序・香港国家安全維持法 条文の中身を求めて
- 2020/07/04
- 22:36
序・香港国家安全維持法 条文の中身を求めて
副題:国際法を無視する中国共産党が統治する中国が法治主義の真似ごと遊び。他国主権下の国民を自国領外であっても中国の法律を以て逮捕するとの支離滅裂。
最近は海外出張の機会がなく、外務省の「たびレジ」や「海外安全ホームページ」へのアクセス頻度が低くなっている。
以前は、自己防衛の為に渡航可能性がある国や地域の情報は常時入手していたので、「海外安全ホームページ」他には都度アクセスしており、同時に、その情報センスの悪さには幾度も首を傾げたものであった。(*1)
今般、表題の通り、一国二制度であるはずの香港に対して中国は、それを否定する「香港国家安全維持法」を施行した。
ネット情報では、同法の問題点として中国人以外の外国人に対しても同法が適用され、恣意的な逮捕が起こり得るリスクがある事が指摘されている。これは香港に渡航する日本人にも降りかかるリスクである事から、外務省の「海外安全ホームページ」ではどの様な情報が発信されているのかを確認してみた。
その結果は以下の様なもので、「中国への配慮」が強く、「中国当局に恣意的に身柄拘束される危険性がある」というリスクがダイレクトには伝わってこないものであった。(*2)
あたかも「香港ではデモをやってるのでアブナイよ」と誤解する様な書き方である。残念書き方である。
当方が各種情報から「香港に渡航する事は危険」であると認識した理由は、「香港という別制度の地域で「中国本土法が適用」され外国人であっても身柄拘束されるリスクがある」である。
逆の言い方をすれば、「中国本土への渡航は、恣意的逮捕リスクが常に存在する」と考えていて、そういうリスクが、今後、香港でも発生する、というものだ。
「多分、演出の一部ではないか」と疑っているのだが、「ちょうどいいタイミング」で、中国で服役していた日本人が釈放され日本に帰国したとのニュースが流れた。(*3)
我が国の反日偏向メディアは、中国で日本人が身柄拘束・逮捕されると中国側の肩を持つので信用ならないというのが当方の見方である。以前、西松建設の社員が中国企業の要請で現地調査=サイト・サーベイに訪中した際に、スパイ容疑で逮捕された事件があったが、偶然にしては出来過ぎであると感じている。(*4)
実際にサイト・サーベイ等の仕事をする可能性がある人にとって中国本土は危険な地域なのである。
そういう事が出来る中国が、自国本土と同じ事を一国二制度のはずの香港に対して行っているのが「香港国家安全維持法」だと考えている。
とは言え、同法の内容を見る前に軽率なことは言えないので、同法の条文内容を知りたいと色々探してみた。
先週までは全然見つからなかったのだが、ここ数日で和訳された同法の条文を発見した。
発見した同法の条文内容のうちの1つは、「まとめサイト・保守速報」の「香港国安法の条文がこちら・・・」(*5)である。
これはテレビ番組の一部であろう画像をベースにしたもので、条文の幾つかを抜粋して紹介しているだけで、あまり参考にはならなかった。
所詮、テレビはテレビであり電子紙芝居なのである。
もう1つは、中国の方の個人サイトと思われる「奶茶雑記」(*6)にあった。
こちらは、全条文が掲載されている。
「全条文である」と考えるのは、同サイトで紹介されている和訳が、香港の法律公告(中文:URLが「.gov.hk」)(*7)の章立て・条文数で一致するからである。
当方は母国語と結果的国際標準語である英語以外は解さないので、この和訳が正しいかどうかは分からないが、現状で普通のオッサンが入手できるのは多分、現状ではこれが限界であろう。
尚、中文の法律公告では同法を「中華人民共和国香港特別行政区維持国家安全法」と表記している。一方、我が国外務省は「中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法」と表記している。
中文では「維持国家安全法」。
和文では「国家安全維持法」。
この違いは文法の違いであろうと推定される。
今回は以上である。
内容に踏み込むとかなり長くなることから、今回は「序」として条文の和訳のソースを提示した段階でひとまず御仕舞としたい。
ざっと斜め読みしての第一印象は、以前の論考「中華人民共和国憲法の前文」(*8)で感じたのと同じものであった。
また、保守速報で紹介されていたテレビ番組ベースの条文は、電子紙芝居用に省略・まとめられたものだと言う事が分かった。
次回は、これら2つの和訳条文を突合したい。
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【文末脚注】
(*1):以前は、自己防衛の為に渡航可能性がある国や地域の情報は常時入手していたので、「海外安全ホームページ」他には都度アクセスしており、同時に、その情報センスの悪さには幾度も首を傾げたものであった。
↓
2017/04/11投稿:
「たびレジ」我が国政府の国民保護情報1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-646.html
(*2):外務省「海外安全ホームページ」
スポット情報
見出し:◆香港におけるいわゆる「香港国家安全法」の成立・施行に伴う注意喚起
2020年07月03日
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2020C059.html
○本情報は2020年07月04日(日本時間)現在有効です。
○1 6月30日に,「中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法」が成立・施行されました。翌7月1日の香港特別行政区返還記念日には,香港島の湾仔,銅鑼湾,天后を中心に抗議活動が行われ,警察発表によれば約370人が逮捕されました。この中には,同法違反により逮捕された10人が含まれています(主として香港独立の旗を所持していたこと等による国家分裂煽動罪や同教唆罪によるもの)。
○2 この法律の施行を受けて,今後,抗議活動や治安への影響,同法に基づく制度の構築や運用等について,注視する必要がありますので,在留邦人及び渡航者の皆様におかれては,報道や在香港日本国総領事館等が発信する最新情報の入手に努め,今後の動勢に十分注意してください。(後略)
<引用終わり>
(*3):中国で服役していた日本人が釈放され日本に帰国したとのニュース
↓
Yahooニュース(YBS News) 7/2(木) 15:02配信
見出し:◆【独自】服役の邦人男性 帰国へ、中国でスパイ罪 刑期満了
https://news.yahoo.co.jp/articles/a59db8f4fa63946f9924d0da1a730c52d207dc95
記事:○中国でスパイ罪などに問われて実刑判決を受けた日本人男性が、1日に刑期満了となり、帰国の途につきました。一連の日本人拘束事件で有罪判決を受けた日本人が帰国するのは初めてです。
○「釈放された男性を乗せた飛行機が今、中国から日本に向けて出発します」(記者、大連空港)
○神奈川県の50代の日本人男性は2015年5月、スパイ行為などを疑われて中国当局に拘束され、3年後の2018年7月に懲役5年の実刑を言い渡されて服役していました。男性は1日、刑期満了で出所し、2日、日本行きの航空機に搭乗しました。
○2015年以降、少なくとも15人の日本人が「スパイ行為」を疑われて拘束され、そのうち、起訴された9人全員が、実刑判決を言い渡されています。
○男性は2日夕方に帰国する予定で、一連の事件で有罪とされた中で初めての帰国者になります。(02日14:44) 最終更新:7/2(木) 15:02 TBS系(JNN)
<引用終わり>
(*4):以前、西松建設の社員が中国企業の要請で現地調査=サイト・サーベイに訪中した際に、スパイ容疑で逮捕された事件があったが、偶然にしては出来過ぎであると感じている。
2018/11/15投稿:
共産党・志位の誤解誘導目的の詐欺話法
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1053.html
(*5):「まとめサイト・保守速報」の「香港国安法の条文がこちら・・・」
↓
保守速報 2020年07月02日19:51
スレタイ:◆香港国安法の条文がこちら・・・
https://hosyusokuhou.jp/archives/48881994.html
リード文部分:○香港国家安全法の全文を読んで驚いた。第38条は「「香港特別区の住民でない人でも、香港以外の場所で本法律の定めた犯罪を犯した場合、本法律の適用となる」と定めている。つまり我々外国人は、自分たちの国で香港市民の訴求に共鳴したり支持すれば、それが中国の「法律」の処罰対象となるのである。
— 石平太郎 (@liyonyon) June 30, 2020
<画像>
https://i0.wp.com/hosyusokuhou.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/Eb1fm_uUEAA2jM-.jpg?ssl=1<画像の文字起こし>
○香港国家安全維持法 条文
9条:
国家の安全を維持するため、香港政府は学校、
団体、マスメディア、インターネットに対して
宣伝・指導・監視と管理の体制強化など必要な措置を取るべき
20条:
国家の分裂や統一を破壊する行為の計画・実施・参加は、
武力の使用の有無にかかわらず犯罪行為になる。
21条:
いかなる人が第20条に違反する行為を他人に実行させるため、
煽動・ほう助・教唆または犯罪行為のための資金等を提供する
ことは犯罪になる。
38条:
永住権を持たない人が香港にいなくても香港特別行政区に対し、
本法案に記載された犯罪行為を行った場合、
本法案は適用される。
<引用終わり>
(*6):中国の方の個人サイトと思われる「奶茶雑記」
奶茶雑記 2020-07-01
https://xiang-dian.hatenablog.com/entry/nsl
表題:◆香港国家安全法全文和訳
記事;○拙訳は正確な訳であることを保証しません。正確性を要する時は原文を参照してください。
<以下略>
※個人ブログであることから全文引用は差し控える。
※突き合わせの為に、上記の保守速報の4つの条文に関連する部分のうち、最初の「9条」関連部分だけを以下に抜粋引用する。
<抜粋引用>
第二章 香港特別行政区の国家安全を維持する職責と機構
第一節 職責
第7条:略
第8条:略
第9条:香港特別行政区は、国家安全を維持し、テロ活動を防止するための努力を強化しなければならない。 学校、社会団体、メディア、インターネット等の国家安全に関する事項について、香港特別行政区政府は必要な措置を講じ、広報、指導、監督、管理を強化しなければならない。
第10条:香港特別行政区は、香港特別行政区居民の国家安全意識及び遵法意識を高めるために、学校、社会団体、メディア、インターネット等を通じた国家安全教育を推進しなければならない。
(以下略)
<引用終わり>
(*7):香港の法律公告(中文:URLが「.gov.hk」)の章立て・条文数で一致するからである。
↓
<<中華人民共和国香港特別行政区維持国家安全法>>
(2020年6月30日第十三回全国尋問代表大会常務委員会第二十次会議通過)
https://www.gld.gov.hk/egazette/pdf/20202444e/cs220202444136.pdf
※スマホの方は要注意:pdfファイル
(*8):以前の論考「中華人民共和国憲法の前文」
↓
2015/03/27投稿:
2-2のオマケ・中華人民共和国憲法前文
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-66.html
【ご参考】
2019/05/29投稿:
先の大戦後の現在の世界情勢は第三段階にある
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1190.html
2020/06/15投稿:
(資料編)中国に対する米国の戦略的アプローチ
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1381.html
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副題:国際法を無視する中国共産党が統治する中国が法治主義の真似ごと遊び。他国主権下の国民を自国領外であっても中国の法律を以て逮捕するとの支離滅裂。
初めに・香港への渡航についての情報
最近は海外出張の機会がなく、外務省の「たびレジ」や「海外安全ホームページ」へのアクセス頻度が低くなっている。
以前は、自己防衛の為に渡航可能性がある国や地域の情報は常時入手していたので、「海外安全ホームページ」他には都度アクセスしており、同時に、その情報センスの悪さには幾度も首を傾げたものであった。(*1)
今般、表題の通り、一国二制度であるはずの香港に対して中国は、それを否定する「香港国家安全維持法」を施行した。
ネット情報では、同法の問題点として中国人以外の外国人に対しても同法が適用され、恣意的な逮捕が起こり得るリスクがある事が指摘されている。これは香港に渡航する日本人にも降りかかるリスクである事から、外務省の「海外安全ホームページ」ではどの様な情報が発信されているのかを確認してみた。
その結果は以下の様なもので、「中国への配慮」が強く、「中国当局に恣意的に身柄拘束される危険性がある」というリスクがダイレクトには伝わってこないものであった。(*2)
あたかも「香港ではデモをやってるのでアブナイよ」と誤解する様な書き方である。残念書き方である。
当方が各種情報から「香港に渡航する事は危険」であると認識した理由は、「香港という別制度の地域で「中国本土法が適用」され外国人であっても身柄拘束されるリスクがある」である。
逆の言い方をすれば、「中国本土への渡航は、恣意的逮捕リスクが常に存在する」と考えていて、そういうリスクが、今後、香港でも発生する、というものだ。
共産党独裁政権・中国は、恣意的に訪中日本人を逮捕する
「多分、演出の一部ではないか」と疑っているのだが、「ちょうどいいタイミング」で、中国で服役していた日本人が釈放され日本に帰国したとのニュースが流れた。(*3)
我が国の反日偏向メディアは、中国で日本人が身柄拘束・逮捕されると中国側の肩を持つので信用ならないというのが当方の見方である。以前、西松建設の社員が中国企業の要請で現地調査=サイト・サーベイに訪中した際に、スパイ容疑で逮捕された事件があったが、偶然にしては出来過ぎであると感じている。(*4)
実際にサイト・サーベイ等の仕事をする可能性がある人にとって中国本土は危険な地域なのである。
そういう事が出来る中国が、自国本土と同じ事を一国二制度のはずの香港に対して行っているのが「香港国家安全維持法」だと考えている。
とは言え、同法の内容を見る前に軽率なことは言えないので、同法の条文内容を知りたいと色々探してみた。
先週までは全然見つからなかったのだが、ここ数日で和訳された同法の条文を発見した。
「香港国家安全維持法」の条文内容を発見
発見した同法の条文内容のうちの1つは、「まとめサイト・保守速報」の「香港国安法の条文がこちら・・・」(*5)である。
これはテレビ番組の一部であろう画像をベースにしたもので、条文の幾つかを抜粋して紹介しているだけで、あまり参考にはならなかった。
所詮、テレビはテレビであり電子紙芝居なのである。
もう1つは、中国の方の個人サイトと思われる「奶茶雑記」(*6)にあった。
こちらは、全条文が掲載されている。
「全条文である」と考えるのは、同サイトで紹介されている和訳が、香港の法律公告(中文:URLが「.gov.hk」)(*7)の章立て・条文数で一致するからである。
当方は母国語と結果的国際標準語である英語以外は解さないので、この和訳が正しいかどうかは分からないが、現状で普通のオッサンが入手できるのは多分、現状ではこれが限界であろう。
尚、中文の法律公告では同法を「中華人民共和国香港特別行政区維持国家安全法」と表記している。一方、我が国外務省は「中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法」と表記している。
中文では「維持国家安全法」。
和文では「国家安全維持法」。
この違いは文法の違いであろうと推定される。
序の最後に・「香港国家安全維持法」の和訳条文を突合したい
今回は以上である。
内容に踏み込むとかなり長くなることから、今回は「序」として条文の和訳のソースを提示した段階でひとまず御仕舞としたい。
ざっと斜め読みしての第一印象は、以前の論考「中華人民共和国憲法の前文」(*8)で感じたのと同じものであった。
また、保守速報で紹介されていたテレビ番組ベースの条文は、電子紙芝居用に省略・まとめられたものだと言う事が分かった。
次回は、これら2つの和訳条文を突合したい。
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【文末脚注】
(*1):以前は、自己防衛の為に渡航可能性がある国や地域の情報は常時入手していたので、「海外安全ホームページ」他には都度アクセスしており、同時に、その情報センスの悪さには幾度も首を傾げたものであった。
↓
2017/04/11投稿:
「たびレジ」我が国政府の国民保護情報1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-646.html
(*2):外務省「海外安全ホームページ」
スポット情報
見出し:◆香港におけるいわゆる「香港国家安全法」の成立・施行に伴う注意喚起
2020年07月03日
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2020C059.html
○本情報は2020年07月04日(日本時間)現在有効です。
○1 6月30日に,「中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法」が成立・施行されました。翌7月1日の香港特別行政区返還記念日には,香港島の湾仔,銅鑼湾,天后を中心に抗議活動が行われ,警察発表によれば約370人が逮捕されました。この中には,同法違反により逮捕された10人が含まれています(主として香港独立の旗を所持していたこと等による国家分裂煽動罪や同教唆罪によるもの)。
○2 この法律の施行を受けて,今後,抗議活動や治安への影響,同法に基づく制度の構築や運用等について,注視する必要がありますので,在留邦人及び渡航者の皆様におかれては,報道や在香港日本国総領事館等が発信する最新情報の入手に努め,今後の動勢に十分注意してください。(後略)
<引用終わり>
(*3):中国で服役していた日本人が釈放され日本に帰国したとのニュース
↓
Yahooニュース(YBS News) 7/2(木) 15:02配信
見出し:◆【独自】服役の邦人男性 帰国へ、中国でスパイ罪 刑期満了
https://news.yahoo.co.jp/articles/a59db8f4fa63946f9924d0da1a730c52d207dc95
記事:○中国でスパイ罪などに問われて実刑判決を受けた日本人男性が、1日に刑期満了となり、帰国の途につきました。一連の日本人拘束事件で有罪判決を受けた日本人が帰国するのは初めてです。
○「釈放された男性を乗せた飛行機が今、中国から日本に向けて出発します」(記者、大連空港)
○神奈川県の50代の日本人男性は2015年5月、スパイ行為などを疑われて中国当局に拘束され、3年後の2018年7月に懲役5年の実刑を言い渡されて服役していました。男性は1日、刑期満了で出所し、2日、日本行きの航空機に搭乗しました。
○2015年以降、少なくとも15人の日本人が「スパイ行為」を疑われて拘束され、そのうち、起訴された9人全員が、実刑判決を言い渡されています。
○男性は2日夕方に帰国する予定で、一連の事件で有罪とされた中で初めての帰国者になります。(02日14:44) 最終更新:7/2(木) 15:02 TBS系(JNN)
<引用終わり>
(*4):以前、西松建設の社員が中国企業の要請で現地調査=サイト・サーベイに訪中した際に、スパイ容疑で逮捕された事件があったが、偶然にしては出来過ぎであると感じている。
2018/11/15投稿:
共産党・志位の誤解誘導目的の詐欺話法
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1053.html
(*5):「まとめサイト・保守速報」の「香港国安法の条文がこちら・・・」
↓
保守速報 2020年07月02日19:51
スレタイ:◆香港国安法の条文がこちら・・・
https://hosyusokuhou.jp/archives/48881994.html
リード文部分:○香港国家安全法の全文を読んで驚いた。第38条は「「香港特別区の住民でない人でも、香港以外の場所で本法律の定めた犯罪を犯した場合、本法律の適用となる」と定めている。つまり我々外国人は、自分たちの国で香港市民の訴求に共鳴したり支持すれば、それが中国の「法律」の処罰対象となるのである。
— 石平太郎 (@liyonyon) June 30, 2020
<画像>
https://i0.wp.com/hosyusokuhou.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/Eb1fm_uUEAA2jM-.jpg?ssl=1<画像の文字起こし>
○香港国家安全維持法 条文
9条:
国家の安全を維持するため、香港政府は学校、
団体、マスメディア、インターネットに対して
宣伝・指導・監視と管理の体制強化など必要な措置を取るべき
20条:
国家の分裂や統一を破壊する行為の計画・実施・参加は、
武力の使用の有無にかかわらず犯罪行為になる。
21条:
いかなる人が第20条に違反する行為を他人に実行させるため、
煽動・ほう助・教唆または犯罪行為のための資金等を提供する
ことは犯罪になる。
38条:
永住権を持たない人が香港にいなくても香港特別行政区に対し、
本法案に記載された犯罪行為を行った場合、
本法案は適用される。
<引用終わり>
(*6):中国の方の個人サイトと思われる「奶茶雑記」
奶茶雑記 2020-07-01
https://xiang-dian.hatenablog.com/entry/nsl
表題:◆香港国家安全法全文和訳
記事;○拙訳は正確な訳であることを保証しません。正確性を要する時は原文を参照してください。
<以下略>
※個人ブログであることから全文引用は差し控える。
※突き合わせの為に、上記の保守速報の4つの条文に関連する部分のうち、最初の「9条」関連部分だけを以下に抜粋引用する。
<抜粋引用>
第二章 香港特別行政区の国家安全を維持する職責と機構
第一節 職責
第7条:略
第8条:略
第9条:香港特別行政区は、国家安全を維持し、テロ活動を防止するための努力を強化しなければならない。 学校、社会団体、メディア、インターネット等の国家安全に関する事項について、香港特別行政区政府は必要な措置を講じ、広報、指導、監督、管理を強化しなければならない。
第10条:香港特別行政区は、香港特別行政区居民の国家安全意識及び遵法意識を高めるために、学校、社会団体、メディア、インターネット等を通じた国家安全教育を推進しなければならない。
(以下略)
<引用終わり>
(*7):香港の法律公告(中文:URLが「.gov.hk」)の章立て・条文数で一致するからである。
↓
<<中華人民共和国香港特別行政区維持国家安全法>>
(2020年6月30日第十三回全国尋問代表大会常務委員会第二十次会議通過)
https://www.gld.gov.hk/egazette/pdf/20202444e/cs220202444136.pdf
※スマホの方は要注意:pdfファイル
(*8):以前の論考「中華人民共和国憲法の前文」
↓
2015/03/27投稿:
2-2のオマケ・中華人民共和国憲法前文
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-66.html
【ご参考】
2019/05/29投稿:
先の大戦後の現在の世界情勢は第三段階にある
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1190.html
2020/06/15投稿:
(資料編)中国に対する米国の戦略的アプローチ
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1381.html
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