6-6 第3章「国民の権利及び義務」その6
- 2015/02/27
- 03:49
6.帝国憲法と現行憲法の条文比較 その3 6-6 第3章「国民の権利及び義務」その6前回からの、帝国憲法には該当ない日本国憲法の条文についての論評の続きです。該当条文は前回の6-5の一覧をご参照ください。<分析・意見>7.最低限度の生活の保証第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 同第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進...
6-5 第3章「国民の権利及び義務」その5
- 2015/02/25
- 19:03
6.帝国憲法と現行憲法の条文比較 その3 6-5 第3章「国民の権利及び義務」その5今まで6-1から6-4までで帝国憲法と日本国憲法を対比して論評してきたが、帝国憲法には該当ない条文が日本国憲法には存在している。今回からは、今までの比較に登場しなかった日本国憲法の条文について論評する。<分析>先ずは、どの様な条文がここまで登場しなかたかを羅列する。第11条 国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられ...
6-4 第3章「国民の権利及び義務」その4
- 2015/02/25
- 18:56
6.帝国憲法と現行憲法の条文比較 その3 6-4 第3章「国民の権利及び義務」その4大日本帝国憲法第2章「臣民権利義務」と日本国憲法第3章「国民の権利及び義務」の比較の続きです。条文は6-1で明示しているので、必要あればそちらを参照願います。12.言論・著作・出版・集会・結社の自由帝国憲法第29条 日本臣民は法律の範囲内で言論・著作・出版・集会及び結社の自由を有する。 ↓第21条 集会,結社及び言論,...
6-3 第3章「国民の権利及び義務」その3
- 2015/02/23
- 18:32
6.帝国憲法と現行憲法の条文比較 その3 6-3 第3章「国民の権利及び義務」その3大日本帝国憲法第2章「臣民権利義務」と日本国憲法第3章「国民の権利及び義務」の比較の続きです。条文は6-1で明示しているので、必要あればそちらを参照願う。7.裁判を受ける権利帝国憲法第24条 日本臣民は法律に定められた裁判官による裁判を受ける権利を奪われる事はない。 ↓現行憲法第32条 何人も、裁判所において裁判を受け...
6-2 第3章「国民の権利及び義務」その2
- 2015/02/23
- 18:26
6.帝国憲法と現行憲法の条文比較 その3 6-2 第3章「国民の権利及び義務」その2大日本帝国憲法第2章「臣民権利義務」と日本国憲法第3章「国民の権利及び義務」の比較の続きです。<Fact>の条文明示は6-1にあるので、この章については以降対象条文を<分析・意見>の中で提示する方法とする。<分析・意見>3:兵役の義務帝国憲法第20条 日本臣民は法律の定めに従って兵役に就く義務を有する。 ↓現行憲法に該当...
【コラム】選挙権18歳化について
- 2015/02/22
- 14:04
【コラム】選挙権18歳化について日本国憲法第15条第3項には「公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。」とある。我が国では成人年齢を二十歳としていることから選挙権も二十歳になってからとの規定である。最近は、選挙権を18歳へと年齢引き下げるとの議論あるが、法規定の技術的問題から見れば、現行憲法15条を改正して18歳に引き下げるか、現行憲法の「成年者」の定義をしている別の法律を改正し「成年者=1...
6.帝国憲法と現行憲法の条文比較 その3 6-1 第3章「国民の権利及び義務」その1
- 2015/02/22
- 14:00
6.帝国憲法と現行憲法の条文比較 その3 6-1 第3章「国民の権利及び義務」その1大日本帝国憲法第2章「臣民権利義務」と日本国憲法第3章「国民の権利及び義務」の比較です。新しい章になりますので、表題数字も6.としました。題名は日本国憲法の章の名前を付しています。::::::::::長くなるが、先ずは条文を提示する。<Fact>---帝国憲法条文は読みやすい様に適宜、勝手な意訳をしている。<大日本帝国憲...
【コラム】在外邦人保護に反対してる人は鬼畜
- 2015/02/21
- 17:16
もう随分と昔になるが、イラン・イラク戦争でイラクに取り残され陸路クウェートに脱出した人と机を並べて仕事をしていた時期がある。また、イラン側にいてテヘラン脱出に苛々した別の方と話したこともある。今、これを書いているのはミャンマー国ヤンゴン市であるのだが、海外で仕事する日本人はけして少なくない。当方自身もそうだし、当方の父も仕事人生中通算で15年は海外赴任していた。イラン・イラク戦争勃発時のテヘラン空...
5-4 第2章「戦争の放棄」その4
- 2015/02/20
- 13:47
5.帝国憲法と現行憲法の条文比較 その2 5-4 第2章「戦争の放棄」その4<分析・意見>GHQは極めて短期間で「日本国憲法」の草案を書き、それを「基本理念」とする憲法を公布・発布させ占領基本法としたが、その要諦の1つである日本非武装化は朝鮮戦争勃発により、日本列島は地政学的に非武装など無理だとGHQ側が認識する事態となり、GHQの夢物語押し付けは破綻した。第一次世界大戦の休戦協定が1918年11月11日、その翌...
【コラム】マルクス曰く「すべてを疑え」、ならば・・・妄想www
- 2015/02/20
- 12:52
【コラム】マルクス曰く「すべてを疑え」、ならば・・・(妄想www)「すべてを疑え」とはカール・マルクスの言葉である。そしてレーニンは言っている「抽象的な真理など無い、真理は常に具体的である」「繰り返される虚構こそが、受け容れられる真実となる」と。敵方((笑)の思想的根本が言っている言葉を実践してみるのも一興であると考えた。レーニンの「繰り返される虚構こそが、受け容れられる真実となる」との言葉を裏返せ...