慰安婦合意反故との最初の違反行為も終わっていませんよ
- 2019/08/05
- 21:06
慰安婦合意反故との最初の違反行為も終わっていませんよ

副題:最近は、この輸出管理の話と、自称「徴用工」の韓国最高裁判決の放置問題との影に隠れているが、韓国の「自分じゃ何もしない」事例の典型例が慰安婦合意反故である。
既に多くの方々が気付いていることなのだが、韓国の対日姿勢は異常である。
国際常識・国際慣例から大きく逸脱する行為を平気でしてくるのだが、そこには毎回繰り返されるパターンがある。
↓
・韓国側の悪行は「なかったこと」にする。
・虚偽・捏造の「日本が悪い理由」を提示して「韓国が被害者」との「設定」をする
・日本を批判する設定された「理屈」は韓国側に適用されない「ダブルスタンダード」
・「日本が悪い」と無関係な第三者に告げ口をして巻き込む
こういう事を基本要素に繰り返されてきた事を別の言葉で言い表せば、以下の様になる。
↓
・韓国側が原因で発生した問題であっても、問題解決努力は日本側が行う。
・韓国側は日本側の努力結果が気に入らないと文句を言い、やり直しを要求する。
・韓国側は何も努力しない。口先で文句を言うだけ。
この様に、韓国側は毎回、問題解決の意志も能力もなく、ワァーワァーと騒ぐだけである。
韓国の諺「泣く子は餅を一つ多くもらえる」を地で行く愚行を繰り返しているのである。
文在寅が大統領の座につくと、従前では考えられなかった「国家間の約束事を反故にする」との禁じ手を平気で使いだした。
自称「徴用工」の韓国最高裁判決の放置問題などは、日韓の国交樹立条約である日韓基本条約・請求権協定を否定するものであり、国交関係を引っくり返す愚行である。
韓国側は屁理屈をこねくり回して「日韓条約とは別」なる「設定」を以て「条約違反じゃない」との自己欺瞞をしているのだが、その屁理屈は朝鮮半島内でしか通用しないものだ。(*1)
文在寅が使い始めた禁じ手の最初が日韓慰安婦合意である。
日韓両国は2015年12月28日に共同発表(*2)を行い、「慰安婦問題の解決」を目的に、互いの国が行うべき責務を示した合意内容を発表した。
その合意内容には、両国が負う幾つかの責務があるのだが、その中心は、韓国政府が設立する財団が「慰安婦を慰安する事業を行う」というもので、その財団の資金のうち10億円を日本政府が拠出するものだ。
この慰安婦合意に対して、「ネット世論」に影響力がある人物が、合意当時にまったくトンチンカンな理解をしてしまい、慰安婦合意の意義を取り違えた真逆の事を言っていた。
その悪影響で未だに真逆の理解をしている方々がネット上で散見されるが、そういう方々は、当時、その様な誤解を払拭する為に幾つも解説論考をしたので、あらためて、それらをお読みいただきたい。(*3)
読むのが面倒だと感じる方々には以下の2点を提示しておく。
1):あれから約3年半が経過した現在、日韓慰安婦合意に激しく反発しているのは韓国側であるという事実は、合意直後に流布されていた「韓国側に日本が丸め込まれた」との指摘が間違いであってことの証左である。
2):「父祖の名誉がぁ~」と言っている「影響力がある方」の話は、合意の何処がどの様にダメなのかと明示していない「雰囲気での言い切り」だけをしている。ところが、ちゃんと合意文書を読めば、そんな事はないのである。(その論拠・証明は当時の論考で詳述してある=結局、知的怠惰なままでは真相にはたどり着けないのであるww)
日韓慰安婦合意が画期的なのは、従前は文句ばかりを言っていれば良い立場だった韓国政府を「慰安婦問題解決の当事者」にしたところにある。「韓国政府が設立する財団が「慰安婦を慰安する事業を行う」」との合意は、韓国政府が慰安婦問題解決の当事者となるというものだ。
ところが、韓国は、自分では努力しないで要求するだけの国(*4)であり、問題を解決する能力も意志もなく、「慰安婦財団」の存在は韓国にとって都合が悪い。文在寅政権・韓国は、当事者の立場から逃げ出すべき財団を「解散」した。財団を解散しても、日韓慰安婦合意での韓国側責務が消滅する訳ではないのに、こういう事をするのである。(*5)
実質的な効果がない無駄な行為なのだが、そういう事をしてしまうのが韓国なのである。
韓国側が引き起こした日本に対する愚行は、ホワイト国認定取り消し反応や慰安婦合意反故だけではなく、自国の統治権限責任から逃げている自称「徴用工」の韓国最高裁判決の放置問題、準戦闘行為である射撃統制レーダー照射事件、韓国国会議長・文喜相による慰安婦問題に関しての天皇陛下侮蔑発言等々沢山ある。
それら総てに於いて、韓国はけして反省をぜず、屁理屈を以て自己正当化し、挙句「日本が悪い」と叫ぶお馴染みのパターンを繰り返している。
自分では努力しないで要求するだけなのである。
国家間の条約・約束事を勝手に反故にしてしまうとの国際常識・国際慣例に反する行為を平気でしてしまう韓国に対して、それらを日本が黙認・追認することは、「日本が国際常識・国際慣例に反する行為をしている」ことになり、けして許容できるものではない。
従い、我が国は自由民主主義・法治主義の国として、国際常識・国際慣例に則して原則的な対応をしている訳である。
先日の河野外務大臣の対応などは、国際常識・国際慣例に則して原則的な対応をしている事例である。(*6)
我が国は、憲法の制約で「日本は日本国・日本国民を自分では守れない」状態にあった。
従い、地理的条件・地政学的見地からは、我が国への脅威である共産主義勢力との対峙前線を我が国から遠ざけ、その防波堤の役目を朝鮮半島南半部に求める戦略を採用せざるを得なかった。
そういう外務環境からは、朝鮮半島南半部を「西側として維持する」必要があり、軍事アメリカ、経済日本との両輪で韓国を支えてきたものである。
我が国からすれば、朝鮮半島南半部の維持は、国家存亡問題であり、その前では対韓国での経済問題他はプライオリティが相対的に低くなるのは仕方がなく、韓国を国際常識・国際慣例に比して「特別扱い」することは、ある意味「必要悪」だった訳だ。
この文脈から1965年には、日韓国交樹立条約である日韓基本条約が締結された。
当時の韓国大統領・朴正煕が要求した「賠償金」なる国際常識・国際慣例に反するものは「経済協力金」との名称で応じたのも、そういう「特別扱い」の事例である。
その後、全斗煥が大統領になると、「安保経済協力金」と称して100億ドルの要求があった。これに対して中曽根は40億ドルの支払をした。(*7)
全斗煥の言い値の「半値8割」の金額を中曽根は合意した訳だが、こんなものは最初から吹っかけられている訳で、中曽根は韓国側に満額回答をしたのに等しい。
こういう「特別扱い」も、結局は、我が国が「憲法の制約」で自国・自国民の安全を保障できないことからの帰結である。
現在も、非武装規定を持つ現行憲法は存続しているが、自国・自国民を守るとの当たり前のことを明示した安倍政権では、韓国との関係を「普通の2国間関係」へと正常化する方向性を示している。(*8)
世界情勢を見誤る韓国は、李承晩時代から延々と続く「日本敵視」を修正することをせず、以前の様な「特別扱い」をする必然性はなくなったのも「状況の変化」である。
「強いものが生き残るのではない、適応するものが生き残るのだ」を我が国は実践している訳である。
そういう大きな変化に対応せず、従前のパターンを繰り返しているのが韓国である。
まるで150年前の李氏朝鮮(*9)の様に、情勢変化に対応せずに、変化に対応する日本を詰っているだけである。
韓国のやっている事は、我々日本人の価値観・正邪判断基準からは、許されざる行為である。それは150年前と同じである。
しかし、その一方で、世界は異なる文明圏が互いを尊重することが求められており、それが原則になっている。その原則は、国際的ルールや国際常識・国際慣例で以て担保されている。
そういう構造なのだから、我が国は、我々の価値観・正邪判断基準で「邪」だとする韓国に対しては、一切の「特別扱い」を止め、国際的ルールや国際常識・国際慣例に則り徹底的に対応する事になる。
我が国がやるべき事は、韓国を「普通の国扱い」する。たったこれだけである。
慰安婦合意の逃げ得は許されないのである。
具体的には、慰安婦支援ナンチャラ団体が何かを言ってきたら、「それは財団が対処する問題です」である。「えっ財団がない?財団を勝手に解散した文在寅政権に言ってください」となる。
今回は以上であるが最後に1つだけ。
こういう原則を無視することは、我々日本人の為にならないので指摘しておきたいことがある。
朝日新聞に代表される「韓国側の言い分」に軸足を置く「報道」や主張は百害あって一利なしである。つまり韓国側が設定している「虚偽・捏造の「日本が悪い理由」」を「韓国が言っているのは事実」だとして「報道」することは、誤解誘導であり危険な行為である。
また、その一方で、ネットでは「日韓断交」なる勇ましい事を言う人が散見されるが、ちょっと考えていただきたい。日韓断交をして、メリットを得るのは韓国側だと言う事を。(*10)
この「日韓断交」なるスローガンを「ネット世論」に影響力がある人物が、物事を深く考えずに韓国を楽にする真逆の事を言っているものだ。この手の話は、幾ら韓国のやっている事が許せないからと熱くならずに、冷静に考えていただきたいと希望している。
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【文末脚注】
(*1):韓国側は屁理屈をこねくり回して「日韓条約とは別」なる「設定」を以て「条約違反じゃない」との自己欺瞞をしているのだが、その屁理屈は朝鮮半島内でしか通用しないものだ。
2019/07/31投稿:
「外務省のお仕事」だけでは不充分・韓国最高裁判決の屁理屈
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1230.html
2018/11/13投稿:
わざわざ新日鉄住金本社に押し掛ける韓国側原告
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1052.html
【ご参考】
2019/02/12投稿:
文在寅の都合のよい「三権分立」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1110.html
(*2):日韓両国は2015年12月28日に共同発表を行い、「慰安婦問題の解決」を目的に、互いの国が行うべき責務を示した合意内容を発表した。
外務省HP 平成27年(2015年)12月28日
日韓両外相共同記者発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001664.html
<抜粋引用>
具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。
<引用終わり>
(*3):当時、その様な誤解を払拭する為に幾つも解説論考をしたので、あらためて、それらをお読みいただきたい。
<タグ【今北産業慰安婦合意】の一連の投稿等にて説明>
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-category-6.html
※日韓慰安婦合意の誤解を拗らせてしまった方々への説明は「もっと平易にすべき」とのアドバイスをいただいたことからスタートさせたのが、タグ【今北産業慰安婦合意】のシリーズである。最初の1編は以下の通り「6」からスタートするが、基礎的知識がなくても分かる様に説明していくうちに「11」までの6編となってしまったものである。
↓
2016/01/14投稿:
【コラム】「慰安婦」問題6 今北産業な方への説明
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-317.html
↓
【ご参考】
※朴槿恵大統領時代の日韓首脳会談開催に関する韓国側の姿勢等
2015/12/30投稿:
【コラム】「慰安婦」問題4 Q&A
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-303.html
※慰安婦問題の当時の論点について
2016/01/14投稿:
【コラム】「慰安婦」問題5 論点の整理の為に
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-314.html
(*4):韓国は、自分では努力しないで要求するだけの国であり、問題を解決する能力も意志もない。
2018/11/22投稿:
自分では解決する能力・意志がない韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1059.html
2018/08/15投稿:
韓国・国家としての任務懈怠(日韓慰安婦合意)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-998.html
2019/01/30投稿:
「慰安婦財団」を解散し責任から逃げ出す韓国政府
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1101.html
(*5):文在寅政権・韓国は、当事者の立場から逃げ出すべき財団を「解散」した。財団を解散しても、日韓慰安婦合意での韓国側責務が消滅する訳ではないのに、こういう事をするのである。実質的な効果がない無駄な行為なのだが、そういう事をしてしまうのが韓国なのである。
2019/07/05投稿:
慰安婦問題解決手段の財団を解散し問題から逃げ出したい韓国・文在寅
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1212.html
(*6):先日の河野外務大臣の対応などは、国際常識・国際慣例に則して原則的な対応をしている良い事例である。
2019/07/23投稿:
「偽りの土俵」を提示し続ける韓国・河野太郎GJ
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1225.html
(*7):その後、全斗煥が大統領になると、「安保経済協力金」と称して100億ドルの要求があった。これに対して中曽根は40億ドルの支払をした。
2017/02/07投稿:
風吹き桶屋の地政学6
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-599.html
2017/02/09投稿:
憲法9条が韓国をOECD加盟国にした7Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-600.html
(*8):自国・自国民を守るとの当たり前のことを明示した安倍政権では、韓国との関係を「普通の2国間関係」へと正常化する方向性を示している。
2017/04/14投稿:
「いかなる事態でも国民守り抜く」安倍首相
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-648.html
<北東アジア地域の戦後構造を取り除く>
2018/10/01投稿:
安倍首相・国連演説2018(前編)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1024.html
2018/10/02投稿:
安倍首相・国連演説2018(中編)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1025.html
2018/10/03投稿:
安倍首相・国連演説2018(後編)Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1026.html
【ご参考】
2019/05/14投稿:
維新・丸山・パラダイムが20世紀のまま
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1177.html
(*9):そういう大きな変化に対応せず、従前のパターンを繰り返しているのが韓国である。まるで150年前の李氏朝鮮の様に、情勢変化に対応せずに、変化に対応する日本を詰っているだけである。
2018/11/06投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感4(韓国側の設定)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1048.html
(*10):日韓断交をして、メリットを得るのは韓国側だと言う事を。
2018/11/12投稿:
「日韓断交」で韓国を楽な立場にしてあげたいのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1051.html
【ご参考】
2019/04/15投稿:
自分が蒔いた種の後始末を日本に強要する韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1155.html
2019/05/16投稿:
自分に不都合な経緯は総て「なかったこと」にする韓国首相
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1179.html
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副題:最近は、この輸出管理の話と、自称「徴用工」の韓国最高裁判決の放置問題との影に隠れているが、韓国の「自分じゃ何もしない」事例の典型例が慰安婦合意反故である。
既に多くの方々が気付いていることなのだが、韓国の対日姿勢は異常である。
国際常識・国際慣例から大きく逸脱する行為を平気でしてくるのだが、そこには毎回繰り返されるパターンがある。
↓
・韓国側の悪行は「なかったこと」にする。
・虚偽・捏造の「日本が悪い理由」を提示して「韓国が被害者」との「設定」をする
・日本を批判する設定された「理屈」は韓国側に適用されない「ダブルスタンダード」
・「日本が悪い」と無関係な第三者に告げ口をして巻き込む
こういう事を基本要素に繰り返されてきた事を別の言葉で言い表せば、以下の様になる。
↓
・韓国側が原因で発生した問題であっても、問題解決努力は日本側が行う。
・韓国側は日本側の努力結果が気に入らないと文句を言い、やり直しを要求する。
・韓国側は何も努力しない。口先で文句を言うだけ。
この様に、韓国側は毎回、問題解決の意志も能力もなく、ワァーワァーと騒ぐだけである。
韓国の諺「泣く子は餅を一つ多くもらえる」を地で行く愚行を繰り返しているのである。
文在寅が大統領の座につくと、従前では考えられなかった「国家間の約束事を反故にする」との禁じ手を平気で使いだした。
自称「徴用工」の韓国最高裁判決の放置問題などは、日韓の国交樹立条約である日韓基本条約・請求権協定を否定するものであり、国交関係を引っくり返す愚行である。
韓国側は屁理屈をこねくり回して「日韓条約とは別」なる「設定」を以て「条約違反じゃない」との自己欺瞞をしているのだが、その屁理屈は朝鮮半島内でしか通用しないものだ。(*1)
文在寅が使い始めた禁じ手の最初が日韓慰安婦合意である。
日韓両国は2015年12月28日に共同発表(*2)を行い、「慰安婦問題の解決」を目的に、互いの国が行うべき責務を示した合意内容を発表した。
その合意内容には、両国が負う幾つかの責務があるのだが、その中心は、韓国政府が設立する財団が「慰安婦を慰安する事業を行う」というもので、その財団の資金のうち10億円を日本政府が拠出するものだ。
この慰安婦合意に対して、「ネット世論」に影響力がある人物が、合意当時にまったくトンチンカンな理解をしてしまい、慰安婦合意の意義を取り違えた真逆の事を言っていた。
その悪影響で未だに真逆の理解をしている方々がネット上で散見されるが、そういう方々は、当時、その様な誤解を払拭する為に幾つも解説論考をしたので、あらためて、それらをお読みいただきたい。(*3)
読むのが面倒だと感じる方々には以下の2点を提示しておく。
1):あれから約3年半が経過した現在、日韓慰安婦合意に激しく反発しているのは韓国側であるという事実は、合意直後に流布されていた「韓国側に日本が丸め込まれた」との指摘が間違いであってことの証左である。
2):「父祖の名誉がぁ~」と言っている「影響力がある方」の話は、合意の何処がどの様にダメなのかと明示していない「雰囲気での言い切り」だけをしている。ところが、ちゃんと合意文書を読めば、そんな事はないのである。(その論拠・証明は当時の論考で詳述してある=結局、知的怠惰なままでは真相にはたどり着けないのであるww)
日韓慰安婦合意が画期的なのは、従前は文句ばかりを言っていれば良い立場だった韓国政府を「慰安婦問題解決の当事者」にしたところにある。「韓国政府が設立する財団が「慰安婦を慰安する事業を行う」」との合意は、韓国政府が慰安婦問題解決の当事者となるというものだ。
ところが、韓国は、自分では努力しないで要求するだけの国(*4)であり、問題を解決する能力も意志もなく、「慰安婦財団」の存在は韓国にとって都合が悪い。文在寅政権・韓国は、当事者の立場から逃げ出すべき財団を「解散」した。財団を解散しても、日韓慰安婦合意での韓国側責務が消滅する訳ではないのに、こういう事をするのである。(*5)
実質的な効果がない無駄な行為なのだが、そういう事をしてしまうのが韓国なのである。
韓国側が引き起こした日本に対する愚行は、ホワイト国認定取り消し反応や慰安婦合意反故だけではなく、自国の統治権限責任から逃げている自称「徴用工」の韓国最高裁判決の放置問題、準戦闘行為である射撃統制レーダー照射事件、韓国国会議長・文喜相による慰安婦問題に関しての天皇陛下侮蔑発言等々沢山ある。
それら総てに於いて、韓国はけして反省をぜず、屁理屈を以て自己正当化し、挙句「日本が悪い」と叫ぶお馴染みのパターンを繰り返している。
自分では努力しないで要求するだけなのである。
国家間の条約・約束事を勝手に反故にしてしまうとの国際常識・国際慣例に反する行為を平気でしてしまう韓国に対して、それらを日本が黙認・追認することは、「日本が国際常識・国際慣例に反する行為をしている」ことになり、けして許容できるものではない。
従い、我が国は自由民主主義・法治主義の国として、国際常識・国際慣例に則して原則的な対応をしている訳である。
先日の河野外務大臣の対応などは、国際常識・国際慣例に則して原則的な対応をしている事例である。(*6)
我が国は、憲法の制約で「日本は日本国・日本国民を自分では守れない」状態にあった。
従い、地理的条件・地政学的見地からは、我が国への脅威である共産主義勢力との対峙前線を我が国から遠ざけ、その防波堤の役目を朝鮮半島南半部に求める戦略を採用せざるを得なかった。
そういう外務環境からは、朝鮮半島南半部を「西側として維持する」必要があり、軍事アメリカ、経済日本との両輪で韓国を支えてきたものである。
我が国からすれば、朝鮮半島南半部の維持は、国家存亡問題であり、その前では対韓国での経済問題他はプライオリティが相対的に低くなるのは仕方がなく、韓国を国際常識・国際慣例に比して「特別扱い」することは、ある意味「必要悪」だった訳だ。
この文脈から1965年には、日韓国交樹立条約である日韓基本条約が締結された。
当時の韓国大統領・朴正煕が要求した「賠償金」なる国際常識・国際慣例に反するものは「経済協力金」との名称で応じたのも、そういう「特別扱い」の事例である。
その後、全斗煥が大統領になると、「安保経済協力金」と称して100億ドルの要求があった。これに対して中曽根は40億ドルの支払をした。(*7)
全斗煥の言い値の「半値8割」の金額を中曽根は合意した訳だが、こんなものは最初から吹っかけられている訳で、中曽根は韓国側に満額回答をしたのに等しい。
こういう「特別扱い」も、結局は、我が国が「憲法の制約」で自国・自国民の安全を保障できないことからの帰結である。
現在も、非武装規定を持つ現行憲法は存続しているが、自国・自国民を守るとの当たり前のことを明示した安倍政権では、韓国との関係を「普通の2国間関係」へと正常化する方向性を示している。(*8)
世界情勢を見誤る韓国は、李承晩時代から延々と続く「日本敵視」を修正することをせず、以前の様な「特別扱い」をする必然性はなくなったのも「状況の変化」である。
「強いものが生き残るのではない、適応するものが生き残るのだ」を我が国は実践している訳である。
そういう大きな変化に対応せず、従前のパターンを繰り返しているのが韓国である。
まるで150年前の李氏朝鮮(*9)の様に、情勢変化に対応せずに、変化に対応する日本を詰っているだけである。
韓国のやっている事は、我々日本人の価値観・正邪判断基準からは、許されざる行為である。それは150年前と同じである。
しかし、その一方で、世界は異なる文明圏が互いを尊重することが求められており、それが原則になっている。その原則は、国際的ルールや国際常識・国際慣例で以て担保されている。
そういう構造なのだから、我が国は、我々の価値観・正邪判断基準で「邪」だとする韓国に対しては、一切の「特別扱い」を止め、国際的ルールや国際常識・国際慣例に則り徹底的に対応する事になる。
我が国がやるべき事は、韓国を「普通の国扱い」する。たったこれだけである。
慰安婦合意の逃げ得は許されないのである。
具体的には、慰安婦支援ナンチャラ団体が何かを言ってきたら、「それは財団が対処する問題です」である。「えっ財団がない?財団を勝手に解散した文在寅政権に言ってください」となる。
今回は以上であるが最後に1つだけ。
こういう原則を無視することは、我々日本人の為にならないので指摘しておきたいことがある。
朝日新聞に代表される「韓国側の言い分」に軸足を置く「報道」や主張は百害あって一利なしである。つまり韓国側が設定している「虚偽・捏造の「日本が悪い理由」」を「韓国が言っているのは事実」だとして「報道」することは、誤解誘導であり危険な行為である。
また、その一方で、ネットでは「日韓断交」なる勇ましい事を言う人が散見されるが、ちょっと考えていただきたい。日韓断交をして、メリットを得るのは韓国側だと言う事を。(*10)
この「日韓断交」なるスローガンを「ネット世論」に影響力がある人物が、物事を深く考えずに韓国を楽にする真逆の事を言っているものだ。この手の話は、幾ら韓国のやっている事が許せないからと熱くならずに、冷静に考えていただきたいと希望している。
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【文末脚注】
(*1):韓国側は屁理屈をこねくり回して「日韓条約とは別」なる「設定」を以て「条約違反じゃない」との自己欺瞞をしているのだが、その屁理屈は朝鮮半島内でしか通用しないものだ。
2019/07/31投稿:
「外務省のお仕事」だけでは不充分・韓国最高裁判決の屁理屈
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1230.html
2018/11/13投稿:
わざわざ新日鉄住金本社に押し掛ける韓国側原告
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【ご参考】
2019/02/12投稿:
文在寅の都合のよい「三権分立」
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1110.html
(*2):日韓両国は2015年12月28日に共同発表を行い、「慰安婦問題の解決」を目的に、互いの国が行うべき責務を示した合意内容を発表した。
外務省HP 平成27年(2015年)12月28日
日韓両外相共同記者発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001664.html
<抜粋引用>
具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。
<引用終わり>
(*3):当時、その様な誤解を払拭する為に幾つも解説論考をしたので、あらためて、それらをお読みいただきたい。
<タグ【今北産業慰安婦合意】の一連の投稿等にて説明>
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-category-6.html
※日韓慰安婦合意の誤解を拗らせてしまった方々への説明は「もっと平易にすべき」とのアドバイスをいただいたことからスタートさせたのが、タグ【今北産業慰安婦合意】のシリーズである。最初の1編は以下の通り「6」からスタートするが、基礎的知識がなくても分かる様に説明していくうちに「11」までの6編となってしまったものである。
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2016/01/14投稿:
【コラム】「慰安婦」問題6 今北産業な方への説明
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-317.html
↓
【ご参考】
※朴槿恵大統領時代の日韓首脳会談開催に関する韓国側の姿勢等
2015/12/30投稿:
【コラム】「慰安婦」問題4 Q&A
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-303.html
※慰安婦問題の当時の論点について
2016/01/14投稿:
【コラム】「慰安婦」問題5 論点の整理の為に
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-314.html
(*4):韓国は、自分では努力しないで要求するだけの国であり、問題を解決する能力も意志もない。
2018/11/22投稿:
自分では解決する能力・意志がない韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1059.html
2018/08/15投稿:
韓国・国家としての任務懈怠(日韓慰安婦合意)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-998.html
2019/01/30投稿:
「慰安婦財団」を解散し責任から逃げ出す韓国政府
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1101.html
(*5):文在寅政権・韓国は、当事者の立場から逃げ出すべき財団を「解散」した。財団を解散しても、日韓慰安婦合意での韓国側責務が消滅する訳ではないのに、こういう事をするのである。実質的な効果がない無駄な行為なのだが、そういう事をしてしまうのが韓国なのである。
2019/07/05投稿:
慰安婦問題解決手段の財団を解散し問題から逃げ出したい韓国・文在寅
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1212.html
(*6):先日の河野外務大臣の対応などは、国際常識・国際慣例に則して原則的な対応をしている良い事例である。
2019/07/23投稿:
「偽りの土俵」を提示し続ける韓国・河野太郎GJ
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1225.html
(*7):その後、全斗煥が大統領になると、「安保経済協力金」と称して100億ドルの要求があった。これに対して中曽根は40億ドルの支払をした。
2017/02/07投稿:
風吹き桶屋の地政学6
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-599.html
2017/02/09投稿:
憲法9条が韓国をOECD加盟国にした7Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-600.html
(*8):自国・自国民を守るとの当たり前のことを明示した安倍政権では、韓国との関係を「普通の2国間関係」へと正常化する方向性を示している。
2017/04/14投稿:
「いかなる事態でも国民守り抜く」安倍首相
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-648.html
<北東アジア地域の戦後構造を取り除く>
2018/10/01投稿:
安倍首相・国連演説2018(前編)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1024.html
2018/10/02投稿:
安倍首相・国連演説2018(中編)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1025.html
2018/10/03投稿:
安倍首相・国連演説2018(後編)Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1026.html
【ご参考】
2019/05/14投稿:
維新・丸山・パラダイムが20世紀のまま
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1177.html
(*9):そういう大きな変化に対応せず、従前のパターンを繰り返しているのが韓国である。まるで150年前の李氏朝鮮の様に、情勢変化に対応せずに、変化に対応する日本を詰っているだけである。
2018/11/06投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感4(韓国側の設定)
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1048.html
(*10):日韓断交をして、メリットを得るのは韓国側だと言う事を。
2018/11/12投稿:
「日韓断交」で韓国を楽な立場にしてあげたいのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1051.html
【ご参考】
2019/04/15投稿:
自分が蒔いた種の後始末を日本に強要する韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1155.html
2019/05/16投稿:
自分に不都合な経緯は総て「なかったこと」にする韓国首相
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1179.html
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