統治行為論を無視した文在寅政権下韓国最高裁の自縄自縛
副題:韓国では史実とは異なる御伽噺を「歴史」だとしているが、それが国際社会・外交の場で通用するものではない。ところが御伽噺を信じている韓国国民は現実的対応をする韓国政府を許さない。だから何時まで経っても偽の歴史問題を韓国は持ちだしてくる。
韓国での自称「徴用工」に対する在韓日本企業に対する賠償判決(倍賞訴訟差戻上告の棄却)が出たのは2018年10月20日のことである。(*1)
この韓国最高裁(大法院)の判決は国際的常識である統治行為論(司法自制の原則)に反するものであり、韓国は国際常識が通用しない愚かな国家であり、当時の大統領だった文在寅は平気で国際慣例を無視する愚行をしてしまう人物である事を指摘した以下の論考を投稿している。
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2019/02/12投稿:
文在寅の都合のよい「三権分立」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1110.htmlこの論考で指摘している事は、国家元首たる文在寅は自身の所掌である外交問題に直接関係する内容の「判決」を最高裁が出してしまったのに、何等の対策を打たず放置したとの無責任さの指摘である。
無責任さ以上に問題なのは、文在寅は判決を出し渋った前政権下で任命されった最高裁長官に対して別件での起訴をするなど、むしろ、司法に「領空侵犯行為」をさせる様に仕向け煽ったことにある、
統治行為論(司法自制の原則)とは
本件でのポイントとなるのは「統治行為論(司法自制の原則)」との概念だが、一般的にはあまりよく知られてはいない語句・概念だと思うので、最初にその概要を紹介しておく、
Wikiにしては記載内容が妥当だったので、以下に当該概念をWikiから抜粋引用して紹介する。
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<
統治行為論・抜粋引用開始>
統治行為論(とうちこういろん)とは、「国家統治の基本に関する高度な政治性」を有する国家の行為については、法律上の争訟として裁判所による法律判断が可能であっても、高度の政治性ある事柄に関しては司法審査の対象から除外するという理論。
三権分立の民主主義国家の国際法・国家間合意に関する外交問題など国家の行く末に関わるような重大な事柄に関して、国民に選ばれた訳でなく間違った判断をした際の責任も負えない裁判所よりも国民に選挙で選ばれた政府の立場尊重を基本とするために「司法自制の原則」ともいわれる。
<引用終わり>
要するに、いくら三権分立の民主主義原則があったからと言って、外交を担当していない司法が、行政が実行した外交での他国との条約・約束事をくつがえすことは国際法違反に該当するというもので、その様な問題に対しては司法判断の対象としないとするものである。
国内法を理由に国際法・国家間合意上の義務違反を正当化出来ないのが国際法の原則となっているのである。
韓国最高裁の「判決」で相剋関係になる条約・約束事
自称「徴用工」の問題は、1965年の日韓国交樹立条約である日韓基本条約の請求権協定で解決済(韓国国民の併合時に関わる請求に対しての履行・保障責任は韓国政府にあり、日本国にはない)の問題である。
そうであるにも関わらず、韓国司法は同条約に反して「屁理屈」を以て在韓日本企業に対して賠償支払を命じたものである。(*2)
韓国司法がいくらアホだからと言って統治行為論を知らない訳はなく、「徴用工への慰謝料だから日本は賠償しろ・韓国国内にある日本企業は韓国法の範囲内だから在韓日本企業が賠償すべき・これなら日韓基本条約に抵触しないだろう」との身勝手な屁理屈で以て判決したものだ。
しかし、当たり前の話であるが、そんな特殊な屁理屈は韓国国内だけで通用するもので、もう一方の当事者である我が国からしたら、到底容認できるものではない。
韓国・文在寅政権は、自国最高裁の判決を「理由」に我が国に対して「「徴用工」問題の解決」を「要請」してきているのだが、その内容が「日韓基本条約に違反した状態のままでの決着」というものなので、そんな「要請」など我が国は受け入れられるものではない。
あり得ないことだが、もしも韓国側が望む「要請」を我が国が受け入れた場合、それは「日韓は一緒になって国際慣例を踏みにじった」ことになり、我が国の信頼性は一挙に失墜するのだから、そんな「要請」など到底受け入れられるものではない。
韓国最高裁のとんでも判決の翌年の2019年に、韓国は外交ルートを通じて我が国外務大臣に対して「条約違反については置いておき、韓国側が考えた解決策の協議をしましょう」と、これまたとんでもない事を言ってきたのであるが、当時の河野外務大臣は、その申し出に対して、瞬時に「何を言っているんだ?「韓国側が考えた解決策」というのは国際条約違反状態が解消されない話であり、検討の余地はない。」「その事は以前から伝えているのに、何等の対処もせずに同じことを繰り返し言っているのは失礼だ」との指摘をしたのはとても良い対応であった。(*3)
自縄自縛の韓国最高裁判決
最初に説明した通り、韓国司法(大法院)が自制しなかったことから出された在韓日本企業の資産差し押さえ・現金化判決は日韓基本条約の否定となっており、韓国は、三権の1つである司法での最高裁判決の取り消しが出来ず、一方、これまた三権の1つである外交を担う行政府に於いては韓国国内法を根拠に条約違反をすることは国際法違反となってしまう状態に陥っている。
最高裁判決に基づき、資産差し押さえ現金化をした場合、我が国は韓国のその様な行いが国際法違反であるとして、正当なる対抗措置を取れる立場となる。この様な事態となった場合、韓国の対日貿易は大きな痛手を被る。
その一方、韓国最高裁判決を実行しなかった場合、統治行為論(司法自制の原則)を理解しようとはしない韓国国民の世論で以て韓国司法及び韓国行政府は韓国国民からの罷免・弾劾の対象となってロウソクデモが起こってしまうであろう。
要するに、進むも地獄・退くのも地獄状態になっていると言えるものである。
こういう自縄自縛の状態になっているのだが、それは自業自得である。
韓国では国民が本当の事を知ろうとしないし、むしろ、史実とは異なる御伽噺を好むことから、まともな判断を国民が出来ず、その様な有権者集団によって選任される韓国政府は畢竟、現実世界と韓国国内だけで通用する御伽噺での設定との乖離に悩むこととなる。
そして、その乖離に対しての対策はないので、韓国政府は毎回「日本が悪い」との言い訳を口にしてしまうことから、益々韓国民は現実世界とは違う「理解」をしてしまう。
偽の自己認識と現実世界との乖離・集団的な認知的不協和
韓国国民が御伽噺の世界にドップリと漬かっているのは、ずっと以前から、韓国でその様な「教育」が行われてきたからだ。
知っての通り、韓国が独立国家として建国されたのは1948年であるが、それ以前の歴史を見れば、国歌として誇れる様な歴史がないのである。
先ずは、建国直前の歴史をざっと述べる。
1945年8月9日にスターリン・ソ連はルーズベルトとのヤルタ密約に基づき、日ソ不可侵条約を一方的に破棄して、満州・樺太・千島に侵攻し(*4)、同年8月12日にはソ連軍は朝鮮に侵入したが38度線で、その侵攻を停止した。
それはソ連軍の朝鮮半島侵攻前日の8月11日に38度線を米ソ双方の管轄境界線とすることに合意していたからである。
米軍が朝鮮半島南半部にて朝鮮総督府からの降伏文章を受領できたのは9月9日のことであった。(*5)
終戦時の連合国側の思惑では、朝鮮半島は自存自立出来る統治能力が韓国人達に整備されるまで信託統治され、その後に独立させる方針だったのだが、李承晩という偏屈で狭量な人物が騒ぎまくった為に何等の実力も準備もない状態で、わずか3年という短い期間で南半部を独立させるに至った。
それに応じて北半部もソ連は金日成を傀儡として独立させた。
これが1948年の大韓民国建国時の史実である。
また、それ以前の朝鮮半島の歴史は、朝鮮併合に至る李氏朝鮮で言えば、明によってその属国として始まり、続けて明を滅ばした満州族の国・清に服属し、日清戦争での日本の勝利に伴い清の属国から何百年ぶりに脱して独立(*6)したのだが、李氏朝鮮は独立を維持する能力も意思もなく、やがてロシアにすり寄りロシアを朝鮮半島に招き入れる動きをした事で、危険極まりないと状態となったことから日露戦争の勃発に至った。
李氏朝鮮の実績からは自国統治能力はないと判断され、日露戦争の日本の勝利後もグダグダが続き、とうとう国際社会の同意の下で朝鮮を併合する流れとなったのである、
要するに朝鮮半島は何百年にもわたり「自主独立」とは無縁な社会を形成・継続してきたのが歴史の真実である。また、1948年の「独立」も日本の敗戦により発生した事象であり、朝鮮自身の努力によるものではない。
これは別の視点で言えば「李承晩政権の正統性」には疑義があるというものだ。
アメリカの傀儡として立てられた李承晩は自らの正統制を証明する方法として、朝鮮半島がSinic文明圏(シナ文明圏)(*7)であることから、シナ文明圏伝統の手法を用いた。
シナ文明圏には、世が乱れると天命に基づきあらたに「徳」のある人物が表れ、乱れた世にしてしまった前王朝を倒し、新たな王朝を打ち立て乱世を治めるとの易姓革命思想(*8)がある。
この易姓革命思想では、新王朝の正統性は「酷かった前王朝の世を終わらせた」との物語にある。
このパターンは20世紀に於いても受け継がれており、シナの地では毛沢東・共産党が行った「抗日」とは、本当は散発的ゲリラテロ行為でしかなくもっぱら治安を乱す共匪でしかなかったのだが、あたかも対日戦争に勝利したかの様な物語を創り上げ、それを以て中国共産党がシナの地を統治する正統性を主張している。これなどはシナの地での易姓革命思想に則った中共の自己正統性主張の実例である。
朝鮮はSinic文明圏にあるので、李承晩は同じ手法を用いて「前王朝」である日本を「悪辣なる存在」とした物語を創作したのであった。
実際、そういう話は韓国では受け入れられやすい。
それは朝鮮半島の文明基盤がSinic文明圏にあり、自分達は中華思想・華夷秩序の中での東夷ではなく小中華であるとする小中華思想(*9)があるからである。
朝鮮小中華思想では、朝鮮は小中華であるが、日本は禽獣の一種である東夷そのものであるとされており、そういう彼等の「設定」と「前王朝」である日本は「悪辣なる存在」だとの「設定」が合わさり「日本人は道徳的に劣る」「日本人は劣等」なる根拠なき新たな「設定」がなされ、それと呼応する形で逆に「韓国人は道徳的に優れている」とか「韓国人は優秀」なるも物語も流布されてきた。史実とは無関係に流布されてきたのである。
それらの設定に合わせて「歴史をコリエイト」した結果の1つが「他国によって独立が棚ボタで手に入った」との史実を否定する為に針小棒大に喧伝されている「3.1独立運動」である。
後付けで「独立運動があった」との「歴史」を創作する為に、それらしき事件を探して行き着いたのが1919年の「3・1運動」である。(*10)
韓国は、フランス革命やアメリカ独立戦争と同様に「民衆が自由と平等を勝ち得た」とする物語を必要としており、その物語は、フランスの場合の絶対王政の国王、植民地アメリカの場合は宗主国イギリスとの「支配者からの独立闘争」との形式をなぞらえ、「支配者」として「大日本帝国」に登場願う設定としたものである。
「独立闘争」をするのだから、「支配者」は悪辣・非道な抑圧者であるとの「設定」がなされるのだが、朝鮮併合は、欧米白人植民地主義とは異なるものであり、実際の歴史では「独立を求める植民地朝鮮民衆の蜂起」は起こっていない。
それでは辻褄が合わず、都合が悪いので「それらしき「蜂起」」の記録を探しだし、1919年に起こった暴動事件を「民衆の「蜂起」」だとしたものが「3・1運動」である。
朝鮮併合が1910年8月、その8年後に起こったのが「3・1運動」だ。
「3・1運動」が起こった1919年3月1日から26年と8か月後が韓国の言う「光復」であるが、その間、「3・1運動」を超える規模や意義ある「民衆の「蜂起」」がなかったのである。
実に25年以上も遡らないと「それらしき「蜂起」」がなかったのは何故か?それは、朝鮮併合は、欧米白人植民地主義とは異なるものであり、実際の歴史では「独立を求める植民地朝鮮民衆の蜂起」をする必要性がなかったからである。
それでは都合が悪い。そこで次に登場するのが「大韓民国臨時政府」との物語である。(*11)
この様な史実とは異なる「歴史」を学校で習っているのが現代韓国人である。
ところが、そんな史実は存在しておらず、韓国以外で何かの拍子に史実を知ると「自分が韓国で学んできた歴史」とは異なるので混乱することになる。
同様、「日本人は道徳的に劣る」「日本人は劣等」なる根拠なき「設定」と、現実の日本は大きく異なり、毎年秋のノーベル賞の季節になると韓国人は、自分達が認知している「設定」と現実世界が違っていることを見せられ、認知的不協和に陥り、不愉快な時間を過ごすことになるのである。
認知的不協和を解消するには現実を受け入れるしかないのだが、それは精神的に成熟していないと難しい。実際は、韓国人達は現実逃避をして自分が望む話を聞く事を続けている。
そんな状態の有権者集団が選任する韓国の政治家は、外交の場では現実と向き合わざるを得ず、その一方で韓国国内にあっては「韓国での設定」という虚偽の世界で韓国国民の支持を維持しなくれはならないという無理ゲームをプレーしているものである。
所謂「板挟み状態」である。
御伽噺・偽歴史を正してこなかった韓国の自業自得
しかし、この「板挟み状態」はそれまでの歴代の韓国政治家の甘えでしかない。
現実世界を国民が理解しないと、その国民は自分達で、大きくなったそのツケを払うことになる。
我が国の実例で言えば、憲法問題を放置してきたことなどが、其れに該当する。
韓国では韓国だけで通用する御伽噺・偽歴史を正してこなかったことが、それに該当する。
韓国が放置してきた、この「勘違い「歴史」」が韓国で「日韓問題」だとされている問題の元凶だ。
この問題の解決方法は2つしかない。
1つは国際法・国際常識に基づき外交・話し合いで解決する方法である。
自称「徴用工」問題は、最初に書いた様に、日韓基本条約で解決済みである。
我が国は、法治主義を是としているので、この方法を採用している、
前述した河野太郎外務大臣の対応・指摘もこの方法に立脚したものである、
もう1つの解決方法は、宣戦布告をして戦争の勝敗で決める19世紀型のやり方だ。
現実的ではないと考えられてきたこの方法は、半年前のロシアによるウクライナ侵攻で、いまだに残存している「問題解決方法」だということを思い出させた。
とは言え「問題が拡大する」という面が強いのが21世紀現在の主要な見方ではある。
韓国が我が国に宣戦布告するだけの気概があるとは思えないので、韓国がやっている「国際法・国際常識に基づくことを避け、搦め手・寝技で有耶無耶にし続ける」との遷延策である。
同様、韓国司法が統治行為論(司法自制の原則)を無視して出してしまった「判決」で韓国は自身の首を絞めている状態に対して、韓国自身が何等かの白黒つける行動に出るだけの気概があるとも思えない。
以上の様に考えているので、自称「徴用工」問題での韓国最高裁の判決を韓国がどの様に進めるのかを、生温かい目で注視しているものである。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1):韓国での自称「徴用工」に対する在韓日本企業に対する賠償判決(倍賞訴訟差戻上告の棄却)が出たのは2018年10月20日のことである。
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<判決直後の論考>
2018/11/01投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感1(幾つかの視点)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1045.html2018/11/03投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1046.html2018/11/05:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感3
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1047.html2018/11/06投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感4(韓国側の設定)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1048.html2018/11/08投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感5Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1049.html(*2):自称「徴用工」の問題は、1965年の日韓基本条約・請求権協定で解決済の問題に対して、韓国司法が同条約に反して「屁理屈」を以て在韓日本企業に対して賠償支払を命じたものである。
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2019/08/07投稿:
「ベニスの商人」の裁判官をやっているつもりの韓国の支離滅裂
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1236.html(*3):2019年に、韓国は外交ルートを通じて我が国外務大臣に対して「一緒に条約違反については置いておき、韓国側が考えた解決策の協議をしましょう」との、これまたとんでもない事を言ってきたのであるが、当時の河野外務大臣は、その申し出に対して、瞬時に拒否を明言したのはとても良い対応であった。
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<国際法違反の韓国最高裁「判決」>
2019/07/23投稿:
「偽りの土俵」を提示し続ける韓国・河野太郎GJ
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1225.html2019/07/31投稿:
「外務省のお仕事」だけでは不充分・韓国最高裁判決の屁理屈
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1230.html【ご参考】
2019/06/18投稿:
【速報】日韓基本条約・請求権協定第3条に違反した韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1201.html(*4):1945年8月9日にスターリン・ソ連はルーズベルトとのヤルタ密約に基づき、日ソ不可侵条約を一方的に破棄して、満州・樺太・千島に侵攻した。
↓
<ヤルタ密約>
2022/08/09投稿:
1945年8月9日・ソ連の満州侵攻・日ソ不可侵条約の一方的破棄
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1677.html2016/11/19投稿:
フーバー回顧録Doc.18-8・ヤルタ会談
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-546.html2016/09/23投稿:
フーバー回顧録・目次7
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-506.html(*5):1945同年8月12日にはソ連軍は朝鮮に侵入したが38度線で、その侵攻を停止した。それはソ連軍の朝鮮半島侵攻前日の8月11日に38度線を米ソ双方の管轄境界線とすることに合意していたからである。米軍が朝鮮半島南半部にて朝鮮総督府からの降伏文章を受領できたのは9月9日のことであった。
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<38度線を境界線とすることの米ソ合意>
2019/04/21投稿:
根拠は何処に?朝鮮半島分断の責任
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1160.html2017/02/01投稿:
風吹き桶屋の地政学2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-595.html○フーバー回顧録のSectionⅢの第3番目の項目に「The case history of Korea」(朝鮮史)の章があり、その中に以下の様な記述がある。
・両軍(米ソ)首脳は8月11日に38度線を双方の管轄境界線とすることに合意。
・しかし、何故、38度線に決定したのかには多くの謎がある。
・「ペンタゴンの下級将校の誰かがソ連軍は日本の降伏を38度線の北で受諾させ米軍はその南で受諾すればよいと拙速に勧告した。」との話がある。
・日本降服の2日前の1945年8月12日にソ連は北方から朝鮮に侵攻した。
・朝鮮にもっとも近くにいた米軍は沖縄とフィリピンであり、朝鮮半島南半部に侵攻できたのは9月8日のことである。
○フーバー回顧録の9月8日と、我が国側の9月9日との1日の差は、真珠湾攻撃の現地時間12月7日が我が国標準時では12月8日となる時差の関係と同様なのであろう、この日付の差異は大した問題ではない。何れにしろ、元アメリカ大統領であるフーバーは、米軍の朝鮮到着は終戦後3~4週間後であり、遅れていたこと、大した知見もなく38度線を境界線としたことを自著に書いてあるのである。
(*6):李氏朝鮮は清に服属し、日清戦争での日本の勝利に伴い清の属国から脱して独立した。
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2022/01/23投稿:
史実の記載に対してスパム攻撃をするぞと脅す韓国人
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1612.html(*7):朝鮮半島はSinic文明圏(シナ文明圏)
↓
<現存する世界文明9つ>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%98%8E%E3%81%AE%E8%A1%9D%E7%AA%81#/media/File:Clash_of_Civilizations_mapn2.png青色:Western(西欧文明圏)
水色:Orthodox (東方正教文明圏(スラブ文明))
緑色:Islamic(イスラム文明圏)
黄色:Buddhist(仏教文明圏)
橙色:Hindu(ヒンズー文明圏)
灰緑色:African(アフリカ文明圏)
紫色:Latin American(ラテンアメリカ文明圏)
赤色:Sinic(シナ文明圏) ←★
桃色:Japanese(日本文明圏)
↓
リンク先世界地図をご参照いただければ分かる通り、朝鮮半島は赤色である。
(*8):シナ文明圏には、世が乱れると天命に基づきあらたに「徳」のある人物が表れ、乱れた世を作った前王朝を倒し、新たな王朝を打ち立て乱世を治めるとの易姓革命思想がある。
↓
2017/07/04投稿:
シナ大陸の歴史観・易姓革命
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-708.html(*9):朝鮮半島の文明基盤がSinic文明圏にあり、自分達は中華思想・華夷秩序の中での東夷ではなく小中華であるとする小中華思想がある。
↓
2018/11/08投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感5Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1049.html(*10):後付けで「独立運動があった」との「歴史」を創作する為に、それらしき事件を探して行き着いたのが「3・1運動」である。
↓
2019/02/28投稿:
「3.1運動100周年」考
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1122.html2019/02/28投稿:
(資料編)「3.1運動100周年」考に関する歴史年表
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1123.html(*11):実に25年以上も遡らないと「それらしき「蜂起」」がなかったのは何故か?それは、朝鮮併合は、欧米白人植民地主義とは異なるものであり、実際の歴史では「独立を求める植民地朝鮮民衆の蜂起」をする必要性がなかったからである。それでは都合が悪い。そこで次に登場するのが「大韓民国臨時政府」との物語である。
↓
2018/04/16投稿:
「上海臨時政府」樹立100周年考(前編)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1156.html2019/04/17投稿:
「上海臨時政府」樹立100周年考(後編)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1157.html1日1回ポチっとな ↓
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