「おQ層」に向けて「柳の下」
- 2019/06/24
- 21:27
「おQ層」に向けて「柳の下」

副題:参議院選挙が近いからであろうが、偏向メディアの「安倍下ろし目的記事」が目につく。そんな中で「自民党にお灸」なる黴臭い話を見たので、それを題材に安易な投票行動は自分自身を苦しめる事になった2009年8月選挙を振り返る。
表題にある「おQ層」とは、偏向メディアの印象操作の狂騒に乗せられ、お祭り騒ぎで民主党に投票してしまった多くの人達のことで、自称「意識高い系」の半可通のことである。
2009年8月の所謂「政権交代」選挙での、「自民党政治にお灸をすえる」、「自民党に反省してもらう」などとのマスコミキャンペーンに乗せられ、大挙して民主党に投票した結果、出来たのが、あの鳩山民主党政権である。
ところが実際は、「自民党にお灸を据えたつもりが、自身が大火傷を負ったでござる」との結果になったもので、そういう軽率な行動をとってしまった事を、魯迅の阿Q伝の愚かなる主人公「阿Q」の様だとして、「お灸」との語呂合わせで「おQ層」と揶揄された層のことである。
民主党政権の3年3ヶ月は「悪夢」だと称されるが、あれは悪夢ではなく、我々日本人の現実生活を実際に、悪質に圧迫した暴政である。
今に至るも「世界一危険な普天間基地」は廃止されずに残置されているのは、何等の代替案もないのに「選挙用の口から出任せ」で「最低でも県外」と散々鳩山が演説して、沖縄の人達を誤解させ、反米反日勢力を勢いつかせた結果である。
「口から出任せ」であったことは、後日、鳩山自身が普天間廃止には辺野古移転しかないと辺野古移転を閣議決定したことからも明白である。
その間、鳩山は「腹案がある」とか、オバマに「Trust me」とか、散々嘘を言いまくり、日米関係を不必要に悪化させた。
詳しくは、以前の論考「民主党政権の暴政を振り返る」(*1)をお読みいただきたい。
鳩山後の菅直人・野田も、やっていた事は「自分の歪んだ世界観を日本国民よりも優先させた政策」ばかりであり、リーマンショックという世界恐慌に対処した麻生政権での経済政策を尽く「期限切れ」にさせ、世界主要国が通貨供給量を増やして恐慌からの脱却を図る中、日銀白川の国民経済の現実を見ない「日銀法条文」だけを根拠にした「不景気状態下でのインフレ対策」でデフレ・円高を放置し、我が国から生産拠点を海外に逃避させ、雇用を激減させた。
日銀白川の異常さは「インタゲ」との語句さえ認めず「イン目処」と言い換える程であった。
そんなおバカな経済政策を採用していた民主党政権は、選挙前に言っていた「財源はあります」が虚偽であり、財源問題で袋小路に入り込み、とうとう消費税の増税を決めてしまう。
民主党政権は、2009年8月選挙時の公約「マニフェスト」の一切を実現出来ず、逆に「増税しません」との公約に反して、野田政権時に消費税増税法を法制化したのである。
消費税の増税は、安倍政権が決めたことではない。民主党・野田政権の置き土産・時限爆弾なのである。(*2)
「自民党にお灸を据えたつもりが、自身が大火傷を負ったでござる」と言われる結果となったのが、あの民主党政権3年3ヶ月の実際だ。
あの時の偏向メディアの煽りに安易に乗ったのが「おQ層」であるが、その中の何人かは、民主党政権のダメダメぶりを実感し、おQ層から脱却した。
一方、脱却できていない人達もいる様である。
そんな中、2009年8月の「ムーブメントよもう一度」とばかりに、「自民党にお灸を据える」なる「柳の下の二匹目のドジョウ」を狙った言説を見た。
「週刊朝日」記事の以下の見出しがそれである。
↓
見出し:「◆安倍首相が党首討論で”逆切れ”解散? 年金問題で参院選“お灸票”で自民は50議席割れも」(*3)
↓
「週間朝日」らしい、なんとも馬鹿々々しい見出しである。
「下手な鉄砲数撃ちゃあたる」式のなんでもかんでも言ってみる方式である。
「自民党にお灸を据える」とのスローガンで誘っているのは、「自民党以外への投票」である。
2009年8月の時は、それが鳩山・民主党に向かった訳だが、その結果は、国民自身が大火傷を負うものであった。
そもそも、投票先となった民主党には、政権運営能力がなかったのである。
2019年の今、いったい、どの野党に票を投じるのであろう?
現在、議会での第二党=野党第一党のポジションにあるのは立憲民主党である。
その代表は枝野であり、立憲民主党の議員は、悪夢・暴政を実施した民主党の残党そのものである。
あれから、民主党の末裔・残党が政権運営能力を具備したとする証拠は何一つない。むしろ、民主党政権の中のドサヨク連中が濃縮されたのが立憲民主党であり、その公約の中身を見ると、相変わらずの口先だけのスローガンレベルにままであり、現実の政治で実行し得ないものばかりである。(*4)
では、野党第二党(議会内第三党)の国民民主党はどうかと言うと、これも民主党の末裔である。
2017年10月の総選挙の際、民主党が党名ロンダリングした「民進党」が、当時の代表・前原の選挙直前の逃亡宣言(*5)で分裂して、当時、勢いのあった、緑のタヌキ・小池百合子新党である「希望の党」に大挙して移動した。
「希望の党」から合流を拒否されたドサヨク達が立憲民主党であり、合流した玉木等の民進党議員一派は、選挙民からの投票を得た後に作ったのが国民民主党である。
国民民主党の公約を読んだ素直な感想は、「政権運営能力なし」でしかない。
要するに、週刊朝日が言う「お灸票」とは、「国民は自分が傷ついても自民党には投票するな」という意味でしかないのである。
もう一度、2009年8月の「政権交代」選挙を振り返ってみよう。
2009年±10年の1999年から2019年の20年間に行われた総選挙は7回である。
それらのうち、もっとも投票率が高かったのが、この2009年8月の総選挙であった。
おQ層が大挙して民主党に投票した結果、投票率は69.28%となった。
その次に高いのが、2005年の小泉郵政選挙の67.51%である。
このどちらもが、お祭り騒ぎの選挙であった。
過去20年間の7回の投票率は、これらお祭り騒ぎの2回を含めた平均で60.97%であるが、2009年のお祭り騒ぎを除いた過去9年間3回の平均は56.88%である。
当方は、「最強最大の世論調査は選挙」だと考えているので、選挙結果については、国民の意志であるとして最大限重視尊重しているが、2009年8月の選挙で投票している国民側には正直失望した。
当時の民主党マニフェストを読むと、民主党は我が国の国の形の破壊を掲げており、その軸足がけして日本人にはないことが分かるもの(*6)だったのだが、マニフェストに書いてあることなど意に介さず、偏向マスコミのキャンペーンに踊らされた「おQ層」がお祭り騒ぎのままに投票した。
当時、民主党は選挙公約に「マニフェスト」なる言葉を付し、あたかも目新しい良いモノであるかの様に振る舞っていた。また、偏向マスコミ達も盛んに「民主党のマニフェストは素晴らしい」が如き宣伝をしており、あまりにもマスコミが持ち上げるので、民主党マニフェストを読んでみたのだが、その内容の杜撰さ、酷さに呆れてしまったものである。
鳩山は、2009年総選挙マニフェスト以前に、憲法改正試案を公表しており、9条は改正対象・「自衛軍」明示を言っていたこともあり、幾つかの評価ポイントがあったのだが、民主党マニフェストは、その総てのポイントで失格であった。
特に「地方主権」なる我国の形を破壊する公約には呆れ果て、こんな共産党モドキの公約を掲げているのだから、誰も投票しないであろうと思ったものであるが、「おQ層」は、その中身を意に介さず、偏向マスコミのキャンペーンに踊らされ、お祭り騒ぎのままに投票したのである。
あんな愚行は、二度と繰り返してはならない。
投票する際には、「主権者国民」の責務(*7)として、少なくとも投票先の公約の中身・内容と、その実現性を検証してから投票していただきたいと希望している。
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【文末脚注】
(*1):以前の論考「民主党政権の暴政を振り返る」。
2016/02/05投稿:
【コラム】民主党政権の暴政を振り返る1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-334.html
2016/02/07投稿:
【コラム】民主党政権の暴政を振り返る2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-335.html
(*2):消費税増税法を法制化したのは民主党・野田政権。消費税増税は民主党・野田政権の置き土産・時限爆弾なのである。
2017/10/10投稿:
消費税10%化は民主党・野田政権の置き土産
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-775.html
(*3):「週刊朝日」記事
AERA.dot:2019.6.18 10:00
見出し:◆安倍首相が党首討論で”逆切れ”解散? 年金問題で参院選“お灸票”で自民は50議席割れも
https://dot.asahi.com/wa/2019061700106.html
※亀井洋志,吉崎洋夫,田中将介,今西憲之2019.6.18 10:00週刊朝日#安倍政権
リード文:○「年金問題」で自民党が逆風にさらされている。金融庁の報告書をめぐる一連の騒動が、公示を間近に控えた参院選を直撃するのはまちがいない。ただ自民党内では、この状況だからこそ安倍晋三首相が解散に打って出る可能性がある、と見る向きもある。19日の党首討論の行方が注目される。
記事:○(前略)政治ジャーナリストの野上忠興氏がこう指摘する。
「年金は安倍首相にとって鬼門です。今回も年金問題急浮上で自民党を巡る参院選情勢が暗転したと言えます。特に、老・中高年層が反発し、浮動票も動くことになるでしょう。自民党支持層も選挙区のほうで“お灸票”として野党側に投じることも考えられます。改選66の自民優位は崩れ、16年参院選の56を下回る可能性があり得ます」(後略)
※週刊朝日 2019年6月28日号
<引用終わり>
(*4):立憲民主党の公約の中身を見ると、相変わらずの口先だけのスローガンレベルにままであり、現実の政治で実行し得ないものばかりである。
2017/10/19投稿:
立憲民主党の選挙公約を読む1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-783.html
2017/10/20投稿:
立憲民主党の選挙公約を読む2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-784.html
2017/10/21投稿:
立憲民主党の選挙公約を読む3
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-785.html
2017/10/21投稿:
立憲民主党は亡国勢力・時間切れの為にメモ段階で投稿
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-786.html
【ご参考】
2017/10/18投稿:
2017衆議院総選挙の選挙公約を読む・序
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-782.html
(*5):民主党が党名ロンダリングした「民進党」。当時の代表・前原の選挙直前の逃亡宣言
2017/09/30投稿:
民進党・政党として自殺宣言
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-769.html
2017/10/12投稿:
選挙の度に繰り返される愚行
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-777.html
(*6):2009年8月総選挙・民主党マニフェスト
2015/12/04投稿:
【コラム】2009年時点で民主党が目指した改憲
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-281.html
2018/08/27投稿:
自民党総裁選に関する記事への雑感
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1003.html
【御参考】
民主党2009年マニフェスト
http://archive.dpj.or.jp/special/manifesto2009/pdf/manifesto_2009.pdf
※PDFファイル:スマホの方は要注意
(*7):投票する際には、「主権者国民」の責務として、少なくとも投票先の公約の中身・内容と、その実現性を検証してから投票していただきたいと希望している。
2015/11/29投稿:
【コラム】「主権者国民」の責務1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-277.html
2015/11/30投稿:
【コラム】「主権者国民」の責務2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-278.html
【ご参考】
2016/10/15投稿:
雰囲気で「判断」することの危険性
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-520.html
2018/07/19投稿:
手段が目的化した不見識・小沢一郎
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-981.html
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副題:参議院選挙が近いからであろうが、偏向メディアの「安倍下ろし目的記事」が目につく。そんな中で「自民党にお灸」なる黴臭い話を見たので、それを題材に安易な投票行動は自分自身を苦しめる事になった2009年8月選挙を振り返る。
表題にある「おQ層」とは、偏向メディアの印象操作の狂騒に乗せられ、お祭り騒ぎで民主党に投票してしまった多くの人達のことで、自称「意識高い系」の半可通のことである。
2009年8月の所謂「政権交代」選挙での、「自民党政治にお灸をすえる」、「自民党に反省してもらう」などとのマスコミキャンペーンに乗せられ、大挙して民主党に投票した結果、出来たのが、あの鳩山民主党政権である。
ところが実際は、「自民党にお灸を据えたつもりが、自身が大火傷を負ったでござる」との結果になったもので、そういう軽率な行動をとってしまった事を、魯迅の阿Q伝の愚かなる主人公「阿Q」の様だとして、「お灸」との語呂合わせで「おQ層」と揶揄された層のことである。
民主党政権の3年3ヶ月は「悪夢」だと称されるが、あれは悪夢ではなく、我々日本人の現実生活を実際に、悪質に圧迫した暴政である。
今に至るも「世界一危険な普天間基地」は廃止されずに残置されているのは、何等の代替案もないのに「選挙用の口から出任せ」で「最低でも県外」と散々鳩山が演説して、沖縄の人達を誤解させ、反米反日勢力を勢いつかせた結果である。
「口から出任せ」であったことは、後日、鳩山自身が普天間廃止には辺野古移転しかないと辺野古移転を閣議決定したことからも明白である。
その間、鳩山は「腹案がある」とか、オバマに「Trust me」とか、散々嘘を言いまくり、日米関係を不必要に悪化させた。
詳しくは、以前の論考「民主党政権の暴政を振り返る」(*1)をお読みいただきたい。
鳩山後の菅直人・野田も、やっていた事は「自分の歪んだ世界観を日本国民よりも優先させた政策」ばかりであり、リーマンショックという世界恐慌に対処した麻生政権での経済政策を尽く「期限切れ」にさせ、世界主要国が通貨供給量を増やして恐慌からの脱却を図る中、日銀白川の国民経済の現実を見ない「日銀法条文」だけを根拠にした「不景気状態下でのインフレ対策」でデフレ・円高を放置し、我が国から生産拠点を海外に逃避させ、雇用を激減させた。
日銀白川の異常さは「インタゲ」との語句さえ認めず「イン目処」と言い換える程であった。
そんなおバカな経済政策を採用していた民主党政権は、選挙前に言っていた「財源はあります」が虚偽であり、財源問題で袋小路に入り込み、とうとう消費税の増税を決めてしまう。
民主党政権は、2009年8月選挙時の公約「マニフェスト」の一切を実現出来ず、逆に「増税しません」との公約に反して、野田政権時に消費税増税法を法制化したのである。
消費税の増税は、安倍政権が決めたことではない。民主党・野田政権の置き土産・時限爆弾なのである。(*2)
「自民党にお灸を据えたつもりが、自身が大火傷を負ったでござる」と言われる結果となったのが、あの民主党政権3年3ヶ月の実際だ。
あの時の偏向メディアの煽りに安易に乗ったのが「おQ層」であるが、その中の何人かは、民主党政権のダメダメぶりを実感し、おQ層から脱却した。
一方、脱却できていない人達もいる様である。
そんな中、2009年8月の「ムーブメントよもう一度」とばかりに、「自民党にお灸を据える」なる「柳の下の二匹目のドジョウ」を狙った言説を見た。
「週刊朝日」記事の以下の見出しがそれである。
↓
見出し:「◆安倍首相が党首討論で”逆切れ”解散? 年金問題で参院選“お灸票”で自民は50議席割れも」(*3)
↓
「週間朝日」らしい、なんとも馬鹿々々しい見出しである。
「下手な鉄砲数撃ちゃあたる」式のなんでもかんでも言ってみる方式である。
「自民党にお灸を据える」とのスローガンで誘っているのは、「自民党以外への投票」である。
2009年8月の時は、それが鳩山・民主党に向かった訳だが、その結果は、国民自身が大火傷を負うものであった。
そもそも、投票先となった民主党には、政権運営能力がなかったのである。
2019年の今、いったい、どの野党に票を投じるのであろう?
現在、議会での第二党=野党第一党のポジションにあるのは立憲民主党である。
その代表は枝野であり、立憲民主党の議員は、悪夢・暴政を実施した民主党の残党そのものである。
あれから、民主党の末裔・残党が政権運営能力を具備したとする証拠は何一つない。むしろ、民主党政権の中のドサヨク連中が濃縮されたのが立憲民主党であり、その公約の中身を見ると、相変わらずの口先だけのスローガンレベルにままであり、現実の政治で実行し得ないものばかりである。(*4)
では、野党第二党(議会内第三党)の国民民主党はどうかと言うと、これも民主党の末裔である。
2017年10月の総選挙の際、民主党が党名ロンダリングした「民進党」が、当時の代表・前原の選挙直前の逃亡宣言(*5)で分裂して、当時、勢いのあった、緑のタヌキ・小池百合子新党である「希望の党」に大挙して移動した。
「希望の党」から合流を拒否されたドサヨク達が立憲民主党であり、合流した玉木等の民進党議員一派は、選挙民からの投票を得た後に作ったのが国民民主党である。
国民民主党の公約を読んだ素直な感想は、「政権運営能力なし」でしかない。
要するに、週刊朝日が言う「お灸票」とは、「国民は自分が傷ついても自民党には投票するな」という意味でしかないのである。
もう一度、2009年8月の「政権交代」選挙を振り返ってみよう。
2009年±10年の1999年から2019年の20年間に行われた総選挙は7回である。
それらのうち、もっとも投票率が高かったのが、この2009年8月の総選挙であった。
おQ層が大挙して民主党に投票した結果、投票率は69.28%となった。
その次に高いのが、2005年の小泉郵政選挙の67.51%である。
このどちらもが、お祭り騒ぎの選挙であった。
過去20年間の7回の投票率は、これらお祭り騒ぎの2回を含めた平均で60.97%であるが、2009年のお祭り騒ぎを除いた過去9年間3回の平均は56.88%である。
当方は、「最強最大の世論調査は選挙」だと考えているので、選挙結果については、国民の意志であるとして最大限重視尊重しているが、2009年8月の選挙で投票している国民側には正直失望した。
当時の民主党マニフェストを読むと、民主党は我が国の国の形の破壊を掲げており、その軸足がけして日本人にはないことが分かるもの(*6)だったのだが、マニフェストに書いてあることなど意に介さず、偏向マスコミのキャンペーンに踊らされた「おQ層」がお祭り騒ぎのままに投票した。
当時、民主党は選挙公約に「マニフェスト」なる言葉を付し、あたかも目新しい良いモノであるかの様に振る舞っていた。また、偏向マスコミ達も盛んに「民主党のマニフェストは素晴らしい」が如き宣伝をしており、あまりにもマスコミが持ち上げるので、民主党マニフェストを読んでみたのだが、その内容の杜撰さ、酷さに呆れてしまったものである。
鳩山は、2009年総選挙マニフェスト以前に、憲法改正試案を公表しており、9条は改正対象・「自衛軍」明示を言っていたこともあり、幾つかの評価ポイントがあったのだが、民主党マニフェストは、その総てのポイントで失格であった。
特に「地方主権」なる我国の形を破壊する公約には呆れ果て、こんな共産党モドキの公約を掲げているのだから、誰も投票しないであろうと思ったものであるが、「おQ層」は、その中身を意に介さず、偏向マスコミのキャンペーンに踊らされ、お祭り騒ぎのままに投票したのである。
あんな愚行は、二度と繰り返してはならない。
投票する際には、「主権者国民」の責務(*7)として、少なくとも投票先の公約の中身・内容と、その実現性を検証してから投票していただきたいと希望している。
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【文末脚注】
(*1):以前の論考「民主党政権の暴政を振り返る」。
2016/02/05投稿:
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http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-334.html
2016/02/07投稿:
【コラム】民主党政権の暴政を振り返る2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-335.html
(*2):消費税増税法を法制化したのは民主党・野田政権。消費税増税は民主党・野田政権の置き土産・時限爆弾なのである。
2017/10/10投稿:
消費税10%化は民主党・野田政権の置き土産
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-775.html
(*3):「週刊朝日」記事
AERA.dot:2019.6.18 10:00
見出し:◆安倍首相が党首討論で”逆切れ”解散? 年金問題で参院選“お灸票”で自民は50議席割れも
https://dot.asahi.com/wa/2019061700106.html
※亀井洋志,吉崎洋夫,田中将介,今西憲之2019.6.18 10:00週刊朝日#安倍政権
リード文:○「年金問題」で自民党が逆風にさらされている。金融庁の報告書をめぐる一連の騒動が、公示を間近に控えた参院選を直撃するのはまちがいない。ただ自民党内では、この状況だからこそ安倍晋三首相が解散に打って出る可能性がある、と見る向きもある。19日の党首討論の行方が注目される。
記事:○(前略)政治ジャーナリストの野上忠興氏がこう指摘する。
「年金は安倍首相にとって鬼門です。今回も年金問題急浮上で自民党を巡る参院選情勢が暗転したと言えます。特に、老・中高年層が反発し、浮動票も動くことになるでしょう。自民党支持層も選挙区のほうで“お灸票”として野党側に投じることも考えられます。改選66の自民優位は崩れ、16年参院選の56を下回る可能性があり得ます」(後略)
※週刊朝日 2019年6月28日号
<引用終わり>
(*4):立憲民主党の公約の中身を見ると、相変わらずの口先だけのスローガンレベルにままであり、現実の政治で実行し得ないものばかりである。
2017/10/19投稿:
立憲民主党の選挙公約を読む1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-783.html
2017/10/20投稿:
立憲民主党の選挙公約を読む2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-784.html
2017/10/21投稿:
立憲民主党の選挙公約を読む3
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-785.html
2017/10/21投稿:
立憲民主党は亡国勢力・時間切れの為にメモ段階で投稿
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【ご参考】
2017/10/18投稿:
2017衆議院総選挙の選挙公約を読む・序
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(*5):民主党が党名ロンダリングした「民進党」。当時の代表・前原の選挙直前の逃亡宣言
2017/09/30投稿:
民進党・政党として自殺宣言
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-769.html
2017/10/12投稿:
選挙の度に繰り返される愚行
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(*6):2009年8月総選挙・民主党マニフェスト
2015/12/04投稿:
【コラム】2009年時点で民主党が目指した改憲
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-281.html
2018/08/27投稿:
自民党総裁選に関する記事への雑感
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1003.html
【御参考】
民主党2009年マニフェスト
http://archive.dpj.or.jp/special/manifesto2009/pdf/manifesto_2009.pdf
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(*7):投票する際には、「主権者国民」の責務として、少なくとも投票先の公約の中身・内容と、その実現性を検証してから投票していただきたいと希望している。
2015/11/29投稿:
【コラム】「主権者国民」の責務1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-277.html
2015/11/30投稿:
【コラム】「主権者国民」の責務2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-278.html
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2016/10/15投稿:
雰囲気で「判断」することの危険性
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-520.html
2018/07/19投稿:
手段が目的化した不見識・小沢一郎
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