もっとも怠惰なパフォーマンス・期限付き時限的「ハンスト」との茶番
- 2022/05/18
- 21:14
もっとも怠惰なパフォーマンス・期限付き時限的「ハンスト」との茶番
副題:餓死を賭して抗議するハンガーストライキの意味をすり替るプチ断食パフォーマンス。それを鐘や太鼓で囃し立てる反日偏向メディア。これは戦略的要衝の沖縄を揺さぶる超限戦なのであろう。
先日の5月15日は沖縄本土復帰50周年の日であった。
沖縄が本土復帰したのは1972年5月15日のことであった。
我が国がサンフランシスコ講和条約で主権を回復したのは1952年4月28日であったが、その際、沖縄、奄美、小笠原は本土とは切り離され引き続き米軍施政下に置かれた。
奄美は比較的早く1953年12月25日に本土復帰したが、小笠原が本土復帰したのは主権回復16年後の1968年6月26日であり、沖縄は近隣の奄美から大きく遅れ約20年後の1972年5月15日となったものである。
引き続き米軍施政下に置かれたこれら地域からは当然の様に「取り残し反対の抗議の声」が出された。
4月28日という日は沖縄・奄美・小笠原の人達にとっては「取り残された日」という事で、1960年代の大学紛争の時代には「ヨンニッパ沖縄反戦デー」との「闘争テーマ」とされていた。
当方が、この「ヨンニッパ沖縄反戦デー」(*1)の意味を知った1970年代中盤の大学生だった頃には、既に沖縄の本土復帰が実現しており、その頃に「ヨンニッパ沖縄反戦デー」の話を聞いて感じた事は、「「本土復帰が遅れたことを利用した反米・反基地政治運動」へと変質してしまっている」というものだった。
この様に捉えた理由は、「1972年5月15日には本土復帰を実現している沖縄」の存在である。「ヨンニッパの原初的・基本的問題点」である「復帰に取り残された・本土復帰を実現したい」は既に解消済であった。「新左翼」が闘争テーマにしている「ヨンニッパ」の実態は、その当時でも「復帰遅れ」を抗議するものでは既になく、沖縄反基地闘争のダシに使用されているとの理解をしたからである。
勿論「沖縄の米軍基地問題」は存在しているが、同時に我が故郷神奈川県にも横須賀・厚木・座間など15か所程度の米軍基地は存在しており、沖縄という戦略的要衝の位置付けは1970年代も2020年代の今も変わりはなく、日本列島の安全保障上の問題という憲法問題をも絡む問題の中に米軍基地問題は存在している。
その様な問題なのだが、「本土復帰が遅れた沖縄」という過去を「沖縄は差別されている。だって本土復帰が一番遅かったでしょ」なる設定に利用しているものだと認識している。
「記念日闘争・スケジュール化キャンペーン」は毎年のことであるが、今年2022年は沖縄本土復帰50周年なので、4月28日ではなくて5月15日に軸足を置いた様である。
ここ数日、パソコン画面に向かっていると沖縄関係のテレビニュースが耳に入ってくるのだが、その文脈が60年代~70年代の「新左翼の「ヨンニッパ」」の理屈と同じなので苦笑せざるを得なかった。また、ネットではハンスト(ハンガーストライキ)をした青年の話を幾つか見掛けた。
反日偏向メディアは、ハンスト青年のことを記事として取り上げている(*2)のだが、その内容に対して違和感を持った。
沖縄テレビや琉球新報の「報道」からは「ハンスト」を開始したのは5月9日であることが分かる。
5月9日開始の「ハンスト」は首相官邸前で行われた。
御本人のツイッターアカウントによれば「雨が降り、大分冷えてきました。もう少しやって、今日(5/9)の官邸前での抗議は終わろうと思います。」として、午後10時過ぎに何処かに移動して「その日のハンストを終えた」様である。翌日5月10日は場所を変えて自民党本部前で「ハンスト」を行った様である。(*3)
琉球新報の5月9日付記事では終了予定日を沖縄本土復帰50周年の5月15日だと報じている。「ハンスト」なのに「終了予定日」が最初から提示されているとの実に奇妙な話である。
今回の「ハンスト」に関しての御本人のツイッターでの投稿(*4)によれば、以下の様に毎日「ハンスト」の場所を変えて、だいたい午後10時頃には撤収して別の場所で就寝していた様である。その模様を御本人のツイートから抜粋して以下の通りまとめてみた。
↓
●①2022年5月9日(GW連休明けの月曜日)
場所:首相官邸前
開始:午前10時から
終了:午後10:29(ツイッター投稿時間)
●②同年5月10日(火曜日)
場所:自民党本部
開始:午前9:48(ツイッター投稿時間)
終了:午後10:13(ツイッター投稿時間)
●③同年5月11日(水曜日)
場所その1:公明党本部
開始:午前9:44(ツイッター投稿時間)
終了:午後3:10(ツイッター投稿時間)
場所その2:国土交通省前
開始:15時30分頃から
終了:午後10:38(ツイッター投稿時間)
●④同年5月12日(木曜日)
場所その1:防衛省前
開始:9時頃から
終了:午後3:46(ツイッター投稿時間)
場所その2:外務省前
開始:15時頃から(※ツイッター登録時間とは矛盾する)
終了:午後9:54(ツイッター投稿時間)
●⑤同年5月13日(金曜日)
※午前11時から日本外国特派員協会での記者会見。午前の「ハンスト」なし
場所:大成建設前
開始:13時頃から
終了:午後9:28(ツイッター投稿時間)
●⑥同年5月14日(土曜日)
場所:国会議事堂前(※土曜日は国会か開催されないのだが・・)
開始:(午前)9時頃から
終了:午後9:28(ツイッター投稿時間)
●⑦同年5月15日(日曜日)
場所:宜野湾市・沖縄コンベンションセンター
(「沖縄復帰50周年記念式典」の会場)
開始:14時頃から
終了:17時頃のドクターストップだとのツイート
※琉球新報の5月9日付記事での「終了予定日5月15日」通りに終了
この間、メディアは「ハンスト」を熱心に「報道」した。
しかし、ご覧いただいた様に毎日「ハンスト」の場所を変えて、だいたい午後10時頃には撤収して別の場所で就寝していた様である。
この様な「ハンスト」をハンガーストライキと自称している訳だが、これではハンガーストライキとは言えないと当方は考えている。
「ハンストではない」とする意見は、当方だけではなくネット上では多々見られた意見である。「あれは「座り込み」である」とのネットでの意見に当方は賛同するものである。
ハンガーストライキとは飲食を断つことで自らの命を賭した要求・抗議をする行為である。
ところが、今回の「ハンスト」を実行している人物は自分の命を賭している事を何等証明していない。
Wikiの「ハンガーストライキ」によれば、その定義として冒頭に【公共の場(受刑者の場合は刑務所内)に座り込み、断食することで、相手が要求を受け入れなければ餓死に至るという状況に追い込むことで注目を集め、自分の主義・主張を通そうとしたり、それを世に広めたりするのが目的である。飲食は完全に断つ。】との記述がある。
ここで「受刑者の場合は刑務所内」だとわざわざ書いてあるのは、ハンガーストライキという激烈なる要求・抗議活動しか選択肢がない環境だからである。
刑務所内で受刑者が要求・抗議をする際に、一般社会でのアピール方法である集団でのデモや座り込みをやった場合、それは反乱と認定され鎮圧対象となってしまうからである。
抗議・要求方法の選択肢は少なく、仕方がなく「食事を取らない」という自分の命を賭した静かで激烈なる手段に行き着くことになるのである。
逆に言えば、一般社会でのアピール方法として本気のハンストを選択するのは、本当はかなりハードルが高い。
大人数でのデモを組織できない場合や座り込み抗議が排除されてしまう場合など、抗議・要求手段がハンスト以外にない場合にハンストが選択されることになる。
ハンストの場合、要求が叶えられるまで飲食を断ち餓死寸前まで自分の命を賭ける事を実行することになるからだ。
それほどまでに切実で激烈で厳しい選択がハンストである。
ハンストの必要条件は「飲食を断つ」ことにある。
それを対外的にアピールする為には、第三者が「命を賭した断食を本当に実行している」と納得してもらう事が必要だ。
刑務所内の受刑者なら出された食事を食べないことは配膳係他の第三者により証明されるが、自由な一般社会の場合は衆人環視の状態で飲食を断っている事をハンスト実行者が自分で証明する必要がある。
従い、雨が降ったとか夜になったとかの理由でハンスト実施場所から離れてホテルや自宅で就寝してしまったは、ハンストにならないのである。途中で抜け出してしまってはハンストにはならないのである。
また、5月9日から5月15日までの7日間と期限を設定することもハンストとは言えない所業である。一週間の断食道場に「入門」したのと変わりない。
ハンガーストライキの目的は要求を誰かに飲んでもらうことにある。
今回の「なんちゃってハンスト」をした人の要求事項は何かと言うと以下の3点である。
↓
<引用開始>
日本政府、岸田政権に対し、
①辺野古新基地建設の即時断念
②普天間飛行場の数年以内の運用停止
③日米地位協定の運用にかかるすべての日米合意を公開し、沖縄県を含む民主的な議論を経て見直すこと
を求めます。
<引用終わり>
お読みいただければ分かる通り、①&②はワンセットの話であり、③は別の話である。
①の辺野古移転を「新基地建設」と称しているのはパヨクが使う印象操作手法である。
辺野古への移転は「世界一危険な普天間基地の廃止」を実現する為の具体的・現実的方策であるが、そういう経緯を隠し、あたかもただ単に辺野古に基地を新たに作る話であるかの様にする印象操作手法として「移転」ではなく「新基地建設」と称しているものである。(*5)
実際、辺野古移転反対一辺倒の反基地運動の結果は、今に至るも「世界一危険な普天間基地」は廃止できていない。
この事実は反基地運動側にとっての不都合な事実である。
「辺野古移転反対~!」と叫んでも「それじゃ普天間はどうする?」と指摘されるとぐうの音も出ないのである。
それが分かっているので「普天間を廃止できていない責任」を他者に押し付ける為に②「「普天間飛行場の数年以内の運用停止」を岸田政権に求める」という「要求」をしているものである。恥知らずである。
③は「日米地位協定」との甘味剤を用いているが、要するに、これはサヨクが「存在している」と主張している「沖縄返還時の密約」を開示せよという意味だ。
日米地位協定に関しては見直しが必要だと思うが、そういうまともな話ではなく、それを利用して「密約暴露!」とやりたいのであろう。
最後にハンストで要求・抗議する相手の話である。
今回の断食道場・なんちゃってハンストの「要求先」は「日本政府、岸田政権」である。
従い、ハンストに対して暴力的な弾圧はしてこないことがわかっている。
もしもハンストの要求先が中共の様な人権感覚がない独裁権力だった場合、ハンストをした人物に対して、これ幸と餓死するのを放置するであろう。
ハンストという非暴力・非服従戦法は全世界で通用する訳ではないのである。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1):「ヨンニッパ沖縄反戦デー」についての以前の論考
↓
2017/04/28投稿:
「ヨンニッパ・沖縄反戦デー」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-659.html
(*2):ネットではハンスト(ハンガーストライキ)をした青年の話を幾つか見掛けた。反日偏向メディアは、ハンスト青年のことを記事として取り上げている。
↓
<その1>
OKITIVE(沖縄テレビ)2022/5/9 公開日 2022/5/9
見出し:◆沖縄の声が届いていない 復帰50年に抗議のハンガーストライキ
https://www.otv.co.jp/okitive/news/post/00005241/index.html
記事:○アメリカ軍普天間基地の移設に伴う辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票の実現に奔走した男性が、移設反対を示した民意が政府に届いていないとして東京の首相官邸前でハンガーストライキを始めました。
○2019年2月に行われた辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票では投票総数の7割以上が反対という結果になりました。
○県民投票の会の代表を務めた元山仁士郎さんは政府が民意を顧みずに移設工事を進めていることや、50年前の本土復帰に際に県民が望んだ「基地の無い沖縄」が叶えられていないとして食事を摂らずに抗議するハンガーストライキを始めました。
▽元山仁士郎さん
「日本政府としては祝典ということで沖縄の日本復帰記念式典を行うと思うが、私としては祝えるような状況にない」
○元山さんは辺野古移設の中止と普天間基地の閉鎖、それに日米地位協定の見直しを訴え5月15日までハンガーストライキを続けるとしています。(引用終わり)
<その2>
琉球新報DIGITAL 2022年5月9日 12:21
見出し:◆「辺野古新基地建設の断念を」首相官邸前でハンスト開始 県民投票の会元代表・元山さん、復帰50年で政府に求める
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1513980.html
記事:○【東京】「『辺野古』県民投票の会」元代表の元山仁士郎さん(30)=大学院生=は9日午前、政府に名護市辺野古の新基地建設断念などを求めるハンガーストライキを東京の首相官邸前で始めた。沖縄の日本復帰50年に合わせ、場所を変えながら断食を続ける。
○元山さんは「政府は選挙や県民投票の結果を尊重せず、体を張らなければならない状況に追い込まれている」と語った。ハンガーストライキの期間中、現場やインターネット上で新基地断念などを求める署名を募る。
○元山さんは政府への要求事項として①新基地建設の即時断念②普天間飛行場の数年以内の運用停止③日米地位協定に関する全ての日米合意を公開し、民主的な議論を経て見直す―を掲げている。岸田文雄首相が要求事項の受け入れを表明するか、ドクターストップがかかるまで続ける。
○元山さんは、沖縄の施政権が日本に返還されて50年がたっても過重な基地負担が変わらず、政府が新基地建設を強行する現状に「復帰しない方が良かったんじゃないかと思わざるを得ない。祝えるような状況にない。岸田首相が式典で要求の受け入れを表明して、ひとまず祝える形になってほしい」と話した。
○15日には、復帰50年を記念する式典が開かれる宜野湾市の沖縄コンベンションセンター前でもハンガーストライキを行う予定。他にも自民党本部や公明党本部の前での実施を計画している。
○元山さんは2019年の辺野古県民投票の際にも、宜野湾市役所前に座り込んで投票の全県実施を求めるハンガーストライキを行った。
○元山さんは署名サイト「Change.org」で署名を呼び掛けている。サイトのページはここから。(リンク省略)(引用終わり)
<その3>
琉球新報DIGITAL 2022年5月14日 10:50
見出し:◆復帰の日「祝うだけか」 ハンスト中の元山さんが全国に提起 署名2万4000筆超に
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1516776.html
記事:○【東京】「辺野古」県民投票の会元代表で一橋大学大学院生の元山仁士郎さん(30)が13日、日本外国特派員協会(東京)で会見した。名護市辺野古の新基地建設断念などを政府に訴えるハンガーストライキを行っている元山さんは、基地問題が解決しないまま「復帰の日」を迎えることに「祝典ムードだけでいいのか」と疑問を呈した。
○元山さんは、ハンストの現場やインターネット上で募っている新基地建設断念などを求める署名が、9日のハンスト開始からの5日間で2万4250筆に達していることも報告した。
○記者団から「5・15」に向けたハンストを実施する意味を問われると、「なぜ復帰50年に際してハンガーストライキをやらざるを得ない状況があるのかを一番に考えてほしい」と投げ掛けた。
○ロシアによるウクライナ侵攻や、台湾有事への警戒感を背景に、日米両政府が南西諸島への軍事強化を進めている点に触れ、「沖縄の人が犠牲になることをどれくらい想定しているのか。しっかり議論を進めていく必要がある」と危機感を示した。
<引用終わり>
(*3):御本人のツイッターアカウントによれば「雨が降り、大分冷えてきました。もう少しやって、今日(5/9)の官邸前での抗議は終わろうと思います。」として、午後10時頃には何処かに移動して「その日のハンストを終えた」様である。翌日5月10日は場所を変えて自民党本部前で「ハンスト」を行った様である。
↓
<その1>
元 山 仁 士 郎 @復帰50年 ハンスト @Jin46o
https://twitter.com/Jin46o/status/1523642488543916032
雨が降り、大分冷えてきました。
もう少しやって、今日(5/9)の官邸前での抗議は終わろうと思います。
#ハンガーストライキ
#HungryforReversion
<画像>
午後9:34 • 2022年5月9日•Twitter for iPhone
<その2>
元 山 仁 士 郎 @復帰50年 ハンスト @Jin46o
https://twitter.com/Jin46o/status/1523656363364462593
今日(5/9)の官邸前での抗議は終わります。
明日(5/10)は9時頃から、自民党本部前で抗議を行います。
#ハンガーストライキ
#HungryforReversion
<画像>
午後10:29 • 2022年5月9日 首相官邸から•Twitter for iPhone
(*4):今回の「ハンスト」に関しての御本人のツイッターでの投稿
↓
元 山 仁 士 郎 @復帰50年 ハンスト @Jin46o
https://twitter.com/Jin46o/status/1523642488543916032?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1523656363364462593%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es2_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.moeasia.net%2Farchives%2F49701068.html
元 山 仁 士 郎 @復帰50年 ハンスト @Jin46o
https://twitter.com/Jin46o/status/1525777716469198849
本日(5/15)17時頃、ドクターストップを受けてハンガーストライキを終了することとしました。5月9日から始めて151時間でした。
私自身が訴えていた3つの要求、「小さな声」が岸田首相に届いたかは厳しいですが、また次、できることを考えたいと思います。
#復帰50年
#ハンガーストライキ
<画像>
午後6:58 • 2022年5月15日•
<引用終わり>
(*5):辺野古への移転は「世界一危険な普天間基地の廃止」を実現する為の具体的・現実的方策であるが、そういう経緯を隠し、あたかもただ単に辺野古に基地を新たに作る話であるかの様にする印象操作手法として「移転」ではなく「新基地建設」と称しているものである。
↓
<普天間を置き去りにした辺野古No>
2019/03/06投稿:
沖縄県民投票・小林変節先生のお話
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1127.html
2019/02/25投稿:
沖縄県民投票・普天間はどうすのか?は置き去りのまま
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1119.html
2019/01/16投稿:
県民投票の強要をしてしまう人達
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1092.html
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副題:餓死を賭して抗議するハンガーストライキの意味をすり替るプチ断食パフォーマンス。それを鐘や太鼓で囃し立てる反日偏向メディア。これは戦略的要衝の沖縄を揺さぶる超限戦なのであろう。
先日の5月15日は沖縄本土復帰50周年の日であった。
沖縄が本土復帰したのは1972年5月15日のことであった。
我が国がサンフランシスコ講和条約で主権を回復したのは1952年4月28日であったが、その際、沖縄、奄美、小笠原は本土とは切り離され引き続き米軍施政下に置かれた。
奄美は比較的早く1953年12月25日に本土復帰したが、小笠原が本土復帰したのは主権回復16年後の1968年6月26日であり、沖縄は近隣の奄美から大きく遅れ約20年後の1972年5月15日となったものである。
引き続き米軍施政下に置かれたこれら地域からは当然の様に「取り残し反対の抗議の声」が出された。
4月28日という日は沖縄・奄美・小笠原の人達にとっては「取り残された日」という事で、1960年代の大学紛争の時代には「ヨンニッパ沖縄反戦デー」との「闘争テーマ」とされていた。
当方が、この「ヨンニッパ沖縄反戦デー」(*1)の意味を知った1970年代中盤の大学生だった頃には、既に沖縄の本土復帰が実現しており、その頃に「ヨンニッパ沖縄反戦デー」の話を聞いて感じた事は、「「本土復帰が遅れたことを利用した反米・反基地政治運動」へと変質してしまっている」というものだった。
この様に捉えた理由は、「1972年5月15日には本土復帰を実現している沖縄」の存在である。「ヨンニッパの原初的・基本的問題点」である「復帰に取り残された・本土復帰を実現したい」は既に解消済であった。「新左翼」が闘争テーマにしている「ヨンニッパ」の実態は、その当時でも「復帰遅れ」を抗議するものでは既になく、沖縄反基地闘争のダシに使用されているとの理解をしたからである。
勿論「沖縄の米軍基地問題」は存在しているが、同時に我が故郷神奈川県にも横須賀・厚木・座間など15か所程度の米軍基地は存在しており、沖縄という戦略的要衝の位置付けは1970年代も2020年代の今も変わりはなく、日本列島の安全保障上の問題という憲法問題をも絡む問題の中に米軍基地問題は存在している。
その様な問題なのだが、「本土復帰が遅れた沖縄」という過去を「沖縄は差別されている。だって本土復帰が一番遅かったでしょ」なる設定に利用しているものだと認識している。
「記念日闘争・スケジュール化キャンペーン」は毎年のことであるが、今年2022年は沖縄本土復帰50周年なので、4月28日ではなくて5月15日に軸足を置いた様である。
ここ数日、パソコン画面に向かっていると沖縄関係のテレビニュースが耳に入ってくるのだが、その文脈が60年代~70年代の「新左翼の「ヨンニッパ」」の理屈と同じなので苦笑せざるを得なかった。また、ネットではハンスト(ハンガーストライキ)をした青年の話を幾つか見掛けた。
反日偏向メディアは、ハンスト青年のことを記事として取り上げている(*2)のだが、その内容に対して違和感を持った。
「ハンスト」を鐘や太鼓で囃し立てる反日偏向メディア
沖縄テレビや琉球新報の「報道」からは「ハンスト」を開始したのは5月9日であることが分かる。
5月9日開始の「ハンスト」は首相官邸前で行われた。
御本人のツイッターアカウントによれば「雨が降り、大分冷えてきました。もう少しやって、今日(5/9)の官邸前での抗議は終わろうと思います。」として、午後10時過ぎに何処かに移動して「その日のハンストを終えた」様である。翌日5月10日は場所を変えて自民党本部前で「ハンスト」を行った様である。(*3)
琉球新報の5月9日付記事では終了予定日を沖縄本土復帰50周年の5月15日だと報じている。「ハンスト」なのに「終了予定日」が最初から提示されているとの実に奇妙な話である。
今回の「ハンスト」に関しての御本人のツイッターでの投稿(*4)によれば、以下の様に毎日「ハンスト」の場所を変えて、だいたい午後10時頃には撤収して別の場所で就寝していた様である。その模様を御本人のツイートから抜粋して以下の通りまとめてみた。
↓
●①2022年5月9日(GW連休明けの月曜日)
場所:首相官邸前
開始:午前10時から
終了:午後10:29(ツイッター投稿時間)
●②同年5月10日(火曜日)
場所:自民党本部
開始:午前9:48(ツイッター投稿時間)
終了:午後10:13(ツイッター投稿時間)
●③同年5月11日(水曜日)
場所その1:公明党本部
開始:午前9:44(ツイッター投稿時間)
終了:午後3:10(ツイッター投稿時間)
場所その2:国土交通省前
開始:15時30分頃から
終了:午後10:38(ツイッター投稿時間)
●④同年5月12日(木曜日)
場所その1:防衛省前
開始:9時頃から
終了:午後3:46(ツイッター投稿時間)
場所その2:外務省前
開始:15時頃から(※ツイッター登録時間とは矛盾する)
終了:午後9:54(ツイッター投稿時間)
●⑤同年5月13日(金曜日)
※午前11時から日本外国特派員協会での記者会見。午前の「ハンスト」なし
場所:大成建設前
開始:13時頃から
終了:午後9:28(ツイッター投稿時間)
●⑥同年5月14日(土曜日)
場所:国会議事堂前(※土曜日は国会か開催されないのだが・・)
開始:(午前)9時頃から
終了:午後9:28(ツイッター投稿時間)
●⑦同年5月15日(日曜日)
場所:宜野湾市・沖縄コンベンションセンター
(「沖縄復帰50周年記念式典」の会場)
開始:14時頃から
終了:17時頃のドクターストップだとのツイート
※琉球新報の5月9日付記事での「終了予定日5月15日」通りに終了
この間、メディアは「ハンスト」を熱心に「報道」した。
しかし、ご覧いただいた様に毎日「ハンスト」の場所を変えて、だいたい午後10時頃には撤収して別の場所で就寝していた様である。
この様な「ハンスト」をハンガーストライキと自称している訳だが、これではハンガーストライキとは言えないと当方は考えている。
「ハンストではない」とする意見は、当方だけではなくネット上では多々見られた意見である。「あれは「座り込み」である」とのネットでの意見に当方は賛同するものである。
ハンガーストライキとは命を賭して静かに実行する激烈なる抗議
ハンガーストライキとは飲食を断つことで自らの命を賭した要求・抗議をする行為である。
ところが、今回の「ハンスト」を実行している人物は自分の命を賭している事を何等証明していない。
Wikiの「ハンガーストライキ」によれば、その定義として冒頭に【公共の場(受刑者の場合は刑務所内)に座り込み、断食することで、相手が要求を受け入れなければ餓死に至るという状況に追い込むことで注目を集め、自分の主義・主張を通そうとしたり、それを世に広めたりするのが目的である。飲食は完全に断つ。】との記述がある。
ここで「受刑者の場合は刑務所内」だとわざわざ書いてあるのは、ハンガーストライキという激烈なる要求・抗議活動しか選択肢がない環境だからである。
刑務所内で受刑者が要求・抗議をする際に、一般社会でのアピール方法である集団でのデモや座り込みをやった場合、それは反乱と認定され鎮圧対象となってしまうからである。
抗議・要求方法の選択肢は少なく、仕方がなく「食事を取らない」という自分の命を賭した静かで激烈なる手段に行き着くことになるのである。
逆に言えば、一般社会でのアピール方法として本気のハンストを選択するのは、本当はかなりハードルが高い。
大人数でのデモを組織できない場合や座り込み抗議が排除されてしまう場合など、抗議・要求手段がハンスト以外にない場合にハンストが選択されることになる。
ハンストの場合、要求が叶えられるまで飲食を断ち餓死寸前まで自分の命を賭ける事を実行することになるからだ。
それほどまでに切実で激烈で厳しい選択がハンストである。
ハンストの必要条件は「飲食を断つ」ことにある。
それを対外的にアピールする為には、第三者が「命を賭した断食を本当に実行している」と納得してもらう事が必要だ。
刑務所内の受刑者なら出された食事を食べないことは配膳係他の第三者により証明されるが、自由な一般社会の場合は衆人環視の状態で飲食を断っている事をハンスト実行者が自分で証明する必要がある。
従い、雨が降ったとか夜になったとかの理由でハンスト実施場所から離れてホテルや自宅で就寝してしまったは、ハンストにならないのである。途中で抜け出してしまってはハンストにはならないのである。
また、5月9日から5月15日までの7日間と期限を設定することもハンストとは言えない所業である。一週間の断食道場に「入門」したのと変わりない。
プチ断食「ハンスト」で何を要求したのか?要件
ハンガーストライキの目的は要求を誰かに飲んでもらうことにある。
今回の「なんちゃってハンスト」をした人の要求事項は何かと言うと以下の3点である。
↓
<引用開始>
日本政府、岸田政権に対し、
①辺野古新基地建設の即時断念
②普天間飛行場の数年以内の運用停止
③日米地位協定の運用にかかるすべての日米合意を公開し、沖縄県を含む民主的な議論を経て見直すこと
を求めます。
<引用終わり>
お読みいただければ分かる通り、①&②はワンセットの話であり、③は別の話である。
①の辺野古移転を「新基地建設」と称しているのはパヨクが使う印象操作手法である。
辺野古への移転は「世界一危険な普天間基地の廃止」を実現する為の具体的・現実的方策であるが、そういう経緯を隠し、あたかもただ単に辺野古に基地を新たに作る話であるかの様にする印象操作手法として「移転」ではなく「新基地建設」と称しているものである。(*5)
実際、辺野古移転反対一辺倒の反基地運動の結果は、今に至るも「世界一危険な普天間基地」は廃止できていない。
この事実は反基地運動側にとっての不都合な事実である。
「辺野古移転反対~!」と叫んでも「それじゃ普天間はどうする?」と指摘されるとぐうの音も出ないのである。
それが分かっているので「普天間を廃止できていない責任」を他者に押し付ける為に②「「普天間飛行場の数年以内の運用停止」を岸田政権に求める」という「要求」をしているものである。恥知らずである。
③は「日米地位協定」との甘味剤を用いているが、要するに、これはサヨクが「存在している」と主張している「沖縄返還時の密約」を開示せよという意味だ。
日米地位協定に関しては見直しが必要だと思うが、そういうまともな話ではなく、それを利用して「密約暴露!」とやりたいのであろう。
要求先が日本政府でよかったね。ハンストは誰を相手に要求するのかが重要
最後にハンストで要求・抗議する相手の話である。
今回の断食道場・なんちゃってハンストの「要求先」は「日本政府、岸田政権」である。
従い、ハンストに対して暴力的な弾圧はしてこないことがわかっている。
もしもハンストの要求先が中共の様な人権感覚がない独裁権力だった場合、ハンストをした人物に対して、これ幸と餓死するのを放置するであろう。
ハンストという非暴力・非服従戦法は全世界で通用する訳ではないのである。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1):「ヨンニッパ沖縄反戦デー」についての以前の論考
↓
2017/04/28投稿:
「ヨンニッパ・沖縄反戦デー」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-659.html
(*2):ネットではハンスト(ハンガーストライキ)をした青年の話を幾つか見掛けた。反日偏向メディアは、ハンスト青年のことを記事として取り上げている。
↓
<その1>
OKITIVE(沖縄テレビ)2022/5/9 公開日 2022/5/9
見出し:◆沖縄の声が届いていない 復帰50年に抗議のハンガーストライキ
https://www.otv.co.jp/okitive/news/post/00005241/index.html
記事:○アメリカ軍普天間基地の移設に伴う辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票の実現に奔走した男性が、移設反対を示した民意が政府に届いていないとして東京の首相官邸前でハンガーストライキを始めました。
○2019年2月に行われた辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票では投票総数の7割以上が反対という結果になりました。
○県民投票の会の代表を務めた元山仁士郎さんは政府が民意を顧みずに移設工事を進めていることや、50年前の本土復帰に際に県民が望んだ「基地の無い沖縄」が叶えられていないとして食事を摂らずに抗議するハンガーストライキを始めました。
▽元山仁士郎さん
「日本政府としては祝典ということで沖縄の日本復帰記念式典を行うと思うが、私としては祝えるような状況にない」
○元山さんは辺野古移設の中止と普天間基地の閉鎖、それに日米地位協定の見直しを訴え5月15日までハンガーストライキを続けるとしています。(引用終わり)
<その2>
琉球新報DIGITAL 2022年5月9日 12:21
見出し:◆「辺野古新基地建設の断念を」首相官邸前でハンスト開始 県民投票の会元代表・元山さん、復帰50年で政府に求める
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1513980.html
記事:○【東京】「『辺野古』県民投票の会」元代表の元山仁士郎さん(30)=大学院生=は9日午前、政府に名護市辺野古の新基地建設断念などを求めるハンガーストライキを東京の首相官邸前で始めた。沖縄の日本復帰50年に合わせ、場所を変えながら断食を続ける。
○元山さんは「政府は選挙や県民投票の結果を尊重せず、体を張らなければならない状況に追い込まれている」と語った。ハンガーストライキの期間中、現場やインターネット上で新基地断念などを求める署名を募る。
○元山さんは政府への要求事項として①新基地建設の即時断念②普天間飛行場の数年以内の運用停止③日米地位協定に関する全ての日米合意を公開し、民主的な議論を経て見直す―を掲げている。岸田文雄首相が要求事項の受け入れを表明するか、ドクターストップがかかるまで続ける。
○元山さんは、沖縄の施政権が日本に返還されて50年がたっても過重な基地負担が変わらず、政府が新基地建設を強行する現状に「復帰しない方が良かったんじゃないかと思わざるを得ない。祝えるような状況にない。岸田首相が式典で要求の受け入れを表明して、ひとまず祝える形になってほしい」と話した。
○15日には、復帰50年を記念する式典が開かれる宜野湾市の沖縄コンベンションセンター前でもハンガーストライキを行う予定。他にも自民党本部や公明党本部の前での実施を計画している。
○元山さんは2019年の辺野古県民投票の際にも、宜野湾市役所前に座り込んで投票の全県実施を求めるハンガーストライキを行った。
○元山さんは署名サイト「Change.org」で署名を呼び掛けている。サイトのページはここから。(リンク省略)(引用終わり)
<その3>
琉球新報DIGITAL 2022年5月14日 10:50
見出し:◆復帰の日「祝うだけか」 ハンスト中の元山さんが全国に提起 署名2万4000筆超に
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1516776.html
記事:○【東京】「辺野古」県民投票の会元代表で一橋大学大学院生の元山仁士郎さん(30)が13日、日本外国特派員協会(東京)で会見した。名護市辺野古の新基地建設断念などを政府に訴えるハンガーストライキを行っている元山さんは、基地問題が解決しないまま「復帰の日」を迎えることに「祝典ムードだけでいいのか」と疑問を呈した。
○元山さんは、ハンストの現場やインターネット上で募っている新基地建設断念などを求める署名が、9日のハンスト開始からの5日間で2万4250筆に達していることも報告した。
○記者団から「5・15」に向けたハンストを実施する意味を問われると、「なぜ復帰50年に際してハンガーストライキをやらざるを得ない状況があるのかを一番に考えてほしい」と投げ掛けた。
○ロシアによるウクライナ侵攻や、台湾有事への警戒感を背景に、日米両政府が南西諸島への軍事強化を進めている点に触れ、「沖縄の人が犠牲になることをどれくらい想定しているのか。しっかり議論を進めていく必要がある」と危機感を示した。
<引用終わり>
(*3):御本人のツイッターアカウントによれば「雨が降り、大分冷えてきました。もう少しやって、今日(5/9)の官邸前での抗議は終わろうと思います。」として、午後10時頃には何処かに移動して「その日のハンストを終えた」様である。翌日5月10日は場所を変えて自民党本部前で「ハンスト」を行った様である。
↓
<その1>
元 山 仁 士 郎 @復帰50年 ハンスト @Jin46o
https://twitter.com/Jin46o/status/1523642488543916032
雨が降り、大分冷えてきました。
もう少しやって、今日(5/9)の官邸前での抗議は終わろうと思います。
#ハンガーストライキ
#HungryforReversion
<画像>
午後9:34 • 2022年5月9日•Twitter for iPhone
<その2>
元 山 仁 士 郎 @復帰50年 ハンスト @Jin46o
https://twitter.com/Jin46o/status/1523656363364462593
今日(5/9)の官邸前での抗議は終わります。
明日(5/10)は9時頃から、自民党本部前で抗議を行います。
#ハンガーストライキ
#HungryforReversion
<画像>
午後10:29 • 2022年5月9日 首相官邸から•Twitter for iPhone
(*4):今回の「ハンスト」に関しての御本人のツイッターでの投稿
↓
元 山 仁 士 郎 @復帰50年 ハンスト @Jin46o
https://twitter.com/Jin46o/status/1523642488543916032?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1523656363364462593%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es2_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.moeasia.net%2Farchives%2F49701068.html
元 山 仁 士 郎 @復帰50年 ハンスト @Jin46o
https://twitter.com/Jin46o/status/1525777716469198849
本日(5/15)17時頃、ドクターストップを受けてハンガーストライキを終了することとしました。5月9日から始めて151時間でした。
私自身が訴えていた3つの要求、「小さな声」が岸田首相に届いたかは厳しいですが、また次、できることを考えたいと思います。
#復帰50年
#ハンガーストライキ
<画像>
午後6:58 • 2022年5月15日•
<引用終わり>
(*5):辺野古への移転は「世界一危険な普天間基地の廃止」を実現する為の具体的・現実的方策であるが、そういう経緯を隠し、あたかもただ単に辺野古に基地を新たに作る話であるかの様にする印象操作手法として「移転」ではなく「新基地建設」と称しているものである。
↓
<普天間を置き去りにした辺野古No>
2019/03/06投稿:
沖縄県民投票・小林変節先生のお話
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1127.html
2019/02/25投稿:
沖縄県民投票・普天間はどうすのか?は置き去りのまま
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1119.html
2019/01/16投稿:
県民投票の強要をしてしまう人達
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1092.html
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