する必要性のない「謝罪」は、その次の「賠償」とワンセット
- 2018/12/15
- 14:12
する必要性のない「謝罪」は、その次の「賠償」とワンセット
<「韓国の反応」は相変わらずの「あの論法」その2>

副題:一発でウソと分かる話を臆面もなくしている韓国国会議長。「約束を守らない」を実行中の文在寅政権を相手に、我国が、そんな話に乗るとは本人も考えてはいないであろうから、別の意図があるパフォーマンスなのである。
次から次へと「朝鮮論法」(*1)の事例が出てくる。
今回の事例は、韓国国会の議長である文喜相が12月11日に外国メディア向けの記者会見での発言である。
朝日新聞の報道(*2)では、文喜相は「誠意のある謝罪さえあれば、10億円は問題ではない。1円もなくても解決できる」と発言したそうだ。
これを意訳すれば、「「誠意ある謝罪」をすれば御仕舞にする」、「金はいらない」であるが、知っての通り、後刻に「誠意がない」と韓国が勝手に認定して、「謝罪ではない、誠意ある謝罪をしろ!」とのMoving goalpost状態になるのである。
2015年12月28日の日韓慰安婦合意(*3)では「最終的かつ不可逆的な解決」を合意していながら、朴槿恵政権が退陣すると、韓国・文在寅政権は、その約束を無視して、蒸し返しを始めている。
その様な文在寅の特使として派遣されたのが、この文喜相である。
文在寅が大統領に就任したのは2017年5月10日。その一週間後の17日に特使として来日したのである。要するに、約束無視・条約反故をしている文在寅と「同じ穴の貉」なのである。
慰安婦問題だけに限定しても、「謝罪したら、これで終わりにする」という発言のはまったく信憑性がない事は明らかなのだが、韓国は慰安婦問題に限らず、必ずと言ってよい程に、この手の話をした後に、前言などなかったかの様に、謝罪を求めるし、謝罪があった後は、その「謝罪」を出発点にして賠償を求めてくるのである。
その事は、今や、多くの方々が共有している認識だと思う。
過去の、「前言撤回・新たな謝罪要求」の事例について以前調べたが、今から再度、確認するのも面倒なので、ネット上にある情報(*4)のうち、当方記憶と大差ないものをお借りして、以下に紹介する。
<韓国大統領の「謝罪と賠償」はオシマイ発言>
朴正煕:1965年6月 (日韓基本条約)
・「国民の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決されたことを確認する」
↓
全斗煥:「謝罪オシマイ」発言は特になし
↓
盧泰愚:「謝罪オシマイ」発言は特になし
↓
金泳三:1993年3月
・「従軍慰安婦問題に対し日本に物質的な補償は求めない方針だ」
↓
金大中:1998年10月
・「韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい。自分が責任を持つ」
↓
盧武鉉:2006年4月
・「日本にこれ以上の新たな謝罪を求めない」
↓
李明博:2008年1月
・「日本に謝罪と反省は求めない」
↓
朴槿恵:2015年12月(日韓慰安婦合意)
・「慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決された」
この様な、歴代の韓国大統領の「「謝罪と賠償」はオシマイ発言」は、次の政権、或いは、発言したご本人により、後日「なかったもの」とされ、毎回「「謝罪と賠償」が繰り返されるのである。
日韓関係に関心が薄い欧米メディや、過去のの様な経緯を知らない方々は、今回の文喜相の発言を鵜呑みにする危険性があるが、この様な「ウソツキの歴史」を知っている方々にとっては、「またウソを言ってやがる」という事が直観的に分かると思う。
実際、文喜相の言葉も、これら過去実績と違うという証拠はなにもない。
今回の論考は、そういう「御仕舞にすると言っていながら、どうぜ、また賠償って騒ぎだすんでしょ」という、「既に分かっている話」だけではない。
副題に書いた通り、「約束を守らない」を実行中の文在寅政権を相手に、我国が、そんな話に乗る事はあり得ず、そうであるにも関わらず、文喜相がこんな事を言っている、理由を分析する事が主題である。
結論を先に言ってしまえば、これは韓国人ウケするパフォーマンスである。
文喜相の言っている事は、そういう「「韓国人ウケ」の要素」が幾つか登場するもので、言っている相手は我国ではなく、国内向けであり、それを「海外メディアの記者会見」でやっている事で、より国内での評判を高めるのが狙いである。
「「韓国の反応」は相変わらずの「あの論法」その1」で指摘した様に、韓国伝統の「声闘」の一種として、この様な記者会見は認識されているのである。
「声闘」の勝敗は、ギャラリーの優劣判断で決まる。
そういう「ギャラリー」の中に「外国メディア」がいるという事で、「自分達が感じた優劣判断」を、外国メディアもしているという根拠なき確信を何故か持っており、そういう事をした文喜相は「難いイルボンをやっつけた」となってしまうのである。
文喜相が、会見で何を言ったのかを当該記事から抜き出し、「半島文化での意味」を付記するので見ていただきたい。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「韓国人の大部分が間違った交渉だったと判断している。慰安婦は同意しなかった」
<引用終わり>
↓
注目していただきたいのは、国会議長という一院制の韓国での「立法府の「ドップ」」である人物が、現実世界・国際社会での理を説くのではなく、国民に阿る立場で発言している点である。
「「国民情緒法」という最高法規」と揶揄される様に、大衆迎合主義を示さないと立場が危うくなるのであろう、韓国の政治家は、「韓国世論」という「空気・雰囲気」をかなり重視している。
しかし、それは衆愚政治が続くことを意味し、長期的には国民を不幸にするものでしかない。
同様、「慰安婦は同意しなかった」という発言も「国家間同意に慰安婦の同意が必要」だとの非常識なものだ。真相は「慰安婦合意に反対するダシに慰安婦の一部が反対している事を持ち出している」だけである。
この様な韓国での大衆迎合主義発言のメリットは、本当の事を言って糾弾されてしまうリスクを回避できることにある。
一方、そのデメリットは、民主主義原則の不履行や衆愚政治に陥るというもので、韓国の民主主義化が進まないこと、韓国社会が不幸へと転落するリスクが高まること等であるが、これらデメリットは韓国国家全部・国民全員に対して起こることであり、その不作為の罪を以て、現状で個人が糾弾される事態にはならないので、見て見ぬことで先送りされている。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「(安倍晋三首相の)誠意のある謝罪さえあれば、(日本が慰安婦財団に拠出した)10億円は問題ではない。1円もなくても解決できる」
<引用終わり>
↓
「偽りの土俵」を設定する論法である。
「誠意のある謝罪さえあれば、10億円は問題ではない。1円もなくても解決できる」という言い回しは、韓国側の設定である。あたかも我が国が「誠意ある謝罪から逃げている」、「金を出して御仕舞にしようとしている」との事実とは違うことが前提になっているものである。
この言い回しは、「悪辣な日本」、「道徳的に劣る日本」という、事実とは異なるものの韓国社会では「公理」になっている「道徳的に高い韓国人」という図式が示されており。韓国人一般の心の琴線を刺激するものとなっている。
実態は、日韓合意の合意事項の履行義務として我が国が「癒し財団」に運営資金を出したものなのだが、あたかも、我国が、この10億円を惜しんでいる様な言い回しになっているのである。
また、「誠意のある謝罪」というお得意の論法も用いられている。
「誠意ある謝罪」という概念には、客観的・科学的基準がない。
そういう曖昧な「基準」を提示するのは、「「誠意に有無」はウリ達が決めるニダ」というもので、その決定権を握ることで、「上の立場に立つ」という韓国・小中華思想に合致した方向性が出されているのである。
日韓慰安婦合意の内容が、「慰安婦の癒し」を目的にするとの「客観的・科学的基準」とは異なる基準を示しており、そういう事業を遂行する責務を韓国側が担い、その財団の事業運営資金の半分を日本側が出すというものなのだが、それは、韓国・小中華思想の視点から見れば、日本に対する決定権の放棄というマイナスと、事業運営を遂行するとの「下の者が働く・上の者は指示をする」という「下の者の立場に立った」というマイナスの2つで韓国人は「間違っている」と考えていると推定される。
従い「慰安婦合意の破棄」と「「誠意ある謝罪」との蒸し返し」は、韓国文化の視点で「望ましい」となってしまっているのだと推察される。
文喜相の言い回しは、この様に、韓国社会の文化的背景に合致しているのである。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「(韓国「最高裁」の判決は)「韓国人は誰もが受け入れるしかなく、異議は唱えない」
<引用終わり>
↓
この言い回しは「韓国人は「最高裁」判決を守る、法治主義を実践しているニダ」という意味である。
勿論、国交開始の基盤たる国家間の日韓基本条約に反する「判決」を出してしまう大衆迎合の韓国「最高裁」が国際常識を無視したいるとの根本問題には触れていない。
ここでも「韓国の道徳的優位性」「日本人は劣る」との事実とは違う韓国社会の「公理」が前提になっていることが分かるであろう。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「三権分立であり、司法の判決をひっくり返すことはできない」
<引用終わり>
↓
この発言をしている文喜相は国会議長であり、「立法府の人間」であるので、この様な「三権分立の一般論」を言って、その責任から逃れているのである。
以前の論考(*5)でも指摘したが、国家権力のうちの司法なり立法なりが、国家の事を考えずに「自分の責任範囲だけを考えて」しまうことは無責任なのである。
Thonk globaly Act. Localyという言葉がある様に、その発想がセクショナリズム・自己都合に陥っていては、碌な結果にならないのである。
特に、国家主権の遂行を担う司法のトップたる「最高裁」や立法府のトップたる「国会議長」が、このレベルなのである。
そういう問題なのだが、話が矮小化しているのである。
この手のTPOなり5W1Hを脇に置く論法は詐欺話で多用されるので注意が必要だ。
引用元の記事の最後の部分は今回の発言ではなく、文喜相が昨年(2017年)5月に文在寅の特使として来日した際の発言だ。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「「合意をすぐに破棄したい、再交渉を求めたいということではない」
<引用終わり>
↓
これも典型的な朝鮮論法である。
「中身に入らない話法」とか「偽看板論法」と言われるものである。
「合意を破棄していません」との偽看板を掲げ、その実、合意の中身に反することをしている際に使われる論法である。
日韓合意の中身は、以前に説明している(*6)が、財団の解散などは明確なる合意違反であり、実質は合意破棄であるのだが、看板には「合意を破棄していません」と掲げ続けているというものだ。
これは「ベジタリアン」だと自称する人物が、ロースカツ定食を食っている様なものである。
「ベジタリアン」がどういうものかの中身は関係なく、ただ単に看板を掲げているだけで、やっている事は看板とは無関係というものだ。
「中身に入らない話法」は我国でも多々見られるが、韓国では、国会議長が、こういう論法を用いているのである。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1)「朝鮮論法」と称している非論理的な論法の定義は、「「韓国の反応」は相変わらずの「あの論法」その1」にて記載しているので参照願いたい。
2018/12/12投稿:
「韓国の反応」は相変わらずの「あの論法」その1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1071.html
(*2):朝日新聞の報道
朝日新聞デジタル 2018年12月13日16時05分
見出し:◆慰安婦問題、安倍首相の「謝罪で解決する」 韓国議長
https://www.asahi.com/articles/ASLDC5RWZLDCUHBI01W.html
○韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長は11日、外国メディア向けの記者会見で、日韓慰安婦合意について、「韓国人の大部分が間違った交渉だったと判断している。慰安婦は同意しなかった」と指摘した。「(安倍晋三首相の)誠意のある謝罪さえあれば、(日本が慰安婦財団に拠出した)10億円は問題ではない。1円もなくても解決できる」とも語った。
○文氏は合意に基づいて設立された財団の解散はやむを得ないとの考えを示した。一方、元徴用工への損害賠償を認めた大法院(最高裁)判決が人権問題などを考慮した結果だとしたうえで、「韓国人は誰もが受け入れるしかなく、異議は唱えない」と述べた。「三権分立であり、司法の判決をひっくり返すことはできない」と立法府として介入しない考えも示した。
○文氏は韓日議連の元会長。昨年5月、文在寅(ムンジェイン)大統領の特使として訪日した際に安倍首相らと会談し、日韓慰安婦合意について「合意をすぐに破棄したい、再交渉を求めたいということではない」と語っていた。(ソウル=牧野愛博)
<引用終わり>
(*3):2015年12月28日の日韓慰安婦合意
外務省HP 平成27年(2015年)12月28日
日韓外相会談
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001667.html
<引用開始>
1(1)岸田外務大臣による発表は,以下のとおり。
日韓間の慰安婦問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,日本政府として,以下を申し述べる。
ア 慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している。
安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。
イ 日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。
ウ 日本政府は上記を表明するとともに,上記(イ)の措置を着実に実施するとの前提で,今回の発表により,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。あわせて,日本政府は,韓国政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。
(2)尹外交部長官による発表は,以下のとおり。
韓日間の日本軍慰安婦被害者問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,韓国政府として,以下を申し述べる。
ア 韓国政府は,日本政府の表明と今回の発表に至るまでの取組を評価し,日本政府が上記1.(1)(イ)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で,今回の発表により,日本政府と共に,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は,日本政府の実施する措置に協力する。
イ 韓国政府は,日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し,公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し,韓国政府としても,可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて,適切に解決されるよう努力する。
ウ 韓国政府は,今般日本政府の表明した措置が着実に実施されるとの前提で,日本政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。
2 なお,岸田大臣より,前述の予算措置の規模について,概ね10億円程度と表明した。
3 また,双方は,安保協力を始めとする日韓協力やその他の日韓間の懸案等についても短時間意見交換を行った。
<引用終わり>
(*4):加古の「前言撤回・新たな謝罪要求」の事例。ネット上にある情報
・個人BLOG 毘沙門天の隠れ家♪
2017-12-30 23:01:00付け記事
<韓国歴代大統領の「おかわり」の歴史>より抜粋引用
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12340491217.html(リンク貼り付け省略)
1965年6月
朴正煕 「国民の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決されたことを確認する」
1993年3月
金泳三 「従軍慰安婦問題に対し日本に物質的な補償は求めない方針だ」
1998年10月
金大中「韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい。自分が責任を持つ」
2006年4月
盧武鉉 「日本にこれ以上の新たな謝罪を求めない」
2008年1月
李明博 「日本に謝罪と反省は求めない」
2015年12月
朴槿恵「慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決された」
・個人BLOG harukanaumiの日記
2015-06-24付記事
<歴代韓国大統領の約束>より抜粋引用
http://d.hatena.ne.jp/harukanaumi/20150624(リンク貼り付け省略)
*歴代大統領の約束
1993.3 金泳三
河野談話を出せば賠償は求めない
1998.10 金大中
韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい
自分が責任を持つ
2004.4 盧武鉉
日本にこれ以上新たな謝罪を求めない
2008.1 李明博
日本に謝罪と反省は求めない
2009.8 韓国政府
対日補償要求は終了
<抜粋引用終わり>
(*5):以前の論考でも指摘したが、国家権力のうちの司法なり立法なりが、国家の事を考えずに「自分の責任範囲だけを考えて」しまうことは無責任なのである。
2018/11/03投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1046.html
(*6):日韓合意の中身は、以前に説明している。
2018/11/22投稿:
自分では解決する能力・意思がない韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1059.html
※日韓慰安婦合意の内容については、以前からタグ【今北産業慰安婦合意】の一連の投稿等にて説明している。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-category-6.html
※日韓慰安婦合意の誤解を拗らせてしまった方々への説明は「もっと平易にすべき」とのアドバイスをいただいたことからスタートさせたのが、タグ【今北産業慰安婦合意】のシリーズである。最初の1編は以下の通り「6」からスタートするが、基礎的知識がなくても分かる様に説明していくうちに「11」までの6編となってしまったものである。
2016/01/14投稿:
【コラム】「慰安婦」問題6 今北産業な方への説明
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-317.html
【ご参考】
※朴槿恵大統領時代の日韓首脳会談開催に関する韓国側の姿勢等
2015/12/30投稿:
【コラム】「慰安婦」問題4 Q&A
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-303.html
※慰安婦問題の当時の論点について
2016/01/14投稿:
【コラム】「慰安婦」問題5 論点の整理の為に
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-314.html
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<「韓国の反応」は相変わらずの「あの論法」その2>


副題:一発でウソと分かる話を臆面もなくしている韓国国会議長。「約束を守らない」を実行中の文在寅政権を相手に、我国が、そんな話に乗るとは本人も考えてはいないであろうから、別の意図があるパフォーマンスなのである。
次から次へと「朝鮮論法」(*1)の事例が出てくる。
今回の事例は、韓国国会の議長である文喜相が12月11日に外国メディア向けの記者会見での発言である。
朝日新聞の報道(*2)では、文喜相は「誠意のある謝罪さえあれば、10億円は問題ではない。1円もなくても解決できる」と発言したそうだ。
これを意訳すれば、「「誠意ある謝罪」をすれば御仕舞にする」、「金はいらない」であるが、知っての通り、後刻に「誠意がない」と韓国が勝手に認定して、「謝罪ではない、誠意ある謝罪をしろ!」とのMoving goalpost状態になるのである。
2015年12月28日の日韓慰安婦合意(*3)では「最終的かつ不可逆的な解決」を合意していながら、朴槿恵政権が退陣すると、韓国・文在寅政権は、その約束を無視して、蒸し返しを始めている。
その様な文在寅の特使として派遣されたのが、この文喜相である。
文在寅が大統領に就任したのは2017年5月10日。その一週間後の17日に特使として来日したのである。要するに、約束無視・条約反故をしている文在寅と「同じ穴の貉」なのである。
慰安婦問題だけに限定しても、「謝罪したら、これで終わりにする」という発言のはまったく信憑性がない事は明らかなのだが、韓国は慰安婦問題に限らず、必ずと言ってよい程に、この手の話をした後に、前言などなかったかの様に、謝罪を求めるし、謝罪があった後は、その「謝罪」を出発点にして賠償を求めてくるのである。
その事は、今や、多くの方々が共有している認識だと思う。
過去の、「前言撤回・新たな謝罪要求」の事例について以前調べたが、今から再度、確認するのも面倒なので、ネット上にある情報(*4)のうち、当方記憶と大差ないものをお借りして、以下に紹介する。
<韓国大統領の「謝罪と賠償」はオシマイ発言>
朴正煕:1965年6月 (日韓基本条約)
・「国民の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決されたことを確認する」
↓
全斗煥:「謝罪オシマイ」発言は特になし
↓
盧泰愚:「謝罪オシマイ」発言は特になし
↓
金泳三:1993年3月
・「従軍慰安婦問題に対し日本に物質的な補償は求めない方針だ」
↓
金大中:1998年10月
・「韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい。自分が責任を持つ」
↓
盧武鉉:2006年4月
・「日本にこれ以上の新たな謝罪を求めない」
↓
李明博:2008年1月
・「日本に謝罪と反省は求めない」
↓
朴槿恵:2015年12月(日韓慰安婦合意)
・「慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決された」
この様な、歴代の韓国大統領の「「謝罪と賠償」はオシマイ発言」は、次の政権、或いは、発言したご本人により、後日「なかったもの」とされ、毎回「「謝罪と賠償」が繰り返されるのである。
日韓関係に関心が薄い欧米メディや、過去のの様な経緯を知らない方々は、今回の文喜相の発言を鵜呑みにする危険性があるが、この様な「ウソツキの歴史」を知っている方々にとっては、「またウソを言ってやがる」という事が直観的に分かると思う。
実際、文喜相の言葉も、これら過去実績と違うという証拠はなにもない。
今回の論考は、そういう「御仕舞にすると言っていながら、どうぜ、また賠償って騒ぎだすんでしょ」という、「既に分かっている話」だけではない。
副題に書いた通り、「約束を守らない」を実行中の文在寅政権を相手に、我国が、そんな話に乗る事はあり得ず、そうであるにも関わらず、文喜相がこんな事を言っている、理由を分析する事が主題である。
結論を先に言ってしまえば、これは韓国人ウケするパフォーマンスである。
文喜相の言っている事は、そういう「「韓国人ウケ」の要素」が幾つか登場するもので、言っている相手は我国ではなく、国内向けであり、それを「海外メディアの記者会見」でやっている事で、より国内での評判を高めるのが狙いである。
「「韓国の反応」は相変わらずの「あの論法」その1」で指摘した様に、韓国伝統の「声闘」の一種として、この様な記者会見は認識されているのである。
「声闘」の勝敗は、ギャラリーの優劣判断で決まる。
そういう「ギャラリー」の中に「外国メディア」がいるという事で、「自分達が感じた優劣判断」を、外国メディアもしているという根拠なき確信を何故か持っており、そういう事をした文喜相は「難いイルボンをやっつけた」となってしまうのである。
文喜相が、会見で何を言ったのかを当該記事から抜き出し、「半島文化での意味」を付記するので見ていただきたい。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「韓国人の大部分が間違った交渉だったと判断している。慰安婦は同意しなかった」
<引用終わり>
↓
注目していただきたいのは、国会議長という一院制の韓国での「立法府の「ドップ」」である人物が、現実世界・国際社会での理を説くのではなく、国民に阿る立場で発言している点である。
「「国民情緒法」という最高法規」と揶揄される様に、大衆迎合主義を示さないと立場が危うくなるのであろう、韓国の政治家は、「韓国世論」という「空気・雰囲気」をかなり重視している。
しかし、それは衆愚政治が続くことを意味し、長期的には国民を不幸にするものでしかない。
同様、「慰安婦は同意しなかった」という発言も「国家間同意に慰安婦の同意が必要」だとの非常識なものだ。真相は「慰安婦合意に反対するダシに慰安婦の一部が反対している事を持ち出している」だけである。
この様な韓国での大衆迎合主義発言のメリットは、本当の事を言って糾弾されてしまうリスクを回避できることにある。
一方、そのデメリットは、民主主義原則の不履行や衆愚政治に陥るというもので、韓国の民主主義化が進まないこと、韓国社会が不幸へと転落するリスクが高まること等であるが、これらデメリットは韓国国家全部・国民全員に対して起こることであり、その不作為の罪を以て、現状で個人が糾弾される事態にはならないので、見て見ぬことで先送りされている。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「(安倍晋三首相の)誠意のある謝罪さえあれば、(日本が慰安婦財団に拠出した)10億円は問題ではない。1円もなくても解決できる」
<引用終わり>
↓
「偽りの土俵」を設定する論法である。
「誠意のある謝罪さえあれば、10億円は問題ではない。1円もなくても解決できる」という言い回しは、韓国側の設定である。あたかも我が国が「誠意ある謝罪から逃げている」、「金を出して御仕舞にしようとしている」との事実とは違うことが前提になっているものである。
この言い回しは、「悪辣な日本」、「道徳的に劣る日本」という、事実とは異なるものの韓国社会では「公理」になっている「道徳的に高い韓国人」という図式が示されており。韓国人一般の心の琴線を刺激するものとなっている。
実態は、日韓合意の合意事項の履行義務として我が国が「癒し財団」に運営資金を出したものなのだが、あたかも、我国が、この10億円を惜しんでいる様な言い回しになっているのである。
また、「誠意のある謝罪」というお得意の論法も用いられている。
「誠意ある謝罪」という概念には、客観的・科学的基準がない。
そういう曖昧な「基準」を提示するのは、「「誠意に有無」はウリ達が決めるニダ」というもので、その決定権を握ることで、「上の立場に立つ」という韓国・小中華思想に合致した方向性が出されているのである。
日韓慰安婦合意の内容が、「慰安婦の癒し」を目的にするとの「客観的・科学的基準」とは異なる基準を示しており、そういう事業を遂行する責務を韓国側が担い、その財団の事業運営資金の半分を日本側が出すというものなのだが、それは、韓国・小中華思想の視点から見れば、日本に対する決定権の放棄というマイナスと、事業運営を遂行するとの「下の者が働く・上の者は指示をする」という「下の者の立場に立った」というマイナスの2つで韓国人は「間違っている」と考えていると推定される。
従い「慰安婦合意の破棄」と「「誠意ある謝罪」との蒸し返し」は、韓国文化の視点で「望ましい」となってしまっているのだと推察される。
文喜相の言い回しは、この様に、韓国社会の文化的背景に合致しているのである。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「(韓国「最高裁」の判決は)「韓国人は誰もが受け入れるしかなく、異議は唱えない」
<引用終わり>
↓
この言い回しは「韓国人は「最高裁」判決を守る、法治主義を実践しているニダ」という意味である。
勿論、国交開始の基盤たる国家間の日韓基本条約に反する「判決」を出してしまう大衆迎合の韓国「最高裁」が国際常識を無視したいるとの根本問題には触れていない。
ここでも「韓国の道徳的優位性」「日本人は劣る」との事実とは違う韓国社会の「公理」が前提になっていることが分かるであろう。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「三権分立であり、司法の判決をひっくり返すことはできない」
<引用終わり>
↓
この発言をしている文喜相は国会議長であり、「立法府の人間」であるので、この様な「三権分立の一般論」を言って、その責任から逃れているのである。
以前の論考(*5)でも指摘したが、国家権力のうちの司法なり立法なりが、国家の事を考えずに「自分の責任範囲だけを考えて」しまうことは無責任なのである。
Thonk globaly Act. Localyという言葉がある様に、その発想がセクショナリズム・自己都合に陥っていては、碌な結果にならないのである。
特に、国家主権の遂行を担う司法のトップたる「最高裁」や立法府のトップたる「国会議長」が、このレベルなのである。
そういう問題なのだが、話が矮小化しているのである。
この手のTPOなり5W1Hを脇に置く論法は詐欺話で多用されるので注意が必要だ。
引用元の記事の最後の部分は今回の発言ではなく、文喜相が昨年(2017年)5月に文在寅の特使として来日した際の発言だ。
<文喜相の発言とされている部分を抜粋引用>
・「「合意をすぐに破棄したい、再交渉を求めたいということではない」
<引用終わり>
↓
これも典型的な朝鮮論法である。
「中身に入らない話法」とか「偽看板論法」と言われるものである。
「合意を破棄していません」との偽看板を掲げ、その実、合意の中身に反することをしている際に使われる論法である。
日韓合意の中身は、以前に説明している(*6)が、財団の解散などは明確なる合意違反であり、実質は合意破棄であるのだが、看板には「合意を破棄していません」と掲げ続けているというものだ。
これは「ベジタリアン」だと自称する人物が、ロースカツ定食を食っている様なものである。
「ベジタリアン」がどういうものかの中身は関係なく、ただ単に看板を掲げているだけで、やっている事は看板とは無関係というものだ。
「中身に入らない話法」は我国でも多々見られるが、韓国では、国会議長が、こういう論法を用いているのである。
今回は以上である。
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【文末脚注】
(*1)「朝鮮論法」と称している非論理的な論法の定義は、「「韓国の反応」は相変わらずの「あの論法」その1」にて記載しているので参照願いたい。
2018/12/12投稿:
「韓国の反応」は相変わらずの「あの論法」その1
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1071.html
(*2):朝日新聞の報道
朝日新聞デジタル 2018年12月13日16時05分
見出し:◆慰安婦問題、安倍首相の「謝罪で解決する」 韓国議長
https://www.asahi.com/articles/ASLDC5RWZLDCUHBI01W.html
○韓国の文喜相(ムンヒサン)国会議長は11日、外国メディア向けの記者会見で、日韓慰安婦合意について、「韓国人の大部分が間違った交渉だったと判断している。慰安婦は同意しなかった」と指摘した。「(安倍晋三首相の)誠意のある謝罪さえあれば、(日本が慰安婦財団に拠出した)10億円は問題ではない。1円もなくても解決できる」とも語った。
○文氏は合意に基づいて設立された財団の解散はやむを得ないとの考えを示した。一方、元徴用工への損害賠償を認めた大法院(最高裁)判決が人権問題などを考慮した結果だとしたうえで、「韓国人は誰もが受け入れるしかなく、異議は唱えない」と述べた。「三権分立であり、司法の判決をひっくり返すことはできない」と立法府として介入しない考えも示した。
○文氏は韓日議連の元会長。昨年5月、文在寅(ムンジェイン)大統領の特使として訪日した際に安倍首相らと会談し、日韓慰安婦合意について「合意をすぐに破棄したい、再交渉を求めたいということではない」と語っていた。(ソウル=牧野愛博)
<引用終わり>
(*3):2015年12月28日の日韓慰安婦合意
外務省HP 平成27年(2015年)12月28日
日韓外相会談
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001667.html
<引用開始>
1(1)岸田外務大臣による発表は,以下のとおり。
日韓間の慰安婦問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,日本政府として,以下を申し述べる。
ア 慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している。
安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。
イ 日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。
ウ 日本政府は上記を表明するとともに,上記(イ)の措置を着実に実施するとの前提で,今回の発表により,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。あわせて,日本政府は,韓国政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。
(2)尹外交部長官による発表は,以下のとおり。
韓日間の日本軍慰安婦被害者問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,韓国政府として,以下を申し述べる。
ア 韓国政府は,日本政府の表明と今回の発表に至るまでの取組を評価し,日本政府が上記1.(1)(イ)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で,今回の発表により,日本政府と共に,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は,日本政府の実施する措置に協力する。
イ 韓国政府は,日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し,公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し,韓国政府としても,可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて,適切に解決されるよう努力する。
ウ 韓国政府は,今般日本政府の表明した措置が着実に実施されるとの前提で,日本政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。
2 なお,岸田大臣より,前述の予算措置の規模について,概ね10億円程度と表明した。
3 また,双方は,安保協力を始めとする日韓協力やその他の日韓間の懸案等についても短時間意見交換を行った。
<引用終わり>
(*4):加古の「前言撤回・新たな謝罪要求」の事例。ネット上にある情報
・個人BLOG 毘沙門天の隠れ家♪
2017-12-30 23:01:00付け記事
<韓国歴代大統領の「おかわり」の歴史>より抜粋引用
https://ameblo.jp/2013kanyon17/entry-12340491217.html(リンク貼り付け省略)
1965年6月
朴正煕 「国民の請求権に関する問題が完全かつ最終的に解決されたことを確認する」
1993年3月
金泳三 「従軍慰安婦問題に対し日本に物質的な補償は求めない方針だ」
1998年10月
金大中「韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい。自分が責任を持つ」
2006年4月
盧武鉉 「日本にこれ以上の新たな謝罪を求めない」
2008年1月
李明博 「日本に謝罪と反省は求めない」
2015年12月
朴槿恵「慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決された」
・個人BLOG harukanaumiの日記
2015-06-24付記事
<歴代韓国大統領の約束>より抜粋引用
http://d.hatena.ne.jp/harukanaumi/20150624(リンク貼り付け省略)
*歴代大統領の約束
1993.3 金泳三
河野談話を出せば賠償は求めない
1998.10 金大中
韓国政府は過去の問題を持ち出さないようにしたい
自分が責任を持つ
2004.4 盧武鉉
日本にこれ以上新たな謝罪を求めない
2008.1 李明博
日本に謝罪と反省は求めない
2009.8 韓国政府
対日補償要求は終了
<抜粋引用終わり>
(*5):以前の論考でも指摘したが、国家権力のうちの司法なり立法なりが、国家の事を考えずに「自分の責任範囲だけを考えて」しまうことは無責任なのである。
2018/11/03投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感2
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1046.html
(*6):日韓合意の中身は、以前に説明している。
2018/11/22投稿:
自分では解決する能力・意思がない韓国
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1059.html
※日韓慰安婦合意の内容については、以前からタグ【今北産業慰安婦合意】の一連の投稿等にて説明している。
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-category-6.html
※日韓慰安婦合意の誤解を拗らせてしまった方々への説明は「もっと平易にすべき」とのアドバイスをいただいたことからスタートさせたのが、タグ【今北産業慰安婦合意】のシリーズである。最初の1編は以下の通り「6」からスタートするが、基礎的知識がなくても分かる様に説明していくうちに「11」までの6編となってしまったものである。
2016/01/14投稿:
【コラム】「慰安婦」問題6 今北産業な方への説明
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-317.html
【ご参考】
※朴槿恵大統領時代の日韓首脳会談開催に関する韓国側の姿勢等
2015/12/30投稿:
【コラム】「慰安婦」問題4 Q&A
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-303.html
※慰安婦問題の当時の論点について
2016/01/14投稿:
【コラム】「慰安婦」問題5 論点の整理の為に
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-314.html
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