続・憲法1条に混入している共和制の罠
- 2017/02/28
- 21:03
続・憲法1条に混入している共和制の罠 副題:史実を時系列で確認しよう。以前投稿した、憲法第1条と第二条に関する矛盾・混乱に関して、同投稿のコメント欄にコメントをいただいた。感謝している。そのコメント及びそれに対する当方の返信は、以下URLの同投稿コメント欄をご覧いただくとして、コメント欄では提示省略した「現行憲法第1条の制定経緯」及び「そこから見えてくること」について論述する。2016/02/04投稿:【コラム】...
「国民の幸福」に軸足のない政治集団は不要
- 2017/02/27
- 20:36
「国民の幸福」に軸足のない政治集団は不要 副題:「国民主権」=主権3)の行使の際の国民の義務とは、投票する相手の政策実現性を自分で確認すること。「国民の幸福」を考えぬ単なる反体制がカタナカ表記「サヨク」最近の投稿記事が長いものばかりになっているので「読む気が失せる」と感じる方も多々いると思われるが、それら「長い投稿」は、一般的に流布されている認知とは違う視点を提示するものであり、その視点に「普通の...
2.26事件考6Final(考察編3)
- 2017/02/26
- 01:09
2.26事件考6Final(考察編3):統帥権干犯問題 副題:何故、青年将校達は決起したのか? それを蹶起趣意書を読み解き考察する。青年将校が考えていた天皇大権の僭窃・ロンドン軍縮条約=統帥権干犯は正しいのか?皇道派青年将校の考え方に基づき書かれた「蹶起趣意書」(*7)の中に出てくる「けしからん」と彼等が考えていた項目に統帥権干犯と天皇機関説がある。今回は、そのうちの統帥権干犯事件について考察しFinalとする...
2.26事件考5(考察編2)
- 2017/02/24
- 20:16
2.26事件考5(考察編2):時代背景・思想的背景 副題:何故、青年将校達は決起したのか? それを蹶起趣意書を読み解き考察する。青年将校が訴えた「君側の奸」の思想とは何か?Ⅲ:考察編2:青年将校達の思想背景を探る前回の考察で、蹶起趣意書には【「「奸臣」「君側の奸」を排除すれば世の中が良くなる」との論理を証明する記載はない。】旨を指摘し、【彼等にとって「「君側の奸」の排除」が事態好転には必須だとの論理展開...
2.26事件考4(考察編1)
- 2017/02/23
- 20:04
2.26事件考4(考察編1):決起の理由は何? 副題:2.26事件とは何か? 何故、青年将校達は決起したのか? それを蹶起趣意書を読み解き考察する。「2.26事件考」との題名で始めたのだが、実際に考察をするのは今回からである。1回目(事実確認編)、2回目(資料編1)、3回目(資料編2)では、主として、考察に必要な基礎的な情報を提示するものであったが、今回からは、それら資料他に基づき考察する。Ⅱ:考察編1:何故、...
2.26事件考3(資料編2)
- 2017/02/22
- 18:08
2.26事件考3(資料編2):告示・俸勅命令・「兵に告ぐ」・散布ビラ 副題:2.26事件とは何か? 何故、青年将校達は決起したのか? 青年将校達の行動に対して発せられた命令とは、当方による現代語訳を資料として提示する。注:青年将校側の言い分は(資料編1)にて資料1と2を収録してある。http://samrai308w.blog.fc2.com/blog-entry-610.html今回は、政府側が発した文章他の資料である。○資料3:「告示」(26日午後)<原...
2.26事件考2(資料編1)
- 2017/02/21
- 00:01
2.26事件考2(資料編1):青年将校側言い分・蹶起趣意書と要望事項 副題:2.26事件とは何か? 何故、青年将校達は決起したのか? 青年将校達の蹶起趣意書の当方による勝手な現代語訳を資料として提示する。○資料1:蹶起趣意書<原文>(改行及び段落番号を付したのは引用者である)蹶起趣意書①:謹んで惟るに我が神洲たる所以は万世一系たる天皇陛下御統帥の下に挙国一体生成化育を遂げ遂に八紘一宇を完うするの国体に存す。...
2.26事件考1(事実確認編)
- 2017/02/20
- 00:08
2.26事件考1(事実確認編) 副題:2.26事件とは何か? 何故、青年将校達は決起したのか?2月26日が近いので、2.26事件について、あらためて考えてみた。2.26事件に関しては、三島由紀夫の「憂國」等の文学作品のモチーフになる等、また、映画等で題材にされる等、イメージが先行していると考えられる。それはちょうど、「忠臣蔵」と同じ様な様相ではないかと考えている。江戸時代の史実である赤穂事件をモチーフにした歌舞伎の「...
続2677年vs169年(Part2)
- 2017/02/19
- 00:35
続2677年vs169年(Part2) 副題:言論の自由を守り、学問の自由を守る為には、政治的偏向は有害だ。前回Part1の続編である。前回紹介した様に、紀元前の昔に何があったのかは文献等で「確認」されるのだが、その文献を裏付ける遺構等が必ずしも存在しているとは限らない。そうであるにも関わらず、それを人々は信じ、その物語の哲学を正邪判断の基準や社会規範にしているのである。聖書キリスト教が西欧文明、スラブ文明、ラテンアメ...
2677年vs169年 Part1
- 2017/02/17
- 21:52
2677年vs169年 Part1 副題:言論の自由を守り、学問の自由を守る為には、政治的偏向は有害だ。先日の2月11日に投稿した建国記念日に関する記事(*1)の中で言及したこととは真逆なことを言っている「しんぶん赤旗」の記事を発見したので、それを題材にして、少々論評する。「しんぶん赤旗」とは共産党の機関紙であり、けして新聞ではない。尚、題材記事は、恣意的引用をしていない証拠として、本稿の最後に【題材引用】との表記...