最初に
- 2015/01/15
- 00:54
最初に
現行憲法について改憲論・護憲論・解釈変更論等様々な議論が聞こえてくる。
しかしながら、議論内容を聞くと首を傾げたくなる暴論や何処かで聞いた意見の引き写しにしか聞こえない議論が多々あり、けして実りある憲法議論をしていると言い難い状況だと感じている。
取り分け「護憲」をスローガンとしている側は護憲と言いながら9条温存だけに着目しており憲法の1~8条は疎かにするとの矛盾を放置していたり、「9条がなくなると戦争始まる・徴兵制が始まる」との事実に反する扇動的言説のみをふりまき、決して内容に入ることをしない。
一方、現行憲法の問題点を認識し改憲を望む側も内容未確認なまま帝国憲法への回帰や現行憲法の廃棄とのスローガンにのみ依拠した議論しか出来ていないレベルに留まっている。
我々は我が国の規範たる憲法が自由に読める環境にあり、言論の自由があるのに、まじめな憲法議論が出来ないでいる。
それは普通の一般国民のみならず、政治家に於いても大差ないものと感じている。
いくら我が国マスコミが偏向と「報道しない自由」なる歪んだ態度をとり続けていると言っても、そのことを以て我々自身の知的怠惰さは免責されない。
繰り返しになるが、憲法9条温存派は変更を望まないので内容議論に入ることを妨害することで改憲を阻止するとの手法をとっており、内容に踏み込むことはない。
方や改憲を望む側は改憲と言いながら内容にまでは踏み込まず、まして大日本帝国憲法や
日本国憲法を読んでいればあり得ない様な奇妙な言説を大声で偉そうに語る輩もいるのが現状である。
こんな議論態度ではかえって改憲を遠ざける危険性があり看過できないと感じている。
一方、自分自身について言えば、仕事に忙殺され、書籍購読や疑問点の調査分析レベルに留まっており、他者との議論の場への登場や情報発信はまったくやってこなかった。
情報発信をしてこなかったことは多くの一般国民に共通した現象であろうと思うが、外部要因が変化した現在、我々一般国民の改憲議論の質的向上が必要だとの認識に至ったので、
今般、拙いながらも一文発表することにした。
議論の一助となれば幸いである。
と同時に、事実提示以外には当方分析と論評も含まれているので、その部分についてのご意見あれば聞かせていただき度い。
聞く価値があると当方が判断したご意見には真摯に対応させていただくつもりである。
最後に、国会での改憲発議に対して賛否投票する立場の国会議員の皆様に於いては、有権者一般国民の議論に少しは耳を傾けていただき度くお願いするものである。
注:大日本帝国憲法及び日本国憲法の条文・文言は以下の資料から拝借している。
大日本帝国憲法:http://www.houko.com/00/FS_ON.HTM
日本国国憲法 :http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM
現行憲法について改憲論・護憲論・解釈変更論等様々な議論が聞こえてくる。
しかしながら、議論内容を聞くと首を傾げたくなる暴論や何処かで聞いた意見の引き写しにしか聞こえない議論が多々あり、けして実りある憲法議論をしていると言い難い状況だと感じている。
取り分け「護憲」をスローガンとしている側は護憲と言いながら9条温存だけに着目しており憲法の1~8条は疎かにするとの矛盾を放置していたり、「9条がなくなると戦争始まる・徴兵制が始まる」との事実に反する扇動的言説のみをふりまき、決して内容に入ることをしない。
一方、現行憲法の問題点を認識し改憲を望む側も内容未確認なまま帝国憲法への回帰や現行憲法の廃棄とのスローガンにのみ依拠した議論しか出来ていないレベルに留まっている。
我々は我が国の規範たる憲法が自由に読める環境にあり、言論の自由があるのに、まじめな憲法議論が出来ないでいる。
それは普通の一般国民のみならず、政治家に於いても大差ないものと感じている。
いくら我が国マスコミが偏向と「報道しない自由」なる歪んだ態度をとり続けていると言っても、そのことを以て我々自身の知的怠惰さは免責されない。
繰り返しになるが、憲法9条温存派は変更を望まないので内容議論に入ることを妨害することで改憲を阻止するとの手法をとっており、内容に踏み込むことはない。
方や改憲を望む側は改憲と言いながら内容にまでは踏み込まず、まして大日本帝国憲法や
日本国憲法を読んでいればあり得ない様な奇妙な言説を大声で偉そうに語る輩もいるのが現状である。
こんな議論態度ではかえって改憲を遠ざける危険性があり看過できないと感じている。
一方、自分自身について言えば、仕事に忙殺され、書籍購読や疑問点の調査分析レベルに留まっており、他者との議論の場への登場や情報発信はまったくやってこなかった。
情報発信をしてこなかったことは多くの一般国民に共通した現象であろうと思うが、外部要因が変化した現在、我々一般国民の改憲議論の質的向上が必要だとの認識に至ったので、
今般、拙いながらも一文発表することにした。
議論の一助となれば幸いである。
と同時に、事実提示以外には当方分析と論評も含まれているので、その部分についてのご意見あれば聞かせていただき度い。
聞く価値があると当方が判断したご意見には真摯に対応させていただくつもりである。
最後に、国会での改憲発議に対して賛否投票する立場の国会議員の皆様に於いては、有権者一般国民の議論に少しは耳を傾けていただき度くお願いするものである。
注:大日本帝国憲法及び日本国憲法の条文・文言は以下の資料から拝借している。
大日本帝国憲法:http://www.houko.com/00/FS_ON.HTM
日本国国憲法 :http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM
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