ウクライナ情勢雑感4:ウクライナ情勢を利用してるだけの人達
- 2022/03/07
- 21:20
ウクライナ情勢雑感4:ウクライナ情勢を利用してるだけの人達
副題:特定野党、反日偏向メディア、パヨクと薄いネトウヨ。何か肝心な事を脇に置いての言説に対して持つ違和感。我々自身の平和・安寧の確保とリスク回避に軸足を置くとき、感情優先の煽動や虚偽の煽動に乗ることは危険。特に共産党の日本悪玉論に基づくプロパガンダは危険。
ロシアによるウクライナへの武力進攻事態が発生し、ウクライナ国内で戦闘状態になっており、それはかなり衝撃的な展開だと言えるのだが、当方の軸足は我が母国日本にあり、自分自身と家族・友人達、そして我々日本人の命と平和・安寧の確保が最重要だと考えているものである。
従い、ネット上に溢れる「ロシア難し・ウクライナ可哀想」との類の言説は個人の感情や趣味・嗜好の表明であると認定しており、何等かの有益な情報が含まれているとは考えていない。
個人が自身の感情を表明する事は各個人の自由であり、何等の批判対象ではないのだが、商業メディアが同類のことをしている場合は、「そのレベルで金を取るつもりかよ」となってしまうである。
その一方、ウクライナ情勢を利用して特異な持論を展開し広めようとしている人々・勢力もいる。
共産党・志位のツイートなどがそれに該当する。
表題の「志位の本音」とは何かというと、以前の論考「ウクライナ情勢雑感2」の後段で取り上げた志位の以下のツイートのことである。
↓
<引用開始>
志位和夫 @shiikazuo
https://twitter.com/shiikazuo/status/1496769856384864256
憲法9条をウクライナ問題と関係させて論ずるならば、仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです。
午後5:51 • 2022年2月24日
<引用終わり>
志位のツイートは、世界第2位の軍事大国であるロシア(*1)が、隣国ウクライナに武力侵攻したという事態から、当然の様に想起される我が国への武力侵攻事態発生リスクへの不安と我が国防衛の大きな足枷となっている現行憲法9条への疑問に対して、それら疑問が拡大されると不都合な共産党・志位が「9条への疑問・不信感」を打ち消そうとしたものである。
打ち消す為の理屈が従前のままでは説得力がないので、おもわず本音が出てしまったものだ。
志位の本音とは「9条は日本の防衛を制限し縛るもの」である。
そういう効果がある9条を残置しておくことが共産党の党是である日本の共産主義国化に有利なので、共産党は散々「9条上げ」のウソ話を繰り返していたのだが、つい本音である9条が足枷であるとの話を志位がしてしまったものである。
表題の「ごまかす為に嘘を平気でつく人達」とは誰かというと、志位の本音ツイートに対して「憲法9条は日本を守るんじゃなかったの?」とのツッコミがあったのだが、そのツッコミに対して、「そんな事は言ってない」との虚偽を返信した共産党員あるいはそのシンパのことである。(*2)
ここまでは以前の論考で指摘済のことであるが、共産党のこの様な発信には【我々日本人の命、平和・安寧をどの様に確保するのか】との視点は一切ない。
「日本が侵略する」「日本が侵略できない様にするのが平和維持の具体策だ」という日本悪玉論に基づいた視点で語られていることが分かるであろう。
共産党が我々日本人の命など二の次、三の次であることが分かる発言をしているのが、「赤いたぬき小池」こと共産党・小池がいる。
共産党・小池は以前からネジ曲がった数々のプロパガンダ発言をしている(*3)のだが、今回は、安倍元首相がロシアの侵攻を受けてしまったウクライナを他山の石として我が国の平和の維持に何が必要なのかを論じたことに対して「毎度の文句」をつけているものである。(*4)
文末脚注の「(*4)」に紹介している「共産党・小池の毎度の文句」は共産党機関紙「しんぶん赤旗」の記事なので、共産党が言いたい事が書かれたものであるが、そこには「軍事大国の隣国ロシアから日本をどの様に守るのか」という視点は一切ない。
あるのは「9条がぁ~」とか「日本を再び侵略国家にするぅ~」とかの相変わらずの日本悪玉論である。
要するに、ウクライナ情勢を利用して、非現実的な特異な持論を展開し広めようとしているのが共産党なのである。
最初に紹介した志位のツイートを擁護する為の虚偽を返信した共産党員あるいはそのシンパの言っていることは、判で押した様に同じことばかりであった。
複数のアカウントから同じ言葉が投稿されていたものである。
この様な事は共産党では珍しくない。彼等は党に統制されているからだ。
党に言論を統制されているのは下っぱだけではない。
共産党の政策委員長との肩書を持つ議員も統制されているのである。
共産党の政策委員長の田村は3月4日の会見では、政府のウクライナ支援策として自衛隊が保有する防弾チョッキなどの物資を提供することに反対しない旨を述べていたのだが、翌5日の会見では、それを撤回した。
前言撤回を報じる産経新聞の記事(*5)には以下の様な記載がある。
↓
<抜粋引用開始>
・「昨日の私の発言については、党内で必要な相談をしないで行ったものであったということも述べておきたい」
・「色々な意見をいただき、やはり集団で検討をして、改めて会見を行うという判断をしたということになる」
<引用終わり>
これの種明かしとしては、「共産党は安倍政権時の「防衛装備移転三原則」に反対している」からである。
それ以前の武器輸出三原則では防弾チョッキは「武器」に該当し輸出禁止なので、防弾チョッキをウクライナに支援することに反対しないことは、安倍政権時に移行措置への追認であり、共産党の「主張」と矛盾するので、反対することにしたものである。
何とも面倒くさいものであるが、これが共産党である。
2014年4月に、それ以前の「武器輸出三原則」に代わる「防衛装備移転三原則」への移行が閣議決定されたが、その際に共産党は当然の様に反対した。
従い、共産党にとっての「外国への「武器」支援」とは「武器輸出三原則」のままである。
以前の「武器輸出三原則」における「武器」とは、「軍隊が使用するものであって、直接戦闘の用に供されるもの」と定義されており、具体的には「輸出貿易管理令」の別表第一にあり、その中には「装甲板、軍用ヘルメット若しくは防弾衣又はこれらの部分品」との記述があるので、防弾チョッキ=防弾衣をウクライナに支援することは「禁止武器の輸出」に該当するので共産党としては反対するというものだ。
この様に、田村は会見後に党からダメ出しをくらい、翌日に撤回の会見をしたものだ。
これは共産党にとってはウクライナ支援よりも共産党は自身の都合を優先したものである。
大事なことなので、最後に再度述べる。
共産党がウクライナ情勢に関して発言している時、【我々日本人の命、平和・安寧をどの様に確保するのか】との視点で語っているか否かをチェックしていただきたい。
そうすれば、共産党の隠したい本音が見える様になると思う。
今回は以上である。
1日1回ポチっとな ↓
FC2 Blog Ranking 
【文末脚注】
(*1):世界第2位の軍事大国であるロシア
↓
2020/01/24投稿:
GFP「各国軍事力比較」2019
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1313.html
【ご参考】
2017/05/25投稿:
憲法議論2・憲法9条・議論の出発点
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-677.html
(*2):志位の本音ツイートに対して「憲法9条は日本を守るんじゃなかったの?」とのツッコミがあったのだが、そのツッコミに対して、「そんな事は言ってない」との虚偽を返信した共産党員あるいはそのシンパのことである。
↓
2022年2月25日
表題:◆「『憲法9条があれば侵略されない』なんて誰も言ってない」は本当なのか?
今まで何度も聞いた記憶があるあの言葉は幻だったのか…?
https://togetter.com/li/1850752
※共産党は「日本を守る憲法9条」なる見出しでビラを今年2022年にも発信している。
<PDF File ※スマホの方は要注意>
https://www.jcp.or.jp/web_download/images/202201-02_gogai_tate.pdf
2022年1・2月号外 発行●日本共産党中央委員会
<日本を守る憲法9条>
改憲とめる力は「市民+野党」にあり
共同の発展へ力つくします
若者を戦場に送らない
改憲ストップ、政権交代への足が 政権交代への足がかりを
(*3):共産党・小池は以前からネジ曲がった数々のプロパガンダ発言をしている。
↓
2018/07/03投稿:
共産党の詭弁「内部留保」が続いている
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-970.html
2018/09/10投稿:
相変わらずの駄弁・共産党小池
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1011.html
2020/04/26投稿:
日米ツイッター雑感・いまだにマスクに泥を塗り付け続けてる人達
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1359.html
2020/06/24投稿:
会期末首相会見2・防衛・抑止編(危機を危機のまま放置するのが「護憲」)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1385.html
2021/07/23投稿:
共産党・小池の駄弁は相変わらず(前編)集団的自衛権の行使
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1535.html
2021/07/23投稿:
共産党・小池の駄弁は相変わらず(前編)集団的自衛権の行使
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1535.html
(*4):安倍元首相がロシアの侵攻を受けてしまったウクライナを他山の石として我が国の平和の維持に何が必要なのかを論じたことに対して「毎度の文句」をつけているものである。
↓
しんぶん赤旗 2022年3月1日(火)
見出し:◆ウクライナ危機に乗じた核共有・9条改憲議論許されない 小池書記局長が会見
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2022-03-01/2022030101_04_0.html
記事:○日本共産党の小池晃書記局長は28日、国会内で記者会見し、ロシアによるウクライナ侵略をふまえ、安倍晋三元首相らが核兵器の共有や憲法9条改定に言及していることへの受け止めを問われ、「ウクライナ危機に乗じて、憲法9条を変えよ、敵基地攻撃能力を持とう、核まで持とうというのは『力の論理』に力で応えるというやり方だ。これらを否定した国連憲章、憲法9条のもとで許されない議論だ」と指摘しました。
○安倍元首相は27日のテレビ番組で核兵器の共有の議論をすべきだとの考えを示しています。小池氏は、「唯一の戦争被爆国の首相を務めた人物が、核兵器の保有を口が裂けても言うべきではない」と批判。「非核三原則は単なる政策ではなく国是であり、わが国の根本原則だ」として、「それを踏みにじる発言は断じて許されない」と批判しました。
○小池氏はさらに、核戦力の特別任務態勢を指示したロシアのプーチン大統領に対し、国連の中満泉・軍縮担当上級代表が「大惨事につながる誤算のリスクをさらに増大させるにすぎない。核兵器による勝者はいない。皆が犠牲者となる」と述べていることも紹介。「日本の元首相が核の保有、共有に言及することは東アジアの緊張を高めるだけだ。何より被爆者のみなさんが怒りの声をあげており、こういう発言は厳に慎むべきだ」と語りました。
○また、憲法9条を攻撃する議論が出ていることについては、「力の論理をひたすら信奉するもので、まさにプーチン大統領の立場に身を置くものだ」と指摘しました。
○その上で、「憲法9条は、日本が再び侵略国家にならない決意を示したものであり、自ら戦争放棄して戦力保持を禁止することで世界平和の先駆となろうという決意が込められている」と強調。「ウクライナの危機に乗じて、憲法9条を否定し、敵基地攻撃能力の保有まで言いだしていることは、日本を再び侵略国家にするような非常に危険な議論だ」と述べました。
○小池氏は「今日本の政治家がやるべきことは、ウクライナへの侵略を止め、国連憲章を守れの一点で世界に向けて発信していくことであり、それが憲法の立場だ」と強調しました。
<引用終わり>
(*4):前言撤回を報じる産経新聞の記事
↓
産経新聞 2022/3/5 14:32
見出し:◆共産・田村氏が発言訂正 自衛隊の物資提供「賛成できない」
https://www.sankei.com/article/20220305-3D6WC47OC5PSRJO4M3QR54WXKY/
記事:○共産党の田村智子政策委員長が5日、国会内で緊急記者会見を開き、政府がロシアによる侵攻を受けたウクライナを支援するため、自衛隊が保有する防弾チョッキなどの物資を提供することへの自らの発言に関して、「不正確であり、訂正する」と述べた。4日の会見では反対しない考えを示していた。
○田村氏は5日の会見で党の見解を紹介。「わが国のウクライナへの支援は非軍事の支援に全力をあげるべきだ。防弾チョッキであっても防衛装備品の供与はわが党が反対してきた武器輸出にあたる。さらに、今回の政府の決定は、紛争当事国への供与になる。わが党として賛成できないということを明確に述べておきたい」と語った。
○また、「昨日の私の発言については、党内で必要な相談をしないで行ったものであったということも述べておきたい」と強調。質問には「色々な意見をいただき、やはり集団で検討をして、改めて会見を行うという判断をしたということになる」と説明した。
○田村氏は4日の会見で、自衛隊物資の提供への見解を問われ、「人道支援としてできることは全てやるべきだ。そのことについて今、私がこの場で反対と表明するようなことは考えていない」と答えていた。
<引用終わり>
【ご参考】
2021/12/15投稿:
「日本人は戦争をする・それを止めているのは憲法9条」とのバカ話
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1602.html
1日1回ポチっとな ↓
FC2 Blog Ranking


副題:特定野党、反日偏向メディア、パヨクと薄いネトウヨ。何か肝心な事を脇に置いての言説に対して持つ違和感。我々自身の平和・安寧の確保とリスク回避に軸足を置くとき、感情優先の煽動や虚偽の煽動に乗ることは危険。特に共産党の日本悪玉論に基づくプロパガンダは危険。
ウクライナ情勢に関する言説について
ロシアによるウクライナへの武力進攻事態が発生し、ウクライナ国内で戦闘状態になっており、それはかなり衝撃的な展開だと言えるのだが、当方の軸足は我が母国日本にあり、自分自身と家族・友人達、そして我々日本人の命と平和・安寧の確保が最重要だと考えているものである。
従い、ネット上に溢れる「ロシア難し・ウクライナ可哀想」との類の言説は個人の感情や趣味・嗜好の表明であると認定しており、何等かの有益な情報が含まれているとは考えていない。
個人が自身の感情を表明する事は各個人の自由であり、何等の批判対象ではないのだが、商業メディアが同類のことをしている場合は、「そのレベルで金を取るつもりかよ」となってしまうである。
その一方、ウクライナ情勢を利用して特異な持論を展開し広めようとしている人々・勢力もいる。
共産党・志位のツイートなどがそれに該当する。
共産党・志位の本音をごまかす為に嘘を平気でつく人達
表題の「志位の本音」とは何かというと、以前の論考「ウクライナ情勢雑感2」の後段で取り上げた志位の以下のツイートのことである。
↓
<引用開始>
志位和夫 @shiikazuo
https://twitter.com/shiikazuo/status/1496769856384864256
憲法9条をウクライナ問題と関係させて論ずるならば、仮にプーチン氏のようなリーダーが選ばれても、他国への侵略ができないようにするための条項が、憲法9条なのです。
午後5:51 • 2022年2月24日
<引用終わり>
志位のツイートは、世界第2位の軍事大国であるロシア(*1)が、隣国ウクライナに武力侵攻したという事態から、当然の様に想起される我が国への武力侵攻事態発生リスクへの不安と我が国防衛の大きな足枷となっている現行憲法9条への疑問に対して、それら疑問が拡大されると不都合な共産党・志位が「9条への疑問・不信感」を打ち消そうとしたものである。
打ち消す為の理屈が従前のままでは説得力がないので、おもわず本音が出てしまったものだ。
志位の本音とは「9条は日本の防衛を制限し縛るもの」である。
そういう効果がある9条を残置しておくことが共産党の党是である日本の共産主義国化に有利なので、共産党は散々「9条上げ」のウソ話を繰り返していたのだが、つい本音である9条が足枷であるとの話を志位がしてしまったものである。
表題の「ごまかす為に嘘を平気でつく人達」とは誰かというと、志位の本音ツイートに対して「憲法9条は日本を守るんじゃなかったの?」とのツッコミがあったのだが、そのツッコミに対して、「そんな事は言ってない」との虚偽を返信した共産党員あるいはそのシンパのことである。(*2)
ここまでは以前の論考で指摘済のことであるが、共産党のこの様な発信には【我々日本人の命、平和・安寧をどの様に確保するのか】との視点は一切ない。
「日本が侵略する」「日本が侵略できない様にするのが平和維持の具体策だ」という日本悪玉論に基づいた視点で語られていることが分かるであろう。
国民の命を守る策について否定する共産党・小池
共産党が我々日本人の命など二の次、三の次であることが分かる発言をしているのが、「赤いたぬき小池」こと共産党・小池がいる。
共産党・小池は以前からネジ曲がった数々のプロパガンダ発言をしている(*3)のだが、今回は、安倍元首相がロシアの侵攻を受けてしまったウクライナを他山の石として我が国の平和の維持に何が必要なのかを論じたことに対して「毎度の文句」をつけているものである。(*4)
文末脚注の「(*4)」に紹介している「共産党・小池の毎度の文句」は共産党機関紙「しんぶん赤旗」の記事なので、共産党が言いたい事が書かれたものであるが、そこには「軍事大国の隣国ロシアから日本をどの様に守るのか」という視点は一切ない。
あるのは「9条がぁ~」とか「日本を再び侵略国家にするぅ~」とかの相変わらずの日本悪玉論である。
要するに、ウクライナ情勢を利用して、非現実的な特異な持論を展開し広めようとしているのが共産党なのである。
ウクライナへの防弾チョッキ支援を撤回する共産党田村智子政策委員長
最初に紹介した志位のツイートを擁護する為の虚偽を返信した共産党員あるいはそのシンパの言っていることは、判で押した様に同じことばかりであった。
複数のアカウントから同じ言葉が投稿されていたものである。
この様な事は共産党では珍しくない。彼等は党に統制されているからだ。
党に言論を統制されているのは下っぱだけではない。
共産党の政策委員長との肩書を持つ議員も統制されているのである。
共産党の政策委員長の田村は3月4日の会見では、政府のウクライナ支援策として自衛隊が保有する防弾チョッキなどの物資を提供することに反対しない旨を述べていたのだが、翌5日の会見では、それを撤回した。
前言撤回を報じる産経新聞の記事(*5)には以下の様な記載がある。
↓
<抜粋引用開始>
・「昨日の私の発言については、党内で必要な相談をしないで行ったものであったということも述べておきたい」
・「色々な意見をいただき、やはり集団で検討をして、改めて会見を行うという判断をしたということになる」
<引用終わり>
これの種明かしとしては、「共産党は安倍政権時の「防衛装備移転三原則」に反対している」からである。
それ以前の武器輸出三原則では防弾チョッキは「武器」に該当し輸出禁止なので、防弾チョッキをウクライナに支援することに反対しないことは、安倍政権時に移行措置への追認であり、共産党の「主張」と矛盾するので、反対することにしたものである。
何とも面倒くさいものであるが、これが共産党である。
2014年4月に、それ以前の「武器輸出三原則」に代わる「防衛装備移転三原則」への移行が閣議決定されたが、その際に共産党は当然の様に反対した。
従い、共産党にとっての「外国への「武器」支援」とは「武器輸出三原則」のままである。
以前の「武器輸出三原則」における「武器」とは、「軍隊が使用するものであって、直接戦闘の用に供されるもの」と定義されており、具体的には「輸出貿易管理令」の別表第一にあり、その中には「装甲板、軍用ヘルメット若しくは防弾衣又はこれらの部分品」との記述があるので、防弾チョッキ=防弾衣をウクライナに支援することは「禁止武器の輸出」に該当するので共産党としては反対するというものだ。
この様に、田村は会見後に党からダメ出しをくらい、翌日に撤回の会見をしたものだ。
これは共産党にとってはウクライナ支援よりも共産党は自身の都合を優先したものである。
大事なことなので、最後に再度述べる。
共産党がウクライナ情勢に関して発言している時、【我々日本人の命、平和・安寧をどの様に確保するのか】との視点で語っているか否かをチェックしていただきたい。
そうすれば、共産党の隠したい本音が見える様になると思う。
今回は以上である。
1日1回ポチっとな ↓



【文末脚注】
(*1):世界第2位の軍事大国であるロシア
↓
2020/01/24投稿:
GFP「各国軍事力比較」2019
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1313.html
【ご参考】
2017/05/25投稿:
憲法議論2・憲法9条・議論の出発点
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-677.html
(*2):志位の本音ツイートに対して「憲法9条は日本を守るんじゃなかったの?」とのツッコミがあったのだが、そのツッコミに対して、「そんな事は言ってない」との虚偽を返信した共産党員あるいはそのシンパのことである。
↓
2022年2月25日
表題:◆「『憲法9条があれば侵略されない』なんて誰も言ってない」は本当なのか?
今まで何度も聞いた記憶があるあの言葉は幻だったのか…?
https://togetter.com/li/1850752
※共産党は「日本を守る憲法9条」なる見出しでビラを今年2022年にも発信している。
<PDF File ※スマホの方は要注意>
https://www.jcp.or.jp/web_download/images/202201-02_gogai_tate.pdf
2022年1・2月号外 発行●日本共産党中央委員会
<日本を守る憲法9条>
改憲とめる力は「市民+野党」にあり
共同の発展へ力つくします
若者を戦場に送らない
改憲ストップ、政権交代への足が 政権交代への足がかりを
(*3):共産党・小池は以前からネジ曲がった数々のプロパガンダ発言をしている。
↓
2018/07/03投稿:
共産党の詭弁「内部留保」が続いている
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-970.html
2018/09/10投稿:
相変わらずの駄弁・共産党小池
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1011.html
2020/04/26投稿:
日米ツイッター雑感・いまだにマスクに泥を塗り付け続けてる人達
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1359.html
2020/06/24投稿:
会期末首相会見2・防衛・抑止編(危機を危機のまま放置するのが「護憲」)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1385.html
2021/07/23投稿:
共産党・小池の駄弁は相変わらず(前編)集団的自衛権の行使
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1535.html
2021/07/23投稿:
共産党・小池の駄弁は相変わらず(前編)集団的自衛権の行使
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1535.html
(*4):安倍元首相がロシアの侵攻を受けてしまったウクライナを他山の石として我が国の平和の維持に何が必要なのかを論じたことに対して「毎度の文句」をつけているものである。
↓
しんぶん赤旗 2022年3月1日(火)
見出し:◆ウクライナ危機に乗じた核共有・9条改憲議論許されない 小池書記局長が会見
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2022-03-01/2022030101_04_0.html
記事:○日本共産党の小池晃書記局長は28日、国会内で記者会見し、ロシアによるウクライナ侵略をふまえ、安倍晋三元首相らが核兵器の共有や憲法9条改定に言及していることへの受け止めを問われ、「ウクライナ危機に乗じて、憲法9条を変えよ、敵基地攻撃能力を持とう、核まで持とうというのは『力の論理』に力で応えるというやり方だ。これらを否定した国連憲章、憲法9条のもとで許されない議論だ」と指摘しました。
○安倍元首相は27日のテレビ番組で核兵器の共有の議論をすべきだとの考えを示しています。小池氏は、「唯一の戦争被爆国の首相を務めた人物が、核兵器の保有を口が裂けても言うべきではない」と批判。「非核三原則は単なる政策ではなく国是であり、わが国の根本原則だ」として、「それを踏みにじる発言は断じて許されない」と批判しました。
○小池氏はさらに、核戦力の特別任務態勢を指示したロシアのプーチン大統領に対し、国連の中満泉・軍縮担当上級代表が「大惨事につながる誤算のリスクをさらに増大させるにすぎない。核兵器による勝者はいない。皆が犠牲者となる」と述べていることも紹介。「日本の元首相が核の保有、共有に言及することは東アジアの緊張を高めるだけだ。何より被爆者のみなさんが怒りの声をあげており、こういう発言は厳に慎むべきだ」と語りました。
○また、憲法9条を攻撃する議論が出ていることについては、「力の論理をひたすら信奉するもので、まさにプーチン大統領の立場に身を置くものだ」と指摘しました。
○その上で、「憲法9条は、日本が再び侵略国家にならない決意を示したものであり、自ら戦争放棄して戦力保持を禁止することで世界平和の先駆となろうという決意が込められている」と強調。「ウクライナの危機に乗じて、憲法9条を否定し、敵基地攻撃能力の保有まで言いだしていることは、日本を再び侵略国家にするような非常に危険な議論だ」と述べました。
○小池氏は「今日本の政治家がやるべきことは、ウクライナへの侵略を止め、国連憲章を守れの一点で世界に向けて発信していくことであり、それが憲法の立場だ」と強調しました。
<引用終わり>
(*4):前言撤回を報じる産経新聞の記事
↓
産経新聞 2022/3/5 14:32
見出し:◆共産・田村氏が発言訂正 自衛隊の物資提供「賛成できない」
https://www.sankei.com/article/20220305-3D6WC47OC5PSRJO4M3QR54WXKY/
記事:○共産党の田村智子政策委員長が5日、国会内で緊急記者会見を開き、政府がロシアによる侵攻を受けたウクライナを支援するため、自衛隊が保有する防弾チョッキなどの物資を提供することへの自らの発言に関して、「不正確であり、訂正する」と述べた。4日の会見では反対しない考えを示していた。
○田村氏は5日の会見で党の見解を紹介。「わが国のウクライナへの支援は非軍事の支援に全力をあげるべきだ。防弾チョッキであっても防衛装備品の供与はわが党が反対してきた武器輸出にあたる。さらに、今回の政府の決定は、紛争当事国への供与になる。わが党として賛成できないということを明確に述べておきたい」と語った。
○また、「昨日の私の発言については、党内で必要な相談をしないで行ったものであったということも述べておきたい」と強調。質問には「色々な意見をいただき、やはり集団で検討をして、改めて会見を行うという判断をしたということになる」と説明した。
○田村氏は4日の会見で、自衛隊物資の提供への見解を問われ、「人道支援としてできることは全てやるべきだ。そのことについて今、私がこの場で反対と表明するようなことは考えていない」と答えていた。
<引用終わり>
【ご参考】
2021/12/15投稿:
「日本人は戦争をする・それを止めているのは憲法9条」とのバカ話
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1602.html
1日1回ポチっとな ↓



スポンサーサイト