党名で騒ぎ、綱領・政策不在を隠す・4年前と同じ茶番
- 2020/08/08
- 22:49
党名で騒ぎ、綱領・政策不在を隠す・4年前と同じ茶番
副題:4年前の茶番を繰り返す特定野党・枝野達。党名騒ぎの「報道」は新党の無料コマーシャル
本稿の表題「党名で騒ぎ、綱領・政策不在を隠す」は、今から4年前(2016年)の民進党への党名ロンダリングの際に、政策・綱領のすり合わせそっちのけで「新党名」で大騒ぎをしていた民主党(*1)と、それを盛んに「報道」していた反日偏向メディアの本末転倒を指摘した以下の論考と同じものである。
↓
2016/03/15投稿:
【コラム】党名で騒ぎ、綱領・政策不在を隠す
副題:マスコミとタッグを組み「党名公募」との煙幕で、綱領・政策を提示できない・提示しないとのインチキ・無能ぶりをごまかす民主・維新野合新党。そして、新党名称発表に際して、綱領・政策不在を指摘しないマスコミの「報道しない自由」との偏向に呆れる。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-362.html
同じ表題としたのは、現在の立憲民主党と国民民主党という、あの民主党の末裔同士の合流騒ぎが、民進党になった際の「政策・綱領(政党の目的・基本理念)不在のままのプロレスごっこ」とまったく同じだからである。
合流後新党の「報道」は多々あるのだが、それらはもっぱら「新党の党名」に関するものばかりであり、新党の基本理念・基本政策に関する報道を当方は見た事がない。
立憲・国民の合流話が出たのは新型コロナウイルス感染症の騒ぎが起きる前であったと思う。今や第2波がきているのだが、コロナ禍が一段落した段階で合流話が再度登場したものだ。
2016年の民進党党名騒ぎの時と同じ既視感たっぷりの「党名騒ぎ」再燃のニュースを見たのは7月の中旬(7月15日)であった。(*2)
その後も、メディア各社は、立憲民主党と国民民主党の合流話を「報道」し続けているのだが、「「合流後新党」の基本理念・基本政策に関する報道」はまったくなかった。(*3)
さすがに、立憲・国民の合流話がもっぱら政局話であり、政党の本来的設立目的である政党の基本理念・基本政策の話がまったく出てこない事はおかしい話であると見抜いた産経は真っ当な記事を書いた(*4)のだが多勢に無勢であり、その後も、政策議論なき党名騒ぎ中心の「立憲・国民の合流話」が続いている。
合流話が再燃してから既に約1ヶ月が経過しているのだが、いまだに「新党の党名騒ぎ」が続いているのが現状だ。
「政局ばかりで政策なし」の記事の数々は、結局は「立憲と国民の合流新党」の存在をアピールするもので、無料のコマーシャルを「報道」の名を借りて各メディアが流布しているものだ。
無料コマーシャルを1ヶ月間も流せば、どの様な新党名になろうが、それなりの認知がなされるので、反日偏向メディアは、それを繰り返しているのであろう。
そんな「新党の党名騒ぎ」のニュースは「4年前の繰り返し」であり、論考の対象としてこなかったのである。
「党名騒ぎ」記事の中で面白い記載があった。2020年8月5日のNHKニュースである。(*5)以下に、その部分を抜粋引用する。
↓
<抜粋引用開始>
○玉木氏からの呼びかけについて、立憲民主党内では「合流協議を不調に終わらせるため党首会談で政策の話を持ち出す気ではないか」と警戒する声も出ています。
<引用終わり>
お読みいただければ分かる通り、立憲・国民両民主党の合流協議では政策議論がなされていない。そして、「政策議論」をすると、「合流協議が不調に終わる」との話が立憲民主党内では出ているそうだ
何たる事であろうか。
要するに、立憲・国民両民主党の合流協議とは、選挙対策の為の数合わせ協議をやっているものであり、政党としての本来の役割を放棄しているものである。
政党は、本来的には基本理念・基本政策を綱領や選挙公約で国民の前に提示して、それに賛同してくれる国民の付託を受け、国会に議員を送り込む集団のはずだ。
ところが、その基盤となる党の基本理念・基本政策のすり合わせもせずに合流しようとしているのである。
「新党の党名騒ぎ」は「4年前の繰り返し」であり、その騒ぎをメディアが無料コマーシャルとして1ヶ月間も流せば、新党の存在は認知される。
この様なシナリオを書いたのは、多分、前回4年前の民主党から民進党となった際の党名騒ぎを画策したのと同じ人物であろうと推察される。
「政局ばかりで政策なし」と言えば、あの小沢一郎である。
小沢は、烏合の衆を率いて自民党政権を倒した成功体験が過去2回ある。
既に忘れている方も多いと思うが、最初は僅か9ヶ月で政権を投げ出した細川政権であり、2度目があの2009年8月の鳩山・民主党の「政権交代キャンペーン」である。小沢は、またもや烏合の衆を集めて、3度目の「政権交代」を狙っている様である。(*6)
無理だとは思うが、民主党から党名ロンダリングをした民進党は、2017年10月の総選挙に際に不戦敗・空中分解し、その際に民進党内のドサヨクが濃縮されて出来たのが立憲民主党だ。(*7)
その立憲民主党が野党第一党の座にあるので、立憲民主党を軸に「野党結集」の動きになるのは当然なのだが、立憲の代表の枝野は独裁体質であり、党員の意見などまったく聞いていない様である。
枝野の独裁体質は、山尾の憲法議論との対比の際に説明済(*8)であるが、オワコン小沢と独裁体質枝野は、どの様な結末のシナイオを書いているのか、今は分からない。
「合流新党の党名」なる茶番劇に小沢が登場した。(*9)
多分、これが御仕舞の合図なのであろう。
これから合流協議がどうなるのかは分からないのだが、党名がどうなろうが、そんな事は本質から外れており、注視すべき対象ではない。
注目すべき本質は新党の綱領である。
4年前の党名騒ぎの際の民進党の綱領が発表されたのは、民進党結党の日であり、それ以前には原案も素案も発信されず、新党がどの様な基本理念と基本政策を持つのか不明であった。
今回も、仮に合流後新党が出来たとしても、その綱領が公開されるのは、早くて結党当日になろう。
政策議論を立憲・国民のあいだでしていない様なので、つくられたとしても付け焼刃であろう事は、民主党の末裔が作ってきた民進党や立憲民主党の綱領の内容から容易に想像できる。
何れにしろ、党名騒ぎで引っ張り、新党綱領は全然出てこないという展開になるのであろう。
そんな訳で、立憲・国民の両民主党の新党名など「共に民主党」で良いではないかと思っているのである。
政党は、本来的には基本理念・基本政策を綱領や選挙公約で国民の前に提示して、それに賛同してくれる国民の付託を受け、国会に議員を送り込む集団のはずだ。
その事を忘れ、選挙互助会が目的の合流話など、もっぱら自己都合の政局であり、国民不在のバカ騒ぎだと当方は認定している。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1):今から4年前(2016年)の民進党への党名ロンダリングの際に、政策・綱領のすり合わせそっちのけで「新党名」で大騒ぎをしていた民主党
↓
2016/03/06投稿:
【コラム】党名公募
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-352.html
2016/03/12投稿:
【コラム】党名公募2「立憲民主党?」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-358.html
2016/03/13投稿:
【コラム】党名公募3 新党綱領は如何に?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-359.html
2016/03/15投稿:
【コラム】党名で騒ぎ、綱領・政策不在を隠す
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-362.html
(*2):2016年の民進党党名騒ぎの時と同じ既視感たっぷりの「党名騒ぎ」再燃のニュースを見たのは7月の中旬であった。
↓
<その1>
日テレNEWS24 2020年7月15日21:33
見出し:◆>立憲民主と国民民主“合流協議”再び始まる
https://www.news24.jp/articles/2020/07/15/04681667.html
記事:○立憲民主党と国民民主党の幹事長が会談し、両党の合流に向けた協議が再び始まりました。
○立憲民主党の福山幹事長は、国民民主党の平野幹事長に対し、両党を解散した上で、新党を作ることを申し入れました。新党の名前は「立憲民主党」で、結成後に代表選挙を実施することも提案しました。
○これに対し、平野幹事長は党内で議論を行う考えを示しましたが、国民民主党の玉木代表は、党名の「立憲民主党」に難色を示していた、協議は難航も予想されます。(引用終わり)
<その2>
四国新聞社 2020/07/15 21:58
見出し:◆立憲民主党、合流新党を正式提案/国民民主党側の対応が焦点
https://www.shikoku-np.co.jp/national/political/20200715000709
記事:○立憲民主党の福山哲郎幹事長は15日、国民民主党の平野博文幹事長と合流を巡って国会内で会談した。両党がそれぞれ解散し「新設合併方式」で新党を結成すると正式に提案した。新党名は「立憲民主党」で、略称・通称を「民主党」とするとした。平野氏は党内で対応を協議する考えを示した。国民は玉木雄一郎代表ら合流慎重派と推進派で立場が割れており、17日の両院議員懇談会での議論が焦点となる。
○福山氏は会談後、党名の提案について、現在の野党第1党として「立憲民主党」が自然だと記者団に説明。「民主党は政権交代を果たした知名度のある党名」として略称・通称に使いたいとの考えを示した。
<引用終わり>
(*3):その後も、メディア各社は、立憲民主党と国民民主党の合流話を「報道」し続けているのだが、「「合流後新党」の基本理念・基本政策に関する報道」はまったくなかった。
↓
<その1>
佐賀新聞LIVE(共同通信) 7/18 5:15
見出し:◆野党合流協議 一刻も早く結論を
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/549560
記事:○これ以上の先送りは許されない。
○立憲民主党が国民民主党に対して、両党が解散して新党を結成する合流案を提案し、国民側の対応が焦点となっている。
○国民の玉木雄一郎代表は、提案された合流方式については賛成したものの「立憲民主党」という新党の名称案に異を唱え、民主的手続きで決めるべきだと主張している。
○立民側は党名は堅持する方針で、協議は壁にぶつかった格好だ。そもそも国民内部は合流自体を巡り慎重派と推進派に割れており、完全に意思を統一するのは難しい状況だ。
○しかし、野党が分立した「多弱」状態のまま、年内にもあり得るとの見方も出ている次期衆院選を迎えてしまえば、これまで通り、与党を利することになる。それは権力の過集中と超長期化で緊張感を失い、弛緩(しかん)した政権運営を続けさせることを意味する。
○野党第1党と第2党の日本政治の将来に対する責任は大きい。ここで合流に踏み切るのか、それとも断念し、次善の策として緊密な選挙協力による「政党連合」を構築する方向にかじを切るのか、一刻も早く結論を出すべきだ。
○合流を提案した翌日、立民の枝野幸男代表は記者会見で「政党の体制整備に時間をかけている余裕はない。一日も早く結論を得ることが必要だ。多くの皆さんに賛同いただけることを期待したい」と述べた。
○来年10月の衆院議員の任期満了まで1年余りとなる中、取り沙汰される衆院解散を強く意識、玉木氏に分裂覚悟で合流に踏み切るよう求めた発言だ。
○これに対して玉木氏は両党が解党して新党を結成する「新設合併方式」と、結党大会で代表選を行うとの提案には「賛成する」と表明したが、新党の名称案は受け入れなかった。
○枝野氏が玉木氏に合流を提案したのは昨年12月だ。立民の福山哲郎、国民の平野博文両幹事長が協議を始めたが、今年1月の通常国会召集までに決着せず、合流した会派の維持にとどめて、水面下で交渉を続けていた。
○国民側が受け入れず、懸案となっていたのが、合流方式と新党名。枝野氏は合流協議で、存続政党や党名を「立憲民主党」としていた。国民側にしてみれば自分たちが吸収されることになるため、玉木氏らが対等合併を求めていた。
○今回は、立民も解散することとし、合流後の通称・略称は「民主党」とした。枝野氏側は「最終提案」としており、国民側が受け入れなければ、決裂となる。
○野党では、昨年の参院選で東京選挙区から当選者を出し、首都圏に拠点を築いた日本維新の会、比例代表で228万票を集めて2議席を獲得したれいわ新選組が存在感を増している。今月初めの東京都知事選で、維新推薦の元熊本県副知事、れいわ公認の山本太郎代表はともに参院選東京選挙区で両党がそれぞれ獲得した票数を上回った。
○立民、国民が合流も選挙協力もしなければ野党陣営は四分五裂状態だ。候補者調整と相互支援で緊密な選挙協力体制を20年も続ける自民、公明両党を相手にどう戦うつもりなのか。
○合流協議に決着をつけて、維新やれいわなどとの連携の可否を判断する次の局面に早急に移るべきだ。(共同通信・柿崎明二)(引用終わり)
<その2>
NHKニュース 2020年7月23日 4時02分
見出し:◆立民と国民 合流した場合の党名めぐり幹事長間で調整へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200723/k10012529201000.html
記事:○立憲民主党との合流協議をめぐり、国民民主党の玉木代表が、合流した場合の党名を投票で決めるべきだと主張しているのに対し、立憲民主党は応じない方針で、幹事長間で調整が行われる見通しです。
○立憲民主党から示された合流の提案に対し、国民民主党は、22日、新党の設立などに賛同するとした一方、党名は民主的な手続きで決めるべきだと回答しました。
○国民民主党の玉木代表は、「投票以外の民主的な手続きはイメージできない」と述べ、党名は投票で決めるべきだという考えを示しました。
○これに対し、立憲民主党では、「党名は譲歩できない」という意見が大勢となっていて、投票での決定にもしこりが残るとして応じない方針で、新党の結党大会で拍手で了承を得る形で、「立憲民主党」に決める案が出ています。
○このため、合流した場合の党名の扱いをめぐって両党の幹事長の間で、調整が行われる見通しです。
<引用終わり>
(*4):立憲・国民の合流話がもっぱら政局話であり、政党の本来的設立目的である政党の基本理念・基本政策の話がまったく出てこない事はおかしい話であると見抜いた産経は真っ当な記事を書いた。
↓
産経新聞 2020.7.29 05:00
見出し:【主張】野党の合流協議 党名ばかりで中身がない
https://www.sankei.com/column/news/200729/clm2007290002-n1.html
記事:○立憲民主党と国民民主党の合流協議が難航している。理念や基本政策のすり合わせはそっちのけで、党名をめぐって争っているのにはあきれてしまう。
○新しい党は、どのような理念と政策を掲げるのか。これを明確にするのが先決だ。それなくして有権者の関心も支持も得られまい。
○合流は、立民が国民に呼びかけた。両党が解散して新党を結成する方式をとり、党名は立憲民主党、略称は民主党にする。綱領は両党の政調会長が協議して作成する-が提案の内容だった。
○国民側は合流方式などには賛同したが、立憲民主党の名が残ることに反発した。
○国民の玉木雄一郎代表は所属国会議員らの投票による党名選定を求め、消費税減税や憲法問題で基本的考えを一致させたいとしているが、立民側は応じていない。
○両党の源流は旧民主党、旧民進党で、別の党になったのは平成29年の衆院選のときだった。国民の前身である旧希望の党が、憲法観や安全保障といった基本政策をものさしに民進出身者を選別した。立民は、旧民進以上に左派・リベラル色の強い党となった。
○わずか3年前に理念や基本政策が異なるから分かれたのに、きちんとしたすり合わせもなしに合流するのは筋が通らない。
○立民幹部からは「個別の政策」の違いにはこだわらないとの声が出ている。国民は、消費税減税など経済政策と憲法観くらいしか、すり合わせを求めていない。どちらも基本政策を軽視している。
○憲法や安全保障、経済、原子力発電、新型コロナウイルス対策などの重要な政策でまとまらなくては、民主党政権時代のような「決められない政治」を繰り返すだけだ。今までより大きなかたまりになっても、政権担当能力を示せないだろう。
○安全保障政策は大きな不安材料だ。集団的自衛権の限定行使容認を違憲とみなして非難し続ける声が新しい党で強まれば、日米同盟の抑止力強化を妨げるだけである。中国や北朝鮮の脅威が増大する中でその道を進むのか。
○今秋に衆院解散・総選挙があるとの観測から、あわてて合流協議をしているとしか思えない。
○理念や基本政策を示せないようでは「選挙互助会」になることさえ難しい。
<引用終わり>
(*5):「党名騒ぎ」記事の中で面白い記載があった。2020年8月5日のNHKニュースである。
↓
NHKニュース 2020年8月5日 4時09分
見出し:◆立民と国民 玉木氏が党首会談呼びかけも合流協議は不透明
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200805/k10012551421000.html
記事:○合流協議をめぐり国民民主党の玉木代表は、立憲民主党の枝野代表に党首会談を呼びかけましたが、枝野氏は現状での会談には応じない構えです。両党の協議は新党の党名の扱いなどをめぐって調整が難航しており、協議の進展につながるかどうかは不透明な情勢です。
○立憲民主党は、先月、国民民主党との合流に向けて、それぞれの党を解散して新党を結成することなどを提案しましたが、新党の党名の扱いをめぐって両党の調整は難航しており、幹事長間での協議が続いています。
○国民民主党の玉木代表は、事態の打開を図るため、4日、「新型コロナウイルスの感染が拡大する中、だらだらと協議することは望ましくない」と述べ、立憲民主党の枝野代表に党首会談を呼びかけました。
○一方、枝野氏は、「幹事長間でまとまらないものを、それ以外でまとめられると思わない」と述べ、現状での会談には応じない構えです。
○玉木氏からの呼びかけについて、立憲民主党内では「合流協議を不調に終わらせるため党首会談で政策の話を持ち出す気ではないか」と警戒する声も出ています。
○両党は引き続き幹事長間で協議を続けることにしていますが、党首会談を行うかどうかや、協議の進展につながるかどうかは不透明な情勢です。
<引用終わり>
(*6):小沢は、烏合の衆を率いて自民党政権を倒した成功体験が過去2回ある。最初は僅か9ヶ月で政権を投げ出した細川政権であり、2度目があの2009年8月の鳩山・民主党の「政権交代キャンペーン」である。小沢は、またもや烏合の衆を集めて、3度目の「政権交代」を狙っている様である。
↓
2019/09/26投稿:
3度目の烏合の衆の数合わせを画策している小沢一郎
副題:政策なき政局一辺倒の小沢一郎。その小沢が仕掛け実現した烏合の衆数合わせ内閣は細川政権と民主党政権。その何れもが破綻し日本人は不幸になった。今回、再度の仕掛けを画策している小沢一郎。またもや日本人を不幸にするつもりの様だ。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1262.html
(*7):民進党は2017年10月の総選挙に際に不戦敗・空中分解し、その際に民進党内のドサヨクが濃縮されて出来たのが立憲民主党だ。
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2017/09/29投稿:
選挙前のバタバタは「議員の地位」確保が主眼1
副題:共通の政治的目的の達成の為に組織されたはずの政党が、ただ単なる「選挙互助会」になっている。選挙互助会組織の維持を第一義に考える「政治屋さん」など無用な存在だ。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-768.html
2017/09/30投稿:
民進党・政党としては自殺宣言
<選挙前のバタバタは「議員の地位」確保が主眼2>
副題:最近の民進党や諸雑派の「選挙前のバタバタ」は無原則極まりない。
「議員の地位」を確保することが最優先とされ、代議制民主主義の原則など忘れさられている。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-769.html
2017/10/12投稿:
選挙の度に繰り返される愚行
副題:二度と間違った選択をしない為に、今回衆議院選を前にした「議員の地位確保目的の離合集散」を論考する。選挙の度に繰り返させられる茶番に「期待」する程、我々国民は愚かなのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-777.html
2017/10/13投稿:
続・選挙の度に繰り返される愚行
副題:「選挙用の新党」の事を、あたかも「日本の未来を担う新しい政治勢力の登場」であるかの様に「報道」するのは茶番である。二度と間違った選択をしない為に、今回衆議院選を前にした「議員の地位確保目的の離合集散」を論考する。選挙の度に繰り返させられる茶番に「期待」する程、我々国民は愚かなのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-778.html
2017/10/16投稿:
続々・選挙の度に繰り返される愚行Final
副題:「政権運営能力がない集団に政権を任せる」との間違った結果となった選挙が、過去25年間に2回ある。二度と間違った選択をしない為に、今回衆議院選を前にした「議員の地位確保目的の離合集散」を論考する。選挙の度に繰り返させられる茶番に「期待」する程、我々国民は愚かなのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-780.html
(*8):枝野の独裁体質は、山尾の憲法議論との対比の際に説明済だ。
↓
2018/03/09投稿:
憲法の中身を語れぬ立憲枝野
副題:寝転がり戦法・枝野vs「立憲的改憲」とのマッカーサー原則回帰の山尾。立憲民主党内部での路線違い。どうやら憲法語れぬ枝野が寝転がり戦法をゴリ押しする様だ。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-877.html
(*9):「合流新党の党名」なる茶番劇に小沢が登場した。
↓
<その1>
NHKニュース 2020年8月6日 20時55分
見出し:◆国民 小沢氏 立民との新党名称 投票で決めるよう求める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012555081000.html
記事:○立憲民主党との合流協議で、調整が難航している新党の名称の扱いをめぐって、国民民主党の小沢一郎氏は枝野代表と会談し、「投票で決めるのが民主主義の基本だ」と述べ、投票で決めるよう求めました。
○立憲民主党と国民民主党の合流協議が、新党の名称の扱いをめぐって調整が難航する中、合流に前向きな国民民主党の小沢一郎衆議院議員は、立憲民主党の枝野代表と会談しました。
○この中で小沢氏は「お盆に入る中で、時間的にも限界だ。協議を続けるだけでは国民の理解は得られない」としたうえで「話し合いがつかなければ、投票で決めるのが民主主義の基本だ」と述べ、投票で決めるよう求めました。
○小沢氏によりますと、枝野氏は「しばし考えさせてほしい」と述べたということです。
○このあと、小沢氏は記者団に対し「お盆をまたいで議論を続ければ、国民のひんしゅくを買い、期待を裏切ることになる。お盆前に基本の合意ができればいいという意味で、最後のお願いをした。おかしな政権に代わって国民のための政治を実現する大同団結であり、枝野氏には、個人や政党の立場を離れて決断してもらいたい」と述べました。(引用終わり)
<その2>
NHKニュース 2020年8月7日 5時02分
見出し:◆立民と国民の合流協議 新党名称で溝埋まらず 早期決着見通せず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200807/k10012555531000.html
記事:○立憲民主党と国民民主党の合流協議は、新党の名称をめぐる考え方の溝が埋まっておらず、早期決着は見通せない状況です。
○両党を解散して結成する新党の名称をめぐって、立憲民主党は今の党名を引き継ぐよう主張し、国民民主党は投票による決定を求めていて、幹事長どうしの協議も難航しています。
○こうした中で、国民民主党の小沢一郎氏は、6日、立憲民主党の枝野代表と会談しました。
○小沢氏は「時期的には限界で、話し合いがつかなければ、投票で決めるのが民主主義の基本だ」として、投票での決定を決断するよう求めたのに対し、枝野氏は「しばし考えさせてほしい」と述べたということです。
○これに先立って、国民民主党の玉木代表は、広島市で開かれた平和記念式典で同席した枝野氏に、直接、党首会談を持ちかけましたが、枝野氏は「幹事長に任せている」と述べるにとどめました。
○立憲民主党からは「小沢氏はこれまでも党名を投票で決めるよう主張しており、事態が動くきっかけにはならない」といった意見が出るなど、新党の名称をめぐる考え方の溝は埋まっていません。
○このため、合流協議の早期決着は見通せない状況です。
<引用終わり>
【ご参考】
「理念よりも選挙戦術を重視する小沢」「政策なき政局一辺倒の小沢」との評価は以前の論考で明示済である。
↓
2018/07/19投稿:
手段が目的化した不見識・小沢一郎
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-981.html
※副題:小沢一郎は「「原発ゼロ一本」で「選挙に勝つ」」などと国民の幸福・安寧を脇に置き、「選挙に勝つ」ことを「目的」にした技術論でしか発想していない。危険である。
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副題:4年前の茶番を繰り返す特定野党・枝野達。党名騒ぎの「報道」は新党の無料コマーシャル
4年前の茶番を繰り返す枝野達
本稿の表題「党名で騒ぎ、綱領・政策不在を隠す」は、今から4年前(2016年)の民進党への党名ロンダリングの際に、政策・綱領のすり合わせそっちのけで「新党名」で大騒ぎをしていた民主党(*1)と、それを盛んに「報道」していた反日偏向メディアの本末転倒を指摘した以下の論考と同じものである。
↓
2016/03/15投稿:
【コラム】党名で騒ぎ、綱領・政策不在を隠す
副題:マスコミとタッグを組み「党名公募」との煙幕で、綱領・政策を提示できない・提示しないとのインチキ・無能ぶりをごまかす民主・維新野合新党。そして、新党名称発表に際して、綱領・政策不在を指摘しないマスコミの「報道しない自由」との偏向に呆れる。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-362.html
同じ表題としたのは、現在の立憲民主党と国民民主党という、あの民主党の末裔同士の合流騒ぎが、民進党になった際の「政策・綱領(政党の目的・基本理念)不在のままのプロレスごっこ」とまったく同じだからである。
合流後新党の「報道」は多々あるのだが、それらはもっぱら「新党の党名」に関するものばかりであり、新党の基本理念・基本政策に関する報道を当方は見た事がない。
党名騒ぎは再開後、既に約1ヶ月も続いている
立憲・国民の合流話が出たのは新型コロナウイルス感染症の騒ぎが起きる前であったと思う。今や第2波がきているのだが、コロナ禍が一段落した段階で合流話が再度登場したものだ。
2016年の民進党党名騒ぎの時と同じ既視感たっぷりの「党名騒ぎ」再燃のニュースを見たのは7月の中旬(7月15日)であった。(*2)
その後も、メディア各社は、立憲民主党と国民民主党の合流話を「報道」し続けているのだが、「「合流後新党」の基本理念・基本政策に関する報道」はまったくなかった。(*3)
さすがに、立憲・国民の合流話がもっぱら政局話であり、政党の本来的設立目的である政党の基本理念・基本政策の話がまったく出てこない事はおかしい話であると見抜いた産経は真っ当な記事を書いた(*4)のだが多勢に無勢であり、その後も、政策議論なき党名騒ぎ中心の「立憲・国民の合流話」が続いている。
合流話が再燃してから既に約1ヶ月が経過しているのだが、いまだに「新党の党名騒ぎ」が続いているのが現状だ。
「政局ばかりで政策なし」の記事の数々は、結局は「立憲と国民の合流新党」の存在をアピールするもので、無料のコマーシャルを「報道」の名を借りて各メディアが流布しているものだ。
無料コマーシャルを1ヶ月間も流せば、どの様な新党名になろうが、それなりの認知がなされるので、反日偏向メディアは、それを繰り返しているのであろう。
そんな「新党の党名騒ぎ」のニュースは「4年前の繰り返し」であり、論考の対象としてこなかったのである。
合流協議に政策協議はタブーとの本末転倒
「党名騒ぎ」記事の中で面白い記載があった。2020年8月5日のNHKニュースである。(*5)以下に、その部分を抜粋引用する。
↓
<抜粋引用開始>
○玉木氏からの呼びかけについて、立憲民主党内では「合流協議を不調に終わらせるため党首会談で政策の話を持ち出す気ではないか」と警戒する声も出ています。
<引用終わり>
お読みいただければ分かる通り、立憲・国民両民主党の合流協議では政策議論がなされていない。そして、「政策議論」をすると、「合流協議が不調に終わる」との話が立憲民主党内では出ているそうだ
何たる事であろうか。
要するに、立憲・国民両民主党の合流協議とは、選挙対策の為の数合わせ協議をやっているものであり、政党としての本来の役割を放棄しているものである。
政党は、本来的には基本理念・基本政策を綱領や選挙公約で国民の前に提示して、それに賛同してくれる国民の付託を受け、国会に議員を送り込む集団のはずだ。
ところが、その基盤となる党の基本理念・基本政策のすり合わせもせずに合流しようとしているのである。
「政局だけで政策がない」新党をデッチ上げての数合わせ
「新党の党名騒ぎ」は「4年前の繰り返し」であり、その騒ぎをメディアが無料コマーシャルとして1ヶ月間も流せば、新党の存在は認知される。
この様なシナリオを書いたのは、多分、前回4年前の民主党から民進党となった際の党名騒ぎを画策したのと同じ人物であろうと推察される。
「政局ばかりで政策なし」と言えば、あの小沢一郎である。
小沢は、烏合の衆を率いて自民党政権を倒した成功体験が過去2回ある。
既に忘れている方も多いと思うが、最初は僅か9ヶ月で政権を投げ出した細川政権であり、2度目があの2009年8月の鳩山・民主党の「政権交代キャンペーン」である。小沢は、またもや烏合の衆を集めて、3度目の「政権交代」を狙っている様である。(*6)
無理だとは思うが、民主党から党名ロンダリングをした民進党は、2017年10月の総選挙に際に不戦敗・空中分解し、その際に民進党内のドサヨクが濃縮されて出来たのが立憲民主党だ。(*7)
その立憲民主党が野党第一党の座にあるので、立憲民主党を軸に「野党結集」の動きになるのは当然なのだが、立憲の代表の枝野は独裁体質であり、党員の意見などまったく聞いていない様である。
枝野の独裁体質は、山尾の憲法議論との対比の際に説明済(*8)であるが、オワコン小沢と独裁体質枝野は、どの様な結末のシナイオを書いているのか、今は分からない。
小沢登場。そろそろお終わりのサインであろう
「合流新党の党名」なる茶番劇に小沢が登場した。(*9)
多分、これが御仕舞の合図なのであろう。
これから合流協議がどうなるのかは分からないのだが、党名がどうなろうが、そんな事は本質から外れており、注視すべき対象ではない。
注目すべき本質は新党の綱領である。
4年前の党名騒ぎの際の民進党の綱領が発表されたのは、民進党結党の日であり、それ以前には原案も素案も発信されず、新党がどの様な基本理念と基本政策を持つのか不明であった。
今回も、仮に合流後新党が出来たとしても、その綱領が公開されるのは、早くて結党当日になろう。
政策議論を立憲・国民のあいだでしていない様なので、つくられたとしても付け焼刃であろう事は、民主党の末裔が作ってきた民進党や立憲民主党の綱領の内容から容易に想像できる。
何れにしろ、党名騒ぎで引っ張り、新党綱領は全然出てこないという展開になるのであろう。
最後に・新党名なんか「共に民主党」でいいじゃん
そんな訳で、立憲・国民の両民主党の新党名など「共に民主党」で良いではないかと思っているのである。
政党は、本来的には基本理念・基本政策を綱領や選挙公約で国民の前に提示して、それに賛同してくれる国民の付託を受け、国会に議員を送り込む集団のはずだ。
その事を忘れ、選挙互助会が目的の合流話など、もっぱら自己都合の政局であり、国民不在のバカ騒ぎだと当方は認定している。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1):今から4年前(2016年)の民進党への党名ロンダリングの際に、政策・綱領のすり合わせそっちのけで「新党名」で大騒ぎをしていた民主党
↓
2016/03/06投稿:
【コラム】党名公募
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-352.html
2016/03/12投稿:
【コラム】党名公募2「立憲民主党?」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-358.html
2016/03/13投稿:
【コラム】党名公募3 新党綱領は如何に?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-359.html
2016/03/15投稿:
【コラム】党名で騒ぎ、綱領・政策不在を隠す
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-362.html
(*2):2016年の民進党党名騒ぎの時と同じ既視感たっぷりの「党名騒ぎ」再燃のニュースを見たのは7月の中旬であった。
↓
<その1>
日テレNEWS24 2020年7月15日21:33
見出し:◆>立憲民主と国民民主“合流協議”再び始まる
https://www.news24.jp/articles/2020/07/15/04681667.html
記事:○立憲民主党と国民民主党の幹事長が会談し、両党の合流に向けた協議が再び始まりました。
○立憲民主党の福山幹事長は、国民民主党の平野幹事長に対し、両党を解散した上で、新党を作ることを申し入れました。新党の名前は「立憲民主党」で、結成後に代表選挙を実施することも提案しました。
○これに対し、平野幹事長は党内で議論を行う考えを示しましたが、国民民主党の玉木代表は、党名の「立憲民主党」に難色を示していた、協議は難航も予想されます。(引用終わり)
<その2>
四国新聞社 2020/07/15 21:58
見出し:◆立憲民主党、合流新党を正式提案/国民民主党側の対応が焦点
https://www.shikoku-np.co.jp/national/political/20200715000709
記事:○立憲民主党の福山哲郎幹事長は15日、国民民主党の平野博文幹事長と合流を巡って国会内で会談した。両党がそれぞれ解散し「新設合併方式」で新党を結成すると正式に提案した。新党名は「立憲民主党」で、略称・通称を「民主党」とするとした。平野氏は党内で対応を協議する考えを示した。国民は玉木雄一郎代表ら合流慎重派と推進派で立場が割れており、17日の両院議員懇談会での議論が焦点となる。
○福山氏は会談後、党名の提案について、現在の野党第1党として「立憲民主党」が自然だと記者団に説明。「民主党は政権交代を果たした知名度のある党名」として略称・通称に使いたいとの考えを示した。
<引用終わり>
(*3):その後も、メディア各社は、立憲民主党と国民民主党の合流話を「報道」し続けているのだが、「「合流後新党」の基本理念・基本政策に関する報道」はまったくなかった。
↓
<その1>
佐賀新聞LIVE(共同通信) 7/18 5:15
見出し:◆野党合流協議 一刻も早く結論を
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/549560
記事:○これ以上の先送りは許されない。
○立憲民主党が国民民主党に対して、両党が解散して新党を結成する合流案を提案し、国民側の対応が焦点となっている。
○国民の玉木雄一郎代表は、提案された合流方式については賛成したものの「立憲民主党」という新党の名称案に異を唱え、民主的手続きで決めるべきだと主張している。
○立民側は党名は堅持する方針で、協議は壁にぶつかった格好だ。そもそも国民内部は合流自体を巡り慎重派と推進派に割れており、完全に意思を統一するのは難しい状況だ。
○しかし、野党が分立した「多弱」状態のまま、年内にもあり得るとの見方も出ている次期衆院選を迎えてしまえば、これまで通り、与党を利することになる。それは権力の過集中と超長期化で緊張感を失い、弛緩(しかん)した政権運営を続けさせることを意味する。
○野党第1党と第2党の日本政治の将来に対する責任は大きい。ここで合流に踏み切るのか、それとも断念し、次善の策として緊密な選挙協力による「政党連合」を構築する方向にかじを切るのか、一刻も早く結論を出すべきだ。
○合流を提案した翌日、立民の枝野幸男代表は記者会見で「政党の体制整備に時間をかけている余裕はない。一日も早く結論を得ることが必要だ。多くの皆さんに賛同いただけることを期待したい」と述べた。
○来年10月の衆院議員の任期満了まで1年余りとなる中、取り沙汰される衆院解散を強く意識、玉木氏に分裂覚悟で合流に踏み切るよう求めた発言だ。
○これに対して玉木氏は両党が解党して新党を結成する「新設合併方式」と、結党大会で代表選を行うとの提案には「賛成する」と表明したが、新党の名称案は受け入れなかった。
○枝野氏が玉木氏に合流を提案したのは昨年12月だ。立民の福山哲郎、国民の平野博文両幹事長が協議を始めたが、今年1月の通常国会召集までに決着せず、合流した会派の維持にとどめて、水面下で交渉を続けていた。
○国民側が受け入れず、懸案となっていたのが、合流方式と新党名。枝野氏は合流協議で、存続政党や党名を「立憲民主党」としていた。国民側にしてみれば自分たちが吸収されることになるため、玉木氏らが対等合併を求めていた。
○今回は、立民も解散することとし、合流後の通称・略称は「民主党」とした。枝野氏側は「最終提案」としており、国民側が受け入れなければ、決裂となる。
○野党では、昨年の参院選で東京選挙区から当選者を出し、首都圏に拠点を築いた日本維新の会、比例代表で228万票を集めて2議席を獲得したれいわ新選組が存在感を増している。今月初めの東京都知事選で、維新推薦の元熊本県副知事、れいわ公認の山本太郎代表はともに参院選東京選挙区で両党がそれぞれ獲得した票数を上回った。
○立民、国民が合流も選挙協力もしなければ野党陣営は四分五裂状態だ。候補者調整と相互支援で緊密な選挙協力体制を20年も続ける自民、公明両党を相手にどう戦うつもりなのか。
○合流協議に決着をつけて、維新やれいわなどとの連携の可否を判断する次の局面に早急に移るべきだ。(共同通信・柿崎明二)(引用終わり)
<その2>
NHKニュース 2020年7月23日 4時02分
見出し:◆立民と国民 合流した場合の党名めぐり幹事長間で調整へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200723/k10012529201000.html
記事:○立憲民主党との合流協議をめぐり、国民民主党の玉木代表が、合流した場合の党名を投票で決めるべきだと主張しているのに対し、立憲民主党は応じない方針で、幹事長間で調整が行われる見通しです。
○立憲民主党から示された合流の提案に対し、国民民主党は、22日、新党の設立などに賛同するとした一方、党名は民主的な手続きで決めるべきだと回答しました。
○国民民主党の玉木代表は、「投票以外の民主的な手続きはイメージできない」と述べ、党名は投票で決めるべきだという考えを示しました。
○これに対し、立憲民主党では、「党名は譲歩できない」という意見が大勢となっていて、投票での決定にもしこりが残るとして応じない方針で、新党の結党大会で拍手で了承を得る形で、「立憲民主党」に決める案が出ています。
○このため、合流した場合の党名の扱いをめぐって両党の幹事長の間で、調整が行われる見通しです。
<引用終わり>
(*4):立憲・国民の合流話がもっぱら政局話であり、政党の本来的設立目的である政党の基本理念・基本政策の話がまったく出てこない事はおかしい話であると見抜いた産経は真っ当な記事を書いた。
↓
産経新聞 2020.7.29 05:00
見出し:【主張】野党の合流協議 党名ばかりで中身がない
https://www.sankei.com/column/news/200729/clm2007290002-n1.html
記事:○立憲民主党と国民民主党の合流協議が難航している。理念や基本政策のすり合わせはそっちのけで、党名をめぐって争っているのにはあきれてしまう。
○新しい党は、どのような理念と政策を掲げるのか。これを明確にするのが先決だ。それなくして有権者の関心も支持も得られまい。
○合流は、立民が国民に呼びかけた。両党が解散して新党を結成する方式をとり、党名は立憲民主党、略称は民主党にする。綱領は両党の政調会長が協議して作成する-が提案の内容だった。
○国民側は合流方式などには賛同したが、立憲民主党の名が残ることに反発した。
○国民の玉木雄一郎代表は所属国会議員らの投票による党名選定を求め、消費税減税や憲法問題で基本的考えを一致させたいとしているが、立民側は応じていない。
○両党の源流は旧民主党、旧民進党で、別の党になったのは平成29年の衆院選のときだった。国民の前身である旧希望の党が、憲法観や安全保障といった基本政策をものさしに民進出身者を選別した。立民は、旧民進以上に左派・リベラル色の強い党となった。
○わずか3年前に理念や基本政策が異なるから分かれたのに、きちんとしたすり合わせもなしに合流するのは筋が通らない。
○立民幹部からは「個別の政策」の違いにはこだわらないとの声が出ている。国民は、消費税減税など経済政策と憲法観くらいしか、すり合わせを求めていない。どちらも基本政策を軽視している。
○憲法や安全保障、経済、原子力発電、新型コロナウイルス対策などの重要な政策でまとまらなくては、民主党政権時代のような「決められない政治」を繰り返すだけだ。今までより大きなかたまりになっても、政権担当能力を示せないだろう。
○安全保障政策は大きな不安材料だ。集団的自衛権の限定行使容認を違憲とみなして非難し続ける声が新しい党で強まれば、日米同盟の抑止力強化を妨げるだけである。中国や北朝鮮の脅威が増大する中でその道を進むのか。
○今秋に衆院解散・総選挙があるとの観測から、あわてて合流協議をしているとしか思えない。
○理念や基本政策を示せないようでは「選挙互助会」になることさえ難しい。
<引用終わり>
(*5):「党名騒ぎ」記事の中で面白い記載があった。2020年8月5日のNHKニュースである。
↓
NHKニュース 2020年8月5日 4時09分
見出し:◆立民と国民 玉木氏が党首会談呼びかけも合流協議は不透明
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200805/k10012551421000.html
記事:○合流協議をめぐり国民民主党の玉木代表は、立憲民主党の枝野代表に党首会談を呼びかけましたが、枝野氏は現状での会談には応じない構えです。両党の協議は新党の党名の扱いなどをめぐって調整が難航しており、協議の進展につながるかどうかは不透明な情勢です。
○立憲民主党は、先月、国民民主党との合流に向けて、それぞれの党を解散して新党を結成することなどを提案しましたが、新党の党名の扱いをめぐって両党の調整は難航しており、幹事長間での協議が続いています。
○国民民主党の玉木代表は、事態の打開を図るため、4日、「新型コロナウイルスの感染が拡大する中、だらだらと協議することは望ましくない」と述べ、立憲民主党の枝野代表に党首会談を呼びかけました。
○一方、枝野氏は、「幹事長間でまとまらないものを、それ以外でまとめられると思わない」と述べ、現状での会談には応じない構えです。
○玉木氏からの呼びかけについて、立憲民主党内では「合流協議を不調に終わらせるため党首会談で政策の話を持ち出す気ではないか」と警戒する声も出ています。
○両党は引き続き幹事長間で協議を続けることにしていますが、党首会談を行うかどうかや、協議の進展につながるかどうかは不透明な情勢です。
<引用終わり>
(*6):小沢は、烏合の衆を率いて自民党政権を倒した成功体験が過去2回ある。最初は僅か9ヶ月で政権を投げ出した細川政権であり、2度目があの2009年8月の鳩山・民主党の「政権交代キャンペーン」である。小沢は、またもや烏合の衆を集めて、3度目の「政権交代」を狙っている様である。
↓
2019/09/26投稿:
3度目の烏合の衆の数合わせを画策している小沢一郎
副題:政策なき政局一辺倒の小沢一郎。その小沢が仕掛け実現した烏合の衆数合わせ内閣は細川政権と民主党政権。その何れもが破綻し日本人は不幸になった。今回、再度の仕掛けを画策している小沢一郎。またもや日本人を不幸にするつもりの様だ。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1262.html
(*7):民進党は2017年10月の総選挙に際に不戦敗・空中分解し、その際に民進党内のドサヨクが濃縮されて出来たのが立憲民主党だ。
↓
2017/09/29投稿:
選挙前のバタバタは「議員の地位」確保が主眼1
副題:共通の政治的目的の達成の為に組織されたはずの政党が、ただ単なる「選挙互助会」になっている。選挙互助会組織の維持を第一義に考える「政治屋さん」など無用な存在だ。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-768.html
2017/09/30投稿:
民進党・政党としては自殺宣言
<選挙前のバタバタは「議員の地位」確保が主眼2>
副題:最近の民進党や諸雑派の「選挙前のバタバタ」は無原則極まりない。
「議員の地位」を確保することが最優先とされ、代議制民主主義の原則など忘れさられている。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-769.html
2017/10/12投稿:
選挙の度に繰り返される愚行
副題:二度と間違った選択をしない為に、今回衆議院選を前にした「議員の地位確保目的の離合集散」を論考する。選挙の度に繰り返させられる茶番に「期待」する程、我々国民は愚かなのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-777.html
2017/10/13投稿:
続・選挙の度に繰り返される愚行
副題:「選挙用の新党」の事を、あたかも「日本の未来を担う新しい政治勢力の登場」であるかの様に「報道」するのは茶番である。二度と間違った選択をしない為に、今回衆議院選を前にした「議員の地位確保目的の離合集散」を論考する。選挙の度に繰り返させられる茶番に「期待」する程、我々国民は愚かなのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-778.html
2017/10/16投稿:
続々・選挙の度に繰り返される愚行Final
副題:「政権運営能力がない集団に政権を任せる」との間違った結果となった選挙が、過去25年間に2回ある。二度と間違った選択をしない為に、今回衆議院選を前にした「議員の地位確保目的の離合集散」を論考する。選挙の度に繰り返させられる茶番に「期待」する程、我々国民は愚かなのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-780.html
(*8):枝野の独裁体質は、山尾の憲法議論との対比の際に説明済だ。
↓
2018/03/09投稿:
憲法の中身を語れぬ立憲枝野
副題:寝転がり戦法・枝野vs「立憲的改憲」とのマッカーサー原則回帰の山尾。立憲民主党内部での路線違い。どうやら憲法語れぬ枝野が寝転がり戦法をゴリ押しする様だ。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-877.html
(*9):「合流新党の党名」なる茶番劇に小沢が登場した。
↓
<その1>
NHKニュース 2020年8月6日 20時55分
見出し:◆国民 小沢氏 立民との新党名称 投票で決めるよう求める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012555081000.html
記事:○立憲民主党との合流協議で、調整が難航している新党の名称の扱いをめぐって、国民民主党の小沢一郎氏は枝野代表と会談し、「投票で決めるのが民主主義の基本だ」と述べ、投票で決めるよう求めました。
○立憲民主党と国民民主党の合流協議が、新党の名称の扱いをめぐって調整が難航する中、合流に前向きな国民民主党の小沢一郎衆議院議員は、立憲民主党の枝野代表と会談しました。
○この中で小沢氏は「お盆に入る中で、時間的にも限界だ。協議を続けるだけでは国民の理解は得られない」としたうえで「話し合いがつかなければ、投票で決めるのが民主主義の基本だ」と述べ、投票で決めるよう求めました。
○小沢氏によりますと、枝野氏は「しばし考えさせてほしい」と述べたということです。
○このあと、小沢氏は記者団に対し「お盆をまたいで議論を続ければ、国民のひんしゅくを買い、期待を裏切ることになる。お盆前に基本の合意ができればいいという意味で、最後のお願いをした。おかしな政権に代わって国民のための政治を実現する大同団結であり、枝野氏には、個人や政党の立場を離れて決断してもらいたい」と述べました。(引用終わり)
<その2>
NHKニュース 2020年8月7日 5時02分
見出し:◆立民と国民の合流協議 新党名称で溝埋まらず 早期決着見通せず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200807/k10012555531000.html
記事:○立憲民主党と国民民主党の合流協議は、新党の名称をめぐる考え方の溝が埋まっておらず、早期決着は見通せない状況です。
○両党を解散して結成する新党の名称をめぐって、立憲民主党は今の党名を引き継ぐよう主張し、国民民主党は投票による決定を求めていて、幹事長どうしの協議も難航しています。
○こうした中で、国民民主党の小沢一郎氏は、6日、立憲民主党の枝野代表と会談しました。
○小沢氏は「時期的には限界で、話し合いがつかなければ、投票で決めるのが民主主義の基本だ」として、投票での決定を決断するよう求めたのに対し、枝野氏は「しばし考えさせてほしい」と述べたということです。
○これに先立って、国民民主党の玉木代表は、広島市で開かれた平和記念式典で同席した枝野氏に、直接、党首会談を持ちかけましたが、枝野氏は「幹事長に任せている」と述べるにとどめました。
○立憲民主党からは「小沢氏はこれまでも党名を投票で決めるよう主張しており、事態が動くきっかけにはならない」といった意見が出るなど、新党の名称をめぐる考え方の溝は埋まっていません。
○このため、合流協議の早期決着は見通せない状況です。
<引用終わり>
【ご参考】
「理念よりも選挙戦術を重視する小沢」「政策なき政局一辺倒の小沢」との評価は以前の論考で明示済である。
↓
2018/07/19投稿:
手段が目的化した不見識・小沢一郎
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-981.html
※副題:小沢一郎は「「原発ゼロ一本」で「選挙に勝つ」」などと国民の幸福・安寧を脇に置き、「選挙に勝つ」ことを「目的」にした技術論でしか発想していない。危険である。
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