続・リスクマネジメント・感染症法・法務省の反対意見
- 2020/02/17
- 23:45
続・リスクマネジメント・感染症法・法務省の反対意見

副題:「正しい事をやる」のか「正しいやり方でやる」のか?答えは「正しい事を正しいやり方でやる為の法的未整備状態の解消が必要」である。
先々週2月5日付の論考「リスクマネジメント・感染症法の本末転倒文言「最小限度」」の続編である。
新型コロナウイルスによる感染症への対応に関しては、1月下旬からの一連の論考(*1)で幾つかの問題点を指摘してきたが、それらで指摘した問題点のうちの「平時基準の既存法制での対応の限界」及び法規定遵守が最上級基準であるとの「官僚さんの職業病」の典型例が報道されたので、それを記録することを目的に少々述べたい。
今回題材とするのは、新型コロナウイルス感染症への緊急対処として、発祥地中国から入国を制限するとの対策を政府が実施する方針を示した際に、法務省が「法的根拠がないと反対」した事例である。(*2)
その事を報じた記事から、その部分を抜粋して引用する。
↓
<引用開始>
特定地域への滞在を理由にした一連の入国拒否は、日本では初めてのケースとなる。
政府関係者によると、法務省は当初、法的根拠がないと反対。
これを首相官邸などが押し切ったという。
<引用終わり>
「詳しい事が解明されていない未知の感染症に出来る事の総てを以て対応する」ことを国民が望むのは当然のことであり、国民を守ることを基本理念にしている安倍首相(*3)は「出来る事」を最大限実施している事が報じられている。
そして、その一方で法務省は「法的根拠がない」として反対したというものだ。
これは「軸足の置き場所」が首相官邸と法務省では違うことからの現象だ。
安倍首相はかねてから「いかなる事態でも国民を守り抜く」と明言しており、今回の事態に対して、法治主義の範囲内で入国制限範囲を拡大させたものだ。
安倍首相は「Do the right thing」(正しい事をする)をやっているのである。
一方、法務省の立場は、は官僚達の基本的「掟」である「法規定に則り行政を執行する」に軸足がある。その際に陥るのが、「実情よりも法規定を優先してしまう」との「官僚さんの職業病」である。
その典型例として、阪神大震災の時の日銀神戸支店長の神戸市民からの預金引き出し要求に答えた行為が「規定違反」だとして、神戸支店長の行動を批判した東京の官僚達の話(*4)及び断水した町へ到着した自衛隊の給水車に対して「県は災害派遣を自衛隊に要請していない」として給水車を帰してしまった神奈川県職員(*5)などを紹介している。
官僚や地方公務員などの公務を担う人々は、自分勝手な行動をしない事が求められるので、法規定・諸規則に則り、業務を執行するのである。「Do the things right」(正しいやり方でやる)のである。
今回の様な緊急事態への対応も「平時基準でつくられた法制度・諸規則」が業務執行の根拠であり「正しいやり方」なのである。
今回の対艦清掃の対応Jへの隔靴掻痒感は、この様な緊急時に於いても、その執行現場である官僚・公務員は「正しいやり方」が優先されるとの構造にある。それが「「正しい事をする」事を阻害している」との矛盾が隔靴掻痒感の原因なのである。
我が国は法治主義である。法規定にない事を好き勝手に強制力を以て執行することは厳に慎まれているのである。
そうであるからこそ、安倍首相は既存法の範囲「ギリギリ」の解釈を以て感染症拡大防止策を実施しているのである。
その「解釈」に対して、最初法務省は「法的根拠がないと反対」したものだ。
「法的根拠がない」のに実施してしまう事は「Do the things right」(正しいやり方でやる)に反しているので、いくらそれが正しく神戸市民の為になっている事でも日銀神戸支店長は批判されてしまうのである。
そういう視点から、は記事にある様な「首相官邸などが押し切った」との表現になるのである。
法治主義の原則を堅持すべきであり、「超法規」なる好き勝手は実に危険である。
そうであるからこそ緊急事態発生時には、その緊急事態に対応する法規定を準備しておき、「平時基準の法規定」が国民の安全確保を阻害することがない様に、各国は緊急時に於いても法治主義の下で対処する為の法規定をあらかじめ設定しているのである。(*6)
それが緊急事態条項である。
緊急時に於いて国民を守る為に、緊急時の特例措置を、期限を限って事前に規定しておくものである。
我が国の現行憲法には緊急事態条項はない。
現行憲法へとマッカーサーが改憲させた際に緊急事態条項は削除されたからである。(*7)そういう法的未整備城代が戦後ずっと続いているのである。
拳法9条の非武装規定の改憲を阻止したい特定野党は、現実問題から目を背けての空論を述べているのだが、それとの同じ文脈で緊急事態条項の復活・新設に対しても否定的である。
従い、新型コロナウイルス感染症への対策に関しての法的未整備状態を指摘する言説で緊急事態条項の話が出ると、その否定に躍起である。
立憲民主党代表の枝野などは「既存法制で対応できる」などとの虚偽を言っているが、感染症対処の根拠法である感染症法の「指定感染症」への指定・施行のスピード感の欠落は、まさに「平時基準」であったからであり、感染症法の制定時に当時の民主党が「感染の拡大防止」よりも、感染が疑われる人の人権に軸足を置いていたからである。(*8)
同様、今回の入国拒否との緊急事態対応に対しての法務省の対応も、既存法では対応が出来ない、対応が遅れるとの実例であり、枝野が言っていること虚偽であることの実証なのである。
法務省が首相官邸の対処方針を了承することにより、今後、やっと対策の充実が可能になったものだ。平時基準だけの法治主義とはやっかいなものだが、超法規なる危険な行為をしない安倍首相の自制心は高く評価している。
法務省の管轄下には入出国在留管理庁があることを最後に付記しておく。
今後、新型コロナウイルスによる感染症がどの様な展開になるのかは分からないが、我々個々人は手洗い・マスク・うがいでの自己防衛をすることが第一である。
こういう時こそ、流言飛語や無責任な「感想」に乗せられることなく、冷静に対処することが肝要だ。今回は以上である。
1日1回ポチっとな ↓
FC2 Blog Ranking 
【文末脚注】
(*1):新型コロナウイルスによる感染症への対応に関しての1月下旬からの一連の論考
※感染症への対応の根拠法に関して
2020/01/27投稿:
新型コロナウイルス・検疫法他関連法規に関して
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1315.html
※国民の安全よりも「安倍おろし」が主目的の扇動には注意が必要だ。
2020/01/29投稿:
続・新型コロナウイルス・不安を煽るのは「奴等」の常套手段
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1316.html
※「なぜ隔離できるようにしない」と騒ぐ特定野党だが、自分達の前身である民主党議員が感染症法に「人権云々」と入れさせ、緊急対応の足枷となっている事を忘れている。
2020/01/30投稿:
(落穂拾い)新型コロナウイルス・「人権」をキーワードに
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1317.html
※「対応が後手々々だ」と騒ぐ人達の多くは「法治主義」「緊急事態条項」の視点を語らない。
2020/02/01投稿:
緊急事態条項がない我が国での精一杯の対応
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1318.html
※緊急事態条項がお嫌いな枝野の不見識なケチ付け言説
2020/02/03投稿:
枝野の根拠なき緊急事態条項批判
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1319.html
※今後の動向不明ながらリアルタイムでの問題点の記録をしておき教訓とすべき
2020/02/05投稿:
リストマネジメント・感染症法の本末転倒文言「最小限度」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1320.html
(*2):発祥地中国から入国を制限するとの対策を政府が実施する方針を示した際に、法務省が「法的根拠がないと反対」した事例
↓
時事ドットコムニュース 2020年02月13日07時05分
見出し:◆政府、水際対策で異例の措置 入国拒否、厳格化要求も―新型肺炎
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021201183&g=pol
記事:○政府は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、入国拒否の対象を拡大する手続きを簡略化した。現行制度の「限界すれすれ」とも言える異例の措置だが、与野党からは一層の厳格化を要求する声も漏れる。
○政府がこれまでに入国拒否の対象としたのは、(1)過去2週間以内に湖北省に滞在(2)同省発行のパスポートを所持(3)クルーズ船「ウエステルダム号」に乗船―のどれかに当てはまる外国人だ。いずれも国家安全保障会議で確認した上で、閣議了解の文書に明記してきた。
○新たな手続きでは、対策本部に報告して公表するだけで、対象を拡大できるようにした。政府は12日、この手続きを早速活用し、過去2週間以内に浙江省に滞在するなどした外国人を入国拒否の対象に加えた。
○特定地域への滞在を理由にした一連の入国拒否は、日本では初めてのケースとなる。政府関係者によると、法務省は当初、法的根拠がないと反対。これを首相官邸などが押し切ったという。
○根拠としたのが出入国管理法5条1項14号だ。5条1項は外国人の入国を拒否できるケースを列挙し、14号は「日本国の利益または公安を害する行為を行う恐れがある」場合を規定する。本来はテロリストなどへの対応を想定したもので、感染症が疑われる外国人への適用はいわば「禁じ手」(政府関係者)だ。
○感染者の発生が疑われたウエステルダム号への適用に関しても、政府高官は「すれすれの対応だった」と振り返った。出入国在留管理庁によると、今回の措置により入国を許可されなかった外国人は、11日時点で65人に上る。
○一方、与野党はさらなる対応を求めている。自民党は既に、入国拒否対象地域の拡大などを柱とする提言をまとめ、安倍晋三首相に申し入れた。国民民主党の泉健太政調会長は12日の衆院予算委員会で、中国全土からの入国を拒否する米国などを念頭に、「なぜ湖北、浙江の2省だけなのか。何に配慮しているのか」と疑問を呈した。
<引用終わり>
(*3):国民を守ることを基本理念にしている安倍首相
2017/04/14投稿:
「いかなる事態でも国民を守り抜く」安倍首相
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-648.html
(*4):阪神大震災の時の日銀神戸支店長の神戸市民からの預金引き出し要求に答えた行為が「規定違反」だとして、神戸支店長の行動を批判した東京の官僚達の話
2015/10/21投稿:
【コラム】「人権」の制限は「人権」を守る為の手段
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-237.html
2018/03/23投稿:
官僚さんの職業病
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-888.html
(*5):断水した町へ到着した自衛隊の給水車に対して「県は災害派遣を自衛隊に要請していない」として給水車を帰してしまった神奈川県職員
2019/10/17投稿:
改憲議論と憲法規定の実現化議論を混同させる記事(後編Final・緊急事態条項)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1271.html
【ご参考】
2016/07/22投稿:
緊急事態条項の必要性1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-462.html
(*6):各国は緊急時に於いても法治主義の下で対処する為の法規定をあらかじめ設定しているのである。
2017/06/16投稿:
(資料編)各国の緊急事態条項
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-695.html
2017/07/29投稿:
(資料編)G7主要国以外の緊急事態条項
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-723.html
(*7):我が国の現行憲法には緊急事態条項はない。現行憲法へとマッカーサーが改憲させた際に緊急事態条項は削除されたからである。
2016/07/23投稿:
緊急事態条項の必要性2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-463.html
↓
2017/05/20投稿:
(資料編)憲法前文の登場・9条の登場と変遷
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-674.html
【ご参考】
2016/07/25投稿:
緊急事態条項の必要性3
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-465.html
(*8):感染症法の制定時に当時の民主党が「感染の拡大防止」よりも、感染が疑われる人の人権に軸足を置いていたからである。
2020/01/27投稿:
新型コロナウイルス・検疫法他関連法規に関して
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1315.html
2020/01/30投稿:
(落穂拾い)新型コロナウイルス・「人権」をキーワードに
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1317.html
↓
※民主党の菅直人グループだった「石毛えい子」等民主党議員が盛んに「人権の尊重」との語句に拘り、それを文言として法令に明記しろと要求している事が記録されている。
表題:◆第142回国会 衆議院 厚生委員会 第14号 平成10年5月27日
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=114204237X01419980527
※第26段(026)の石毛えい子部分以降を参照願いたい。
又、共産党・児玉健次の発言部分もご確認いただきたい。
1日1回ポチっとな ↓
FC2 Blog Ranking


副題:「正しい事をやる」のか「正しいやり方でやる」のか?答えは「正しい事を正しいやり方でやる為の法的未整備状態の解消が必要」である。
先々週2月5日付の論考「リスクマネジメント・感染症法の本末転倒文言「最小限度」」の続編である。
新型コロナウイルスによる感染症への対応に関しては、1月下旬からの一連の論考(*1)で幾つかの問題点を指摘してきたが、それらで指摘した問題点のうちの「平時基準の既存法制での対応の限界」及び法規定遵守が最上級基準であるとの「官僚さんの職業病」の典型例が報道されたので、それを記録することを目的に少々述べたい。
今回題材とするのは、新型コロナウイルス感染症への緊急対処として、発祥地中国から入国を制限するとの対策を政府が実施する方針を示した際に、法務省が「法的根拠がないと反対」した事例である。(*2)
その事を報じた記事から、その部分を抜粋して引用する。
↓
<引用開始>
特定地域への滞在を理由にした一連の入国拒否は、日本では初めてのケースとなる。
政府関係者によると、法務省は当初、法的根拠がないと反対。
これを首相官邸などが押し切ったという。
<引用終わり>
「詳しい事が解明されていない未知の感染症に出来る事の総てを以て対応する」ことを国民が望むのは当然のことであり、国民を守ることを基本理念にしている安倍首相(*3)は「出来る事」を最大限実施している事が報じられている。
そして、その一方で法務省は「法的根拠がない」として反対したというものだ。
これは「軸足の置き場所」が首相官邸と法務省では違うことからの現象だ。
安倍首相はかねてから「いかなる事態でも国民を守り抜く」と明言しており、今回の事態に対して、法治主義の範囲内で入国制限範囲を拡大させたものだ。
安倍首相は「Do the right thing」(正しい事をする)をやっているのである。
一方、法務省の立場は、は官僚達の基本的「掟」である「法規定に則り行政を執行する」に軸足がある。その際に陥るのが、「実情よりも法規定を優先してしまう」との「官僚さんの職業病」である。
その典型例として、阪神大震災の時の日銀神戸支店長の神戸市民からの預金引き出し要求に答えた行為が「規定違反」だとして、神戸支店長の行動を批判した東京の官僚達の話(*4)及び断水した町へ到着した自衛隊の給水車に対して「県は災害派遣を自衛隊に要請していない」として給水車を帰してしまった神奈川県職員(*5)などを紹介している。
官僚や地方公務員などの公務を担う人々は、自分勝手な行動をしない事が求められるので、法規定・諸規則に則り、業務を執行するのである。「Do the things right」(正しいやり方でやる)のである。
今回の様な緊急事態への対応も「平時基準でつくられた法制度・諸規則」が業務執行の根拠であり「正しいやり方」なのである。
今回の対艦清掃の対応Jへの隔靴掻痒感は、この様な緊急時に於いても、その執行現場である官僚・公務員は「正しいやり方」が優先されるとの構造にある。それが「「正しい事をする」事を阻害している」との矛盾が隔靴掻痒感の原因なのである。
我が国は法治主義である。法規定にない事を好き勝手に強制力を以て執行することは厳に慎まれているのである。
そうであるからこそ、安倍首相は既存法の範囲「ギリギリ」の解釈を以て感染症拡大防止策を実施しているのである。
その「解釈」に対して、最初法務省は「法的根拠がないと反対」したものだ。
「法的根拠がない」のに実施してしまう事は「Do the things right」(正しいやり方でやる)に反しているので、いくらそれが正しく神戸市民の為になっている事でも日銀神戸支店長は批判されてしまうのである。
そういう視点から、は記事にある様な「首相官邸などが押し切った」との表現になるのである。
法治主義の原則を堅持すべきであり、「超法規」なる好き勝手は実に危険である。
そうであるからこそ緊急事態発生時には、その緊急事態に対応する法規定を準備しておき、「平時基準の法規定」が国民の安全確保を阻害することがない様に、各国は緊急時に於いても法治主義の下で対処する為の法規定をあらかじめ設定しているのである。(*6)
それが緊急事態条項である。
緊急時に於いて国民を守る為に、緊急時の特例措置を、期限を限って事前に規定しておくものである。
我が国の現行憲法には緊急事態条項はない。
現行憲法へとマッカーサーが改憲させた際に緊急事態条項は削除されたからである。(*7)そういう法的未整備城代が戦後ずっと続いているのである。
拳法9条の非武装規定の改憲を阻止したい特定野党は、現実問題から目を背けての空論を述べているのだが、それとの同じ文脈で緊急事態条項の復活・新設に対しても否定的である。
従い、新型コロナウイルス感染症への対策に関しての法的未整備状態を指摘する言説で緊急事態条項の話が出ると、その否定に躍起である。
立憲民主党代表の枝野などは「既存法制で対応できる」などとの虚偽を言っているが、感染症対処の根拠法である感染症法の「指定感染症」への指定・施行のスピード感の欠落は、まさに「平時基準」であったからであり、感染症法の制定時に当時の民主党が「感染の拡大防止」よりも、感染が疑われる人の人権に軸足を置いていたからである。(*8)
同様、今回の入国拒否との緊急事態対応に対しての法務省の対応も、既存法では対応が出来ない、対応が遅れるとの実例であり、枝野が言っていること虚偽であることの実証なのである。
法務省が首相官邸の対処方針を了承することにより、今後、やっと対策の充実が可能になったものだ。平時基準だけの法治主義とはやっかいなものだが、超法規なる危険な行為をしない安倍首相の自制心は高く評価している。
法務省の管轄下には入出国在留管理庁があることを最後に付記しておく。
今後、新型コロナウイルスによる感染症がどの様な展開になるのかは分からないが、我々個々人は手洗い・マスク・うがいでの自己防衛をすることが第一である。
こういう時こそ、流言飛語や無責任な「感想」に乗せられることなく、冷静に対処することが肝要だ。今回は以上である。
1日1回ポチっとな ↓



【文末脚注】
(*1):新型コロナウイルスによる感染症への対応に関しての1月下旬からの一連の論考
※感染症への対応の根拠法に関して
2020/01/27投稿:
新型コロナウイルス・検疫法他関連法規に関して
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1315.html
※国民の安全よりも「安倍おろし」が主目的の扇動には注意が必要だ。
2020/01/29投稿:
続・新型コロナウイルス・不安を煽るのは「奴等」の常套手段
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1316.html
※「なぜ隔離できるようにしない」と騒ぐ特定野党だが、自分達の前身である民主党議員が感染症法に「人権云々」と入れさせ、緊急対応の足枷となっている事を忘れている。
2020/01/30投稿:
(落穂拾い)新型コロナウイルス・「人権」をキーワードに
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1317.html
※「対応が後手々々だ」と騒ぐ人達の多くは「法治主義」「緊急事態条項」の視点を語らない。
2020/02/01投稿:
緊急事態条項がない我が国での精一杯の対応
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1318.html
※緊急事態条項がお嫌いな枝野の不見識なケチ付け言説
2020/02/03投稿:
枝野の根拠なき緊急事態条項批判
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1319.html
※今後の動向不明ながらリアルタイムでの問題点の記録をしておき教訓とすべき
2020/02/05投稿:
リストマネジメント・感染症法の本末転倒文言「最小限度」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1320.html
(*2):発祥地中国から入国を制限するとの対策を政府が実施する方針を示した際に、法務省が「法的根拠がないと反対」した事例
↓
時事ドットコムニュース 2020年02月13日07時05分
見出し:◆政府、水際対策で異例の措置 入国拒否、厳格化要求も―新型肺炎
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021201183&g=pol
記事:○政府は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、入国拒否の対象を拡大する手続きを簡略化した。現行制度の「限界すれすれ」とも言える異例の措置だが、与野党からは一層の厳格化を要求する声も漏れる。
○政府がこれまでに入国拒否の対象としたのは、(1)過去2週間以内に湖北省に滞在(2)同省発行のパスポートを所持(3)クルーズ船「ウエステルダム号」に乗船―のどれかに当てはまる外国人だ。いずれも国家安全保障会議で確認した上で、閣議了解の文書に明記してきた。
○新たな手続きでは、対策本部に報告して公表するだけで、対象を拡大できるようにした。政府は12日、この手続きを早速活用し、過去2週間以内に浙江省に滞在するなどした外国人を入国拒否の対象に加えた。
○特定地域への滞在を理由にした一連の入国拒否は、日本では初めてのケースとなる。政府関係者によると、法務省は当初、法的根拠がないと反対。これを首相官邸などが押し切ったという。
○根拠としたのが出入国管理法5条1項14号だ。5条1項は外国人の入国を拒否できるケースを列挙し、14号は「日本国の利益または公安を害する行為を行う恐れがある」場合を規定する。本来はテロリストなどへの対応を想定したもので、感染症が疑われる外国人への適用はいわば「禁じ手」(政府関係者)だ。
○感染者の発生が疑われたウエステルダム号への適用に関しても、政府高官は「すれすれの対応だった」と振り返った。出入国在留管理庁によると、今回の措置により入国を許可されなかった外国人は、11日時点で65人に上る。
○一方、与野党はさらなる対応を求めている。自民党は既に、入国拒否対象地域の拡大などを柱とする提言をまとめ、安倍晋三首相に申し入れた。国民民主党の泉健太政調会長は12日の衆院予算委員会で、中国全土からの入国を拒否する米国などを念頭に、「なぜ湖北、浙江の2省だけなのか。何に配慮しているのか」と疑問を呈した。
<引用終わり>
(*3):国民を守ることを基本理念にしている安倍首相
2017/04/14投稿:
「いかなる事態でも国民を守り抜く」安倍首相
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-648.html
(*4):阪神大震災の時の日銀神戸支店長の神戸市民からの預金引き出し要求に答えた行為が「規定違反」だとして、神戸支店長の行動を批判した東京の官僚達の話
2015/10/21投稿:
【コラム】「人権」の制限は「人権」を守る為の手段
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-237.html
2018/03/23投稿:
官僚さんの職業病
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-888.html
(*5):断水した町へ到着した自衛隊の給水車に対して「県は災害派遣を自衛隊に要請していない」として給水車を帰してしまった神奈川県職員
2019/10/17投稿:
改憲議論と憲法規定の実現化議論を混同させる記事(後編Final・緊急事態条項)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1271.html
【ご参考】
2016/07/22投稿:
緊急事態条項の必要性1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-462.html
(*6):各国は緊急時に於いても法治主義の下で対処する為の法規定をあらかじめ設定しているのである。
2017/06/16投稿:
(資料編)各国の緊急事態条項
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-695.html
2017/07/29投稿:
(資料編)G7主要国以外の緊急事態条項
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-723.html
(*7):我が国の現行憲法には緊急事態条項はない。現行憲法へとマッカーサーが改憲させた際に緊急事態条項は削除されたからである。
2016/07/23投稿:
緊急事態条項の必要性2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-463.html
↓
2017/05/20投稿:
(資料編)憲法前文の登場・9条の登場と変遷
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-674.html
【ご参考】
2016/07/25投稿:
緊急事態条項の必要性3
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-465.html
(*8):感染症法の制定時に当時の民主党が「感染の拡大防止」よりも、感染が疑われる人の人権に軸足を置いていたからである。
2020/01/27投稿:
新型コロナウイルス・検疫法他関連法規に関して
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1315.html
2020/01/30投稿:
(落穂拾い)新型コロナウイルス・「人権」をキーワードに
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1317.html
↓
※民主党の菅直人グループだった「石毛えい子」等民主党議員が盛んに「人権の尊重」との語句に拘り、それを文言として法令に明記しろと要求している事が記録されている。
表題:◆第142回国会 衆議院 厚生委員会 第14号 平成10年5月27日
https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=114204237X01419980527
※第26段(026)の石毛えい子部分以降を参照願いたい。
又、共産党・児玉健次の発言部分もご確認いただきたい。
1日1回ポチっとな ↓



スポンサーサイト