わざわざ新日鉄住金本社に押し掛ける韓国側原告ら
- 2018/11/13
- 20:10
わざわざ新日鉄住金本社に押し掛ける韓国側原告ら

副題:この様なパフォーマンスをする実効的な意味はない。国家主権の概念もなく、国家間で問題化しているにも関わらず、この様な行動を起こすのは、韓国文化に基づくものであろう。
昼休みに何気なくネットでニュースを読んでいたら、「元徴用工問題で原告側 新日鉄住金本社訪れ賠償要請」との見出しのYahoo(テレ朝news)記事に遭遇した。(*1)
その記事に対する第一印象は、「わざわざ日本の本社に来るなんてのは無用な動きだな」、「でも、韓国人は、この手のパフォーマンスがをする人達だからなぁ」である。
何故なら、韓国国内に於いては、最高裁判決という「錦の御旗」を原告側は手に入れており、韓国国内では、司法の最終判断の執行を求めるだけで良いからだ。
また、この判決が国際問題化していることは原告達が知らない訳はなく、日韓両主権国家間の懸案事項になっているのだから、その解決は、両国の外交問題を担当する両国行政府間で行う問題になっており、韓国の原告が出る幕ではない状態だ。
この様な状態なのだから、「わざわざ日本の本社に来るなんてのは無用な動きだな」と感じたものである。
そして同時に、そうであるにも関わらず、この様な行動に出ているのだから、韓国の文明的背景に思いが及び、「でも、韓国人は、この手のパフォーマンスをする人達だからなぁ」となったのである。
韓国社会の規範は「序列」であり「上下関係」が基本であることは、前回の論考で述べた通りである。
そして同時に、「上の者が言う事を下の者が実行する」との韓国社会の規範が捻じれて「実行する側が下」との奇妙な理解になっているのである。
今回、韓国側の原告は、韓国国内に於いては、最高裁判決という「錦の御旗」を原告側は手に入れているので、その事を韓国文化に則り理解すれは、「俺達が上、被告は下」となり、被告は「平伏して言う事をきく存在」となる。
近代司法では、そんな事は想定されておらず、対象となる事象に限って言い分が違う両者に対して裁定を行うものであるのだが、韓国では違っている様だ。
「被害者として確定的に裁判に勝ったらor勝てたら「最強の存在」となる」韓国の事例をご存じの事だと思う。
中古フェリーの沈没事件の遺族とかをニュースで見たことがあると思う。
逆に、「加害者として裁判等に負けたら「最底辺の存在」となり誰しもから罵倒される」こともニュースで知っているであろう。
前大統領の朴槿恵などは、その典型であろうし、「敗戦国・日本」に対する韓国人の態度などからご存じの事と思う。「溺れている犬は棒で叩け」なるおぞましい話が流通している社会なのである。
我々日本人の感覚すれば、実に奇妙な現象なのだが、異文化の地に於ける事象を自分の文化を背景に正邪判断してはいけないのである。
我国文化の場合、「すみません」との謝罪の言葉は、むしろ対等互恵の関係の中での礼儀であり、「すみません」と言われたからと言って、それに対する過大な要求をすることは、逆に失礼だとする文化である。
そういう文化を背景にした判断は、以降に大きな「認識違い」を発生させる。
とは言え、韓国人は、韓国国内で通用している「韓国社会での規範」を以て対日関係を考えるので国際標準とは大きく異なる事になってしまうのである。
今回の韓国での「徴用工「最高裁」判決」に対して、我国は、過去の過ちの反省から適切な対応をした。
「過去の過ち」とは、虚偽・捏造に基づく「「従軍」慰安婦」への対応間違いのことである。
今回は、先ず河野外相が「徴用工問題は「100%韓国側の責任」」である旨を判決直後の11月1日に発言している。
また、「韓国側がこの問題を重視していないということが見受けられる」(*2)、「韓国側から『お互いに知恵を出そう』という話があったが、百パーセント韓国側の責任において考えることだ」(*3)とも正鵠を射る発言をしている。
同時に、同じ11月1日に安倍首相は、「徴用工ではなくて募集に応じた労働者」である旨を発言している。(*4)
河野外相、安倍首相の役割分担した2つの視点での対応は実に適切である。
河野外相の発言は、今回の問題が「日韓間の国交樹立に際しての条約の問題である」とする外務大臣としての役割部分に対しての発言であり、また、安倍首相の「原告4人が徴用ではなく募集に応じた労働者だった」ことの指摘は、慰安婦「問題」での韓国のMoving goalpost策である「「韓国側の設定」という土俵での議論」を防止する為には有用な指摘である。
「「従軍」慰安婦」への対応の際は、ジープだヘリだのと朝鮮戦争時の米軍の慰安婦だった人物が時空を超えて、「「従軍」慰安婦」になってしまうなどの「そもそも」が史実と合致していないのに、まともな調査・検証もなく対応した宮沢内閣・河野洋平官房長官の拙速・愚策があり、その河野洋平が自民党総裁だった時の自社野合政権の村山がナンチャラ助成基金で韓国側に金を貢いだりと、「韓国側の設定」に乗り、国益を毀損し続けた。
そういう過去の過ちを繰り返さなかった現在の政府は頼もしい。
一方、韓国「最高裁」の判決から約2週間が経過しているが、もう既に、様々な「「韓国側の設定」という偽土俵での議論」が提示されている。この様な話は、情報戦として提示されているので注意が必要だ。
「「韓国側の設定」という偽土俵での議論」の特徴は、我国で起こされた、この手の訴訟の尽くが原告敗訴となっている事実が示されないか、軽く扱われていることであり、もっぱら「韓国側の視点」で語られていることだ。
韓国の国家主権下での韓国「最高裁」の判決は、韓国国内の問題である。
そうであるにも関わらず、新日鉄住金の東京にある本社に押し掛け、あたかも、韓国司法の判決が我が国に於いても有効であるかの様に振る舞う。
そういう「偽土俵」、「韓国側視点」を実例を以て紹介しておく。
韓国「最高裁」の判決がどの様なものかは、朝鮮語も諺文も解さない当方は一次資料を自身で確認することは出来ないので、二次資料でも仕方がないと和文または英文のその他の情報を探した。
その結果、「2018.10.30新日鉄住金事件大法院判決(仮訳)」(*5)とのPDFファイルを発見した。その2頁目から48頁目にある判決理由を読んでみたのだが、案の定の内容であった。
日本人が書いた判決文を読むことには、理解に悩む事はあっても読むこと自体にそれ程の苦痛を感じてこなかったのだが、韓国「最高裁」判決の判決理由の40数頁は読むことには大いに苦痛であった。
苦痛の原因は大きくは3つである。
先ず、1つ目は、その出だしからが「韓国側の設定する歴史」であり、それを以て「基本的事実関係」としている事である。
その中には「日本国王」との単語があり、そういう国際慣例を無視した韓国国内だけで通用する「韓国側の設定」に満ち溢れたものである。
仮に日本が、韓国大統領のことを「半島酋長」と呼称したら、韓国側は激怒するだろうと想定されるが、我国は、国際慣例に則り他国の元首を呼称しているので、そんな事は発生しない。そうであるのも関わらず、韓国側は判決理由の冒頭近くで平気でこんな語句を使用しているのである。
この様な歪んだ目で「基本的事実関係」が書かれているので、多くの部分で「それ違う」という記述がみられる。
2つ目としては、「基本的事実関係」の記載内容が、それ以降に書かれた「判断」との関連性がなく、「論理立て」を把握することが難解であることだ。
こういう事を書くと、あたかも、まともな「論理立て」があるかの様に聞こえてしまうのだが、実際のところは「基本的事実関係」を「斜め上の屁理屈」である「韓国側の設定」で捻じ曲げ、事実を覆し、新日鉄住金有罪へと導いているのである。
数行の文書だけでは、ちょっと分かり難いので、同判決理由から、その部分を幾つか抜粋して紹介する。
<韓国「最高裁」判決の仮訳から抜粋引用>(<>内解説付記は引用者)
【2.11頁中段】(前略)原告ら<元朝鮮人出稼ぎ労働者4人>が主張する被告<新日鉄住金>に対する損害賠償請求権は、請求権協定の適用対象に含まれるとはいえない。その理由は以下のとおりである。
(1)まず、本件で問題となる原告らの損害賠償請求権は日本政府の韓半島に対する不法な植民支配および侵略戦争の遂行と直結した日本企業の反人道的な不法行為を前提とする強制動員被害者の日本企業に対する慰謝料請求権(以下「強制動員慰謝料請求権」という)であるという点を明確にしておかなければならない。原告らは被告に対して未払賃金や補償金を請求しているのではなく、上記のような慰謝料を請求しているのである。
【3.11頁下段】(前略)日本政府は日中戦争や太平洋戦争など不法な侵略戦争の遂行過程において基幹軍需事業体である日本の製鉄所に必要な労働力を確保するために長期的な計画をたてて組織的に労働力を動員し、(後略)
【4.12頁上段】(前略)原告らは、当時韓半島と韓国民らが日本の不法で暴圧的な支配を受けていた状況において(中略)日本政府と旧日本製鉄の上記のような組織的な欺罔により動員されたと見るのが妥当である。(後略)
【5.12頁中段】(前略)旧日本製鉄の原告らに対する行為は、当時の日本政府の韓半島に対する不法な植民支配および侵略戦争の遂行と直結した反人道的な不法行為に該当し、このような不法行為によって原告らが精神的苦痛を受けたことは経験則上明白である。(後略)
<抜粋引用終わり>
お読みいただければお分かりのことだと思う。この様な「斜め上の屁理屈」である「韓国側の設定」で事実を捻じ曲げ、覆し、新日鉄住金有罪へと導いているのである。
以前の論考(*6)で明示した「韓国側の設定」が、この判決の基礎的認識になっていることが分かるであろう。
また、判決文は、ご丁寧にも、我国での判決を、これら「韓国側の設定」での「歴史」を以て「日本判決をそのまま承認するのは大韓民国の善良な風俗やその他の社会秩序に違反するもの」だとしており、小中華思想での日本差別(*7)を丸出しにしている事も分かるであろう。
<韓国「最高裁」判決の仮訳から抜粋引用>
【1.10頁中段】差戻し後の原審は、その判示のような理由をあげ、亡訴外人、原告2が本件訴訟の前に日本において被告に対して訴訟を提起し、本件日本判決で敗訴し確定したとしても、本件日本判決が日本の韓半島と韓国人に対する植民支配が合法的であるという規範的認識を前提に日帝の「国家総動員法」と「国民徴用令」を韓半島と亡訴外人、原告2に適用することが有効であると評価した以上、このような判決理由が含まれる本件日本判決をそのまま承認するのは大韓民国の善良な風俗やその他の社会秩序に違反するものであり、したがって我が国で本件日本判決を承認してその効力を認めることはできないと判断した。
このような差戻し後の原審の判断は、差戻判決の趣旨にしたがうものであって、 そこに上告理由が主張するような外国判決承認要件としての公序良俗違反に関する法理の誤解等の違法はない。
<抜粋引用終わり>
史実の朝鮮併合は、朝鮮半島の自国化である。
一方、「韓国側の設定」での「歴史」は、まともな意見を言うことで知られる鄭大均教授によれば、「韓国では、日韓が併合して日本を構成していた事を教えていないために、ドイツ占領下のフランスの様に、韓国が日本により占領されていたと韓国人は思っています」なのだそうで、まったくに史実と異なっている。
この事は、上記した以前の論考でも「シャルル・ド・ゴール亡命政府をパクった「上海臨時政府」」として指摘済だ。
判決文の判決理由なのだから、その判決に至る論理立てが書かれていなければ、それは判決文として成り立たない。
韓国「最高裁」の判決文で採用されている「論理」が、史実とは異なる韓国が創作したウリナラファンタジーの「歴史」に依拠しているのだから、成り立っていないのである。
その「成り立っていない判決文」を読んでいるのだから、苦痛を感じるのは当然の事である。
3つ目の「苦痛を感じた理由」は、各判事(大法官)の「個別意見」がダラダラと長過ぎだからだ。
韓国「最高裁」判決の仮訳は、PDFファイルで50頁あるが、判決理由が書かれているのは2頁から17頁中段までの16頁である。一方、各判事の「個別意見」が書かれているのは、17頁中段以降から第48頁迄の32頁である。個別意見の方が2倍もあるのである。
我国裁判の判決文にも傍論は書かれており、それを否定するものではない。
「何が、どの程度、その様に書かれているのか」が問題なのだが、韓国マスコミの記事と同様に「俺、知識あるから」と無駄に文章が長くなっているのとの特徴が出ており、また、記述されていることが結論と、どの様に関連してくるのかが曖昧模糊としている部分もあり、そういう点が苦痛であった。
勿論、なかには納得性がある記述もあるのだが、全体的には「長すぎる韓国紙の記事」と同等だと感じた次第である。
48頁と49頁にわたって記載がある13人の判事のうち、8人が何等かの個別意見を述べており、それが32頁もの文書量になっているのである。
当方が読んだのは、日本語仮訳であり、漢字かな交じり文であるのだが、原文は諺文であろうと想定されるので、これを全部カナ文字で読むとしたら、「論旨の把握」は、もっと難しくなると思われる。
元の判決文が、こんな感じなので、分かり難いと思うので、最後にこの判決での特徴的な部分・注意点を箇条書きにしておく。
1)韓国「最高裁」の判決文では、原告らのことを「徴用工」とは呼称しておらず、「強制動員被害者」としている。
↓
ここで、「そうか、徴用工じゃないんだ。その上での判決だったら安倍首相の「募集で来た」との指摘は的外れ」と考えた方は、既に「韓国側の設定」の術中に嵌っている。
募集で働きに来たのであるが、その労働環境がブラックだからとか、途中で徴用されたとかの「理由」で「「強制」動員」との言葉が入っているのである。
募集で超接半島から来た労働者は、普通は「出稼ぎ労働者」とか「本土渡航労働者」と呼称することが相応しいのに、「強制動員被害者」としている点が注意点である。
2)「未払賃金の請求」ではなく「慰謝料請求」だとしている。
↓
これは、「「未払賃金の請求」だと日韓基本条約・請求権協定と真っ向からバッティングするので、「慰藉料の請求権は日韓基本条約で解決していない」という理屈を以て、「日本有罪」をする為に仕掛けである。
また、「慰藉料を請求できる理由」などは、上記した様に、の労働環境がブラックだからとか、途中で徴用されたとかを「理由」として、それは「日本の不法で暴圧的な支配を受けていた状況」の具体例だとの「韓国側の設定」の上に築かれた「お話」である。
3)日韓基本条約条約・請求権協定で「総てが解決していない」との理屈を示している。
↓
要するに日韓基本条約・請求権協定を否定しなければ、韓国人原告の主張を退けざるを得ないからの後付け論法である。
日韓基本条約条約・請求権協定で「完全かつ最終的に解決されるもの」との合意内容に対して、半世紀が経過した現在、「○○は、日韓基本条約条約・請求権協定の範囲に入っていない」とする話を延々としているのである。
そして、その際の「理屈」が先に説明した、史実とは異なる韓国が創作したウリナラファンタジーの「歴史」に依拠するものである。
こんな、読むのに苦痛を感じる韓国「最高裁」の判決文など読む人は、「変人の類」であろう。(自虐)
一方、韓国マスコミや我国マスコミは「徴用工」との文言で、韓国「最高裁」の判決を報じており、同時に、我国企業が敗訴したことを報じているので、実際のところとは違う印象を持ってしまうリスクがある。
そういう状態で、わざわざ日本で、あんなパフォーマンスをしているのである。
幸にして、今の政権は、宮沢・河野洋平や自社野合の村山・河野洋平ではないので、韓国相手の対応を適切にしており、安心している。
しかし、国民側が、これをちゃんと理解した上で考えないと、3年後に安倍政権が満了して以降、あの「「従軍」慰安婦」による攻勢と同様の事が「徴用工」で再発しかねないと心配している。
新日鉄住金本社に訪問するパフォーマンスを報じる記事を見て、そんな事を考えた次第である。
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【文末脚注】
(*1):Yahooニュースのテレ朝news
テレ朝news 11/12(月) 10:30配信・最終更新:11/12(月) 12:29
見出し:◆元徴用工問題で原告側 新日鉄住金本社訪れ賠償要請
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181112-00000012-ann-bus_all
記事:○戦時中に日本企業に強制労働させられたとする、いわゆる徴用工を巡る韓国最高裁の判決を受け、原告側の支援団体が東京の新日鉄住金本社を訪れて賠償命令に応じるよう求めました。
○原告側の通訳:「一日も早く、判決に従って新日鉄住金は(賠償命令を)履行してほしいと思います」
○韓国の最高裁は先月、新日鉄住金に対して元徴用工の4人に合わせて4000万円を支払うよう命じました。これに対し、日本政府は「1965年の日韓請求権協定で解決済みだ」として応じるべきではないとしています。原告側の弁護士や支援団体は12日午前に東京の新日鉄住金の本社を訪れ、賠償命令に応じるよう申し入れました。新日鉄住金は態度を明らかにせず、「適切に対応するとしか言えない」としています。
<引用終わり>
(*2):「韓国側がこの問題を重視していないということが見受けられる」との指摘は実に適切である。
2018/11/03投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感2
<日韓基本条約否定が韓国にとって致命的な痛手になることを韓国は分かっているのか?>
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1046.html
(*3):「韓国側から『お互いに知恵を出そう』という話があったが、百パーセント韓国側の責任において考えることだ」との発言は、韓国文化を踏まえたもので、実に適切である。
2018/11/12投稿:
「日韓断交」で韓国を楽な立場にしてあげたいのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1051.html
(*4):安倍首相は、「徴用工ではなくて募集に応じた労働者」である旨を発言している事は実に適切である。
産経新聞 2018.11.1 11:26
見出し:◆元徴用工判決 首相「毅然と対応」 衆院予算委で
https://www.sankei.com/politics/news/181101/plt1811010006-n1.html
記事:○安倍晋三首相は1日午前の衆院予算委員会で、韓国の元徴用工をめぐる訴訟で韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた判決に関し「政府としては国際裁判も含めあらゆる選択肢を視野に入れて毅然(きぜん)として対応していく」と述べ、国際司法裁判所(ICJ)への提訴もあり得るとの考えを示した。
○首相は判決の原告4人が徴用ではなく募集に応じた労働者だったと説明した上で「この問題は1965(昭和40)年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決している。判決は国際法に照らせばあり得ない判断だ」と重ねて批判した。
○また、国際観艦式で韓国海軍から自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛を求められた問題や、韓国国会議員の竹島(島根県隠岐の島町)上陸を踏まえ「未来志向の日韓関係構築に向けて協力することを確認したにもかかわらず、逆行する動きが続いていることは大変遺憾だ」と重ねて懸念を示した。「困難な諸課題をマネージするには韓国側の尽力も必要不可欠だ」とも語り、韓国側の前向きな取り組みを求めた。自民党の岸田文雄政調会長への答弁。
○この日の衆院予算委は首相と全閣僚が出席し、北海道の地震などの災害復旧費を盛り込んだ平成30年度第1次補正予算案の基本的質疑を行った。午後は立憲民主党が片山さつき地方創生担当相ら新閣僚の「政治とカネ」疑惑を取り上げる。与野党は2日に基本的質疑と締めくくり質疑を行い、採決する日程で合意。補正予算案は同日中に衆院を通過する運びだ。
<引用終わり>
(*5):「2018.10.30新日鉄住金事件大法院判決(仮訳)」とのPDFファイル
http://justice.skr.jp/koreajudgements/12-5.pdf?fbclid=IwAR052r4iYHUgQAWcW0KM3amJrKH-QPEMrH5VihJP_NAJxTxWGw4PlQD01Jo
※参照サイトは、今回の韓国での判決を国際裁判所の場に持っていっても「日本が負ける」と称している弁護士のサイトだが、この仮訳しか見つけられていないので、紹介している。
【ご参考】
<日韓基本条約>
日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/A-S40-237.pdf
※大きなPDFファイル・スマホの方は要注意
<日韓請求権・経済協力協定>
財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/A-S40-293_1.pdf
※大きなPDFファイル・スマホの方は要注意
(*6):「韓国側の設定」に関する以前の論考
2018/11/06投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感4(韓国側の設定)
<視点その4:韓国が対日外交で見せる異常さは、虚偽と捏造に塗れた「韓国側の設定」が影響しているのではないか?>
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1048.html
(*7):「小中華思想での日本差別」に関する以前の論考
2018/11/08投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感5Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1049.html
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副題:この様なパフォーマンスをする実効的な意味はない。国家主権の概念もなく、国家間で問題化しているにも関わらず、この様な行動を起こすのは、韓国文化に基づくものであろう。
昼休みに何気なくネットでニュースを読んでいたら、「元徴用工問題で原告側 新日鉄住金本社訪れ賠償要請」との見出しのYahoo(テレ朝news)記事に遭遇した。(*1)
その記事に対する第一印象は、「わざわざ日本の本社に来るなんてのは無用な動きだな」、「でも、韓国人は、この手のパフォーマンスがをする人達だからなぁ」である。
何故なら、韓国国内に於いては、最高裁判決という「錦の御旗」を原告側は手に入れており、韓国国内では、司法の最終判断の執行を求めるだけで良いからだ。
また、この判決が国際問題化していることは原告達が知らない訳はなく、日韓両主権国家間の懸案事項になっているのだから、その解決は、両国の外交問題を担当する両国行政府間で行う問題になっており、韓国の原告が出る幕ではない状態だ。
この様な状態なのだから、「わざわざ日本の本社に来るなんてのは無用な動きだな」と感じたものである。
そして同時に、そうであるにも関わらず、この様な行動に出ているのだから、韓国の文明的背景に思いが及び、「でも、韓国人は、この手のパフォーマンスをする人達だからなぁ」となったのである。
韓国社会の規範は「序列」であり「上下関係」が基本であることは、前回の論考で述べた通りである。
そして同時に、「上の者が言う事を下の者が実行する」との韓国社会の規範が捻じれて「実行する側が下」との奇妙な理解になっているのである。
今回、韓国側の原告は、韓国国内に於いては、最高裁判決という「錦の御旗」を原告側は手に入れているので、その事を韓国文化に則り理解すれは、「俺達が上、被告は下」となり、被告は「平伏して言う事をきく存在」となる。
近代司法では、そんな事は想定されておらず、対象となる事象に限って言い分が違う両者に対して裁定を行うものであるのだが、韓国では違っている様だ。
「被害者として確定的に裁判に勝ったらor勝てたら「最強の存在」となる」韓国の事例をご存じの事だと思う。
中古フェリーの沈没事件の遺族とかをニュースで見たことがあると思う。
逆に、「加害者として裁判等に負けたら「最底辺の存在」となり誰しもから罵倒される」こともニュースで知っているであろう。
前大統領の朴槿恵などは、その典型であろうし、「敗戦国・日本」に対する韓国人の態度などからご存じの事と思う。「溺れている犬は棒で叩け」なるおぞましい話が流通している社会なのである。
我々日本人の感覚すれば、実に奇妙な現象なのだが、異文化の地に於ける事象を自分の文化を背景に正邪判断してはいけないのである。
我国文化の場合、「すみません」との謝罪の言葉は、むしろ対等互恵の関係の中での礼儀であり、「すみません」と言われたからと言って、それに対する過大な要求をすることは、逆に失礼だとする文化である。
そういう文化を背景にした判断は、以降に大きな「認識違い」を発生させる。
とは言え、韓国人は、韓国国内で通用している「韓国社会での規範」を以て対日関係を考えるので国際標準とは大きく異なる事になってしまうのである。
今回の韓国での「徴用工「最高裁」判決」に対して、我国は、過去の過ちの反省から適切な対応をした。
「過去の過ち」とは、虚偽・捏造に基づく「「従軍」慰安婦」への対応間違いのことである。
今回は、先ず河野外相が「徴用工問題は「100%韓国側の責任」」である旨を判決直後の11月1日に発言している。
また、「韓国側がこの問題を重視していないということが見受けられる」(*2)、「韓国側から『お互いに知恵を出そう』という話があったが、百パーセント韓国側の責任において考えることだ」(*3)とも正鵠を射る発言をしている。
同時に、同じ11月1日に安倍首相は、「徴用工ではなくて募集に応じた労働者」である旨を発言している。(*4)
河野外相、安倍首相の役割分担した2つの視点での対応は実に適切である。
河野外相の発言は、今回の問題が「日韓間の国交樹立に際しての条約の問題である」とする外務大臣としての役割部分に対しての発言であり、また、安倍首相の「原告4人が徴用ではなく募集に応じた労働者だった」ことの指摘は、慰安婦「問題」での韓国のMoving goalpost策である「「韓国側の設定」という土俵での議論」を防止する為には有用な指摘である。
「「従軍」慰安婦」への対応の際は、ジープだヘリだのと朝鮮戦争時の米軍の慰安婦だった人物が時空を超えて、「「従軍」慰安婦」になってしまうなどの「そもそも」が史実と合致していないのに、まともな調査・検証もなく対応した宮沢内閣・河野洋平官房長官の拙速・愚策があり、その河野洋平が自民党総裁だった時の自社野合政権の村山がナンチャラ助成基金で韓国側に金を貢いだりと、「韓国側の設定」に乗り、国益を毀損し続けた。
そういう過去の過ちを繰り返さなかった現在の政府は頼もしい。
一方、韓国「最高裁」の判決から約2週間が経過しているが、もう既に、様々な「「韓国側の設定」という偽土俵での議論」が提示されている。この様な話は、情報戦として提示されているので注意が必要だ。
「「韓国側の設定」という偽土俵での議論」の特徴は、我国で起こされた、この手の訴訟の尽くが原告敗訴となっている事実が示されないか、軽く扱われていることであり、もっぱら「韓国側の視点」で語られていることだ。
韓国の国家主権下での韓国「最高裁」の判決は、韓国国内の問題である。
そうであるにも関わらず、新日鉄住金の東京にある本社に押し掛け、あたかも、韓国司法の判決が我が国に於いても有効であるかの様に振る舞う。
そういう「偽土俵」、「韓国側視点」を実例を以て紹介しておく。
韓国「最高裁」の判決がどの様なものかは、朝鮮語も諺文も解さない当方は一次資料を自身で確認することは出来ないので、二次資料でも仕方がないと和文または英文のその他の情報を探した。
その結果、「2018.10.30新日鉄住金事件大法院判決(仮訳)」(*5)とのPDFファイルを発見した。その2頁目から48頁目にある判決理由を読んでみたのだが、案の定の内容であった。
日本人が書いた判決文を読むことには、理解に悩む事はあっても読むこと自体にそれ程の苦痛を感じてこなかったのだが、韓国「最高裁」判決の判決理由の40数頁は読むことには大いに苦痛であった。
苦痛の原因は大きくは3つである。
先ず、1つ目は、その出だしからが「韓国側の設定する歴史」であり、それを以て「基本的事実関係」としている事である。
その中には「日本国王」との単語があり、そういう国際慣例を無視した韓国国内だけで通用する「韓国側の設定」に満ち溢れたものである。
仮に日本が、韓国大統領のことを「半島酋長」と呼称したら、韓国側は激怒するだろうと想定されるが、我国は、国際慣例に則り他国の元首を呼称しているので、そんな事は発生しない。そうであるのも関わらず、韓国側は判決理由の冒頭近くで平気でこんな語句を使用しているのである。
この様な歪んだ目で「基本的事実関係」が書かれているので、多くの部分で「それ違う」という記述がみられる。
2つ目としては、「基本的事実関係」の記載内容が、それ以降に書かれた「判断」との関連性がなく、「論理立て」を把握することが難解であることだ。
こういう事を書くと、あたかも、まともな「論理立て」があるかの様に聞こえてしまうのだが、実際のところは「基本的事実関係」を「斜め上の屁理屈」である「韓国側の設定」で捻じ曲げ、事実を覆し、新日鉄住金有罪へと導いているのである。
数行の文書だけでは、ちょっと分かり難いので、同判決理由から、その部分を幾つか抜粋して紹介する。
<韓国「最高裁」判決の仮訳から抜粋引用>(<>内解説付記は引用者)
【2.11頁中段】(前略)原告ら<元朝鮮人出稼ぎ労働者4人>が主張する被告<新日鉄住金>に対する損害賠償請求権は、請求権協定の適用対象に含まれるとはいえない。その理由は以下のとおりである。
(1)まず、本件で問題となる原告らの損害賠償請求権は日本政府の韓半島に対する不法な植民支配および侵略戦争の遂行と直結した日本企業の反人道的な不法行為を前提とする強制動員被害者の日本企業に対する慰謝料請求権(以下「強制動員慰謝料請求権」という)であるという点を明確にしておかなければならない。原告らは被告に対して未払賃金や補償金を請求しているのではなく、上記のような慰謝料を請求しているのである。
【3.11頁下段】(前略)日本政府は日中戦争や太平洋戦争など不法な侵略戦争の遂行過程において基幹軍需事業体である日本の製鉄所に必要な労働力を確保するために長期的な計画をたてて組織的に労働力を動員し、(後略)
【4.12頁上段】(前略)原告らは、当時韓半島と韓国民らが日本の不法で暴圧的な支配を受けていた状況において(中略)日本政府と旧日本製鉄の上記のような組織的な欺罔により動員されたと見るのが妥当である。(後略)
【5.12頁中段】(前略)旧日本製鉄の原告らに対する行為は、当時の日本政府の韓半島に対する不法な植民支配および侵略戦争の遂行と直結した反人道的な不法行為に該当し、このような不法行為によって原告らが精神的苦痛を受けたことは経験則上明白である。(後略)
<抜粋引用終わり>
お読みいただければお分かりのことだと思う。この様な「斜め上の屁理屈」である「韓国側の設定」で事実を捻じ曲げ、覆し、新日鉄住金有罪へと導いているのである。
以前の論考(*6)で明示した「韓国側の設定」が、この判決の基礎的認識になっていることが分かるであろう。
また、判決文は、ご丁寧にも、我国での判決を、これら「韓国側の設定」での「歴史」を以て「日本判決をそのまま承認するのは大韓民国の善良な風俗やその他の社会秩序に違反するもの」だとしており、小中華思想での日本差別(*7)を丸出しにしている事も分かるであろう。
<韓国「最高裁」判決の仮訳から抜粋引用>
【1.10頁中段】差戻し後の原審は、その判示のような理由をあげ、亡訴外人、原告2が本件訴訟の前に日本において被告に対して訴訟を提起し、本件日本判決で敗訴し確定したとしても、本件日本判決が日本の韓半島と韓国人に対する植民支配が合法的であるという規範的認識を前提に日帝の「国家総動員法」と「国民徴用令」を韓半島と亡訴外人、原告2に適用することが有効であると評価した以上、このような判決理由が含まれる本件日本判決をそのまま承認するのは大韓民国の善良な風俗やその他の社会秩序に違反するものであり、したがって我が国で本件日本判決を承認してその効力を認めることはできないと判断した。
このような差戻し後の原審の判断は、差戻判決の趣旨にしたがうものであって、 そこに上告理由が主張するような外国判決承認要件としての公序良俗違反に関する法理の誤解等の違法はない。
<抜粋引用終わり>
史実の朝鮮併合は、朝鮮半島の自国化である。
一方、「韓国側の設定」での「歴史」は、まともな意見を言うことで知られる鄭大均教授によれば、「韓国では、日韓が併合して日本を構成していた事を教えていないために、ドイツ占領下のフランスの様に、韓国が日本により占領されていたと韓国人は思っています」なのだそうで、まったくに史実と異なっている。
この事は、上記した以前の論考でも「シャルル・ド・ゴール亡命政府をパクった「上海臨時政府」」として指摘済だ。
判決文の判決理由なのだから、その判決に至る論理立てが書かれていなければ、それは判決文として成り立たない。
韓国「最高裁」の判決文で採用されている「論理」が、史実とは異なる韓国が創作したウリナラファンタジーの「歴史」に依拠しているのだから、成り立っていないのである。
その「成り立っていない判決文」を読んでいるのだから、苦痛を感じるのは当然の事である。
3つ目の「苦痛を感じた理由」は、各判事(大法官)の「個別意見」がダラダラと長過ぎだからだ。
韓国「最高裁」判決の仮訳は、PDFファイルで50頁あるが、判決理由が書かれているのは2頁から17頁中段までの16頁である。一方、各判事の「個別意見」が書かれているのは、17頁中段以降から第48頁迄の32頁である。個別意見の方が2倍もあるのである。
我国裁判の判決文にも傍論は書かれており、それを否定するものではない。
「何が、どの程度、その様に書かれているのか」が問題なのだが、韓国マスコミの記事と同様に「俺、知識あるから」と無駄に文章が長くなっているのとの特徴が出ており、また、記述されていることが結論と、どの様に関連してくるのかが曖昧模糊としている部分もあり、そういう点が苦痛であった。
勿論、なかには納得性がある記述もあるのだが、全体的には「長すぎる韓国紙の記事」と同等だと感じた次第である。
48頁と49頁にわたって記載がある13人の判事のうち、8人が何等かの個別意見を述べており、それが32頁もの文書量になっているのである。
当方が読んだのは、日本語仮訳であり、漢字かな交じり文であるのだが、原文は諺文であろうと想定されるので、これを全部カナ文字で読むとしたら、「論旨の把握」は、もっと難しくなると思われる。
元の判決文が、こんな感じなので、分かり難いと思うので、最後にこの判決での特徴的な部分・注意点を箇条書きにしておく。
1)韓国「最高裁」の判決文では、原告らのことを「徴用工」とは呼称しておらず、「強制動員被害者」としている。
↓
ここで、「そうか、徴用工じゃないんだ。その上での判決だったら安倍首相の「募集で来た」との指摘は的外れ」と考えた方は、既に「韓国側の設定」の術中に嵌っている。
募集で働きに来たのであるが、その労働環境がブラックだからとか、途中で徴用されたとかの「理由」で「「強制」動員」との言葉が入っているのである。
募集で超接半島から来た労働者は、普通は「出稼ぎ労働者」とか「本土渡航労働者」と呼称することが相応しいのに、「強制動員被害者」としている点が注意点である。
2)「未払賃金の請求」ではなく「慰謝料請求」だとしている。
↓
これは、「「未払賃金の請求」だと日韓基本条約・請求権協定と真っ向からバッティングするので、「慰藉料の請求権は日韓基本条約で解決していない」という理屈を以て、「日本有罪」をする為に仕掛けである。
また、「慰藉料を請求できる理由」などは、上記した様に、の労働環境がブラックだからとか、途中で徴用されたとかを「理由」として、それは「日本の不法で暴圧的な支配を受けていた状況」の具体例だとの「韓国側の設定」の上に築かれた「お話」である。
3)日韓基本条約条約・請求権協定で「総てが解決していない」との理屈を示している。
↓
要するに日韓基本条約・請求権協定を否定しなければ、韓国人原告の主張を退けざるを得ないからの後付け論法である。
日韓基本条約条約・請求権協定で「完全かつ最終的に解決されるもの」との合意内容に対して、半世紀が経過した現在、「○○は、日韓基本条約条約・請求権協定の範囲に入っていない」とする話を延々としているのである。
そして、その際の「理屈」が先に説明した、史実とは異なる韓国が創作したウリナラファンタジーの「歴史」に依拠するものである。
こんな、読むのに苦痛を感じる韓国「最高裁」の判決文など読む人は、「変人の類」であろう。(自虐)
一方、韓国マスコミや我国マスコミは「徴用工」との文言で、韓国「最高裁」の判決を報じており、同時に、我国企業が敗訴したことを報じているので、実際のところとは違う印象を持ってしまうリスクがある。
そういう状態で、わざわざ日本で、あんなパフォーマンスをしているのである。
幸にして、今の政権は、宮沢・河野洋平や自社野合の村山・河野洋平ではないので、韓国相手の対応を適切にしており、安心している。
しかし、国民側が、これをちゃんと理解した上で考えないと、3年後に安倍政権が満了して以降、あの「「従軍」慰安婦」による攻勢と同様の事が「徴用工」で再発しかねないと心配している。
新日鉄住金本社に訪問するパフォーマンスを報じる記事を見て、そんな事を考えた次第である。
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【文末脚注】
(*1):Yahooニュースのテレ朝news
テレ朝news 11/12(月) 10:30配信・最終更新:11/12(月) 12:29
見出し:◆元徴用工問題で原告側 新日鉄住金本社訪れ賠償要請
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20181112-00000012-ann-bus_all
記事:○戦時中に日本企業に強制労働させられたとする、いわゆる徴用工を巡る韓国最高裁の判決を受け、原告側の支援団体が東京の新日鉄住金本社を訪れて賠償命令に応じるよう求めました。
○原告側の通訳:「一日も早く、判決に従って新日鉄住金は(賠償命令を)履行してほしいと思います」
○韓国の最高裁は先月、新日鉄住金に対して元徴用工の4人に合わせて4000万円を支払うよう命じました。これに対し、日本政府は「1965年の日韓請求権協定で解決済みだ」として応じるべきではないとしています。原告側の弁護士や支援団体は12日午前に東京の新日鉄住金の本社を訪れ、賠償命令に応じるよう申し入れました。新日鉄住金は態度を明らかにせず、「適切に対応するとしか言えない」としています。
<引用終わり>
(*2):「韓国側がこの問題を重視していないということが見受けられる」との指摘は実に適切である。
2018/11/03投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感2
<日韓基本条約否定が韓国にとって致命的な痛手になることを韓国は分かっているのか?>
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1046.html
(*3):「韓国側から『お互いに知恵を出そう』という話があったが、百パーセント韓国側の責任において考えることだ」との発言は、韓国文化を踏まえたもので、実に適切である。
2018/11/12投稿:
「日韓断交」で韓国を楽な立場にしてあげたいのか?
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1051.html
(*4):安倍首相は、「徴用工ではなくて募集に応じた労働者」である旨を発言している事は実に適切である。
産経新聞 2018.11.1 11:26
見出し:◆元徴用工判決 首相「毅然と対応」 衆院予算委で
https://www.sankei.com/politics/news/181101/plt1811010006-n1.html
記事:○安倍晋三首相は1日午前の衆院予算委員会で、韓国の元徴用工をめぐる訴訟で韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた判決に関し「政府としては国際裁判も含めあらゆる選択肢を視野に入れて毅然(きぜん)として対応していく」と述べ、国際司法裁判所(ICJ)への提訴もあり得るとの考えを示した。
○首相は判決の原告4人が徴用ではなく募集に応じた労働者だったと説明した上で「この問題は1965(昭和40)年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決している。判決は国際法に照らせばあり得ない判断だ」と重ねて批判した。
○また、国際観艦式で韓国海軍から自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛を求められた問題や、韓国国会議員の竹島(島根県隠岐の島町)上陸を踏まえ「未来志向の日韓関係構築に向けて協力することを確認したにもかかわらず、逆行する動きが続いていることは大変遺憾だ」と重ねて懸念を示した。「困難な諸課題をマネージするには韓国側の尽力も必要不可欠だ」とも語り、韓国側の前向きな取り組みを求めた。自民党の岸田文雄政調会長への答弁。
○この日の衆院予算委は首相と全閣僚が出席し、北海道の地震などの災害復旧費を盛り込んだ平成30年度第1次補正予算案の基本的質疑を行った。午後は立憲民主党が片山さつき地方創生担当相ら新閣僚の「政治とカネ」疑惑を取り上げる。与野党は2日に基本的質疑と締めくくり質疑を行い、採決する日程で合意。補正予算案は同日中に衆院を通過する運びだ。
<引用終わり>
(*5):「2018.10.30新日鉄住金事件大法院判決(仮訳)」とのPDFファイル
http://justice.skr.jp/koreajudgements/12-5.pdf?fbclid=IwAR052r4iYHUgQAWcW0KM3amJrKH-QPEMrH5VihJP_NAJxTxWGw4PlQD01Jo
※参照サイトは、今回の韓国での判決を国際裁判所の場に持っていっても「日本が負ける」と称している弁護士のサイトだが、この仮訳しか見つけられていないので、紹介している。
【ご参考】
<日韓基本条約>
日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/A-S40-237.pdf
※大きなPDFファイル・スマホの方は要注意
<日韓請求権・経済協力協定>
財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/pdfs/A-S40-293_1.pdf
※大きなPDFファイル・スマホの方は要注意
(*6):「韓国側の設定」に関する以前の論考
2018/11/06投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感4(韓国側の設定)
<視点その4:韓国が対日外交で見せる異常さは、虚偽と捏造に塗れた「韓国側の設定」が影響しているのではないか?>
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1048.html
(*7):「小中華思想での日本差別」に関する以前の論考
2018/11/08投稿:
徴用工・韓国「最高裁」判決雑感5Final
http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-1049.html
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