【続報】韓国・康京和の呆れた発言
- 2019/03/28
- 20:44
【続報】韓国・康京和の呆れた発言

副題:韓国国会での「米国が要求したのは核廃棄でなく核凍結」との虚偽発言をした康京和。その事を追究されると、更なる斜め上の呆れた発言を重ねている。その様な斜め上をしてしまうのは、それが韓国の文化基盤だから。
先の論考「韓国・康京和の呆れた発言」に関連しての続報があったので、今回は、それを題材にして論考する。
その「続報」とは、3月26日付の韓国紙・朝鮮日報日本語版記事「康京和外相、韓米亀裂批判の公務員を探し出すと言及」(*1)である。
この見出しだけでは何の事だが良くわからないのだが、記事を読んで、康京和が何をやっているのかを把握して、その言動が朝鮮半島文化丸出しの斜め上だった事から、同国の奇妙な反応を「理解」する(理解して警戒する)為の一助として追記するものである。
今回の題材とした韓国紙・朝鮮日報日本語版の記事も、前回の題材であった中央日報記事と同様に韓国人記者が書いている記事であり、我々日本人の感覚からすれば、話がアチコチに飛んで読み難いものであることから以下の様に大胆に要約した。(*2)
<朝鮮日報記事の要約>
○韓国外交部長官の康京和は、ハリー・ハリス駐韓アメリカ大使と会談した。
○「ハリス大使との会談で語ったこと」として「外交消息筋」が述べたことは以下の通り。
・「ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、韓米協調亀裂を懸念する韓国メディアの報道を問題だと指摘し、息苦しさを告白した」
・「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしている」
○尚、対米外交アプローチ状況として、康京和は、ポンペオ米国務長官との会談を希望しており、「まだ決まっていることはないが、・・・日程を調整している」と外交部関係者発言を紹介
<要約終わり>
ここで注目いただきたいのは、ハリス大使との会談の際の康京和の言っている事である。
記事では2つが紹介されているが、その内の最初の1つは、単なるグチである。
しかも、その原因が、康京和自身がついたウソなのだから、そんな事を言われても軍人であるハリー大使にしてみれば、it’s your job、Just Deserts=「何を言っているんだ?それは自業自得であり、オマエが解決すべき問題だろ」であろう。
いったい康京和は、何を伝えたかったのか、トンチンカンである。
軍人はウソを嫌う。当たり前のことだが、勝手な感想や憶測や願望をベースにした「報告」に基づいて自軍を動かしたら、実際は全然違っていて、苦戦の上で大量の戦死者が出る危険性があるからだ。
またハリー大使は、アメリカ軍人の父親と横須賀出身の日本人女性を母親に持つ人物である。
アメリカは西欧文明圏の国であり、日本は日本文明圏の国であり、(*3)そのどちらも、正直を正とし、ウソを邪とする文化である。
「指切りげんまん、ウソついたら針千本飲~ます♪」の我が国文化や、ウソをついたら鼻がどんどん伸びてしまうピノキオのお話などで、それが分かるであろう。
一方、韓国がある朝鮮半島はシナ文明圏にあり、その文化基盤はシナ文明圏の中華思想・華夷秩序をベースにした独特の小中華思想(*4)を文化としている。
同文化では、西欧文明や日本文明とは違い「ウソは邪悪」という風土は薄い。
生き残ることの方が、価値がある文化である。
次に、康京和が言ったことの2つ目は、我々日本人の感覚からすると、詳しいことが分からないものである。
念の為に再度、以下に引用する。
<康京和が言ったことの2つ目>
・「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしている」
<引用終わり>
この文章は、朝鮮日報日本語版からの抜粋引用であり、同紙が朝鮮語を日本語に翻訳したものだ。しかし、異文化言語を「翻訳」したとしても「概念」までは翻訳できないものであることから、詳しいことが分からないのである。
朝鮮語記事が日本語表記に代わっているだけなのである。
これを読むと「韓米協調問題を批判した」との行為がダメであり、その行為をした人物は「公務員と推定される人物」である、とだけ読め、何故、「韓米協調問題を批判した」ことが問題になるのかの説明はない。
「公務員の守秘義務違反」なのか?そうだとしたら、何が「守秘義務」の対象なのだろう?
「文在寅政権の統制下にある公務員が文在寅政権に不利なことを言ったから」なのか?
良く分からない。
康京和が言った2つ目は、一番の問題である「2回目の米朝首脳会談で米国が要求したのは核廃棄でなく核凍結」との康京和の虚偽は脇に行ってしまっているもので、その虚偽が批判されているのだから、「公務員と推定される人物」など関係がない問題である。
そんな問題の「犯人を探している」とする話をハリー大使に伝えて、いったいどんな意味があるのか?
朝鮮文化では「私はウソを言ってない。それなのに批判されているのは誰かのせいだ」とかの意味があるのであろうが、ハリー大使にしてみれば、そんな話を聞くと「トカゲの尻尾切り」の為の生贄を探しているのだな、という理解しかしないと思われる。
韓国文化では対等互恵の関係がなく、総てが「上下関係」であることから、「ウソをついておりました。ごめんなさい」を言った途端に「下の者」に貶められる立場となるので、「謝ったら負け」なのである。
国会で虚偽発言をした康京和は、虚偽だと認めないことを続ける為に、別の誰かを「トカゲの尻尾」にしようとしているのである。
康京和は、あくまでも「自分は正しい」と言い張り続けている訳だ。
この様な、康京和がやっている事を「斜め上である」と感じるのは、我々が日本文明圏の価値観に基づいて考えているからで、彼等、韓国人の価値観からすれば、「虚偽を述べていない」という名分を維持することは、相当に大事な事なのであろう。
異文化とは、こういうものなのである。
最後に、要約のラストにある「ポンペオ国務長官との会談」であるが、これが近々実現する可能性は低いであろうと見ている。
何故ならば、既にハリス大使と会談しており、わざわざポンペオと康京和が別途に会談する必要性がないからである。
そうであるにも関わらず、「ポンペオ国務長官との会談」との話を持ち出しているのは、「名分重視」の半島文化にあると推察している。
一応、康京和は「外交部長官」であり、それは我が国で言えば外務大臣に相当する。
アメリカの外務大臣は、国務長官であり、今は、ポンペオが、その職に就いている。
各国大使は、外務大臣の統制下に位置するのが、外交での建て付けだから、朝鮮半島文化に基づき「上下関係で判断する」康京和にしてみればハリス大使は、「格下」である。
そうであるから、実質的会談は済んでいるが、「同格」のポンペオ国務長官と「会談する」ことが名分上は重要になっているのである。
半島文化を基準にすれば、この様な理解となるのだが、アメリカ側にしてみれば「そんな形式主義に付き合っているヒマはない、それより、ちゃんとした答を持ってこい」である。
従い、「ちゃんとした答」を持って、ポンペオの前に出れない康京和は、ポンペオと会談する可能性は低いと考えられるのである。
今回の康京和の更なる呆れた発言については以上である。
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【文末脚注】
(*1):
Yahooニュース(朝鮮日報日本語版) 3/26(火) 9:07配信
見出し:◆(朝鮮日報日本語版) 「康京和外相、韓米亀裂批判の公務員を探し出すと言及」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190326-00080006-chosun-kr
記事:○外交消息筋「康京和外相、ハリス米大使に韓国メディアの報道内容不満吐露」
○韓国外交部(省に相当)の康京和(カン・ギョンファ)長官が先日、ハリー・ハリス駐韓米国大使に会った際、「韓米協調亀裂」を懸念する韓国メディアの報道に直接言及し、「困惑するし、息苦しい」という趣旨の心境を吐露していたことが25日に分かった。ソウルの外交消息筋は同日、「康京和長官は先日のハリス大使との会談の場で、ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、韓米協調亀裂を懸念する韓国メディアの報道を問題だと指摘し、息苦しさを告白した」と語った。この消息筋は「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしているという言及もあった」と言った。
○韓国政府はこれまで、米朝の非核化交渉の過程で「韓米協調」に対し懸念が取りざたされるたび、「両国の協調は堅固だ」という立場を繰り返してきた。しかし、韓国大統領府が楽観していたのにもかかわらず、先月のハノイ米朝首脳会談は決裂し、米国が北朝鮮に要求していた「寧辺+α(プラス・アルファ)」の正確な内容を韓国外交部が把握するのに数日かかるなど異常な兆候があったことから、韓米両国で「協調亀裂」報道が相次いだ。
○康京和長官は先週、国会南北経済協力特別委員会に出席して、「韓米協調に問題があるという指摘は杞憂(きゆう)」と述べつつも、「同盟だからといって、(韓米間に)意見の違いがないとは申し上げない」とも言った。ある消息筋は「これといった突破口がない康京和長官がハリス大使に事実上『直訴した』のは、米国側に対して『韓米協調は堅固だ、と頻繁に言ってほしい』という意味もあるのではないか」と語った。韓国外交部は現在、康京和長官とマイク・ポンペオ米国務長官の会談実現に向けて推進している。早ければ29日(現地時間)に米ニューヨークで行われる「国連平和維持閣僚級カンファレンス」をきっかけに会う可能性もあることが分かった。韓国外交部関係者は「まだ決まっていることはないが、あらゆる可能性についてオープンにし、なるべく早く会談を行えるよう日程を調整しているところだ」と述べた。
<引用終わり>
(*2):朝鮮日報日本語版の記事も韓国人記者が書いている記事であり、我々日本人の感覚からすれば、話がアチコチに飛んで読み難いものであることから、以下の様に要約した。
↓
<朝鮮日報記事の要約>
○韓国外交部長官の康京和は、ハリー・ハリス駐韓アメリカ大使と会談した。
○その際の様子、康京和発言関連に関連する事項及び韓国外交部の対米外交アプローチ状況を報じる記事
○「ハリス大使との会談で語ったこと」として「外交消息筋」が述べたことは以下の通り。
・「ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、韓米協調亀裂を懸念する韓国メディアの報道を問題だと指摘し、息苦しさを告白した」
・「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしている」
○「康京和発言関連に関連する事項」として述べられている事はは以下の通り。
・「韓米協調」に関しては「両国の協調は堅固だ」という立場を繰り返してきた。
・米国が北朝鮮に要求していた「寧辺+α(プラス・アルファ)」の正確な内容を韓国外交部が把握するのに数日かかるなど異常な兆候があったことから、韓米両国で「協調亀裂」報道が相次いだ。(引用者注:ダウト。原則とは違う「韓国側の設定」である)
・康京和の国会発言「韓米協調に問題があるという指摘は杞憂(きゆう)」
・同「同盟だからといって、(韓米間に)意見の違いがないとは申し上げない」(引用者注:アリバイの為のエクスキューズであり、話の本筋と矛盾する言い訳である)
・「消息筋発言」、「これといった突破口がない康京和長官がハリス大使に事実上『直訴した』のは、米国側に対して『韓米協調は堅固だ、と頻繁に言ってほしい』という意味もあるのではないか」(引用者注:下世話な推論であり価値はない)
○対米外交アプローチ状況として、康京和は、ポンペオ米国務長官との会談を希望しており、「まだ決まっていることはないが、・・・日程を調整している」と外交部関係者発言を紹介
<要約終わり>これでも長いので、無意味な部分を省き、以下の様に再要約した。
↓
<再要約>
○韓国外交部長官の康京和は、ハリー・ハリス駐韓アメリカ大使と会談した。
○「ハリス大使との会談で語ったこと」として「外交消息筋」が述べたことは以下の通り。
・「ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、韓米協調亀裂を懸念する韓国メディアの報道を問題だと指摘し、息苦しさを告白した」
・「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしている」
○尚、対米外交アプローチ状況として、康京和は、ポンペオ米国務長官との会談を希望しており、「まだ決まっていることはないが、・・・日程を調整している」と外交部関係者発言を紹介
<再要約終わり>
(*3):アメリカは西欧文明圏の国であり、日本は日本文明圏の国である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%98%8E%E3%81%AE%E8%A1%9D%E7%AA%81#/media/File:Clash_of_Civilizations_mapn2.png【ご参考】
2015/09/12投稿:
【コラム】記紀と聖書
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-207.html
(*4):韓国がある朝鮮半島はシナ文明圏にあり、その文化基盤はシナ文明圏の中華思想・華夷秩序をベースにした独特の小中華思想を文化としている。
2018/10/11投稿:
ヘゲモニーチャレンジャー中国・事大主義小中華韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1032.html
2018/11/08投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感5Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1049.html
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副題:韓国国会での「米国が要求したのは核廃棄でなく核凍結」との虚偽発言をした康京和。その事を追究されると、更なる斜め上の呆れた発言を重ねている。その様な斜め上をしてしまうのは、それが韓国の文化基盤だから。
先の論考「韓国・康京和の呆れた発言」に関連しての続報があったので、今回は、それを題材にして論考する。
その「続報」とは、3月26日付の韓国紙・朝鮮日報日本語版記事「康京和外相、韓米亀裂批判の公務員を探し出すと言及」(*1)である。
この見出しだけでは何の事だが良くわからないのだが、記事を読んで、康京和が何をやっているのかを把握して、その言動が朝鮮半島文化丸出しの斜め上だった事から、同国の奇妙な反応を「理解」する(理解して警戒する)為の一助として追記するものである。
今回の題材とした韓国紙・朝鮮日報日本語版の記事も、前回の題材であった中央日報記事と同様に韓国人記者が書いている記事であり、我々日本人の感覚からすれば、話がアチコチに飛んで読み難いものであることから以下の様に大胆に要約した。(*2)
<朝鮮日報記事の要約>
○韓国外交部長官の康京和は、ハリー・ハリス駐韓アメリカ大使と会談した。
○「ハリス大使との会談で語ったこと」として「外交消息筋」が述べたことは以下の通り。
・「ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、韓米協調亀裂を懸念する韓国メディアの報道を問題だと指摘し、息苦しさを告白した」
・「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしている」
○尚、対米外交アプローチ状況として、康京和は、ポンペオ米国務長官との会談を希望しており、「まだ決まっていることはないが、・・・日程を調整している」と外交部関係者発言を紹介
<要約終わり>
ここで注目いただきたいのは、ハリス大使との会談の際の康京和の言っている事である。
記事では2つが紹介されているが、その内の最初の1つは、単なるグチである。
しかも、その原因が、康京和自身がついたウソなのだから、そんな事を言われても軍人であるハリー大使にしてみれば、it’s your job、Just Deserts=「何を言っているんだ?それは自業自得であり、オマエが解決すべき問題だろ」であろう。
いったい康京和は、何を伝えたかったのか、トンチンカンである。
軍人はウソを嫌う。当たり前のことだが、勝手な感想や憶測や願望をベースにした「報告」に基づいて自軍を動かしたら、実際は全然違っていて、苦戦の上で大量の戦死者が出る危険性があるからだ。
またハリー大使は、アメリカ軍人の父親と横須賀出身の日本人女性を母親に持つ人物である。
アメリカは西欧文明圏の国であり、日本は日本文明圏の国であり、(*3)そのどちらも、正直を正とし、ウソを邪とする文化である。
「指切りげんまん、ウソついたら針千本飲~ます♪」の我が国文化や、ウソをついたら鼻がどんどん伸びてしまうピノキオのお話などで、それが分かるであろう。
一方、韓国がある朝鮮半島はシナ文明圏にあり、その文化基盤はシナ文明圏の中華思想・華夷秩序をベースにした独特の小中華思想(*4)を文化としている。
同文化では、西欧文明や日本文明とは違い「ウソは邪悪」という風土は薄い。
生き残ることの方が、価値がある文化である。
次に、康京和が言ったことの2つ目は、我々日本人の感覚からすると、詳しいことが分からないものである。
念の為に再度、以下に引用する。
<康京和が言ったことの2つ目>
・「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしている」
<引用終わり>
この文章は、朝鮮日報日本語版からの抜粋引用であり、同紙が朝鮮語を日本語に翻訳したものだ。しかし、異文化言語を「翻訳」したとしても「概念」までは翻訳できないものであることから、詳しいことが分からないのである。
朝鮮語記事が日本語表記に代わっているだけなのである。
これを読むと「韓米協調問題を批判した」との行為がダメであり、その行為をした人物は「公務員と推定される人物」である、とだけ読め、何故、「韓米協調問題を批判した」ことが問題になるのかの説明はない。
「公務員の守秘義務違反」なのか?そうだとしたら、何が「守秘義務」の対象なのだろう?
「文在寅政権の統制下にある公務員が文在寅政権に不利なことを言ったから」なのか?
良く分からない。
康京和が言った2つ目は、一番の問題である「2回目の米朝首脳会談で米国が要求したのは核廃棄でなく核凍結」との康京和の虚偽は脇に行ってしまっているもので、その虚偽が批判されているのだから、「公務員と推定される人物」など関係がない問題である。
そんな問題の「犯人を探している」とする話をハリー大使に伝えて、いったいどんな意味があるのか?
朝鮮文化では「私はウソを言ってない。それなのに批判されているのは誰かのせいだ」とかの意味があるのであろうが、ハリー大使にしてみれば、そんな話を聞くと「トカゲの尻尾切り」の為の生贄を探しているのだな、という理解しかしないと思われる。
韓国文化では対等互恵の関係がなく、総てが「上下関係」であることから、「ウソをついておりました。ごめんなさい」を言った途端に「下の者」に貶められる立場となるので、「謝ったら負け」なのである。
国会で虚偽発言をした康京和は、虚偽だと認めないことを続ける為に、別の誰かを「トカゲの尻尾」にしようとしているのである。
康京和は、あくまでも「自分は正しい」と言い張り続けている訳だ。
この様な、康京和がやっている事を「斜め上である」と感じるのは、我々が日本文明圏の価値観に基づいて考えているからで、彼等、韓国人の価値観からすれば、「虚偽を述べていない」という名分を維持することは、相当に大事な事なのであろう。
異文化とは、こういうものなのである。
最後に、要約のラストにある「ポンペオ国務長官との会談」であるが、これが近々実現する可能性は低いであろうと見ている。
何故ならば、既にハリス大使と会談しており、わざわざポンペオと康京和が別途に会談する必要性がないからである。
そうであるにも関わらず、「ポンペオ国務長官との会談」との話を持ち出しているのは、「名分重視」の半島文化にあると推察している。
一応、康京和は「外交部長官」であり、それは我が国で言えば外務大臣に相当する。
アメリカの外務大臣は、国務長官であり、今は、ポンペオが、その職に就いている。
各国大使は、外務大臣の統制下に位置するのが、外交での建て付けだから、朝鮮半島文化に基づき「上下関係で判断する」康京和にしてみればハリス大使は、「格下」である。
そうであるから、実質的会談は済んでいるが、「同格」のポンペオ国務長官と「会談する」ことが名分上は重要になっているのである。
半島文化を基準にすれば、この様な理解となるのだが、アメリカ側にしてみれば「そんな形式主義に付き合っているヒマはない、それより、ちゃんとした答を持ってこい」である。
従い、「ちゃんとした答」を持って、ポンペオの前に出れない康京和は、ポンペオと会談する可能性は低いと考えられるのである。
今回の康京和の更なる呆れた発言については以上である。
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【文末脚注】
(*1):
Yahooニュース(朝鮮日報日本語版) 3/26(火) 9:07配信
見出し:◆(朝鮮日報日本語版) 「康京和外相、韓米亀裂批判の公務員を探し出すと言及」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190326-00080006-chosun-kr
記事:○外交消息筋「康京和外相、ハリス米大使に韓国メディアの報道内容不満吐露」
○韓国外交部(省に相当)の康京和(カン・ギョンファ)長官が先日、ハリー・ハリス駐韓米国大使に会った際、「韓米協調亀裂」を懸念する韓国メディアの報道に直接言及し、「困惑するし、息苦しい」という趣旨の心境を吐露していたことが25日に分かった。ソウルの外交消息筋は同日、「康京和長官は先日のハリス大使との会談の場で、ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、韓米協調亀裂を懸念する韓国メディアの報道を問題だと指摘し、息苦しさを告白した」と語った。この消息筋は「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしているという言及もあった」と言った。
○韓国政府はこれまで、米朝の非核化交渉の過程で「韓米協調」に対し懸念が取りざたされるたび、「両国の協調は堅固だ」という立場を繰り返してきた。しかし、韓国大統領府が楽観していたのにもかかわらず、先月のハノイ米朝首脳会談は決裂し、米国が北朝鮮に要求していた「寧辺+α(プラス・アルファ)」の正確な内容を韓国外交部が把握するのに数日かかるなど異常な兆候があったことから、韓米両国で「協調亀裂」報道が相次いだ。
○康京和長官は先週、国会南北経済協力特別委員会に出席して、「韓米協調に問題があるという指摘は杞憂(きゆう)」と述べつつも、「同盟だからといって、(韓米間に)意見の違いがないとは申し上げない」とも言った。ある消息筋は「これといった突破口がない康京和長官がハリス大使に事実上『直訴した』のは、米国側に対して『韓米協調は堅固だ、と頻繁に言ってほしい』という意味もあるのではないか」と語った。韓国外交部は現在、康京和長官とマイク・ポンペオ米国務長官の会談実現に向けて推進している。早ければ29日(現地時間)に米ニューヨークで行われる「国連平和維持閣僚級カンファレンス」をきっかけに会う可能性もあることが分かった。韓国外交部関係者は「まだ決まっていることはないが、あらゆる可能性についてオープンにし、なるべく早く会談を行えるよう日程を調整しているところだ」と述べた。
<引用終わり>
(*2):朝鮮日報日本語版の記事も韓国人記者が書いている記事であり、我々日本人の感覚からすれば、話がアチコチに飛んで読み難いものであることから、以下の様に要約した。
↓
<朝鮮日報記事の要約>
○韓国外交部長官の康京和は、ハリー・ハリス駐韓アメリカ大使と会談した。
○その際の様子、康京和発言関連に関連する事項及び韓国外交部の対米外交アプローチ状況を報じる記事
○「ハリス大使との会談で語ったこと」として「外交消息筋」が述べたことは以下の通り。
・「ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、韓米協調亀裂を懸念する韓国メディアの報道を問題だと指摘し、息苦しさを告白した」
・「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしている」
○「康京和発言関連に関連する事項」として述べられている事はは以下の通り。
・「韓米協調」に関しては「両国の協調は堅固だ」という立場を繰り返してきた。
・米国が北朝鮮に要求していた「寧辺+α(プラス・アルファ)」の正確な内容を韓国外交部が把握するのに数日かかるなど異常な兆候があったことから、韓米両国で「協調亀裂」報道が相次いだ。(引用者注:ダウト。原則とは違う「韓国側の設定」である)
・康京和の国会発言「韓米協調に問題があるという指摘は杞憂(きゆう)」
・同「同盟だからといって、(韓米間に)意見の違いがないとは申し上げない」(引用者注:アリバイの為のエクスキューズであり、話の本筋と矛盾する言い訳である)
・「消息筋発言」、「これといった突破口がない康京和長官がハリス大使に事実上『直訴した』のは、米国側に対して『韓米協調は堅固だ、と頻繁に言ってほしい』という意味もあるのではないか」(引用者注:下世話な推論であり価値はない)
○対米外交アプローチ状況として、康京和は、ポンペオ米国務長官との会談を希望しており、「まだ決まっていることはないが、・・・日程を調整している」と外交部関係者発言を紹介
<要約終わり>これでも長いので、無意味な部分を省き、以下の様に再要約した。
↓
<再要約>
○韓国外交部長官の康京和は、ハリー・ハリス駐韓アメリカ大使と会談した。
○「ハリス大使との会談で語ったこと」として「外交消息筋」が述べたことは以下の通り。
・「ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、韓米協調亀裂を懸念する韓国メディアの報道を問題だと指摘し、息苦しさを告白した」
・「韓国メディアの報道で韓米協調問題を批判した公務員と推定される人物を(韓国政府が)探し出そうとしている」
○尚、対米外交アプローチ状況として、康京和は、ポンペオ米国務長官との会談を希望しており、「まだ決まっていることはないが、・・・日程を調整している」と外交部関係者発言を紹介
<再要約終わり>
(*3):アメリカは西欧文明圏の国であり、日本は日本文明圏の国である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%98%8E%E3%81%AE%E8%A1%9D%E7%AA%81#/media/File:Clash_of_Civilizations_mapn2.png【ご参考】
2015/09/12投稿:
【コラム】記紀と聖書
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-207.html
(*4):韓国がある朝鮮半島はシナ文明圏にあり、その文化基盤はシナ文明圏の中華思想・華夷秩序をベースにした独特の小中華思想を文化としている。
2018/10/11投稿:
ヘゲモニーチャレンジャー中国・事大主義小中華韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1032.html
2018/11/08投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感5Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1049.html
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