合流新党の「綱領(案)」・言葉の定義をねじ曲げて誤解させる手法(後編5/7~6/7)
- 2020/09/09
- 21:32
合流新党の「綱領(案)」・言葉の定義をねじ曲げて誤解させる手法(後編5/7~6/7)
本性を隠し「票が取れそうな「綱領案」」を提示する合流新党・定義ねじ曲げが甚だしいPart5
副題:言葉の定義をねじ曲げて誤解させる手法は、民主党→民進党→立憲民主党→合流新党で同じ。日本人の言葉を乱し、互に言葉が通じないようする危険な行為。
前回論考「後編2/7~4/7」の続きである。
前々回からは、2つある大項目の2つ目「2. 私たちのめざすもの」の7つの中項目について述べている。色々と長かったが今回はSemi Finalである。今回とあと1回お付き合いいただきたい。
尚、「合流新党の「綱領(案)」の全文は、最初の論考「合流新党の「綱領(案)」・この数年で3回目の綱領」の【文末脚注の(*6)】に引用してあるので、適宜、ご参照願いたい。
とは言え、今回も適宜抜粋引用しながら論考をすすめるので、見る必要性は薄いと思う。
7つに区分された政策集・基本政策の5つ目の中項目は「(オ) 持続可能で安心できる社会保障」である。
以下に、そこにある3つの小項目を引用・紹介する。
↓
<引用開始>(付番は引用者)
(オ) 持続可能で安心できる社会保障
①私たちは、持続可能で安心できる社会保障制度を確立します。
②私たちは、生涯を通じた学びと挑戦の機会を確保し、一人ひとりが、働き方やくらし方を柔軟に選択できる安心社会を実現します。
③私たちは、社会全体ですべての子どもの育ちを支援し、希望する人が安心して子どもを産み育てることができる社会をつくります。
<引用終わり>
最初の「①私たちは、持続可能で安心できる社会保障制度を確立します」は、実にずるい言い方である。
民主党→民進党→立憲民主党と党名を変えてきた枝野や安住達が民主党政権時にやったことを思い出していただきたい。
社会保障制度の財源確保策として消費税増税法案を法制化したのは民主党・野田政権である。その時の増税法の元締めたる財務大臣は、現・立憲民主党の国対委員長の安住である。また、枝野は野田政権の閣僚の1人である。(*1)
「持続可能な社会保障制度」を実現化させるには、その財源の確保が必要なのは論をまたない。
その原則的考え方を振りかざしたのが財政至上主義・財務省である。
財務省は「消費税増税で安定財源を」などと言って、経済・財政・税務・国民経済他全般にわたり無定見かつ基礎知識がない民主党政権に消費税10%化を法制化させたものである。2009年総選挙時の民主党公約(マニフェスト)に反して、民主党は増税を実施してしまったのである。
民主党・野田内閣が法制化した消費税増税法は、消費税を2段階に分けて、先ずは5%から8%に増税し、その後、10%まで2倍に増税するものであった。
そして、同法には増税時期が明示されており、その使い道として「財政健全化」と「社会保障費」が書かれているものである。
同法の最初の8%への増税実施時期は、民主党下野後の安倍政権時であった。
安倍政権になった間もない時期であったので、法律に基づき2014年4月1日に8%化を実施したところ、折角のアベノミクスでの経済回復が中折れしてしまった。
民主党・野田政権が法制化した消費税増税法に明示されている2回目の増税時期は2015年10月1日であった。
僅か1年半後の更なる消費税増税は、国民経済への打撃となる事は明らかであったので、安倍首相は、法定期日の延期の正統性が保たれる唯一の方法である、国民に信を問う総選挙を2014年11月に実施し、再度の圧勝を以て10%化の時期を2017年4月1日へと延期したのである。
その後、民主党政権のデフレ・円高政策の傷は想像以上に深手であり、国民経済の回復のスピードが想定よりも遅く、10%化の時期を2019年10月1日へと再度の延期をした。
そして、これ以上の延期が、財源の問題以上に「法制化した法を執行しないという法治主義の根幹の問題」となる前のギリギリの時点として、2019年10月1日に10%化したものである。
その際は、「財政健全化」への配分を下げ、「社会保障費」への配分を上げて、国民にとって必要な処置が行われたことを忘れてはいけない。(*2)
この様な経緯があるのだから、そもそもの増税を法制化した民主党・野田政権の閣僚だった同じ人物が言うのだとしたら、「持続可能な社会保障制度の「維持・拡充」」になるはずだ。
ところが、それを「確立します」と、これまでの経緯を忘れたかの様な記述になっているのである。実に立憲民主党的な文言である。
民主党→民進党→立憲民主党の議員の特徴の1つとして、「ブーメラン話法・自己紹介」があるのはご存知の事だと思う。
ブーメラン話法・自己紹介とは、政府や安倍自民党を糾弾する際の発言内容が、そのまま自分自身に当てはまっていることを言う。
その様な間抜けな発言をするのは、過去の自分自身の悪行をすっかり忘れてしまっているか、自分達を特権階級か何かと勘違いして、一般的規範に自分達は縛られないと思いこんでいるからであろう。勘違い選民意識である。
先を急ぐ。
ここ数日、何故か忙しく筆が進まない状態が続いているので、少々はしょって先を急ぐことにする。
7つに区分された政策集・基本政策の6つ目の中項目は「(カ) 危機に強く信頼できる政府」である。
以下に、そこにある5つの小項目を引用・紹介する。
↓
<引用開始>(付番は引用者)
(カ) 危機に強く信頼できる政府
①私たちは、政官財のしがらみから脱却し、現実的な未来志向の政党として、政治と行財政の適切な改革を着実に実行します。
②私たちは、実効性のある公文書管理と情報公開を徹底し、透明で公正な信頼される政府を実現します。
③私たちは、災害や感染症などの社会的危機に際しても、確実に機能する実行力のある政府を実現します。
④私たちは、東日本大震災をはじめとする災害からの復興に全力を尽くします。
⑤私たちは、多様な主体による自治を尊重し、地域の責任と創意工夫による自律を可能とする真の地方自治の確立をめざします。
<引用終わり>
最初の①は、御得意の「実現の為の方策・具体策の提示がない」という、いつものスローガンonlyの提示である。綱領なので具体策への言及がないのは仕方がない部分もあるが、他の箇所では「原発ゼロ」とか、かなり具体的な方針を示しているので、スローガンonlyと見るのが正しいと推察される。
逆に、次の②は「公文書管理と情報公開を徹底」と具体的な事が書いてあり、対照的だ。
多分、これは森友事案での財務省理財局長・佐川の証言で明らかとなった文書改竄のことであろう。
しかし、知っての通り、森友と加計は「安倍下ろし」の為に火のない所に煙を立てて騒いだもので、その過程で瓢箪から駒で財務省の悪行が暴露されたもので、国会での佐川証言では、むしろ「安倍の関与」がなかったことが証言され、特定野党にとっては逆効果だったものだ。(*3)
御得意の根拠less・主観だけの「疑惑が深まったぁ~」をやりたいのであろう。
国民不在の時間の無駄である。
先を急ぐ。
次の③と④はブーメランである。
「③」の「災害や感染症などの社会的危機」がテーマだが、今年(2020年)年初のコロナ禍の際に緊急事態条項に対して反対論を展開していたのが枝野である。(*4)
管直人が総理大臣だった時の東日本大震災では、政府対応が後手々々となり、その無能さ故に、最後は同じ党の先輩議員である楢崎議員から辞任勧告が発せられた程だった。
次の「④」は、まさにブーメラン。自分達の当時の失態を忘れたかの様なことが書いてある恥知らずなものである。
「④私たちは、東日本大震災をはじめとする災害からの復興に全力を尽くします。」とあるのだが、苦笑を禁じ得ない。
最後の「⑤」は、2009年民主党マニフェストにあった「地域主権」なる国家体制を壊すものだ。この事は既に最初の論考「合流新党の「綱領(案)」・この数年で3回目の綱領」で指摘済なので、繰り返さない。
一言でいえば、民主党→民進党→立憲民主党→合流新党は、何れであっても「日本解体」が信条の集団であることが分かるものである。
<長くなったので項を分けます>
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【文末脚注】
(*1):社会保障制度の財源確保策として消費税増税法案を法制化したのは民主党・野田政権である。その時の増税法の元締めたる財務大臣は、現・立憲民主党の国対委員長の安住である。また、枝野は野田政権の閣僚の1人である。
↓
2017/10/10投稿:
消費税10%化は民主党・野田政権の置き土産
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-775.html
2019/09/25投稿:
消費税増税法を法制化した時の財務大臣・安住が立憲民主党に入党
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1261.html
【ご参考】
2019/07/08投稿:
消費税増税法は民主党・野田政権が法制化したもの
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1214.html
<10%化時期の変遷>
2015年10月1日:民主党・野田政権が法制化した10%化時期
↓・1年半延期
2017年4月1日:安倍政権「国民に信を問う」総選挙(2014年12月)により延期
↓・2年半延期
2019年10月1日:経済見通し(2016年11月)から再度の延期
※安倍政権は国民経済を考え、10%化を4年延期した。
(*2):「財政健全化」への配分を下げ、「社会保障費」への配分を上げて、国民にとって必要な処置が行われたことを忘れてはいけない。
↓
2019/02/05投稿:
施政方針演説の全体像概観と注目点・御製引用と消費税
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1104.html
2019/10/01投稿:
民主党野田政権が法制化した消費税10%化がとうとうスタート
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1263.html
<抜粋引用>
・国民側に軸足がある安倍政権は、10%化実施に際して同法の主旨に則り、財政至上主義・財務省の本音での「税収の約8割を借金返済に充当」を変更し、税収をより多く福祉予算へと充当する事にした。
・増税分の五分の四を借金返しに充てていた、消費税の使い道を見直し、二兆円規模を教育無償化などに振り向け、子育て世代に還元いたします。軽減税率を導入するほか、プレミアム商品券の発行を通じて、所得の低い皆さんなどの負担を軽減します。
(*3):これは森友事案での財務省理財局長・佐川の証言で明らかとなった文書改竄のことであろう。しかし、知っての通り、森友と加計は「安倍下ろし」の為に火のない所に煙を立てて騒いだもので、その過程で瓢箪から駒で財務省の悪行が暴露されたもので、国会での佐川証言では、むしろ「安倍の関与」がなかったことが証言され、特定野党にとっては逆効果だったものだ。
↓
2018/03/28投稿:
這っても黒豆
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-892.html
2018/03/29投稿:
野党議員の印象操作発言及びそれを拡散する偏向マスコミ
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-893.html
2018/03/30投稿:
佐川証言に対する与党議員発言が面白い
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-894.html
【ご参考】
2018/04/09投稿:
国民の為になる再発防止策を
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-902.html
(*4):今年(2020年)年初のコロナ禍の際に緊急事態条項に対して反対論を展開していたのが枝野である。
↓
2020/02/03投稿:
枝野の根拠提示なき緊急事態条項批判
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1319.html
【ご参考】
2020/03/14投稿:
「安倍総理に緊急事態宣言を出させてはならない」と福島瑞穂
<新型コロナウイルス感染症・国民の安全を脇に置く人々(ミズポ編)>
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1336.html
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本性を隠し「票が取れそうな「綱領案」」を提示する合流新党・定義ねじ曲げが甚だしいPart5


副題:言葉の定義をねじ曲げて誤解させる手法は、民主党→民進党→立憲民主党→合流新党で同じ。日本人の言葉を乱し、互に言葉が通じないようする危険な行為。
前回論考「後編2/7~4/7」の続きである。
前々回からは、2つある大項目の2つ目「2. 私たちのめざすもの」の7つの中項目について述べている。色々と長かったが今回はSemi Finalである。今回とあと1回お付き合いいただきたい。
尚、「合流新党の「綱領(案)」の全文は、最初の論考「合流新党の「綱領(案)」・この数年で3回目の綱領」の【文末脚注の(*6)】に引用してあるので、適宜、ご参照願いたい。
とは言え、今回も適宜抜粋引用しながら論考をすすめるので、見る必要性は薄いと思う。
「(オ) 持続可能で安心できる社会保障」の3つの小項目
7つに区分された政策集・基本政策の5つ目の中項目は「(オ) 持続可能で安心できる社会保障」である。
以下に、そこにある3つの小項目を引用・紹介する。
↓
<引用開始>(付番は引用者)
(オ) 持続可能で安心できる社会保障
①私たちは、持続可能で安心できる社会保障制度を確立します。
②私たちは、生涯を通じた学びと挑戦の機会を確保し、一人ひとりが、働き方やくらし方を柔軟に選択できる安心社会を実現します。
③私たちは、社会全体ですべての子どもの育ちを支援し、希望する人が安心して子どもを産み育てることができる社会をつくります。
<引用終わり>
最初の「①私たちは、持続可能で安心できる社会保障制度を確立します」は、実にずるい言い方である。
民主党→民進党→立憲民主党と党名を変えてきた枝野や安住達が民主党政権時にやったことを思い出していただきたい。
社会保障制度の財源確保策として消費税増税法案を法制化したのは民主党・野田政権である。その時の増税法の元締めたる財務大臣は、現・立憲民主党の国対委員長の安住である。また、枝野は野田政権の閣僚の1人である。(*1)
「持続可能な社会保障制度」を実現化させるには、その財源の確保が必要なのは論をまたない。
その原則的考え方を振りかざしたのが財政至上主義・財務省である。
財務省は「消費税増税で安定財源を」などと言って、経済・財政・税務・国民経済他全般にわたり無定見かつ基礎知識がない民主党政権に消費税10%化を法制化させたものである。2009年総選挙時の民主党公約(マニフェスト)に反して、民主党は増税を実施してしまったのである。
民主党・野田内閣が法制化した消費税増税法は、消費税を2段階に分けて、先ずは5%から8%に増税し、その後、10%まで2倍に増税するものであった。
そして、同法には増税時期が明示されており、その使い道として「財政健全化」と「社会保障費」が書かれているものである。
同法の最初の8%への増税実施時期は、民主党下野後の安倍政権時であった。
安倍政権になった間もない時期であったので、法律に基づき2014年4月1日に8%化を実施したところ、折角のアベノミクスでの経済回復が中折れしてしまった。
民主党・野田政権が法制化した消費税増税法に明示されている2回目の増税時期は2015年10月1日であった。
僅か1年半後の更なる消費税増税は、国民経済への打撃となる事は明らかであったので、安倍首相は、法定期日の延期の正統性が保たれる唯一の方法である、国民に信を問う総選挙を2014年11月に実施し、再度の圧勝を以て10%化の時期を2017年4月1日へと延期したのである。
その後、民主党政権のデフレ・円高政策の傷は想像以上に深手であり、国民経済の回復のスピードが想定よりも遅く、10%化の時期を2019年10月1日へと再度の延期をした。
そして、これ以上の延期が、財源の問題以上に「法制化した法を執行しないという法治主義の根幹の問題」となる前のギリギリの時点として、2019年10月1日に10%化したものである。
その際は、「財政健全化」への配分を下げ、「社会保障費」への配分を上げて、国民にとって必要な処置が行われたことを忘れてはいけない。(*2)
この様な経緯があるのだから、そもそもの増税を法制化した民主党・野田政権の閣僚だった同じ人物が言うのだとしたら、「持続可能な社会保障制度の「維持・拡充」」になるはずだ。
ところが、それを「確立します」と、これまでの経緯を忘れたかの様な記述になっているのである。実に立憲民主党的な文言である。
民主党→民進党→立憲民主党の議員の特徴の1つとして、「ブーメラン話法・自己紹介」があるのはご存知の事だと思う。
ブーメラン話法・自己紹介とは、政府や安倍自民党を糾弾する際の発言内容が、そのまま自分自身に当てはまっていることを言う。
その様な間抜けな発言をするのは、過去の自分自身の悪行をすっかり忘れてしまっているか、自分達を特権階級か何かと勘違いして、一般的規範に自分達は縛られないと思いこんでいるからであろう。勘違い選民意識である。
先を急ぐ。
ここ数日、何故か忙しく筆が進まない状態が続いているので、少々はしょって先を急ぐことにする。
「(カ) 危機に強く信頼できる政府」の5つの小項目
7つに区分された政策集・基本政策の6つ目の中項目は「(カ) 危機に強く信頼できる政府」である。
以下に、そこにある5つの小項目を引用・紹介する。
↓
<引用開始>(付番は引用者)
(カ) 危機に強く信頼できる政府
①私たちは、政官財のしがらみから脱却し、現実的な未来志向の政党として、政治と行財政の適切な改革を着実に実行します。
②私たちは、実効性のある公文書管理と情報公開を徹底し、透明で公正な信頼される政府を実現します。
③私たちは、災害や感染症などの社会的危機に際しても、確実に機能する実行力のある政府を実現します。
④私たちは、東日本大震災をはじめとする災害からの復興に全力を尽くします。
⑤私たちは、多様な主体による自治を尊重し、地域の責任と創意工夫による自律を可能とする真の地方自治の確立をめざします。
<引用終わり>
最初の①は、御得意の「実現の為の方策・具体策の提示がない」という、いつものスローガンonlyの提示である。綱領なので具体策への言及がないのは仕方がない部分もあるが、他の箇所では「原発ゼロ」とか、かなり具体的な方針を示しているので、スローガンonlyと見るのが正しいと推察される。
逆に、次の②は「公文書管理と情報公開を徹底」と具体的な事が書いてあり、対照的だ。
多分、これは森友事案での財務省理財局長・佐川の証言で明らかとなった文書改竄のことであろう。
しかし、知っての通り、森友と加計は「安倍下ろし」の為に火のない所に煙を立てて騒いだもので、その過程で瓢箪から駒で財務省の悪行が暴露されたもので、国会での佐川証言では、むしろ「安倍の関与」がなかったことが証言され、特定野党にとっては逆効果だったものだ。(*3)
御得意の根拠less・主観だけの「疑惑が深まったぁ~」をやりたいのであろう。
国民不在の時間の無駄である。
先を急ぐ。
次の③と④はブーメランである。
「③」の「災害や感染症などの社会的危機」がテーマだが、今年(2020年)年初のコロナ禍の際に緊急事態条項に対して反対論を展開していたのが枝野である。(*4)
管直人が総理大臣だった時の東日本大震災では、政府対応が後手々々となり、その無能さ故に、最後は同じ党の先輩議員である楢崎議員から辞任勧告が発せられた程だった。
次の「④」は、まさにブーメラン。自分達の当時の失態を忘れたかの様なことが書いてある恥知らずなものである。
「④私たちは、東日本大震災をはじめとする災害からの復興に全力を尽くします。」とあるのだが、苦笑を禁じ得ない。
最後の「⑤」は、2009年民主党マニフェストにあった「地域主権」なる国家体制を壊すものだ。この事は既に最初の論考「合流新党の「綱領(案)」・この数年で3回目の綱領」で指摘済なので、繰り返さない。
一言でいえば、民主党→民進党→立憲民主党→合流新党は、何れであっても「日本解体」が信条の集団であることが分かるものである。
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【文末脚注】
(*1):社会保障制度の財源確保策として消費税増税法案を法制化したのは民主党・野田政権である。その時の増税法の元締めたる財務大臣は、現・立憲民主党の国対委員長の安住である。また、枝野は野田政権の閣僚の1人である。
↓
2017/10/10投稿:
消費税10%化は民主党・野田政権の置き土産
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-775.html
2019/09/25投稿:
消費税増税法を法制化した時の財務大臣・安住が立憲民主党に入党
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1261.html
【ご参考】
2019/07/08投稿:
消費税増税法は民主党・野田政権が法制化したもの
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1214.html
<10%化時期の変遷>
2015年10月1日:民主党・野田政権が法制化した10%化時期
↓・1年半延期
2017年4月1日:安倍政権「国民に信を問う」総選挙(2014年12月)により延期
↓・2年半延期
2019年10月1日:経済見通し(2016年11月)から再度の延期
※安倍政権は国民経済を考え、10%化を4年延期した。
(*2):「財政健全化」への配分を下げ、「社会保障費」への配分を上げて、国民にとって必要な処置が行われたことを忘れてはいけない。
↓
2019/02/05投稿:
施政方針演説の全体像概観と注目点・御製引用と消費税
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1104.html
2019/10/01投稿:
民主党野田政権が法制化した消費税10%化がとうとうスタート
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1263.html
<抜粋引用>
・国民側に軸足がある安倍政権は、10%化実施に際して同法の主旨に則り、財政至上主義・財務省の本音での「税収の約8割を借金返済に充当」を変更し、税収をより多く福祉予算へと充当する事にした。
・増税分の五分の四を借金返しに充てていた、消費税の使い道を見直し、二兆円規模を教育無償化などに振り向け、子育て世代に還元いたします。軽減税率を導入するほか、プレミアム商品券の発行を通じて、所得の低い皆さんなどの負担を軽減します。
(*3):これは森友事案での財務省理財局長・佐川の証言で明らかとなった文書改竄のことであろう。しかし、知っての通り、森友と加計は「安倍下ろし」の為に火のない所に煙を立てて騒いだもので、その過程で瓢箪から駒で財務省の悪行が暴露されたもので、国会での佐川証言では、むしろ「安倍の関与」がなかったことが証言され、特定野党にとっては逆効果だったものだ。
↓
2018/03/28投稿:
這っても黒豆
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-892.html
2018/03/29投稿:
野党議員の印象操作発言及びそれを拡散する偏向マスコミ
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-893.html
2018/03/30投稿:
佐川証言に対する与党議員発言が面白い
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-894.html
【ご参考】
2018/04/09投稿:
国民の為になる再発防止策を
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-902.html
(*4):今年(2020年)年初のコロナ禍の際に緊急事態条項に対して反対論を展開していたのが枝野である。
↓
2020/02/03投稿:
枝野の根拠提示なき緊急事態条項批判
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1319.html
【ご参考】
2020/03/14投稿:
「安倍総理に緊急事態宣言を出させてはならない」と福島瑞穂
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