、カップが砕ける一方、作品は無傷だった。
<引用終わり>
(*3):「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」のHPには「ひまわり」にトマトスープをぶちまけた人達の「主張」が書かれていたのだが、読んでみて、その薄っぺらさに呆れてしまった。
↓
Just Stop Oil HP October 14, 2022 (和訳は当方による)
見出し:◆Just Stop Oil supporters throw soup over Van Gogh’s Sunflowers to demand no new oil and gas.(新規の石油・ガス開発案件をやめよとの要求を掲げジャスト・ストップ・オイルのサポーターは、ゴッホのひまわりにスープを投げ主張した)
https://juststopoil.org/2022/10/14/just-stop-oil-supporters-throw-soup-over-van-goghs-sunflowers-to-demand-no-new-oil-and-gas/
記事:○(第一段落省略:上記CNNの報道内容と近似の為)
○Two supporters of Just Stop Oil have thrown soup over Vincent Van Gogh’s Sunflowers, as actions in the capital roll into the 14th day. They are demanding that the UK government halts all new oil and gas projects.(首都ロンドンでの抗議行動が14日目となる中、ジャスト・ストップ・オイルのサポーター2人がゴッホのひまわりにスープを投げかけました。彼女達はイギリス政府に対して、新規の石油・ガス開発案件をやめよとの要求をしました。
○The two women walked into the room in the National Gallery, Trafalgar Square, in which the ‘Sunflowers’ is hung and at 11am threw the contents of two tins of Heinz Tomato soup over the painting which has an estimated value of $84.2 million.(2人の女性は午前 11 時にトラファルガー広場にある国立美術館の「ひまわり」が展示してある室に入り、2缶のハインツ・トマトスープを8,420 万ドル(約122億:145円換算)の価値があるとされる絵画に対して投げかけました。)
○Today’s action comes after two weeks of continued civil resistance by supporters of Just Stop Oil. The disruption is in response to the government’s inaction on both the cost of living crisis and the climate crisis.(本日の行動はジャスト・ストップ・オイルのサポーターによる 2 週間続く抵抗活動の後に行われました。この絵画に対する破壊は、物価高騰・生活危機と気候変動危機の両方への政府の不作為責任に対応したものです。)
○Phoebe Plummer, 21, from London said:(ロンドン出身のフォービー・プラマー(21歳)は以下の様に述べています。
○“Is art worth more than life? More than food? More than justice?(「芸術は命よりも価値があるものなか?食糧以上?正義よりも上?」
○“The cost of living crisis is driven by fossil fuels—everyday life has become unaffordable for millions of cold hungry families—they can’t even afford to heat a tin of soup. Meanwhile, crops are failing and people are dying in supercharged monsoons, massive wildfires and endless droughts caused by climate breakdown. We can’t afford new oil and gas, it’s going to take everything. We will look back and mourn all we have lost unless we act immediately.”(「物価高騰・生活危機は化石燃料によって引き起こされています。…何百万もの家族が寒さと飢えに苦しみ、今や「普通の日々の暮らし」は手の届かないものになっている…燃料価格の高騰で彼等はスープの缶詰を温めることさえもできません。この間、作物は不作であり、気候変動によって引き起こされる激しいモンスーン、大規模な山林火災、長く続く旱魃で人々が死んでいます。新しく石油・ガスに投資する余裕はありません。そんな事をすればすべてを持って行かれます。過去を振り返って行動を直ぐにでも起こさない限り、我々はすべてを失い嘆くことになるでしょう。」)
○Anna Holland, 20, from Newcastle said:(ニューキャッスル出身のアンナ・ホランド(20歳)は以下の様に述べています。
○“UK families will be forced to choose between heating or eating this winter, as fossil fuel companies reap record profits. But the cost of oil and gas isn’t limited to our bills. Somalia is now facing an apocalyptic famine, caused by drought and fuelled by the climate crisis. Millions are being forced to move and tens of thousands face starvation. This is the future we choose for ourselves if we push for new oil and gas.” (「イギリスの家庭は今年の冬に暖房費か食糧費かの選択を迫られるでしょう。化石燃料で記録的利益を上げている企業がその選択を押し付けているのです。しかし、石油・ガス(化石燃料)がもたらすのは私達宛の請求書に限定されるものでありません。現在、ソマリアでは気候変動・旱魃により引き起こされた絶滅的な飢饉に直面しています。数百万人が移動を余儀なくされ、数万人が飢餓に直面しています。このまま新規の石油・ガス開発案件を進めることを選択するならば、今のソマリアは私達自身の未来なのです。」
○The actions this month are timed to coincide with the planned launch of a new round of oil and gas licensing in which over 100 new licences for oil and gas projects are likely to be awarded and an energy price hike on October 1st, which means almost 8 million households are expected to fall into fuel poverty by April 1st 2023. (今月の私達のアクションは政府の石油・ガス案件の推進実施に合わせて行われました10 月 1 日のエネルギー価格の引き上げに合わせて政府は100 件を超える新しい実施許可を許可する可能性が高く、その開始計画により2023 年 4 月 1 日までに100 万世帯が燃料不足に陥ると予想されています。)
○Outside of the UK, the impacts of climate change are being felt by millions in Somalia, which is facing its worst drought in 40 years. The people of Somalia are now experiencing a fifth consecutive season without adequate rainfall, causing crop failure and famine. It’s expected that 6.7 million people will face acute food insecurity until 2023.(イギリスの外で起こっていることだが、ソマリアでは過去 40 年間で最悪の旱魃に直面しており、何百万人もの人々が気候変動の影響を感じています。ソマリアの人々は現在、5 年間連続して十分な降雨量が得られず、作物の不作と飢饉に見舞われています。 2023 年までに 670 万人の人々が深刻な食糧不安に直面すると予想されています。
○This is not a one day event, this is an act of resistance against a criminal government and their genocidal death project. Our supporters will be returning – today, tomorrow and the next day – and the next day after that – and every day until our demand is met: no new oil and gas in the UK.(今日の行動(スープぶっかけ)は1日限りの事ではありません。この行動は犯罪的政府に対し、また、政府が推進する石油・ガス案件が虐殺プロジェクトであることに対する抵抗の行為だからです。私たちのサポーターは今日も明日も、そしてその次の日も戻ってきます。私達の要求が満たされるまで毎日行動します。イギリスに新しい石油・ガスは必要なく、プロジェクトを推進させません。)
○We will not be intimidated by changes to the law, we will not be stopped by private injunctions sought to silence peaceful people. Our supporters understand that these are irrelevant when set against mass starvation, slaughter, the loss of our rights, freedoms and communities.(私達の行動に対する法的規制強化は無意味です。私達に差止命令を下しても行動を止めることは出来ません。私達の様な平和な人々を黙らせることは出来ません。私達のサポーターは、大規模飢餓、虐殺的壊滅、私達の権利・自由・共同体の喪失に対しての抵抗行動は法的規制の存在とは無関係に実施していくことを理解しています。)
○Stand with our supporters in prison, with the 1700 murdered across the global, for protecting our futures. We will not die silently, it will be ordinary people, like you, your friends, colleagues and neighbours who do what our government cannot. It will take all of us. (私達のサポーターは世界中の刑務所で1.700人が殺害されていますが、私達の未来の為の抵抗運動に共に立ちあがっています。私達は沈黙のままに死ぬことはありません。私達は普通の人々です。例えば貴方の様な、貴方の友人の様な、同僚や隣人の様な普通の人々が政府の出来ないことをするのです。それが私達全員にとって必要なことだからです。
注:※中盤以降の和訳が意味不明だと思うが、それはトマトスープ投げつけ者の英語原文自体が意味不明だからである。この和訳で彼女等の「主張」には理論がなく、まとまりがなく、事象を適当にくっつけただけの論拠なき言い切りが続く薄っぺらな「主張」であることが分かっていただけたと思う。
<引用及び和訳終わり>
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副題:典型的な勘違い選民意識に凝り固まった独善による愚行である。エネルギー問題への言及は一切ない。こんな「化石燃料悪魔化教の信者」による1点判断の独善ではけして共感を得られない。
何故、人類の宝である名画を傷つけようとするのか?
この疑問を想起したのは、ゴッホの名画「ひまわり」に缶詰のトマトスープをぶちまける年若い女性、むしろ少女と言った方がしっくりくる2人の過激派女性の映像をニュースで見た時だった。(*1)
ナレーションでは「絵画の保護と地球や人類の保護と、どちらが重要なのか」との彼等の主張と思われるものが流れたので、多分、「環境活動家」と言われる様な人達なのだろうと想像できたのだが、同時に、彼女達は何を主張したがっているのか?その主張は名画を傷つける行為に相当する程の価値があるのか?との疑問が湧いたのである。
これらの疑問を解消する為に、もう少し詳しい情報はないのかと「ひまわり汚損事件」をネットで検索した。同時に、ルーブル美術館でモナリザにケーキを投げつけた事件が数か月前にあったことも思い出し、そちらも検索したところ、この2つの蛮行を行った人物達は同じ主張をしていることが確認できた。(*2)
ひまわりとモナリザを汚損した人達の主張が同じ
ゴッホの「ひまわり」やダビンチの「モナリザ」は、数ある名画の中でも「有名どころ」に該当する。名画は人類の宝のうちの1つである。先人達から譲り受けた宝を現在の我々の世代が生半可な考え方で毀損してしまい、次の世代へと譲り渡せない事態となったならば、それは現在に生きる我々の世代の恥である。
はたしてひまわりとモナリザを汚損した人達の主張が後世の世代が納得するものなのかというと、まったくのお門違いな行動であると評価されるだけである。
2つの記事から、汚損行為をした人達の主張部分を以下に抜粋引用するので、お読みいただきたい。
↓
<今回のイギリス・国立美術館での「ひまわり」汚損事件での主張>
・「絵画の保護と地球や人類の保護と、どちらが重要なのか」
<2022年5月のフランス・ルーブル美術館での「モナリザ」汚損事件での主張>
・「地球のことを考えろ。地球を破壊している人間たちがいる」
お読みいただければ分かると思うが「地球環境」と「名画」との関係性が希薄なものを勝手にくっつけた話である。
自身の主張への注目を集める為にインパクトが大きい「名画への汚損行為」をしているだけである。名画への汚損行為はテロ行為である。
名画を汚損した人達に関する他の情報
検索して出てきた海外ニュース日本語版記事には国内メディアのニュースだけでは分からなかった以下の様な事が書かれていた。
特に注目したのは「ひまわり」を汚損した女性2名が所属する団体名が明示されていたことである。その団体の名は「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」である。
↓
<CNN style記事・文末脚注「(*2)」から抜粋引用・要約>
・「環境活動団体「ジャスト・ストップ・オイル」に所属する女性2人が、ハインツのトマトスープ2缶の中身をゴッホの絵にぶちまけた。」
・「気候変動における化石燃料の役割に注意を促す目的で、有名な絵画を狙う抗議行動が相次いでいる。7月にはジャスト・ストップ・オイルのメンバーが、ロンドンの王立芸術院にあるレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」の複製画に体を接着させた。」(2022/07)
・「イタリアの気候活動団体のメンバーもフィレンツェで、ボッティチェリの「春」に体を接着させた。」(2022/07)
・「オーストラリア・メルボルンのビクトリア国立美術館で、「エクスティンクション・リベリオン」の気候活動家がピカソの絵「朝鮮の虐殺」に自分たちを接着させる事案も起きた。」(2022/10)
・「声明によると、ジャスト・ストップ・オイルは14日の行動について、英国で「予定されている石油・ガス開発許可の新ラウンド開始に合わせて」行ったものだとしている。」
<引用終わり>
「「名画への汚損」を利用して自分達の主張への注目度を上げる」との愚行は「ひまわり」と「モナリザ」だけではなく、上記した様に他に少なくとも3回はあり、今年だけで合計5回もの愚行を行っている。
また、これらの愚行をした人達は「ひまわり」「モナリザ」と同様の所謂「環境過激派」であることも分かる。
名画を汚損した人達の「主張」は?
彼等の主張について、もう少し詳しく知りたいので記事中にあった「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」のHPにアクセスした。
同HPには「ひまわり」にトマトスープをぶちまけた人達の「主張」が書かれていたのだが、読んでみて、その薄っぺらさに呆れてしまった。
その「主張」は本文では紹介しない。
何故ならば、その「主張」には理論がなく、まとまりがなく、事象を適当にくっつけただけの論拠なき言い切りが続く薄っぺらなものだからである。文末脚注の「(*3)」にジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)の記事全文とその和訳をしてあるので、興味ある方には一読できる様にしてある。
一言で言えば、典型的な勘違い選民意識に凝り固まった独善でしかない。
文末脚注を含めると長くなったので、ここまでを「前編」として投稿するが、前編の最後にゴッホに関する個人的思いでを述べる。
10年ほど前に仕事でパリ郊外のオーヴェルに行ったことがある。ゴッホが最後の2ヵ月ちょっとを過ごした終焉の地である。
名画「オーヴェルの教会」の前に立ち、その右側に設置されたゴッホの絵と実物の教会を見てなんとも言えない気持ちになった。
ゴッホが位置したであろうポジションから教会を見て好きだった絵の場所に立てたことに感動したものである。
そこからゴッホが眠る墓地までは僅かな距離しかなく、墓地に向かう途中には麦畑の絵とその風景が広がっていた。ゴッホのお墓は緑で覆われ2つのツームストーンはゴッホとその弟テオのものが並んでいた。
生前のゴッホは絵が売れず、また病でかなり苦労していた様だが、ゴッホの絵画は人類の宝として燦然とそこに存在していると考えている。
そんなゴッホの絵を汚損する権利は誰にもない。
今回前編は以上とし、次回へと続ける。
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【文末脚注】
(*1):何故、人類の宝である名画を傷つけようとするのか?
この疑問を想起したのは、ゴッホの名画「ひまわり」に缶詰のトマトスープをぶちまける年若い女性、むしろ少女と言った方がしっくりくる2人の過激派女性の映像をニュースで見た時だった。
↓
讀賣新聞オンライン2022/10/15 22:25
見出し:◆ゴッホ「ひまわり」にトマトスープ投げつけ…英で若い女「絵と地球と、どちらが重要か」と叫ぶ
https://www.yomiuri.co.jp/world/20221015-OYT1T50204/
記事:○【ロンドン=池田慶太】ロンドン中心部の美術館「ナショナル・ギャラリー」で14日、展示中のオランダ人画家ゴッホの代表作「ひまわり」(1888年)に缶入りのトマトスープが投げつけられる騒動があり、警察当局は環境保護団体の活動家2人を逮捕した。
○英紙ガーディアン(電子版)によると、額縁に小さな傷がついたが、絵画はガラスで保護されており無事だった。逮捕されたのは20歳と21歳の女で、トマトスープを投げつけた後、強力な接着剤を使って壁に自分の手を固定させるなどした。
○2人が所属する団体は政府の化石燃料政策を批判しており、女の一人は「絵画の保護と地球や人類の保護と、どちらが重要なのか」と叫んだという。
<引用終わり>
(*2):「ひまわり汚損事件」をネットで検索した。同時に、ルーブル美術館でモナリザにケーキを投げつけた事件が数か月前にあったことも思い出し、そちらも検索したところ、この2つの蛮行を行った人物達は同じ主張をしていることが確認できた。
↓
●<今回の「ひまわり汚損事件」のニュース>
(その1)CNN style 2022.10.15 Sat posted at 12:40 JST
見出し:◆ゴッホの「ひまわり」にトマトスープかける、化石燃料に抗議 英美術館
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35194664.html
記事:○英ロンドンのナショナル・ギャラリーで14日、化石燃料に反対する抗議者がフィンセント・ファン・ゴッホの有名な絵画「ひまわり」(1888年)にスープをかける出来事があった。
○環境活動団体「ジャスト・ストップ・オイル」に所属する女性2人が、ハインツのトマトスープ2缶の中身をゴッホの絵にぶちまけた。同団体によると、この絵の推定価値は8420万ドル(約125億3000万円)に上る。
○その後、2人は絵の下の壁に自分たちの体を接着した。
○ナショナル・ギャラリーはツイッターに投稿した声明で、ひまわりが展示されている第43室で今回の事案が起きたことを確認。絵の状態についての最新情報を公表した。
○これによると、「額縁に軽微な損傷があったものの絵自体は無事」だという。続くツイートでは、絵はガラスに覆われて保護されていたとも説明した。
<汚損時の動画(ツイッター)>
https://twitter.com/damiengayle/status/1580864210741133312?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1580864210741133312%7Ctwgr%5E06d3dd1b29b6af926906478572f31442ee408031%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.cnn.co.jp%2Fstyle%2Farts%2F35194664.html
○ロンドン警視庁は本件に対応中であることを確認し、抗議者は「器物損壊と加重不法侵入」の疑いで逮捕されたと明らかにした。
○このところ、気候変動における化石燃料の役割に注意を促す目的で、有名な絵画を狙う抗議行動が相次いでいる。7月にはジャスト・ストップ・オイルのメンバーが、ロンドンの王立芸術院にあるレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐(ばんさん)」の複製画に体を接着させた。
○同じ7月には、同団体の活動家がナショナル・ギャラリー所蔵の名画に自分たちを接着させる事案が発生。イタリアの気候活動団体のメンバーもフィレンツェで、ボッティチェリの「春」に体を接着させた。
○今月9日には、オーストラリア・メルボルンのビクトリア国立美術館で、「エクスティンクション・リベリオン」の気候活動家がピカソの絵「朝鮮の虐殺」に自分たちを接着させる事案も起きた。
○声明によると、ジャスト・ストップ・オイルは14日の行動について、英国で「予定されている石油・ガス開発許可の新ラウンド開始に合わせて」行ったものだとしている。
●<数ヶ月前(2022/05)の「モナリザ汚損事件」のニュース>
CNN style 2022.05.31 Tue posted at 17:20 JST
見出し:◆「モナリザ」にケーキ投げ付け、汚損未遂騒ぎ
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35188195.html
記事:○ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」が汚損されかける騒ぎが29日あった。世界的に有名なパリ・ルーブル美術館の来館者1人が、同作の防護ガラスの広い範囲にケーキ用のクリームを塗りたくった。
○ルーブル美術館の声明によると、男(36)の来館者が車椅子で「モナリザ」に近づき、作品に向かってケーキを投げ付けたという。一連の出来事を捉えた動画がソーシャルメディア上で共有された。男はかつらを身に着けているように見える。その後の動画では、立ち上がって車椅子の近くにいる様子が映っている。
○「来館者の1人が体が不自由なふりをして車椅子を使い、作品に近づいた。作品は安全な展示ケースの中に収められていた。ルーブル美術館の対応は通常の手続きに従ったものだ。当該の手続きによって移動の不自由な来館者もこの重要な芸術作品を味わうことができる」と、声明は述べている。
○「作品に近づいたこの人物は、所持品の中に隠していたケーキをモナリザのガラスケースに投げ付けた。この行為は絵画に全く被害を及ぼさず、いかなる破損も生じなかった」
○広報担当者は車椅子を利用する来館者について、他の来館者の前へ出て作品をよりよく見ることが許可されていると説明した。
○ケーキを投げ付けた男は逮捕後、警察署内にある精神科の病院に収容された。パリの検察当局が明らかにした。検察が「文化財の破壊未遂」で捜査に着手している。ルーブル美術館はこれについて告訴している。
○来館者が撮影し、ツイッターに投稿した動画では、逮捕された男がフランス語で「地球のことを考えろ。地球を破壊している人間たちがいる」と話しているのが聞こえる。警備員に連れていかれる際には、バラの花びらが床にまかれていた。
○別の動画には、美術館職員がガラスについたクリームを拭き取る様子が映っている。
○世界で最も有名な絵画とも言われる「モナリザ」を見に訪れる来館者は年数百万人。作品の前にはそうした来館者が列をなしている。作品自体は縦約76センチ、横60センチ弱程度の小さなものだ。
○謎めいたこの肖像画は汚損行為や盗難と無縁ではない。1911年にはルーブル美術館の従業員によって盗まれ、国際的に注目を集めた。50年代にはキャンバスの下部に酸を浴びせられる被害があり、美術館側が作品周囲の防護策を強化。防弾ガラスのケースに入れるなどの措置を取った。2009年に女が怒りに任せて陶器のカップを投げ付けた際には、カップが砕ける一方、作品は無傷だった。
<引用終わり>
(*3):「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」のHPには「ひまわり」にトマトスープをぶちまけた人達の「主張」が書かれていたのだが、読んでみて、その薄っぺらさに呆れてしまった。
↓
Just Stop Oil HP October 14, 2022 (和訳は当方による)
見出し:◆Just Stop Oil supporters throw soup over Van Gogh’s Sunflowers to demand no new oil and gas.(新規の石油・ガス開発案件をやめよとの要求を掲げジャスト・ストップ・オイルのサポーターは、ゴッホのひまわりにスープを投げ主張した)
https://juststopoil.org/2022/10/14/just-stop-oil-supporters-throw-soup-over-van-goghs-sunflowers-to-demand-no-new-oil-and-gas/
記事:○(第一段落省略:上記CNNの報道内容と近似の為)
○Two supporters of Just Stop Oil have thrown soup over Vincent Van Gogh’s Sunflowers, as actions in the capital roll into the 14th day. They are demanding that the UK government halts all new oil and gas projects.(首都ロンドンでの抗議行動が14日目となる中、ジャスト・ストップ・オイルのサポーター2人がゴッホのひまわりにスープを投げかけました。彼女達はイギリス政府に対して、新規の石油・ガス開発案件をやめよとの要求をしました。
○The two women walked into the room in the National Gallery, Trafalgar Square, in which the ‘Sunflowers’ is hung and at 11am threw the contents of two tins of Heinz Tomato soup over the painting which has an estimated value of $84.2 million.(2人の女性は午前 11 時にトラファルガー広場にある国立美術館の「ひまわり」が展示してある室に入り、2缶のハインツ・トマトスープを8,420 万ドル(約122億:145円換算)の価値があるとされる絵画に対して投げかけました。)
○Today’s action comes after two weeks of continued civil resistance by supporters of Just Stop Oil. The disruption is in response to the government’s inaction on both the cost of living crisis and the climate crisis.(本日の行動はジャスト・ストップ・オイルのサポーターによる 2 週間続く抵抗活動の後に行われました。この絵画に対する破壊は、物価高騰・生活危機と気候変動危機の両方への政府の不作為責任に対応したものです。)
○Phoebe Plummer, 21, from London said:(ロンドン出身のフォービー・プラマー(21歳)は以下の様に述べています。
○“Is art worth more than life? More than food? More than justice?(「芸術は命よりも価値があるものなか?食糧以上?正義よりも上?」
○“The cost of living crisis is driven by fossil fuels—everyday life has become unaffordable for millions of cold hungry families—they can’t even afford to heat a tin of soup. Meanwhile, crops are failing and people are dying in supercharged monsoons, massive wildfires and endless droughts caused by climate breakdown. We can’t afford new oil and gas, it’s going to take everything. We will look back and mourn all we have lost unless we act immediately.”(「物価高騰・生活危機は化石燃料によって引き起こされています。…何百万もの家族が寒さと飢えに苦しみ、今や「普通の日々の暮らし」は手の届かないものになっている…燃料価格の高騰で彼等はスープの缶詰を温めることさえもできません。この間、作物は不作であり、気候変動によって引き起こされる激しいモンスーン、大規模な山林火災、長く続く旱魃で人々が死んでいます。新しく石油・ガスに投資する余裕はありません。そんな事をすればすべてを持って行かれます。過去を振り返って行動を直ぐにでも起こさない限り、我々はすべてを失い嘆くことになるでしょう。」)
○Anna Holland, 20, from Newcastle said:(ニューキャッスル出身のアンナ・ホランド(20歳)は以下の様に述べています。
○“UK families will be forced to choose between heating or eating this winter, as fossil fuel companies reap record profits. But the cost of oil and gas isn’t limited to our bills. Somalia is now facing an apocalyptic famine, caused by drought and fuelled by the climate crisis. Millions are being forced to move and tens of thousands face starvation. This is the future we choose for ourselves if we push for new oil and gas.” (「イギリスの家庭は今年の冬に暖房費か食糧費かの選択を迫られるでしょう。化石燃料で記録的利益を上げている企業がその選択を押し付けているのです。しかし、石油・ガス(化石燃料)がもたらすのは私達宛の請求書に限定されるものでありません。現在、ソマリアでは気候変動・旱魃により引き起こされた絶滅的な飢饉に直面しています。数百万人が移動を余儀なくされ、数万人が飢餓に直面しています。このまま新規の石油・ガス開発案件を進めることを選択するならば、今のソマリアは私達自身の未来なのです。」
○The actions this month are timed to coincide with the planned launch of a new round of oil and gas licensing in which over 100 new licences for oil and gas projects are likely to be awarded and an energy price hike on October 1st, which means almost 8 million households are expected to fall into fuel poverty by April 1st 2023. (今月の私達のアクションは政府の石油・ガス案件の推進実施に合わせて行われました10 月 1 日のエネルギー価格の引き上げに合わせて政府は100 件を超える新しい実施許可を許可する可能性が高く、その開始計画により2023 年 4 月 1 日までに100 万世帯が燃料不足に陥ると予想されています。)
○Outside of the UK, the impacts of climate change are being felt by millions in Somalia, which is facing its worst drought in 40 years. The people of Somalia are now experiencing a fifth consecutive season without adequate rainfall, causing crop failure and famine. It’s expected that 6.7 million people will face acute food insecurity until 2023.(イギリスの外で起こっていることだが、ソマリアでは過去 40 年間で最悪の旱魃に直面しており、何百万人もの人々が気候変動の影響を感じています。ソマリアの人々は現在、5 年間連続して十分な降雨量が得られず、作物の不作と飢饉に見舞われています。 2023 年までに 670 万人の人々が深刻な食糧不安に直面すると予想されています。
○This is not a one day event, this is an act of resistance against a criminal government and their genocidal death project. Our supporters will be returning – today, tomorrow and the next day – and the next day after that – and every day until our demand is met: no new oil and gas in the UK.(今日の行動(スープぶっかけ)は1日限りの事ではありません。この行動は犯罪的政府に対し、また、政府が推進する石油・ガス案件が虐殺プロジェクトであることに対する抵抗の行為だからです。私たちのサポーターは今日も明日も、そしてその次の日も戻ってきます。私達の要求が満たされるまで毎日行動します。イギリスに新しい石油・ガスは必要なく、プロジェクトを推進させません。)
○We will not be intimidated by changes to the law, we will not be stopped by private injunctions sought to silence peaceful people. Our supporters understand that these are irrelevant when set against mass starvation, slaughter, the loss of our rights, freedoms and communities.(私達の行動に対する法的規制強化は無意味です。私達に差止命令を下しても行動を止めることは出来ません。私達の様な平和な人々を黙らせることは出来ません。私達のサポーターは、大規模飢餓、虐殺的壊滅、私達の権利・自由・共同体の喪失に対しての抵抗行動は法的規制の存在とは無関係に実施していくことを理解しています。)
○Stand with our supporters in prison, with the 1700 murdered across the global, for protecting our futures. We will not die silently, it will be ordinary people, like you, your friends, colleagues and neighbours who do what our government cannot. It will take all of us. (私達のサポーターは世界中の刑務所で1.700人が殺害されていますが、私達の未来の為の抵抗運動に共に立ちあがっています。私達は沈黙のままに死ぬことはありません。私達は普通の人々です。例えば貴方の様な、貴方の友人の様な、同僚や隣人の様な普通の人々が政府の出来ないことをするのです。それが私達全員にとって必要なことだからです。
注:※中盤以降の和訳が意味不明だと思うが、それはトマトスープ投げつけ者の英語原文自体が意味不明だからである。この和訳で彼女等の「主張」には理論がなく、まとまりがなく、事象を適当にくっつけただけの論拠なき言い切りが続く薄っぺらな「主張」であることが分かっていただけたと思う。
<引用及び和訳終わり>
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